Maryam's HP 日記

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Hiro Maryam

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はるゝかはりに

テーマ：短歌(1697)

カテゴリ：短歌・俳句如きもの

今年の春は雨が多い。

雨が多いのは乾燥気候のテヘランではありがたいことではあるけれど、

寒い....

挨拶回りを二日間したら、肩、膝、足首をやられた。

湿気と寒さは私の敵で、

痛くて痛くて真冬でも数回しか使わなかったホットカーペットをつけて、

毛布を纏って夕方から翌日の早朝まで、

冬眠し直す熊のように眠った。

春は来た

春は来たの？

おーい春!

泣いてばかりいないで

長閑な穏和な笑顔見せてくりゃ〜

っと空に拝む。

【こゝろ無き世を嘆くかこの空はゝる(晴る・春)ゝかはりにおもて(表・面)泣きはらし】

こころなきよをなげくかこのそらは

はるるかはりにおもてなきはらし

☆☆☆☆☆☆☆

無情な世を嘆いているのか、今年の空は、春らしく晴れる代わりに、表の、窓の外側の世界を、面(おもて)を泣きはらすように雨ばかり降っている。