マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.03.06
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 畑から大根を掘り出し、やせた白菜を収穫し、雑草を抜き、キャベツに追肥。晴れた日は布団を干し、洗濯機を回し、時々おかずを作る。2月24日にロシアがウクライナに攻め入ってから10日になる。世界はその凶暴性に驚いて国連で非難決議をし、義援金や兵器などを送り、経済制裁を課すなどあらゆる手を使ってロシアの攻撃を停めようと必死だ。だが狂ったプーチンの行動はエスカレートする一方。

     ザポロジエ原発へのロシアの攻撃  

 ロシアつがいに原発への攻撃を始めた。欧州でも最大規模の6基を持つサポロジエ原発。幸いにも消火されたが、ロシア軍が制圧中。運転を誤ると大事故の原因となる。爆発すればチェルノブイリの10倍の規模でロシアを含むヨーロッパ全体に被害が及ぶ。ここの原発でウクライナの20%分の電力を供給している由。だがロシアはウクライナの破壊工作と言い逃れしている。<写真はBSTBS報道1930より借用。以下特に注記したもの以外は同様>

  キエフに向かうロシア軍の隊列(アメリカの民間衛星写真)

 2回目の「停戦会議」で「人道回廊」の設置が決まった。だがロシアはこの設置後数日間で国外に脱出しない人は敵と見なし、「爆撃」の対象とするようだ。文字通り「ジェノサイド」になるだろう。60km以上に及ぶロシアの隊列は、ウクライナの攻撃、燃料不足、雪解けにより身動きが取れず、アメリカはここ6日間動いておらず、国境に集結したロシア軍の9割がウクライナに侵入したと分析している模様。

      ロシア軍の装甲車   

 国連の難民高等弁務官事務所によれば、ウクライナから国外に脱出した難民は120万人に達した。この週末に3回目の「停戦会議」が開かれる予定だが、プーチンは一切妥協案を示さず、彼が主張する停戦の条件は「全面降伏」に等しい。ゼレンスキー大統領とウクライナ国民の安全を切に祈るばかりだ。



 これはプーチンの主張で、狂っているとしか思えない内容だ。つまりロシアが攻撃したのはヨーロッパ側の責任で、核兵器の使用も辞さないと主張してるのと一緒。「ロシアのない世界など、なぜ必要なのか」この主張が彼の狂気を物語っている。これが脅しで済めば良いが、「北海」に小規模の核ミサイルを発射する可能性があると識者の言。今ロ軍の原発攻撃に対しては、あの中国も懸念を表明したようだ。



 リチャード・バロンズ氏は英国軍の元将校で、NATO軍の副将を務めた人。ロシア軍の原発攻撃などの行動を見て、ヨーロッパ全体が危険な状況下に置かれたと認識しているようだ。プーチンの予測不能の狂気。ヨーロッパの安全保障が新たな段階に入ったと危惧している。側近に彼を制止出来る人物がいないことも強い懸念材料だ。

 もし戦略核が使われた場合。放出する「電子パルス」が、広範囲の電子機器(電気・電子)を破壊し、恐らくヨーロッパ中に影響が及ぶと専門家。



 これはウクライナ空軍将校のフェイスブックへの投稿をTBSが編集したもの。ウクライナ軍は意気軒昂だ。オレンジ革命以降のウクライナは、常にロシアとの緊張関係の中にあった。ロシアが何かと言いがかりをつけて軍事介入をして来たのだ。その結果がクリミア半島の併合であり、今回のウクライナ東部ドネツク州などの併合。プーチンの歴史観にも基づく一方的な侵略行為。全て国際法違反の蛮行だ。



 youtubeに載った「プーチンの懸賞金」広告。載せたのは元ロシアの資産家で、現在はアメリカ在住の人。プーチンを殺すか逮捕した者に100万ドル(1億1千500万円)提供するとある。アメリカはつい最近ロシアの資産家グループ「オルガルヒ」とその家族の資産凍結を表明した。莫大な資金でプーチンを支えて来た彼らも、今回の強力な経済制裁で、専制政治体制に危機感を感じ始めたようだ。





 一方タイムズ社(英)によれば、ウクライナのゼレンスキー大統領もこの1週間に3度暗殺されかかり、双方に負傷者が出たが大統領は助かった由。狙ったのは「プーチンの料理人」ことブリゴシン(右)が経営する民間軍事会社の民兵。またチェチェンの特殊部隊による暗殺計画については、プーチン体制に不満を持つロシア報機関関係者がウクライナ側に通報したようだ。

  世界からウクライナに集まった義勇軍(AP)

 ウクライナが募集した義勇軍に1万6千人が応募。条件は元軍人であること。日本人60名の希望者は、日本政府が駐日ウクライナ大使館に削除を要請した。国内法で日本人の参加は許されない。ただし自衛隊装備品の防弾チョッキ、ヘルメット、テント、携行食料品などをウクライナに提供するため、自衛隊機がポーランドへ輸送する予定。日本も変わった。北京冬季パラリンピックでは女子スキーの村岡桃佳選手が金メダルを取った。<続く>






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Last updated  2022.03.06 00:00:11
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