マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.07.10
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テーマ: 世界への旅(288)
カテゴリ: 旅、温泉
<中国とはいかなる国家か>



 久しく途絶えていたこのシリーズを再開した。理由は撮った写真がPCに取り込めないため。恐らく画像の容量が大きくなり過ぎたのだろうと判断し、出来るだけ写真を使おうと言う魂胆。しかし今年の1月初旬に行った大連と旅順への旅。あの頃既に中国内では新型コロナウイルスが蔓延し、感染者が大勢いたのは間違いない。良くも無事帰国出来たものと、今さらながら胸を撫でおろしている。



 今日は大連のホテルで観た中国国営放送TVの画面をカット代わりに使用しつつ、私の感想を述べたい。新型コロナウイルス感染症は、その後の情報を読み解くと昨年9月ごろには武漢市で発生したようだ。同市内の2つの大病院の駐車場が連日異常なほどの車で溢れ返ったことが衛星写真の分析で判明している。中国政府は12月末に発症したと言っているが多分そうではないのだろう。



 その間に中国が何をしていたかと言うと、マスクや防御服などを買い占めて準備していたのだろうと言われる。そして武漢に仮の収容所を大至急建造して感染者を閉じ込め、武漢を封鎖した。それが今年の1月以降で、そのおかげで私は無事帰国出来たのかも知れない。だが中国政府はこのことをひた隠しし、WHOへの報告も遅れた。その間に春節の休暇を取った中国人がイタリアなど各地へと出国、旅行した。



 大型クルーザーが停泊した横浜港では大変な騒動になった。何と正体不明の新型コロナウイルスに感染した旅行客が千名近くが急遽押し寄せたのだ。この未曽有の事態に自衛隊は果敢かつ完璧に対処した。陽性と陰性の乗客の区分。陽性者の医療機関への輸送。乗員の隔離と動線の完全な区分。防護服不足をカバーする臨時の感染対策。乗客からは数十名のり患者が出たが、対応した千名を超える自衛隊員からは1人の感染者を出さなかった。



 しかし何という国だろう中国は。自らの不始末が他国での大量の患者発生につながった。服飾産業で中国人が多く滞在するイタリア北部のミラノ周辺。一帯一路で経済的なつながりのあったスペインやドイツ。そして大勢の中国人観光客が押し寄せたフランス。それらの国の発症者と死者数は膨大で、ついには都市のロックアウトと言う強硬措置も取られた。それで何とか感染を防ごうとしたのだ。

  重慶北駅   

 だが、WHOの対応も酷かった。世界への警告が遅れたのは、事務局長が中国から経済援助を受けていたエチオピア人で、彼は医師でなくてWHO事務局長になった初めての人。元はエチオピアの外務大臣を務めた。そのことが恩義ある中国発祥の新型コロナに関する世界への警告が遅れた大きな理由と騒がれ、否定していた彼も後にその一部を認めざるを得なかった。その情報操作が、世界を混乱に陥れた。



 しかし新型コロナウイルスの発生源は未だに謎のままなのだ。武漢の生鮮市場とも言われたが、これは後に否定された。市場で「コウモリ」や「センザンコウ」の肉が売られた形跡はなかった。次に疑惑の的となったのが2つのウイルス研究所。中国は否定したが、危険なウイルスの管理が杜撰だったのは明白だ。だが真相は謎のまま。その間ヨーロッパの新型コロナはアメリカ大陸へと向かった。



 何せヨーロッパとアメリカ間の人の移動は大量でほぼ自由なのだ。そのために経済が回り、物資が輸送される。だが大量のり患者が出ると、各国は自由な人の往来に待ったをかける。特に患者数が多い国からの渡航は禁止する措置。そうして国家間の封鎖と防御策は拡大し、経済が急速に冷え切って行った。それだけではない。感染者と死者が急速に増えた。新たなウイルスに対応する術がない。何せ各国とも「未知との遭遇」なのだから。<続く>





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Last updated  2020.07.10 18:43:26
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