マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.03.30
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~残酷な罠~



 区の施設からハガキが届いた。来年度の「俳句教室」当選の返事だ。コロナが終息し出したことと、講師の体調が講義に耐えられると言うことだろう。私は今年度で5年目に入る。ウクライナ戦争が始まって以降、どうしても句を詠む気持ちになれなかったが、思い直して休会になった3月の宿題「紅梅や」に手をつけてみた。

          紅梅や戦火止まざる国ありと

     停戦交渉再開へ   

 3月28日(月)のBS-TBS報道1930を観た。資料や写真はそこから借用させていただいた。今回の停戦交渉はトルコ大統領の肝いりで実現したもので、イスタンブールにおいて対面で行われるとされる。交渉の内容は16項目あるとされている。そのうちの2項目が上図だが、両国の言い分にはかなりの開きがありそうだ。まだ戦争中で、ロシアは何とか自国の影響が及ぶ範囲を拡大しようとし、ウクライナは自国領の割譲を基本的に認めていない。



 今懸念されているのがロシアが生物兵器や化学兵器を使用する危険性だ。上は両兵器の具体的な内容。



 化学兵器使用に関するイギリス情報部の見解(左)とそれに対するロシアの見解(偽旗作戦)。ウクライナには生物兵器も化学兵器も存在しないが、ロシアには存在の可能性がある。ロシア派化学兵器禁止条例を批准した後も、保存している疑いがある。



 これはシリア内戦でロシアの化学兵器使用が疑われる事項。2013年のグータ地区ではサリンの使用が、2016年のアレッポ地区では塩素ガスが使用されたとされる。右はサリンによる被害者。ロケット弾で打ち込まれたサリンで350人以上が死亡し、3千人以上の負傷者を出したと言われる。「オウム真理教」によるサリン事件が思い出される。サリンは殺人以外に使い道のない猛毒だ。



 上はかつてロシア政府が公開した化学兵器対応部隊のプロモーションビデオの映像。



 ロシア軍化学兵器対応部隊の実態。



 化学兵器禁止条約には「防護研究」と言う例外規定がある。いわば抜け道だ。そしてロシアにおいては過去に自国内で使用例があるのが怖いところ。プーチンが盛んに「ウクライナにはアメリカと共同で開発した生物化学兵器がある」と主張するのは、ロシアが使用する口実の「偽旗作戦」。そしてKGB出身のプーチンは政権反対者をこれまで何人も毒物などで殺害して来た。こんな危険なロシアが要求する「停戦条件」は何なのか。今後の交渉に注目だ。





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Last updated  2022.03.30 00:00:11
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