マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.04.19
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~身勝手な言い分~



 この人がかなり怒っているみたいだ。理由は簡単。自分が起こした「特別軍事作戦」が思うように行かないからだ。あのねえプーチンさん。自分が戦争を仕掛けておいて、旗色が悪くなったから怒るのは、なんか違うんじゃないの。って、そう思うよねフツーの人なら。でも情報が完全に統制されているあの国や、C国、北の将軍様の国じゃ、客観的な見方は出来ないんだろうねえ。



 最近怒りの度が増した原因は明白。首都の名を冠したミサイル巡洋艦が、なんと警戒もしてなかったウクライナが開発した対艦ミサイル2発に撃沈されたため。それを火災が起きただの、曳航中の悪天候で難破したが、乗員は全員退避させたとか弁解していた。だが隠し切れなくなり、ようやく撃沈されたことを認めた。「モスクワ」はロシア海軍でわずか3隻しかないミサイル巡洋艦の1隻。



 しかもウクライナを封じ込めて黒海からの通運を遮断。だが950億円以上の価値がある艦が海の藻屑と消えた。同艦は2基のレーダーでウクライナ南部および東部の制空権を保持し、長距離ミサイルでウクライナの都市を破壊していた。それが轟沈で戦況が一変し、今後の作戦に大きく影響しそう。激オコ怒ってるのプーチン氏は、ドボルニコフ総司令官にウクライナせん滅を命じた由。

  アントノフ124輸送機

 今回のウクライナ侵攻でのロシアの作戦は2通りあり、A案では4時間でキーウを陥落させてゼレンスキー大統領を退陣に追い込むと言うもの。B案はAが不可能になった場合3日間で実行するもの。結果的には3日どころか50日経ってもウクライナは降伏しない。ロシア軍はキーウから撤退する際、報復に世界最大の輸送機を破壊し、大勢の住民を虐殺して逃げた。ジェノサイドと言われる所以だ。

                記念切手  

 これはロシアの黒海艦隊旗艦「モスクワ」撃沈を記念してウクライナ政府が発行した「記念切手」。なんとウクライナ兵が沖の「モスクワ」に向かって中指を立てた勝利のポーズ。まさかこの切手を貼った郵便物がプーチン氏に届いたわけではないだろうが、彼の怒りは絶頂に達した。一方、ゼレンスキー大統領は冷静だ。ロシアの残虐行為に対して、もう停戦交渉はなくなったと明言。戦争続行の意思を表した。

  戦域図

 プーチン氏から発破をかけられた総司令官は、最後の猛攻撃に出た。マリウポリ市は陥落寸前。第2の都市ハルキウ、首都オデーサ、そして比較的安全と思われていた西部の都市リビウなどに300発のミサイルを発射。プーチン氏が焦るのは5月9日の「対独戦勝記念日」が近づいているため。情報統制して国民に「特別軍事作戦」の成功を喧伝していたのに、それが嘘だとバレたら大変なことになる。



 さて、ウクライナ軍の砲弾は尽きかけていると言われる。一方のロシア軍は破損した戦車、装甲車両数が多く、戦死した兵士の数も膨大。20名いる将軍のうち8名は戦死したようだが、そのことをロシア国民は何も知らず知らされてもいない。だが全世界の人々は、ロシアが仕掛けた戦争の実態と、不条理を知ってしまった。合わせてプーチンの異常な性格とその残忍さも。



 ロシア連邦はヨーロッパから極東に至る世界一大きい国。旧ソ連邦時代はさらに多くの国家を含んでおり、ウクライナもその一つだった。右側は現在のロシア連邦で「地方」、「連邦市」、「共和国」、「自治州」、「自治管区」など83の行政区域がある。当然ながら民族、言語、文化、宗教も異なる。それなのに、独立国家であるウクライナの政治体制や宗教や言語をロシアに従わせようとするのは理不尽。



 これはロシアのウラジオストック市周辺。不思議な話を聞いた。ロシアと北朝鮮は国境を接している。実はその地下に長いトンネルがある由。建造したのはロシアの土木会社で、目的は「北の将軍様」がいざという時の避難用。だが、逆もあり得る。ロシアの政治体制や経済が崩壊した際は、逆に逃げ込む大物がいるかも。



 これほど無慈悲で理不尽な戦争を私は知らなかった。かつて兄弟国と呼んだ隣国を、果たしてここまで破壊し続けられるものだろうか。どうやらゼレンスキー大統領は長期戦になることを覚悟したようだ。戦況が思わしくない場合、血迷ったプーチンは5月9日に「宣戦布告」する可能性もある。この戦争で、化学兵器や核兵器が使用されないとは限らない。21世紀の地球と人類に危機が迫っている。クール





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Last updated  2022.04.19 06:30:53
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