マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.03.02
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~世界のロシア包囲網強まる~ 

 (注)画像の無断使用をお許し願います。「ウイルス追跡」の危険を恐れ、「素材」を自分のデジカメで撮影したものを転載しています。

  軍への入隊手続きに並ぶウクライナ国民

 プーチンが火を点けた「ウクライナ侵攻」の暴挙。国を挙げて戦っているウクライナの窮状を知った世界の国々は、ウクライナ支援とロシアへの制裁に乗り出した。世界史を書き換えかねない危機。事態は刻々と変化し、ブロガーを戸惑わせる。それでも関連するニュースを丹念に拾い集め、私なりの認識を記したいと思う。

  プーチン(左)とルカシェンコ(右)

 プーチンは何を思ったか「戦略核」の準備を軍に命じた。ロシアに進撃基地を提供したベラルーシのルカシェンコ大統領は自国にロシアの核施設を置くため、かつ自らの任期を延ばすため急遽憲法を改正した。また、ベラルーシ軍によるウクライナへの侵攻にも同意したようだ。何という危険な思想だろう。世界は一斉にロシアとベラルーシに対する制裁へ動き始めた。



 2月28日深夜。ベラルーシの一地方で、ロシア代表とウクライナ代表による停戦交渉が始まった。ウクライナの非武装化と中立化を主張するロシアに対して、ウクライナは拒否して物別れに終わった。次回は数日後ポーランドのウクライナ寄りの地区での開催が決定。ロシアに停戦する意思はない。初めから前提が違っているのだ。ウクライナ政府幹部の暗殺が心配されたが、ロシア代表の補佐官は「文化担当」で、弱弱しい人物だった。



 欧米各国によるウクライナへの武器供与が明確になった。字が潰れて分かり難いが、ロシアにとっては脅威になる内容。トルコも軍事用ドローンの提供を申し出ている。問題はそれらの大量の武器を、どのような方法でウクライナ国内に輸送するかだが、何らかの方策を考え出すことだろう。業を煮やしたプーチンは援軍の増員と、暗殺部隊400名のキエフへの潜入を命令したようだ。



 SWIFTからのロシアの主要銀行の締め出しが決定し、早速ロシアルーブルが急降下。アメリカの中央銀行に当たるFRBがロシア国立銀行との取引を中止した。EUはロシア航空機の域内航行の禁止を通告した。スイスもプーチンとラブロフ外相の資産を凍結し、ロシア機を領空から閉鎖した。ロシア国民は情報統制されて、ウクライナへの侵攻もロシアへの制裁も知らされていない。恐るべき独裁体制だ。



 イギリスの石油大手「シェル」はロシアのサハリン(樺太)で展開してる石油掘削事業、及び他のプロジェクトからの撤退を表明した。ノルウェーの石油大手もロシア関連資産を売却し、合弁事業からの撤退を表明。フランスの元首相、フィンランドの元首相、オーストリアの元首相、イタリアの元首相らがロシア企業の役員を辞任した。日本もロシア及びベラルーシに対する制裁を明言した。



 この2人は「北京冬季五輪」での会合などを通じて協議し、習近平はロシアの方針を支持。ヨーロッパが受け入れ停止を決めた天然ガスの大量購入と小麦の大量購入を約束した。窮地に陥ったロシアを救助するのが目的。いずれはロシアに助けてもらえると考えているのだろう。北朝鮮はこの混乱に乗じてミサイルを発射した。今ロシア、中国、北朝鮮、ベラルーシが「悪の枢軸国」として連帯するようだ。





 IOCは全ての競技団体に対して、ロシアを追放するよう勧告した。ようやくバッハ会長も目が覚めたか。ロシア国内では通貨ルーブルの急激な低下によるインフレが発生。ルーブルとロシア国債を買い支えようとしても外貨が不足、海外資産も持ち出せない状況だ。ロシア国民は預金を引き出すためにATMに並んでも、お金は出て来ない。本来なら今後急速にプーチン批判が高まるはずなのだが。



 国連では特別緊急会議が開催されている。議長はロシアに対してウクライナ侵攻を非難し、ケニアの国連大使は、堂々とロシアを非難した。今後ロシアに対する「非難決議」が採択されるまで、数日間討議が行われる模様。アメリカはロシアの国連代表部職員12名に対し、「好ましからざる人物」として8日以内に国外に出るよう宣言した。どうやら身分を利用して工作活動を行っていた模様。



 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は、正式にEU加盟申請書にサインした。ロシアとの停戦協議」を全く信用していない。この現状を、プーチンはどう認識しているのだろう。国民の支持率はガタ落ちだが権力で制圧し、世界を「核」で脅し続けるのだろうか。400人の暗殺団を送られたゼレンスキー大統領の生命が懸念される。プーチンは何と言う卑怯者。そんな男に「正義」を語る資格などない。

  キエフに向かうロシア軍戦車の隊列

 人工衛星から観た画像(CNN)。首都キエフに向かって約60km続くロシア軍の車両。だがウクライナ軍の抵抗で燃料や食料の補給が出来ず、士気が下がり逃亡する兵士も出ているようだ。ロシア兵はプーチンの「真の目的」を知らさせずに前線に送り出され、現状に違和感を抱いているようだ。兵力では圧倒的に不利なウクライナ軍が善戦してる理由が分かる。この混乱はいつまで続くのだろうか。狂った独裁者ほど危険なものはない。<続く>





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Last updated  2022.03.02 06:56:42
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