マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.10.07
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<初冠雪のニュースなど>



 何日か前に寒気団が南下した折、東北の山々に雪が降った。例年よりも3週間ほど早い雪の便りだったとか。仙台でもその前夜から足が冷え込み、翌日は蔵王山頂に雪が積もったと聞いた。だが市内の気象台からは曇っていて確認出来ず、初冠雪とは認められなかった由。寒くてもまだ10月初旬。ここでコタツを出すわけには行かない。服装の調節と暖かい飲み物で頑張っている私だ。



 折も折、アメリカから驚愕すべきニュースが飛び込んで来た。男がホテルの36階から、400m先のイベント会場に向けて銃を乱射し、60名近い死者と500名近い負傷者を出したとのこと。銃は連射出来るよう加工され、ホテルと自宅には合計40丁もの銃があった由。ISの発表とは異なり、政治的な背景は無さそうだが、男は犯行当日8時間もギャンブルに興じていたそうだ。銃社会の怖さを感じる。



 連日TVの報道番組が喧しい。衆議院議員選挙報道が過熱気味だ。中でも小池東京都知事の動向がヒートアップ。公示日を目前にして、政治評論家の論評にも変化が見られる。これまで「作戦」の中心だった若狭衆院議員のやり方に業を煮やして知事が「希望の党」の代表となり、最前線に躍り出たのだ。そして矢継ぎ早に色んな手を打ったようだ。



 先ず民進党を分解させ大部分を希望の党に吸収した。政策上の「踏み絵」を踏ませてのことだ。維新の会とは選挙協力の合意を交わし、公明党とは同党支持の女性副知事を誕生させて、悪化した関係を修復した。日本のこころからは前代表を取り込み、共産党、社民党とはすっぱり手を切って旗色を明確にした。そして自民党の石破氏を首班に推すため、密かに離党を勧めたとも言われている。



 ところがその足許から思わぬ綻びが生じた。都民ファーストの音喜多都議と上田都議の離党。理由は知事が国政に打って出たことや自論の情報公開を守らないことなどだ。グループの人事は数人で密かに行い、政務活動費のピンハネやパーティー券販売の強要も。2人は今後都政改革に全力を尽くすと宣言。ファーストペンギンとして同知事を助けた2人の主張は、ごく正論だと思う。

 自民党の女性閣僚は、小池氏を「女性ヒットラー」と評した。若狭議員には「TVに出るな」と厳命したようだから、彼女は笑顔のヒットラーなのかも知れない。さる評論家の「策士策に溺れる」の言葉が印象的。都の改革はほとんど果たさないまま国政に血眼になるとは、一体どんな神経なのだろう。「風」に惑わされ易い特性の国民に10月10日の公示日が近づく。



 さて日本ハムの大谷投手が、ピッチャーで4番と言う試合を先日観た。確か3-0の完封で勝利し、ヒットも放ったはず。今シーズン後、彼はポスティングシステムで大リーグに行く予定。投球時のスピードは165kmを超え、ホームランを多発するあの傑物を国内でもう見られなくなるのは淋しい。一方早実の清宮選手や広陵の中村捕手がプロ入り宣言をした。これらの若者が今後どう化けるかも楽しみだ。



 今年の秋は淋しかった。ノーベル賞の受賞者に日本人の名が挙がらなかったからだ。医学・生理学賞、物理学賞、化学賞、全部外れた。で、春樹ストが期待する文学賞はどうかと思ったら、意外な名前が告げられた。日系イギリス人のカズオ・イシグロ氏がその人。長崎県出身で5歳の時に両親と共に英国に渡り、そのまま帰化した人気小説家なのだとか。多様な表現の基底には日本人の感性が潜む由。

 また昨夜は平和賞の発表があった。受賞対象はICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)で、国際的な反核キャンペーンの集合体だそうだ。日本の被爆者団体も関係してる由。広島、長崎の関係者の歓びはいかばかりだろう。特に長崎は二重の歓びだ。今回の受賞は北朝鮮に対する警告でもある。ともあれ目出度い。暗いニュースが多い中で、一際明るいニュースだった。





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Last updated  2017.10.07 00:00:26
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