マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.12.29
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~大相撲界の暴力問題について思う~

  日本相撲協会の紋  

 このブログは予約機能を使って書いている。書こうとしているのは大相撲で起きた暴力事件のこと。12月28日に日本相撲協会の理事会などが開催され、貴乃花親方への処分が話し合われるようだが、その以前に書いているため結果は分からない。このままで公開するか、結果を見て訂正するか、このまま公開した後で別に続編を書くか決めないでいる。多分私の考えとは違った処断になるとは思うのだが。

 八角理事長

 暴力事件の判明後、この人の判断は正しかったのだろうか。元日馬富士は所属する部屋の親方に、暴力沙汰を起こしたことを伝えなかったし、居合わせた白鵬、鶴竜、照ノ富士、そして被害者の貴ノ岩さえも所属部屋の親方に真相を伝えることはしなかった。唯一石浦だけは鳥取城北高校校長で相撲部監督である父親に伝えたはずだ。もしそうでなければ翌日に貴ノ岩が日馬富士に謝罪し、「手打ち」などしなかったはずだ。

 事件後、理事長は理事会への速やかな報告はしなかった。そして調査半ばであるにも関わらず、2つ目の診断書を書いた医師の意見を公表した。「相撲を取るには差し支えない」と言ったあれだ。全くとんでもない話で、印象操作と疑われても仕方がない行動だと思う。本当に医師自身の話か、理事長側の希望的観測が含まれているか分からないためだ。

 それに貴乃花親方が巡業部長なら、12月の巡業には参加したくないとか主張した白鵬に対して、協会としての明確な抑制はしなかった。普通なら力士として許される発言ではないのに、「力士会を通じて意見を出せ」とは論外。筋が違うだろと言いたい。

 それより何より今回の暴力事件の裏にあるのは、モンゴル勢の「つるみ」であり、それが八百長の温床になり兼ねないと言う当然の危惧なのだ。現にここ数年間はモンゴル勢で優勝を分け合っている。それが裏取引無しで貴ノ岩が白鵬を本場所で破り、その結果稀勢の里の優勝と日本人横綱の誕生に繋がったのだろう。

       高野危機管理委員長  

 この人は危機管理委員会の高野委員長。どこかの高検の最高責任者を務めた人らしい。会議の席で報道陣を前に、貴乃花親方が主張する「捜査が済むまでは協会の事情聴取に応じられない」との発言に異論を唱え、その場で鳥取県警に電話した張本人だ。普通そんなことをするだろうか。これも貴乃花を悪者にするための印象操作としか思えないのだ。それも協会側に立つ一方的な論理の元に。

 彼の考え方に異論を唱えているのが、その前任者だった宗像弁護士。彼もある高検の長だったが、貴乃花親方はいわば「内部告発者」の立場にあり、それによって不利益を被るのは論外と論評していた。

  池坊評議委員会議長

 この人は公明党選出の国会議員で、元文科省の副大臣を務めたことがある。今回の事件については、「貴乃花親方が早めに協力したら理事会でも進めようがあった」とぶった。まだ鳥取県警が捜査中なのに、理事会は果たして一体何を進められたのかが疑問。

 さらに「八角理事長を中心に、会員は一致協力して進めるべき」云々の発言も不可解。現体制の方針が曖昧だからこそモンゴル力士会の暗躍が許され、白鵬の万歳事件や不規則発言に繋がったと私は思うのだが。そして議長の役職は、外部の人間として客観的に問題点を捉えることにあるのだが、一方に偏るのは果たしていかがなものだろう。

 ここまで書いてきて、やはり1回では書き切れないと悟った。もう少々お付き合いいただけたら嬉しい。<続く>





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Last updated  2017.12.29 09:39:46
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