マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.12.04
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テーマ: ニュース(99895)
 12月4日火曜日。今日は衆議院議員選挙公示の日。今月16日の投票日まで、いよいよ激しい戦いが始まることになる。3年間続いた民主党への評価が下される今回の選挙。主な争点は原発への対応、TPPへの対応、景気回復への対応、税の在り方などのようだが、本当にそれだけなのだろうか。



 地震国日本には活断層も多い。だが、その活断層の存在が分かったのは、比較的新しい時期。多くの原発施設が作られた頃はまだ知られてなかったはず。そうは言っても、原発の場合は使用済みの核燃料の始末が大変なのが事実。それらのことが疎かにされていたように思う。原発の安全神話に関しては、時の政府と共に学界やマスコミの責任も大きいのではないか。

 TPPに加盟すれば、経済だけでなく色んなことにも規制が及ぶようだが、日本が生き延びるためにどうあるべきか良く考える必要がある。TPPがなくても、一国ずつ互恵関係を重ねれば済むかも知れないが、加盟に関して検討するくらいは良いと思う。問題点が何かを知らずに大騒ぎしても仕方がないからだ。そして、国民が今の暮らしをどう思っているかが大事。有り余る物資と訣別するくらいの覚悟があるのかどうか。

 景気浮揚も何とかして欲しい。と言うより、若者の仕事を何とか増やして欲しい。今や正業に就けない若者がかなりの数に達していると聞く。年金もそうだが、将来に望みのない若者は結婚が出来ない。結婚が出来なければ、当然生まれて来る子供の数は減り、年金制度を支えられなくなる。老人ばかりが目立つようでは日本の再生はとても無理だ。

 震災からの復興もスピードが遅い。未曽有の災害のため、地元の業者も資材も手一杯。復興関係予算をそれ以外に使うことへの非難が強かったが、あれは民自公3党の合意で行ったもの。そして日頃の予算不足に悩む官庁ならどこも考えること。今回の笹子トンネルの事故でも分かるように、予算不足で補修工事が追い着かないのが現状なのだ。

 国民はマスコミの扇動に乗ってはいけない。じっくりと各政党の主張を聞き、本当に国民の生活に役立つ候補者を選んで欲しいと思う。今の政治は「人気取り」ばかり。政党をそうさせたのも、マスコミと国民の責任だと思う。甘いことばかりでなく、将来のために、時には苦しみを分かち合うことも必要だと思う。

 選挙対策での集散離合が目立つ政党。選挙に勝つためだけに、どの党が有利か右往左往する候補者。それらに国民のことを思う気持ちがどれだけあるのだろう。政治や民主主義は育てることが大切だし、じっと耐えることも時には必要だと思う。ともあれ選挙期間はわずか12日間しかない。国民は16日にどんな審判を下すか、じっと見守りたいと思う。





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Last updated  2012.12.04 05:59:17
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