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仕事が終わり、街を駅を歩いていると、急に身体が感覚が開かれるような感じを覚えた。少し目線を上げ、腕を上げ、髪をかき上げ、大きく歩く。なぜか視界は潤み、目の前の人混みではなく、その遠くを見はるかしていた。これからは感覚の海、感性の海を渡っていくのだ。そんな言葉がイメージが私に落ちてきた。理由や理屈や論理や善悪ではなく、感覚をフル回転させ、いいと感じるものを選び取っていく。身につけていく。呼吸していく。そんな自分へシフトしていくのだ。目の前は初めての、新しい、しかし日常の風景になる。見慣れた日常でも、この先何が起こるかわからない。それが人生であり、生きていることであり、不安や恐れさえも楽しみ味わえるように、心をオープンにする。そうして進んでいく。この海を渡っていく。
2008.07.23
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演劇学校の同期で、今は劇団員として舞台や声優で活躍しているSちゃんから、舞台のちらしデザインの依頼を受け、引き受けた。実験的な無料公演なので、ギャラは出ないけど、とても内容的に興味ある作品だし、難しい作品を舞台に上げようというSちゃんの熱意や心意気に共感した。7月16日(水)昨夜は会社から出ると、目の焦点が定まらずぼーっとするほど疲れ、夕食のときも寝てしまいそうなほどだったのに、夕食後、11時頃からちらしデザインに取り組み、気づくと朝4時になっていた。これまでお昼休みや通勤電車の中でアイディアを考えていてタイトルのフォントもいくつか候補を上げていたのを、実際Illustratorで組み上げていく作業をした。タイトルロゴのフォントを決め、アレンジし、ラインを引き、テキストを打ち込み、地図やダミーの画像を貼り込み、レイアウトを整える。ここでいったんこれまで描きこんでいったラインを捨て、再度シンプルなところに戻ってレイアウトを練り直す。オブジェクトの位置を数ピクセル動かすとか、ラインを1ピクセル細くするとか、細かいけれど気になるところを何度も何度も練り直してブラッシュアップする。少しずつ進退を繰り返しつつ、すっきりしたレイアウトにしていく。久々に夜明けまでデザインの仕事をし、夢中で作業をし、爽快感があった。ボランティアとは言え、興味深い内容の舞台のちらしデザインに打ち込めるのは、嬉しいことだ。仕事だけど遊び。遊びだけど仕事。7月18日(金)戦闘開始!へろへろ疲れてる場合じゃない。昨夜はモデルとなるHちゃんの写真を撮った。その写真を加工して原稿に配置したら、ずいぶん雰囲気が出て、あらためてあちこち直すべきところが出てきた。今夜、それをやる予定。そして依頼主のSちゃんと、データの受け渡しについてや、細かい情報や条件の確認をしつつ電話でいろいろ話した。芝居に打ち込むSちゃんと話すことによって、改めて刺激を受けた。どんな反応、評価が来るだろうか、そんな不安もわいてくるけど・・集中して、ただいいものを創るだけ。自分の力を出し切るだけ。手を抜かないでやれるところまでやるだけ。7月19日(土)ちらしデザインは煮詰まってしまった。ブラッシュアップを突き進めていくと、だんだん面白みのないもの、大人しいものになってしまう。今回は無料公演のため、簡易なコピー印刷になるので、その条件の縛りも多少はあるかもしれない。ポイントとなるモノクロ写真と印象的なキャッチコピー、ゆがんだタイトルロゴと象徴的なたくさんのライン、それらが1枚の紙面の中でなかなか納得いくように1つにならない。数日前から続いていた頭痛がさらにひどくなり、気持ちも沈んでしまった。Sちゃんと話をして、本当にいいものを創ろう!とさらに強く思ったのに。泣けてきた。Hちゃんに「そのデザインを見すぎたんだよ」と言われたのをきっかけに時間的にあまり余裕はなかったけれど、今日はいったん、デザインから離れることにした。午前中は家でのんびりし、午後は広春先生の個展を見に銀座へ出かけたりした。7月20日(日)すっかりリフレッシュして、あらためてデザインを冷静に眺める。そして、私なりにはイメージと象徴をこめたオブジェクトやラインたちを思い切ってすべて捨て去った。センターに置きたかったキャッチコピーは脇に寄せ、モノクロ写真をセンターに置いて、写真のインパクトに委ねてみることにした。力強い、目。これに賭けてみる。こうして非常にシンプルなちらしデザインが出来上がった。7月21日(月)本当は昨日で締め切りだったが、ぎりぎり稽古始め当日の今日、夕方Sちゃんと待ち合わせて手渡しすることにし、いったん出来上がった原稿を、午前中また手直しした。小さな文字用に使っていたフォントをやめ、よりシンプルなフォントに変えた。使いたいフォントより、コピーによるつぶれにくさのほうを重視した。恵比寿でSaitoさんのセッションを受けた後、夕方池袋駅でSちゃんと待ち合わせて原稿を手渡しした。後は演出家や出演者の判断にゆだねるのみ。どっと疲れが出た。7月22日(火)夜中に依頼主のSちゃんから電話があって起きた。一瞬不安になったが、ちらしデザインは演出家(イギリス人だったかな?)が気に入って下さったとのこと、ほっとした。写真が「Beautiful!」「目の力が強い」とほめられたらしくて、嬉しかった。上演時間の変更があり、それだけ訂正して郵送することになった。はあああ~~、心配してたけどOKが出てよかったーー!ほっとして気が抜け、合わせて10時間くらいこんこんと眠った。いつもながら、自分のセンスの無さに打ちのめされたりしながらのデザイン作業だったが、とりあえず無料公演用のコピーちらしとは言え、自分のイメージし、創ったものが数百の人の目に触れるのは嬉しく、わくわくすることだ。芝居からは足を洗ったけれど、こうしてデザインで関わらせてもらえるのは幸せなことだな。今回感じたこと、考えたこと、指摘されたこと、気づいたこと、それらをまた次回生かしていければいいなと思う。そして、今回の実験的な小さな公演も、認められれば劇団の有料公演として採用される可能性もあり、Sちゃんの目標はそこにある。それが実現すればいいなと切に願う。8月の公演が楽しみだ。
2008.07.22
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今日は3年前からブログで交流させていただいていて、私の敬愛しているM Saitoさんに初めてお会いしました!この2~3年、何度お誘い&誘われしてお互い行き違いになったことか・・・・Saitoさんの出版パーティ、ライブ、タンゴ、走墨作品展、ボルダリング、単純に食事さえも。7~8回くらいすれ違ってきたかもしれない。ダンス公演のニアミスもあったし。同じビルに通ってた時期もあったし。こんなに縁がつながりそうで、つながらないのも不思議なくらい。フリーの時間がまったく逆な生活だからしかたないとも言えるけど・・今回はロルファーであるSaitoさんがボディワークの枠を用意して下さり、Saitoさんの仕事場での初対面となりました~。わくわく。ネットで知り合った方と初めてお会いするときはいつも緊張してしまうのですが、Saitoさんに対してはあまり緊張しませんでした。なぜなら親和することはわかりきっていたから(と、勝手に思い込んでます(^^ゞ)。それともブログの写真で、お顔と雰囲気を拝見しているからかな?Saitoさんは、小柄で、かわいらしい方でした。(こんな華奢な身体に、あの明晰な頭脳と闘志あふれる精神力を秘めているんですね!!)親しみやすく、話しやすく、それでいて非常にデリケートな感じを受けました。そしてとてもプロという感じがしました。ボディワークのセッションは、初めて受けました。自覚していること、自覚していないこと、いろいろ指摘を受けてそのたびに深く納得。さまざまな、しかも微細な動きや感覚の観察などはやったことのない種類のものばかりでした。インナーマッスルを使って腕をゆっくり伸ばしていく動きだけは、思わず「バレエみたい!」と言い、形は違うけれどバレエでこの動きをいつもやっていたんだな、と逆輸入のように思い至ったりして、新鮮に感じました。これをやった後は、なんだか腕が長くなったような気がして、ふとブッダの32相のひとつ、「身体を曲げなくても腕が膝につく(ほど長い)」状態なんて変なことを思い出したりして・・・。Saitoさんから、嬉しい、勇気を与えられることを言ってもらいました!1つは、私がコンプレックスを持っている"感覚"について、鋭いほうだということ、もう1つは、本当に実現したらいいなあと思うことで、ここではナイショにしておきます。とてもとても嬉しくて、勝手に興奮して、ベッドをばんばん叩いてましたね(笑)お行儀悪くてスミマセン・・・セッションを終え、帰り道は身体がほわーっとしてました。伸ばしたり緩めたり、私の身体にはそれらが必要だと改めて感じました。しばらくやれていないダンスもまたやろう!と思いました。Saitoさんとお会いでき、とても前向きな力をいただいて本当に嬉しい午後でした!ありがとうございました。今度じっくり語りましょうね♪まだ隠し玉(?!)がありますんで(^▽^;)
2008.07.21
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先日友人のGと、キリスト教、仏教、古代ギリシャ・ローマ時代の思想などを比較して話をしてから、思い立ってまた仏教の本を読み始めた。昨年末に購入してからそのままになっていた「スッタニパータ」。原始仏教に一番近い、シンプルな言葉でブッダの言葉を伝えている書物。その中の「犀の角のようにただ独り歩め」、この言葉がつきささる。仏教の厳しさ、ある意味"救われなさ"は、私に心地いい。ひとり、立つことが何故こんなにも困難なものなのか。私は自分の心が欲するものに対してさえ、ひとり立てていない。情けない。悔しい。どこへ行けばいいか何も見えていない。本来の希みから遠ざかってしまって。どうしたらいいのか。このまま進めなくなってしまうのではないかという恐怖。楽なほうへ流れていく自分。食い止め、いい流れのほうにのせなければ。
2008.07.02
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