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客観に身を投じるならば・・・3(完結)
T.S 様
(わたしの伝えんがすることが伝わりますようにと、こゝろを込めて・・・)
これまた以前の記事
言い訳
にも
”わたしは あなた を批判しているのではないのよ。
人に人を裁けるわけがないじゃない?!
自分自身でさえも、裁いてはいけないのだから。
っと私は記していましたがこの時から、
人には人は裁けないし、また裁いてはいけないと私は思っています。
そして、人は自分でさえも、裁いてはいけないと
わたしのこゝろは叫んでいるのです。
客観に我、身を投じるならば、
客観という正義の剣を振りかざし、我は我に切りかかる
さにあらば、
客観という正義を纏って暴れる我をも、撲滅しなければならない
っと。
我の撲滅・・・
それは彼の撲滅であり、そこにあるのは 無 です。
わたしもそこへ陥りました。
それでは何処に?何に?
”わたし”を見いだせばいいのでしょうか?
わたしがひとつだけ断言できることは
心は”わたし”とは別物
であるということ。
そして、わたしなりにあちこちにぶつかってヨロヨロたどり着いた
場所を言葉にするとしたら、
我という存在は ”一瞬の裡にしか見いだせない”
ということでした。
そして
”一瞬”は、唯一瞬であり、それで充分である”
っと思っています。
わたしたちがここにこうして生まれてきて存在しているのは
大いなる力の意図によってであり、その意図とは
繋がりなさい 触れなさい ということなのだろう
っとわたしは想っています。
そのために 身体 を与えられてここにいるのではないか?
っと。
ただ、実際に繋がるか・触れられるか どうかは、宿命ではないか?
っと。
なぜならば、わたしの心がどう動こうとも、
それは、一瞬、一瞬の連続としての現象に添うものであったり、
まったく添えないもの
であったりもしますから。
もう一度繰り返し記しますが、
わたしたちがここにこうして生まれてきて存在しているのは
大いなる力の意図によってであり、その意図とは
繋がりなさい 触れなさい ということなのだろう
っとわたしは想っています。
そのために 身体 を与えられてここにいるのではないか?
っと。
そしてそのための 他、あなた、彼、彼女、人 ではないか?と。
そして 人との繋がり、人との触れ合いでありながらそれがまた、
わたしとの繋がりであり、わたしとの触れ合いであるならば
人を裁くことも、わたしを裁くことの意味も 雲散霧消 します。
なぜならば、
あなたが加害者のとき、わたしは加害者であり
あなたが被害者のとき、わたしは被害者である
からであります。
そこでは、
あなたが加害者のとき、わたしは被害者であり
あなたが被害者のとき、わたしは加害者である
ではないのです。
これを具体的な例で記すと、
例えばわたしがある日道を歩いていて、見知らぬ人にナイフで突然刺されて命を失ったとします。
それは、受け入れがたい、かなしい出来事でありますが、
それは、わたしの宿命であり、私をナイフで刺した人の宿命でしかなかった、ということです。
あなたが加害者のとき、わたしは加害者であり
あなたが被害者のとき、わたしは被害者である
刺されて殺されたのがわたし ならば わたしをナイフでさした者もわたし なのです。
これが 宿命(天命)
の 内容 です。
息子や愛する人がそういう事故に遭遇しても、それは変わらないのです。
しかし、心も、そして社会も、国も、世界もそれを許しはしないでしょう。
それを熟知していながらこのような 狂気の沙汰 を私は記しております。
私が申し上げたいのはただ、
真の我 は ただ その現象を 映しているだけ なのです。
決して関わることはない
っということなのです。
もしも、 あなたが、”客観に身を投じるならば・・・”
真の我 は ただ その現象を 映しているだけであり、
決して関わることはない
ここまで徹底しないことには、片手落ちになるのです。
そしてこれが、”形無きものへアクセスするための唯一の手段”であります。
・・・・・・・・・・・・・・
難しいことは蹴っ飛ばしてしまっても
一瞬の中に身を置くことで、既に大いなる力の御意志に添っている
とわたしはおもっています。
どんな状況、状態であれ、一瞬、一瞬に踏みとどまっていることを
大いなる力は、いつでも笑ってみていてくださるのだと。
そこに、裁きがあってはならない。
一瞬、一瞬こそが偶然であり、必然であり宿命であり、
いってしまえば、 一瞬こそが裁きであり
、
原因であり結果であり、
始まりであり、終わりであり・・・
それは唯、それだけであり、それだけで充分である
っと私は想っているのです。
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