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さて今日は久々に 2020~21主力株概況シリーズ です。 35位 2737 トーメンデバイス (東1、9月優待) ◎◎ PF時価総額35位の上位銘柄は、韓国サムスン電子の日本国内最大の特約店のトーメンデバイスです。2014シーズン20位、2015シーズン30位、2017シーズン44位、2018シーズン33位、2019シーズン33位と、長年PF上位の地位をずっと保っている超実力派銘柄ですが、今年もここで泰然と登場してきました。 ムラはありますが、売上高も利益も概ね伸び続けていますね。♬ 現在の株価は3910円、時価総額265億円、PBR0.81、自己資本比率32.0%、今期予想PER8.30、配当利回り4.1%(160円)、総合利回り4.3%(160+10=170円)で、優待は100株保有で9月株主に食用油詰め合わせセット(5本)もしくは1000円相当のクオカードなどです。2020年8月21日に変更のIRが出ていますので、詳細は こちら をご覧下さい。 私は過去数年はクオカードを戴いています。 トーメンデバイスは下記のデータを見れば分かるように、過去25年間一度も赤字がなくしっかりと稼ぎ続け、かつ着実に成長しています。今期2021年3月期は新型コロナウイルスの影響で少し減益予想ですが、ま、これは「世界的な未曽有の異常事態」であり仕方ないと思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また地道な利益の積み上げでBPS(1株あたり純資産)もどんどんと増えています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 更に、従業員1人あたりの売上高は全上場企業中で常にトップクラスであり、非常に効率の良い経営をしているとも思います。 (上記データはmsnニュースより引用) ところで2014年の1月27日に、トヨタグループの商社で2006年に トーメン を合併した 8015豊田通商 がTOB(株式公開買付)で 7558トーメンエレクトロニクス を完全子会社化することを発表しました。そして今は既にめでたく上場廃止となっています。ちなみに現在の社名は ネクスティ エレクトロニクス です。 そして旧トーメンエレクトロニクスとここトーメンデバイスは共に豊田通商傘下の兄弟会社の関係になります。(トーメンエレクトロニクスが複数の外国製半導体を取り扱うのに対し、トーメンデバイスは韓国サムスングループ製半導体および電子部品を専門に取り扱っている。) そのため誰でも、「これはトーメンデバイスも2匹目のドジョウになれるかもしれないな。」と思うわけで、株価もたまにそこに思いが及んで跳ねることもあるのですが、 過去の経験上は 「狙ってビシッとTOBを獲る。」というのは、「言うは易し、横山やすし。」で、実際には至難の業 です。 かの ウイリアム・オニール も、「、、、個人投資家は吸収合併される可能性がある企業に投資すべきだろうか? 一般的にすべきではない。、、、 CAN-SLIM手法 で健全な銘柄を買うほうが通常安全である。」と述べています。狙ってTOBを取れたときの快感というのは最高ですが、 我々は別に快楽を求めて投資をしているわけではない ですし、そこに過剰な期待を抱くべきではないとは思っています。 その一方で、現在のトーメンデバイスは業績絶好調でかつ指標的に安く、トーメンエレクトロニクスの問題が「TOB後に勃発した価格決定裁判」を含めて完全に片付いた今、豊田通商側から見ればTOBしたいという経済的なインセンティブは間違いなくあるでしょうし、実際にTOBに踏み切ってくる確率も25%程度はあるのではないか?と個人的にはずっと考えています。また私が調べた範囲では既に 「トーメン」の名を残す会社はここトーメンデバイスのみ となっています。 もっと言うと、7558トーメンエレクトロニクスだけが先にTOBされたのは、ここがトーメンデバイスの第2位株主(159万株、23.5%保有)だった(今もそう)ので、先に外堀を埋めて完全子会社化し不確定要素を排除しておいて、その後手堅く2段階作戦でトーメンデバイスに手をつけてくるつもりなのではないか?という気もしています。(同時に2社をTOBすると価格が上がるリスクがあったのではないか?と推測しています。) 例えて言うならば、江戸幕府と豊臣家の間で行われた 大坂の陣 の様に、非常に用意周到にかつ長い時間軸で「絶対に負けない、どこからも文句を付けられない」戦を志向しているのではないか?と個人的には感じています。 そのため私は、 「TOBがあれば30~40%の利益になるだろうからそれで良い。もしもTOBがなければ黙ってそのまま優待品を貰い続ければ良い。これは悪くない、PF上位の一角として勝負できる、心理的に有利でかつ魅惑的な投資アイデアだな。」 と考えています。 、、、すいません、今回も「妄想全開&脳内麻薬全放出」でお送りしました。(滝汗) ま、いずれにせよ、いぶし銀の実力派銘柄であるトーメンデバイスを、これからもPF上位銘柄として楽しく愛でながらホールドしていく予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 28, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。477位 8093 極東貿易 (東1、3月優待) ○ PF477位は、産業向け機械、設備、高機能材料の専門商社で、海外販路に強みを持つ極東貿易です。 現在の株価は1417円、時価総額92億円、PBR0.39、自己資本比率は50.8%、今期予想PER36.80、配当利回り4.2%(60円)、総合利回り4.9%(60+10=70円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 極東貿易は、今期はコロナのダメージで業績が優れませんが、十分な総合利回りが出ていますし、ポートフォリオ中位としては何の問題もない良い銘柄であると評価しています。
Feb 27, 2021
いやあ2021年2月相場も終わりましたね。 今月も全体としては、ウィズコロナ銘柄のポジションを圧縮し、代わりにアゲインストコロナ銘柄と、そもそもコロナの影響がないノンコロナ銘柄の比率を上げるというコンセプトでポートフォリオのメインテナンスをしました。 ただ今年2021年も昨年ほどではないにせよコロナの影響が残るかもしれないですし、ウィズコロ銘柄のいくつかは好調な業績が続く可能性もあると考えており、自分としては「全部売り切るのはやり過ぎになりそうだな。」と現時点では感じています。 具体例を一つ出すと2輪車部品・用品の企画、卸売りを手がけている 7228デイトナ は前期は新型コロナへの恐怖による「3密回避」の追い風があったことから業績は絶好調でした。まあ、でもそれは投資家なら誰でもわかっていたことでした。 そして「コロナ特需の剥がれる今期の業績予想はどんなもんかな?」とずっと懸念していたのですが、 2月12日に発表になった今期業績予想 はそんなに悪いものではありませんでした。決算通過後に株価は軟調に推移していますが、今期予想PERは既に5倍台となっています。これを高いと見るのが適正か?という話ですね。 次に今月の成績ですが、対2020年末比で+4.9%となりました。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Feb 26, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト114位コナーズの短期売買戦略 (ローレンス・A・コナーズ+シーザー・アルバレス著、パンローリング、2012年) の第2弾です。 今日はいきなり最高な第1章 株式市場におけるエッジ から。 読者は本書に共通するテーマがひとつあることに気づくだろう。それは、過去15年間を見ると、短期的に下落したときに買うほうが、短期的に上昇したときに買うよりもパフォーマンスが良かったということだ。 最も重要なテーマは、短期的に売られ過ぎの相場はその後、数日間上昇する傾向があり、短期的に買われ過ぎの相場はその後、数日間下落する傾向があるということだ。 マーケットは「短期的には平均回帰する」 ということですね。そしてこの考え方は、天才コナーズの投資哲学の根本を成すものでもあります。 マーケットは変化するものだと人は言いたがる。私たちはこれに賛成しない。テクノロジーは変化していくが、マーケットの動きはめったに変化しない。短期的な動きでは特にそういえる。 マーケットは個人の集合であり、どの10年あるいはどの世紀であろうと、人は同じ感情に駆られて動く ものだ。 確かに、知性は大いに発達した。だが、どんな時間枠で見ようと、決断は恐れと強欲に駆られてなされるものであり、マーケットが両極端に動いたときはなおさらそうだ。私たちの目標はこれら参加者の感情を定量化することである。 人間の根源的な様々な行動バイアスに基づいた「恐怖効果」は決してエッジを失わない ということですね。後年の彼の大傑作 「恐怖で買って、強欲で売る」短期売買法 で結実した考え方ですが、そのエッセンスは既にこの頃の著書にはっきりと出現しているのが興味深いですね。(続く)
Feb 25, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第114位は、コナーズの短期売買戦略 (ローレンス・A・コナーズ + シーザー・アルバレス著、パンローリング、2012年) です。 さて私は以前から「コナーズ本に外れなし。」と力説していますが、本書も素晴らしいです。「マーケットの常識」が間違っていることを豊富なデータを基に解説してくれており、そのインパクトの大きさと言う意味ではもしかすると彼の本の中でトップかもしれません。また個人的な採点で言うと、 この本がコナーズのベストオブベスト です。とにかく鮮烈な印象が残る名著です。この本の良さを一言でいえば、 内容がシンプルかつ投資家の一般常識に完全に反している。なのに同時に紹介している戦略に統計的なエッジ(優位性)がある。 ということです。途轍もない1冊ですね。 今日はまず監修者である長尾慎太郎氏によるまえがきを見ておきましょう。 本書は、ローレンス・コナーズが著した”How Markets Really Work"の邦訳である。コナーズが本書で示しているのは市場におけるさまざまな統計的事実である。彼は、種々の条件下でマーケットが実際にはどのように動くのかを、読者に分かりやすく図や表で解説したのである。一般投資家にとって大変貴重な研究といえるだろう。しかしここでの唯一の問題は、本書で示された内容の多くが、世間で広く流布しているヒューリスティックや迷信的な投資法(?)の説くところと真っ向から対立していることにある。 一般に、例え真実であっても世間の常識に反するような内容を書籍にして出版することは勇気が必要だ。多くの言われなき非難と経済的な困難を覚悟しなくてはならないからだ。 コナーズが本書を出版したのは見た目ほど簡単ではなかっただろうと私は推察する。 長尾氏の指摘通りで、この本には、「マーケットの常識」とされていることが実際には間違っていたことの実例が豊富に収められています。正直に言って、「統計データからはそうだったのか、全然知らなかったし、自分はこれまで間違っていた。この本を読んでよかった。命拾いした。」と思う所がたくさんありました。 読み終わったその瞬間から、私の新しい宝物、本棚の「頼れる守護神」 となりました。 ちなみに私の守護神は、今はこんな感じで本棚の最下段に重鎮として鎮座しています。私は、1週間に何度か「俺の守護神は今どこにいるかな?」と思ってチラッと本棚を見ます。 そしたら、どんな相場環境下でも、めちゃ落ち着きます。(笑) 本の定価は4800円ですが、自分にはその1000倍の480万円くらいの価値はありました。それでは次回からはこの革命的な名著の極上部分だけを一緒に見ていきましょう。凄すぎて震えますよ。🎵(続く)
Feb 24, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズです。34位 7606 ユナイテッドアローズ (東1、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額34位の上位銘柄は、紳士、婦人向けカジュアル衣料、雑貨のセレクトショップを全国展開しているユナイテッドアローズです。極めて魅力的なアゲコロ銘柄であると評価したために「優待株いけす」から抜擢され、赤丸急上昇でポートフォリオ上位に初登場してきました。 ちなみにここは前回は2018年に141位で登場していました。その時の株価は3980円だったので、それを考えると今は凄く安くなりました。コロナ前の時代には「超優良企業で、日本の勝ち組」と評価されていたわけですが、本当に市場の未来は分からないものですね。 現在の株価は2032円、時価総額614億円、PBR1.80、自己資本比率は43.2%、デビルコロナ直撃で今期最終クソ赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.5%(0+30=30円、優待券のメルカリ平均価格は1枚1500円。)で、優待は100株保有で優待割引券(15%割引)2枚などです。 さてユナイテッドアローズはコロナ下の逆風で悲惨な業績推移となっていますが、お店には依然としてアパレル業界トップレベルの力があると思います。 具体例を出しましょう。例えばJR名古屋駅直結のドル箱商業施設である「JR高島屋ゲートタワーモール」を見てみます。 2階のメインの入り口の目の前に、ここのファーストラインブランドである「ユナイテッドアローズ」が大きな面積で、デカい顔をして「高島屋ゲートタワーモールの番長」として君臨(下記マップの8番)しています。 また4階には、セカンドラインである「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」がこれまた良い立地(下記マップの1番)にデンとお店を構えています。 更に6階には、サードラインとなる「ユナイテッドアローズ グリーンレーベルリラクシング」まで、これまたいいところ(下記マップの16番)に登場しています。 つまり、 日本を代表するようなドル箱商業施設というのは、ここユナイテッドアローズの絶大な力なくしては成立しない ということです。コロナで業績はメタメタですが、私はUAの総合戦闘力は大して落ちていないと判断しており、それで今回初のポートフォリオ上位進出となりました。今後の業績推移をしっかりと見ながら、楽しくホールドしながら応援していく予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 23, 2021
さて今日は私のブログの根幹を成す、通常の2021PF概況シリーズです。 476位 3421 稲葉製作所 (東1、1・7月優待) ○ PF時価総額476位の中堅銘柄は、鋼製物置首位の稲葉製作所です。 現在の株価は1427円、PBR0.64、時価総額256億円、自己資本比率は72.4%で有利子負債は0、配当利回り1.8%(26円)、総合利回り2.5%(26+10=36円)で、優待は100株保有で7月株主に1000円相当の自社オリジナル図書カード(1000株保有しないと1月優待は無し)などです。 「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」 のフレーズであまりにも有名な稲葉製作所ですが、昨年の2020年優待はこれまでと絵柄がガラッと変わっていてちょっと衝撃を受けました。 「もしかして新型コロナのせいで、100人が実際に物置に乗っての集合写真が取れなかったのかな?」などとくだらないことを考えながら、のんびりとホールドを継続しています。
Feb 22, 2021
さて今日は当ブログ1番人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。ちなみにここまでポートフォリオの準主力株を長らく紹介してきましたが、今回がその最終回となります。 33位 9035 第一交通産業 (福証、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額33位&「準主力株最後の1席」は、九州小倉地盤でタクシー事業を全国展開する第一交通産業です。2014シーズン9位、2017シーズン2位、2019シーズン11位と長年ポートフォリオ最上位の一角を占め続けてきたのですが、新型コロナによるダメージが甚大かつ無限大∞で総合戦闘力が大きく低下し、無念のランキングダウンとなりました。 ところで「福証単独上場銘柄」というのはどこも流動性が極めて低いことからそれが嫌気されて「逆プレミアム」が乗って指標的に安いところが多いんですね。具体的に言うと、 1771日本乾溜工業 3943大石産業 7533グリーンクロス 8398筑邦銀行 あたりですが、どれも優待付きですし、それぞれの方の予算に応じて1枚ずつ拾うというのは悪くない投資アイデアなのではないでしょうか? ま、株価が上昇するかは私には全く分かりませんが。(笑) また最近福証から東証への流出銘柄が非常に多いことを考えると、第一交通産業は、「福証、最後の大物」 と言っても過言ではないとも感じています。 現在の株価は700円、時価総額274億円、PBR0.57、自己資本比率21.6%とやや悪いのが最大の欠点、ついでに言うと「福証上場」のせいで会社の規模は大きいのに流動性が非常に低いのも大きな欠点、コロナのせいで今期最終赤字予想、配当利回り3.6%(25円)、総合利回り5.9%(25+16=41円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は年2回、100株で1000円相当、600株で2000円相当、1000株で3000円相当、2000株で5000円相当、10001株で30000円相当の優待クーポン券です。また保有期間3年以上だと所有株数に応じて更に優待券が追加されます。 私はここをポートフォリオ上位銘柄としている関係で、毎回優待MAXとなる45000円分のクーポン券を戴いています。凄いボリュームですね。 そしてこの優待クーポン券は「通販取り扱い商品」と引き換えすることが出来るのですが、その商品内容がかなりいいんですね。今日は実際の優待品とその使用例を2つ御覧頂きましょう。 第一交通産業優待のまぐろ丼 広島八天堂のパン 「ふわふわの天空の雲」のようで、滅茶苦茶美味しい。!!! さて第一交通産業は不人気な福証銘柄ですが、指標的には割安です。またタクシー業界ではすでに最大手の1位であり、同時に毎年M&Aを続けてゆっくりと着実に成長し続けています。(上記データは2020年7月21日の会社説明会資料より引用) ところで、著名なバリュー投資家で「トゥイーディー、ブラウン・カンパニー」の ウィリアム・ブラウン は、ホームラン級の名著 価値の探求者 たち の中で、「低取引株には特徴がある。それは、運転資本であろうが、資産の簿価(PBR)であろうが、利益(PER)であろうが、どんな尺度においても非常に割安であるという事だ。」と述べました。 タクシー業界最大手のナンバーワンなのに、超不人気市場である地味な「福証」暮らしが長く続き、毎日の出来高が「枯れ枯れの枯山水」でほとんどない第一交通産業は、ブラウンが指摘する「低取引株の特徴」を全て、そして同時に非常に分かりやすく満たしています。 、、、多分、第一交通産業は、そして 代表取締役創業者会長で1922(大正11)年1月31日生まれ&現在100歳!の黒土始さん は、自分達を育ててくれた福証のことをとても深く愛し、恩義を感じていらっしゃるのだろうと思っています。 でも、今や第一交通はタクシー業界ナンバーワンに成長しており、その「入っている箱」が実力に対してちょっとあまりにも小っちゃくなっているのではないか?と個人的には感じています。 「幼稚園のぴちぴちの制服を着た、すね毛丸出しのおっさん」 になっているんですね。 以上、日の丸バリュー投資家として「2021第一交通産業 春の陣」を引き続き戦っていく所存です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の自由過ぎるステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 21, 2021
さて世の中には本当に色々な種類の優待品が有るわけですが、今日はそんな中で私が大好きな「缶詰優待株」のベスト4をランキング形式でお届けしたいと思います。 尚、これは 2010年に書いたもの 及び 2019年に書いたもの の最新アップグレード版となります。過去2回の記事が「全くアクセス数の落ちない異例のロングラン記事」となっているので、ここで最新版としてリライトしておくものです。もちろん、順位を含め内容は全面的に刷新しています。 さてこの記事の人気の理由ですが、私の推測では投資家の方だけではなく恐らく株式投資未経験の方からのグーグルを通しての継続的なアクセスがあったためだろうと考えています。そのためこの記事はいつもより、「フレンドリーに、読みやすく、極限まで親切に」書き上げています。なので、一般の方も是非最後までご覧下さい。それでは参りましょう。 まずその前に、「缶詰優待は何故素晴らしいのか? 」 の理由ですが、 1. 優待で貰える缶詰と言うのは、スーパーではあまり見かけないようなハイグレードな品物が多くて嬉しい。更に高級な缶詰と言うのはお店で買おうとすると意外なほど、驚くほどに高いので戴く喜びも格別である。 2. 缶詰というのは何と言っても日持ちがするし、投資家的な観点から見た場合に食料品として「ローリスク・ハイリターン」でウエルバランスな素敵過ぎる存在である。3. 缶詰は水産系を中心に、EPAやDHAなどの体に良い成分がたっぷりと含まれていて健康維持に役立つアイテムが多く、広く人生の役に立つ。 4. 毎晩の投資の勉強をしながらの晩酌の友として、最適なアイテムが多くて助かる。 あたりです。 さて、それでは早速「缶詰優待株ランキング」を始めましょう。まずは第4位です。 4位 5902 ホッカンホールディングス (東1、3月優待) 食缶業界3位。現在の株価は1425円、時価総額192億円、PBR0.32、自己資本比率38.0%、今期予想PER57.93、配当利回り3.2%(45円)、総合利回り5.3%(45+30=75円)で、優待は100株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当、2000株保有で8000円相当の缶詰詰め合わせ等です。 ホッカンHDは優待内容はこの後に紹介する上位3社にはやや劣りますが、1単元が比較的少額&超低PBR&高い総合利回りが出ており、未保有の方には是非100株お勧めしたい銘柄です。 100株優待品(左)と2000株優待品(右) ホッカン優待缶詰の鮭サラダ ホッカン優待缶詰のカレー 3位 1333 マルハニチロ (東1、3月優待) 水産最大手。現在の株価は2430円、時価総額1280億円、PBR0.93、自己資本比率25.3%、今期予想PER19.98、配当利回り1.7%(40円)、総合利回り2.9%(40+30=70円、優待品はみきまる調査により3000円で換算)で、優待は100株保有で選択制の自社グループ取扱商品。 私はもちろん「水産缶詰詰合せ」を選択。どの缶詰も美味しいので、優待品を貰うと思わずニンマリしてしまう。マルハニチロは指標的な割安感は今一歩だが、優待内容は非常に良いと思う。 マルハニチロ優待まるずわいがにのトマトスパゲッティ マルハニチロ優待まるずわいほぐしみの皿うどん 2位 1332 日本水産 (東1、3月優待) 水産大手で冷食など食品の比重大。現在の株価は497円、時価総額1553億円、自己資本比率33.0%、PBR0.97、今期予想PER13.43、配当利回り1.7%(8.5円)、総合利回り2.9%(8.5+6=14.5円)で、優待は500株保有で3000円相当、1000株保有で5000円相当の自社商品セット(EPAドリンク・瓶詰・缶詰等)。 日本水産の優待缶詰はとても使いやすくて良いと思います。日々の生活での「即戦力度」で見るとナンバーワンですね。 日本水産優待さば缶の和風パスタ 日本水産優待オイルサーディンとツナとニンニクのトマトパスタ 1位 1301 極洋 (東1、3月優待) すしネタに強い水産会社。現在の株価は3045円、時価総額333億円、PBR0.94、自己資本比率30.3%、今期予想PER9.93、配当利回り2.3%(70円)、総合利回り3.1%(70+25=95円)で、優待は100株保有で2500円相当、300株保有で6000円相当の自社缶詰詰合せ。 極洋は業績好調で指標的にも安く、総合的に考えると現時点でナンバーワンの缶詰優待株と思う。 100株優待品(左)と300株優待品(右) 極洋優待さば缶とオクラの夏パスタ 極洋優待ずわいがに水煮の贅沢パスタ カニが立っています。!!! 以上、「缶詰優待株私的ランキングベスト4 2021年編」でした。♪
Feb 20, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 475位 8098 稲畑産業 (東1、9月優待) ◎ PF475位の中堅銘柄は、化学専門商社で住友化学系ですが稲畑オーナー色もある稲畑産業です。 現在の株価は1516円、時価総額963億円、PBR0.59、自己資本比率は49.8%、今期予想PER8.69、配当利回り3.5%(53円)、総合利回り3.8%(53+5=58円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 稲畑産業は指標的に非常に割安ですし、過去の業績推移も高いレベルで安定していますし、率直に言って凄く魅力的な銘柄です。これほど力のある優待バリュー株をポートフォリオ下位で持てる幸せ。日本株は本当に先進国の中では突出して安いと思いますね。
Feb 19, 2021
さて今日は当ブログ1番人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。 32位 7533 グリーンクロス (福証、10月優待) ◎◎ PF時価総額32位の準主力株は、工事安全機材の販売、レンタルが主力で福岡が地盤のグリーンクロスです。前2019シーズンは36位でしたが、株価上昇&ちょびっと買い増しにより少し順位を上げての登場となりました。 後、ここで改めて考えてみると、ここグリーンクロスは少なくとも2015年くらいからはずっとポートフォリオ上位に居座り続けています。 私は「大きなミスや過ちを犯した銘柄は瞬時に優待株いけすに陥落する」という、「弱肉強食、焼肉定食」な各銘柄に対して非常に厳格で、まるでメジャーリーグの選手養成の様なシステムで当「みきまるファンド」を運営しているので、こんなに長期間安定的に上位の地位を維持し続けられる銘柄は実は稀です。 つまり、グリーンクロスはこの7年間、私の厳しい選択基準をクリアし続けてきた、時の試練を乗り越え続けてきた、信頼できる クオリティ銘柄 であり続けてきた、ということです。地味ですが偉大な存在ですね。 現在の株価は950円、時価総額85億円、PBR1.06、自己資本比率は58.8%、今期予想PER9.63、配当利回り2.8%(27~30円)、総合利回り3.6%(27+7=34円、優待は意外にもメルカリで600~900円で売れている。なので今回は700円で換算。)で、優待は100株保有で10月株主に自社オリジナルの明るい暮らしの標語カレンダーです。 中身はありがたいお言葉のオンパレードで身が引き締まります。1つだけ実例を見ておきましょう。 「今すべき事を先に延ばすと実行しにくい事情が起きてくる」。 うーん、これは常に損切りが遅れがちになりやすい我々投資家への戒めの言葉でしょうか? 耳が痛いですね。(滝汗) さてグリーンクロスにはいわゆる 「優待都市伝説」 として、「株主やってたら、突然前触れもなく家に巨大な建設工事用のコーンが届いてたまげた。控えめに言って大迷惑だった。」というものがありました。以前会社IRに直接質問したところ、「コーン優待は10数年前頃に3、4年継続したことがある。ただもう今ではしていないし、今後もする予定は無い。」とのことでした。 グリーンクロスは地味な福証銘柄ですが、建設業関係(安全機材)と工事現場などの看板関係(サイン)の2本柱で確実に着実に利益を積み重ねてきています。その「堅さ」は、創業以来一度も赤字が無い と言う点に端的に現れていますし、 前期までで11期連続の最高益更新中(上記データはかぶたんプレミアムより引用) で成長力も十分にあります。更に言うと、 今期2021年4月期も増収増益予想 であり、今の株価位置には他の銘柄と比べた場合の相対的な安心感がたっぷりあります。 グリーンクロスはこれで隠れ優待でコーンが毎年貰えるのならば主力下位くらいで勝負できるポテンシャルのある素晴らしい銘柄です。ただIRによると、「今後は隠れ優待ではなく、ガチンコの配当で株主還元していく方針。」ということで、それだけが実に残念です。 ま、それはさておき、グリーンクロスは 指標的な割安さと成長力を兼ね備えた魅力的なニッチ銘柄 です。この業界は仙台市の仙台銘板、東京都の7464セフテックと福岡のここ7533グリーンクロスの3社による事実上の寡占状態ですが、その中でもグリーンクロスは関東・東北中心に新規に営業所を開設して精力的に果敢に攻め上がり、着実な成長を続けているからです。 以上をまとめると、グリーンクロスは「伝説のコーン優待」を戴けなくなったのは非常に残念ですが、それを補って余りある魅力を持った最上級の銘柄です。ちなみに工事用コーン以外にも優待向きの可愛いアイテムがたんまりとあるようなので、 是非、伝説の「とんでもない優待再開」ももう一度改めて検討して頂きたいです。(笑) ま、いずれにせよ、これからも業績推移をしっかりと見ながらPF上位の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉はとても残念な事に持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 18, 2021
さて今日も通常の2021PF概況シリーズです。 474位 7628 オーハシテクニカ (東1、3・9月優待) ○ PF474位は、独立系で自動車部品が柱のオーハシテクニカです。 現在の株価は1509円、時価総額223億円、PBR0.71、自己資本比率は79.6%と鉄壁、今期予想PER15.48、配当利回り3.5%(52~54円)、総合利回り4.0%(52+8.8=60.8円)で、優待は100株保有で年に2回お米券1キロなどです。 私はいつも言いますが、 優待株は年1回よりも年2回銘柄の方が絶対いい のです。今回のオーハシテクニカが典型例ですが、年1回でお米券2キロよりも年2回でお米券1キロずつの方が間違いなく良いと言うことです。 優待株 朝三暮四理論 (命名みきまる) ですね。 その方が頻繁に御褒美が貰えて嬉しい、モチベーションが上がって御機嫌でホールドしやすく無駄な売買が減って手数料や税金の面で有利である、株価の安定性が高い、万一何らかの理由で売却しなくてはならなくなった場合にもその脱出のチャンスを得やすい、などの数多くのメリットがある からです。 「年1回でお米券2キロと2回で1キロだったら全く同じだろう。ほんとにお前ら優待族は思考力がサル並なんだな。」という御指摘を良く戴きますが、 株式市場の良い所は多様な考え方を懐深く柔軟に受け入れてくれるところ です。 そして 株式市場を動かしているのは論理ではなく矛盾に満ちた人間の感情 でもあります。そのため結果として人間よりも猿の方が生き残るということも実に頻繁にあります。(笑) また我々お猿さんにも猿なりの理屈と事情がありますし、これからも自分なりに頑張っていこうと思っています。ウキーッ。
Feb 17, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。473位 2531 宝ホールディングス(東1、3月優待) △ PF473位は、傘下に宝酒造とタカラバイオを持ち、清酒・焼酎、みりんで最大手&チューハイも有力な宝ホールディングスです。 現在の株価は1608円、時価総額3211億円、PBR2.18、自己資本比率は51.2%、今期予想PER44.79、配当利回り1.2%(20円)、総合利回り1.9%(20+10=30円)で、優待は100株保有で1000円相当の自社グループ商品詰め合わせ(酒類詰合せ、調味料詰合せより1点選択)です。 宝ホールディングスは指標的にはやや高いですが、事業内容に魅力がありますし、優待内容にも力がありますし、ポートフォリオ中位としては何の問題もない良い銘柄であると考えています。
Feb 16, 2021
さて最近人気急上昇で「当ブログ有数の人気コンテンツ」に成長した ポートフォリオ含み損ランキングシリーズ ですが、その最新版の発表です。 ちなみにこのシリーズは2020年にレギュラー化されたのですが、どの記事もアクセス数が多く更に時間が経ってもそれがあんまり落ちないという傾向があります。「なんでかなあ。」と考えたのですが、多分、人が損をしている話って、純粋にエンターテインメントとして滅法面白いからではないか?と現時点では思っています。(汗) さて前置きが長くなりました。それでは今月も、私の「過ちの一覧表」ともいえる2021年2月15日現在の、「ブリザード吹き荒れる寒々しい」最新のポートフォリオ含み損ランキングを見ておきましょう。 次にランキング内で目についたところを自分用のメモ書きとして思い付くままにざっくばらんにコメントしていきます。尚、以下の内容はすべて「今後自分がより良い投資家になるための、個人的な反省と内省」のためのものであり、一切誰にも投げていません。 本来であれば人様にはお見せしない、裏の「非公開日記」で書くべき明け透けでフランクな内容 ではあるのですが、このシリーズでは敢えて表ブログで書くこととしています。 その理由は、ブログでガラス張り&衆人環視の下で内省的な反省文を提出することが、自分のポートフォリオをより客観的に見るために、そしてポートフォリオ最上位群を「より精鋭揃いで総合殺傷力の高い布陣」にするために、極めて有意義で効果的であると考えているからです。それでは始めます。 保有全678銘柄中の含み損ランキング1位には、2914JT が初めて登場してきました。 ここは元々は200株しか持っていなかったのですが、前回の優待権利となる2020年12月に優待MAXとなる2000株まで買い増ししました。今から考えると、優待権利直前で株価が伸びきったゴムみたいに一番上がっている最悪の時期であり、入るタイミングが本当に絶望的に悪かったと思います。ただ当時は、「トレンド転換した可能性があるかな?」とも感じていました。完全に間違っていましたね。(滝汗) 元々この手の、まさしくJTに代表される様な「配当性向が高い高配当株」 というのは過去の自分の経験では投資パフォーマンスが劣悪なことが多く、一番避けたいジャンルの銘柄として十分警戒していたつもりなのですが、 JTのサイトで優待品を楽しく眺めていたら、俗に言う 「優待発作」 が起きてしまい、我慢が効かずにお漏らしして買ってしまいました。 もっと正直に言うと、自分の中にずっと昔から、「JTはどこかのタイミングでは優待MAXの2000株まで買って、それを塊として持って置きたい。」という願望がありました。そして2020年12月の段階でちょうどキャッシュポジションが高めだったので、「いつかは欲しかったし、ちょうどお金もあるし、JTの実力を考えるとちょっと高い気もするけど、株価が底を打ってトレンド転換した可能性もあるし、まあいいか。」と心が緩んで買ってしまったのです。優待株投資は本当に魔力があって恐ろしいですね。。。。 そしてその後、 2021年2月9日の決算発表 で今期の減益予想&減配が発表されたことを受けて株価が暴落し、今回めでたく1位に登場することになったのでした。 ただ、ここからは完全に個人的で私的な感想なのですが、 JTは今期は大規模なリストラと組織再編を予定 しており、その関係で業績予想数字をやや厳しめに出してきている可能性はあると見ています。 また今期の減配についても、むしろ前期までがあまりにも異常に配当性向が高過ぎただけであり、とても長期に持続可能な状態ではなかったと思うので、ある意味でようやく正常化しただけと感じています。 つまり、現状のJTはむしろ前期よりも良い状態にいるのではないか?とポジティブに捉えています。元々JTは強大な 経済的な堀 を持つ、利益率が非常に高い クオリティ銘柄 であり、膿を出すことが出来れば大きく飛躍できるポテンシャルがあるからです。もちろん、こんなこと言いながら今後の実際の業績と株価推移によってはあっさりと前言を翻して音速で逃げ出すかもしれませんが。(滝汗) すいません、話が余りにも長くなり過ぎました。ただこの「スーパー問題児」のJTを除くと、現時点ではポートフォリオの損失管理はまずまずうまく出来ていると考えています。 以上、「ポートフォリオ含み損ランキング 2021年2月編」でした。
Feb 15, 2021
さて今日は当ブログでダントツ一番人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。31位 2153 E・Jホールディングス(東1、11月優待) ◎◎◎ PF時価総額31位の準主力株は、エイトコンサルと日本技術開発が07年に経営統合し発足し、官公庁工事が柱の総合建設コンサルのE・Jホールディングスです。 尚、仕込みの関係で紹介がかなり遅くなりましたが、実際にはもう少しポートフォリオ上位、「準主力筆頭クラス」くらいの位置に据えて既に戦っています。その理由は自分の最新の総合評価で◎◎◎の3重丸が付いたので、それに見合う位置まで迅速に買い増しをしたからです。 私は自らが生み出した「優待株いけす理論」に従い、各銘柄の最新のストレングスに応じてポートフォリオを柔軟に組み替え続けています。なので、「昨日褒めていなかった銘柄が今日にはポートフォリオ上位」ということも、またその逆も頻繁にありますのでご了承ください。「投資家の言う事と、山の天気はすぐに変わる。」ものなんですね。(笑) 現在の株価は1005円、時価総額161億円、PBR0.67、自己資本比率は69.3%と良好、今期予想PER8.07、配当利回り2.7%(27円)、総合利回り3.7%(27+10=37円)で、優待は年1回、100株保有で1000円相当、1000株保有で3000円相当、5000株保有で5000円相当のクオカードです。 さてE・Jホールディングスには以下の大きな3つの魅力があります。1. まず大前提として、建設コンサルタント業界に近年強い追い風が吹いており、全体として業績絶好調な銘柄が多いこと。(上記データは、会社四季報業界地図2021年度版 東洋経済新報社より引用) 下記の通り、建設コンサル各社はほとんどが増収増益でウハウハの天国モードにあります。もちろん、ここE・Jホールディングスも、しっかりとその恩恵を受けています。(上記データは、会社四季報業界地図2021年度版 東洋経済新報社より引用) そして業界が絶好調の理由は、政府の国土強靭化計画に伴う公共投資予算の増額によるものであり、まさに「国策に売りなし」の春満開の素敵な環境下であること。更に言うと、この業界には新型コロナの影響もほとんどなく、いわゆる「ノンコロ銘柄群」であることも加点ポイントである。(上記データは、会社四季報業界地図2021年度版 東洋経済新報社より引用)2. 指標的に極めて割安で、財務状態が良く、また前述の通り業績も好調を維持していること。(上記データはかぶたんプレミアムより引用)3. 地震国家である日本にとっては今後の「ど真ん中国策」の1つとも言える「無電柱化事業」関連の本命銘柄であること。 具体的には、ここの完全子会社に 「近代設計」 という会社があるのですが、ここが「電線共同溝、無電柱化検討業務で全国1位の圧倒的なシェア」を誇っています。具体的には、平成29年度で全国の21%を握っています。 (上記データは、近代設計のホームページより引用) この 無電柱化事業 は、東京五輪開催に向けての都心の道路やそれ以外でも全国の幹線道路で強力に推進されているものです。 そしてこの無電柱化事業というのは、「地震国日本」では非常に大切なものです。何故かというと、地震の時に電柱が崩壊すると、道が塞がれたり緊急車両が通れなくなってとても危険だからです。 つまり何が言いたいのかと言うと、「永遠の地震国家」である日本にとって宿命づけられた国策事業とも言える「無電柱化事業」が株式市場で人気テーマとなった時には、ここE・Jホールディングスがその「本命ど真ん中」の銘柄になる、そういうカタリスト(株価上昇のきっかけとなる起爆剤)がある、ということです。 このように多くの魅力に溢れた、ロレックスのエバーローズゴールドの時計みたいに優しくキラキラと輝くE・Jホールディングスを、これからPF最上位の一角として、楽しくホールドして応援していく予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 14, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト113位 コナーズの短期売買入門(ローレンス・A・コナーズ+シーザー・アルバレス著、パンローリング、2010年) の最終回第3弾です。 今日は、第6章 ルールその5 「ストップは痛い」から。 株式や株価指数の市場では、ストップは痛手になるのだ。ここで1つの例をお見せしよう。 検証の内容は次のとおりだ。200日移動平均線を上回って推移し、直近10日間の安値を更新した銘柄を調べる。10日移動平均線の上で引けたときに手仕舞うか、仕掛けたときの価格よりもある一定のパーセントまで値下がりしたときにストップに引っかかるように置いた。これがその結果だ。 図6.1 ストップと平均損益率の関係 ご覧の通り、 ストップをどこに置こうと、ストップを置いたことで成績が悪くなっている。 ストップを置く位置が近ければ近いほど、成績は悪化している。 明らかに、マーケットメーカーやスペシャリスト、およびプロのトレーダーたちは、その位置にストップが置かれているのを分かっていて、それを狙っている ようだ。 何百、何千という数の検証からも見て取れるが、株とは得てして、いったん下落し、ストップに引っかかり、それから、反転して急上昇を始めるものだ。 いやあ、この「ストップ注文」を使うべきではないというコナーズのデータを基にした説明は素晴らしいですね。 ちなみに自分は「100%の裁量投資家」を目指しているので、以前からこのストップ注文は一切使っていなかったのですが、このコナーズの名著を読んで、「やっぱりそれで良かったんだ。」と再認識しました。 「ストップ狩り」って、市場を広く見ていると非常に良く発生している感じがしますし、コナーズの検証結果もそれを強く示唆していると思いますね。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。簡潔でキレキレで、しかも読んだその日からすぐに投資に役立つ即効性がある、 「読むコカイン」と言って過言ではない太鼓判認定の大名著 です。読んでいない投資家の方は人生を空費していると思いますので、今すぐに是非。(終わり)
Feb 13, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 472位 4837 シダックス (東JQS、3月優待) △ PF472位は、給食・食堂運営受託大手のシダックスです。 現在の株価は309円、PBR38.43!!、自己資本比率は17.9%で利益剰余金はマイナス、今期予想PER33.23、配当利回り0%(0円)、総合利回り6.5%(0+20=20円、優待はメルカリ平均価格の額面の80%で換算)で、優待は100株で2500円相当、500株で15000円相当の自社グループ会社商品です。 シダックスは厳しい状態が続いていますが、同時に回復の兆しは見えており、自分としては今のところ保有継続の予定です。
Feb 12, 2021
さて今日は、2020~21主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP30銘柄をまとめておきます。 まず、ポートフォリオTOP20に関しては、こちらをご覧下さい。↓ 1~10位 11~20位 21位 9057 遠州トラック 「アマゾンデリバリープロバイダの中に隠れていた2匹目のどじょう」として、現在爆裂急成長を遂げている遠州トラックが「第2の丸和運輸機関」になっても全く不思議ではないと個人的には考えています。 22位 7552 ハピネット 私はハピネットに、名著 ダンドー で著者のモニッシュ・パブライの言う コインの表なら勝ち、裏でも負けは小さい 有利な状況を見出しており、現在「お昼寝待ち伏せ投資法」を実践中です。 23位 9324 安田倉庫 アマゾンに代表されるインターネット通販(EC)の爆発的な増加により配送拠点としての重要性が高まっており、いつの間にか倉庫業界は「隠れ成長産業」になっているのがいいですね。 24位 9990 サックスバーホールディングス 「サックスバーは今期業績はボロボロだけど、コロナさえ収まればまた黒字転換できるだけの十分な力がある。財務状態も良くて余力もあるし、無理矢理に第2のサックスバーを探さなくても、馴染みの、目の前のサックスバーをおかずにしてもう一杯ご飯を食べられる。」という判断の元に、久方ぶりに大きく買い増しして準主力化しました。 25位 3538 ウイルプラスホールディングス ここは、成長力と同時に指標的な割安感も併せ持っているのが最大の魅力ですね。 26位 7508 G-7ホールディングス G-7の着実で力強い成長と流れるように美しいキャッシュフロー推移を見ると、「フランチャイジービジネスだけでもこれほどの成功を収めることが出来るんだな。」と改めて目を開かされる思いがしますね。 27位 7705 ジーエルサイエンス ジーエルサイエンスは、私のポートフォリオ上位には他にあまりいない精密機器セクターの銘柄であることがとても気に入っています。多種多様な銘柄でPFを組み上げることは安全性と健全性の観点からも大切ですし、またその方が勉強になって楽しいですからね。 28位 7846 パイロットコーポレーション 極めて高い利益率、湯水のごとく毎年湧き出る魅惑のフリーキャッシュを誇る、日本を代表するハイクオリティな「ここ掘れワンワン銘柄」の1つですね。 29位 5283 高見澤 ここはいい銘柄と思います。なにしろグレアムのミックス係数は1倍台ですし、優待なめたけも異常に美味しいですからね。 30位 3297 東武住販 ここは超小型株で、指標的にも安く、マイルドながら着実な成長力があるのがいいですね。 以上、2020~21ポートフォリオTOP30銘柄のまとめ でした。 2021主力株概況シリーズ 免責事項 2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Feb 11, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。471位 9305 ヤマタネ (東、9月優待) ◎~◎◎ PF471位の中堅銘柄は、倉庫準大手で文書に重点を置き、不動産賃貸も併営しているヤマタネです。 現在の株価は1480円、時価総額168億円、PBR0.40、自己資本比率は36.1%、今期予想PER9.10、配当利回り3.4%(50円)、総合利回り4.1%(50+10=60円、優待品はメルカリ平均価格の1000円で換算)で、優待は100株保有で9月株主に「山種美術館」カレンダー1点です。 ヤマタネは保有している不動産にたんまりの含み益を持つ、素晴らしい資産バリュー株です。しばらく前の四季報オンラインの、 含み益を考慮した実質PBRランキング100 という記事でも、余裕で上位で入賞していましたね。 ただヤマタネは全く成長力はなく、また株価上昇の起爆剤となり得る明白なカタリストも見当たらないため、今のところは優待株いけすから脱出できずにいます。自分のポートフォリオだと、同じテイストの資産バリュー株としては 7932ニッピ や 9324安田倉庫 が既にあり、総合的に見るとこれらの銘柄に較べて総合戦闘力がかなり劣る、というの現時点での判断です。 そうは言っても、ヤマタネが「日本を代表するS級の資産バリュー株」であることに変わりはありませんし、もしかすると、いつの日かポートフォリオ上位で戦うことがあるかもしれませんね。
Feb 10, 2021
さて今日は当ブログでダントツ一番人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。 30位 3297 東武住販 (東JQS、5月優待) ◎◎ PF時価総額30位の準主力銘柄は、山口、福岡県を地盤に中古住宅の再生販売事業を展開している東武住販です。2019シーズンは32位でしたが、今シーズンもほぼ同じような立ち位置でここで登場してきました。 さて東武住販は実に魅力的な価格水準の中古住宅を販売しています。歴戦の株クラの方々ならポートフォリオ上位の保有銘柄を1つ売れば気軽に買えるくらいの値段でたくさんの一戸建てが売っているのです。見ているだけで楽しいですね。♪ (上記データは東武住販のHPより引用) 現在の株価は1080円、時価総額29億円、PBR0.88、自己資本比率は58.3%と良好、今期予想PER9.69、配当利回り2.8%(30円)、総合利回り3.7%(30+10=40円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で2000円相当の自社営業地域(地盤はフグの本場の山口県下関市)関連食品などです。 今日は私が過去3年に戴いた優待品を復習として見ておきましょう。 2020年です。 2019年です。 「ふく 切り身 だし茶漬け」を食べてみましたが、さっぱりしていて、美味しかったです。 2018年です。 頭と手足を引っ込めて、、、 バビューン。!!! さて東武住販には、 1.指標的に割安で、総合利回りもまずまず、かつ一定の成長力がある。 2. 時価総額僅か29億円の超小型株であるため、いわゆる 小型株効果 が期待できる。3. 営業エリアをじわじわと拡大しながら、数年単位で見ると緩やかながらも確かな成長を続けており、中長期の時間軸で「ゆったりまったり」ホールドするのに適している。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) 4. 激レアな5月優待銘柄 (総数僅かに33) であり、優待権利前には需給の関係から、高い確率での株価上昇が期待できる。 と言う4つの大きな魅力があります。 これからも楽しくホールドして応援していく予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 9, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。470位 8282 ケーズホールディングス (東1、3・9月優待) ◎~◎◎ PF470位の中堅銘柄は、北関東地盤の家電量販店のケーズホールディングスです。 現在の株価は1482円、時価総額3490億円、PBR1.16、自己資本比率は66.9%、今期予想PER9.13、配当利回り2.0%(30~32円)、総合利回り3.4%(30+20=50円、優待券のメルカリ平均価格は額面の95~100%、なのでここでは100%で換算。)で、優待は100株保有で年2回1000円相当の優待券などです。また2月1日には「1年以上の継続保有者」に対しての 優待拡充 も発表されています。 ところで私は以前から無償のボランティアで、複数の友人の投資初心者の方にポートフォリオ立ち上げの協力をしています。これはそれぞれの方の年齢・資産・性格・株式投資への習熟レベル・リスク選好度などをヒアリングした上で、「それだったら、こういった銘柄群で、このくらいの比率だと長生きできるんじゃないですか?」とモデルポートフォリオを呈示して投資の参考にしてもらうというだけのものです。 何でこんなことをしているのかというと、単純に自分が面白いからでただそれだけの理由なのですが、しばらく前にこれから新規にまっさらで株式投資を始めるという20代の女性の方に「総額170万円くらいの全財産で、オール優待株のなるべく安全なポートフォリオを組みたい。」という依頼を受けました。 その方はデパートでのお買い物が大好きという事だったので、3086Jフロントリテイリング、3099三越伊勢丹HD、8233高島屋、8242エイチ・ツー・オー・リテイリングの100株ずつのバルク買いをまず提案しました。 それ以外には、「お料理が好き」というのでプレミアムサービスが優待で6か月無料になる2193クックパッドや、その時に安いと自分が感じていた銘柄群の中から、1単元が比較的少額な所を中心に2730エディオン、2907あじかん、3395サンマルクHD、7337ひろぎんHD、7643ダイイチ、8281ゼビオHD、8928穴吹興産、9324安田倉庫、9707ユニマットRC、9990サックスバーホールディングスなんかをお勧めしました。 その後で、少し予算が余っていたので、私が「他にご自身が買いたい会社ってありますか?」と質問してみたところ、真っ先に「私、ケーズデンキの株が欲しいです。」と言われました。「高校生の頃からアルバイトをしていた大好きなお店なので、絶対に買いたいんです。」ということでした。 ところが実は、自分はケーズHDを何故かこれまで保有していませんでした。なので、「えっ、ケーズですか? いや多分バリュー株だったと思うので大丈夫と思いますが、ちょっとこれから確認させてください。。。あっ、はい、これはOKですね。というか、自分も持っていなかったので明日ご一緒させていただきます。」ということになって、参戦することになったのでした。(汗) 改めて見てみるとケーズHDは指標的にも安いですし、十分な総合利回りも出ていますし、買っていて当然の銘柄でした。「人に教えているつもりで、自分が学ばせてもらった。」という印象的な事例でした。投資の世界では、「自分以外はみんな師」なんですね。
Feb 8, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト113位 コナーズの短期売買入門(ローレンス・A・コナーズ+シーザー・アルバレス著、パンローリング、2010年) の第2弾です。 今日は、神がかり的な出来である、第4章 ルールその3 「株は200日移動平均線の上側で買い、下側で買ってはならない」から。 この章は凄いですよ。何が凄いかと言うと、「異常に説得力があって分かりやすい上に、読んだその日からすぐにガツンと投資で役立つ」からです。まさに天才、それがコナーズなんですね。♪ 株がひとたび200日移動平均線を下回ったら、すべてを白紙に戻して仕切り直す必要がある。 長期的に下降トレンドの株を買うよりも、上昇トレンドの株を買うほうがよい からだ。その理由を説明しよう。 1995年~2007年の間の800万件の取引を調べてみた。そして、株価が200日移動平均線の上側にあるときと、200日移動平均線の下側にあるときの5日間の株価の動きを調べた。ご覧のとおり、株価が200日移動平均線の上側にあるときのほうが、上げ幅が大きかった(図4.1) それだけではない。 過去100年間に起こった株価の大暴落は、そのほとんどの銘柄で株価が200日移動平均線の下側にあるときに起こっている のだ。 どうです? この「事実」を基にした異次元の分かりやすさ。そして同時にコナーズの話はスーッと頭に入ってきて忘れにくいのもいいんですね。 図4.2 ベアスターンズ(日足) ベアスターンズは、株価が200日移動平均線を下回ったのちに、姿を消した。 図4.4 ユナイテッド航空(日足) ユナイテッド航空での快適な空の旅も、株価が200日移動平均線を下回って急落するまでのことだった。 長期トレンドが下向きのときよりも上向きのときに買ったほうが、簡単に(そしてそれほど気疲れすることなく)利益を上げることができる ということだ。 いやあ、本当に感銘を受ける文章ですね。 私は、 バリュー→モメンタム戦略 バリュー投資家としての視点で厳しく株の買い時を探り、実際の売却に当たってはモメンタム(勢い)がある限りは指標的に既に割高になっていても我慢して乗り続け、株価がついにそのモメンタムを失って下落し始めたことを確認してから静かに去ると言う、自分で生み出したオリジナル投資手法 を使って日々戦っているのですが、銘柄が「モメンタムを失った」ことの大きな判断材料の1つにこのコナーズの言う200日移動平均線作戦を使っています。 利益が乗っている銘柄の利確のタイミングに関して、200日移動平均線をついに下回ったところが「撤退すべき重要なライン」であると認識している んですね。(続く)
Feb 7, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第113位は、 コナーズの短期売買入門(ローレンス・A・コナーズ+シーザー・アルバレス著、パンローリング、2010年) です。 さて我々株式投資ジャンキーの間では以前から有名なことですが、 コナーズ本に外れなし。 です。例外は1つもありません。 まさに「虫🐛、コナーズ。」 で、どの本も素晴らしいんですね。 さて、監修者である長尾慎太郎氏はまえがきで、 すでに百数十冊を数えるパンローリングのウィザードブックのなかでも総合で五指に入る秀作だとおもいます。 これほど誠実で価値のある内容が書かれたシステムトレードの教科書を私はこれまで読んだことがありません。 ひとたび読んでいただければその価値はおのずと分かると私は確信しています。 と激賞しました。私も彼の言葉に1ミリも異論はありません。この本は最高です。 それでは次回からは、この傑作書籍の「ベストオブベスト」の大トロの所だけを一緒に見ていきましょう。(続く)
Feb 6, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 469位 9946 ミニストップ (東1、2・8月優待) △ PF時価総額469位の中堅銘柄は、イオン系コンビニのミニストップです。 現在の株価は1443円、時価総額424億円、PBR1.16、自己資本比率は34.6%、今期最終赤字予想、配当利回り1.4%(20円)、総合利回り3.2%(20+26=46円、優待券はメルカリ平均価格の1冊1300円で換算)で、優待は100株保有でソフトクリーム無料交換券5枚などです。 我々優待族にとっては、ミニストップとソフトクリームと言うのは一つの条件反射としてイコールで固く結ばれた関係 です。 これは、今は倒産してしまいましたが、「シベール=ラスク」等と言うのと一緒であり、我々優待族にとっては必修科目的な定番銘柄の一つでもあります(笑)。 この数年のミニストップは「連続増配株」として知られていた頃の往年の輝きが完全に失せ、増配どころか減配&赤字連発の厳しい状況ではありますが、今のところは優待を楽しみにホールド継続の予定です。
Feb 5, 2021
さて今日は久々に 2020~21主力株概況シリーズ です。 29位 5283 高見澤 (東JQS、6月優待)◎◎ PF時価総額29位の準主力株は、長野県地盤で電設、建設資材中心に石油製品や自動車販売なども手掛ける高見澤です。2019シーズン34位、2018年シーズン35位、2017シーズンは36位で登場していたので、少し順位を上げながら4年連続のPF上位入賞となりました。 現在の株価は1891円、時価総額33億円、PBR0.31、自己資本比率は31.2%、今期予想PER4.54、配当利回り1.3%(25円)、総合利回り2.1%(25+15=40円、優待品は私がネットで調べたところでは約3000円の商品だったのでそれで換算。)で、優待は200株保有で信州特産品もしくは自社加工品(なめたけの瓶詰め)です。 このなめたけは高見澤の特産事業部で製造販売しているもので、「日本一の産地として有名な長野県中野市の採りたての新鮮なえのき茸を、信州産丸大豆を使った杉涌天然醸造醤油でじっくりと煮込んだ贅沢ななめ茸」です。これは率直に言って味わい抜群です。それがどのくらいかと言うと、100円ショップで売っているなめ茸の大体7倍くらいは美味しいです。 この高見澤の優待なめたけは途轍もなく美味しいので毎年楽しみにしています。今日は実際の料理例をいくつか御覧戴きましょう。 高見澤優待なめたけの雑炊 高見澤優待なめたけの和風パスタ 高見澤優待なめたけのオムレツ 高見澤優待なめたけとキムチの冷奴 なめたけが瑞々しくて食感も良く、どれも抜群に美味しかったです。 さて、高見澤は指標的に極めて割安ですし、財務状態も着実に良くなっていますし、マイルドではありますが一定の成長力もありますし、過去の業績も安定していて2003年6月期以降は一度も赤字もないですし、地味ですが非常に良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 尚、ここで個人的なメモ書きを兼ねて、高見澤に関するちょっとしたポイントを列記しておきます。1. 過去10年間で売上高が大きく伸長している(2009年6月期380億円→2020年6月期625億円)が、この理由はIRによると、「この数年でM&Aを行ったため。」とのこと。2. 業績予想に関して、「固めに出していますか?」という質問に対しては、「当社にはその傾向はあります。」とのこと。 ま、いずれにせよ、超低PBR(0.31)&超低PER(4.54)で、 グレアムのミックス係数 が1倍台 の今の株価位置であれば、高見澤はPF上位銘柄として特に戦闘力不足という事は無いと考えており、今後の業績推移をしっかりと見ながらこれからも抜群のなめたけ優待を楽しみに引き続き大好きホールド継続の予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。将来を透視できる「魔法の水晶玉」は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 4, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト112位コナーズの短期売買実践 (ローレンス・A・コナーズ著、パンローリング 、2011年) の最終回第5弾です。 今日も、第2章 ベストトレーディングパターン2 から。 モメンタム移動平均線 押しや戻りで仕掛ける、という方法はほとんどの人がよく知っている方法だ。 ここで紹介するのは、2つの移動平均線と特定のセットアップを組み合わせて、再び元の長期トレンドに戻ったときに仕掛けるという方法だ。 買いのルール(売りはこの逆)1. 5日移動平均線が20日移動平均線を上抜く。これは上昇トレンドになることを示唆している。2. 初めて5日移動平均線を下回って引けたら、それがシグナルの第1のサイン。3. 3日以内に5日移動平均線付近か、5日移動平均線を上回って引けたら、翌日の寄り付きで買う。そうならない場合は無効。4. トレーリングストップを使って、価格の上昇に伴ってポジションを段階的に手仕舞って利益を確定する。 例2 メリルリンチ1. 株価は5日移動平均線と20日移動平均線の両方を上回っている。2. 初めて5日移動平均線を下回って引ける。3. 2日後、5日移動平均線を上回って引ける。4. 寄り付きで買う。5. 株価は4日でおよそ10%上昇。 まとめ モメンタム移動平均線戦略はトレンド形成の非常に早い段階で仕掛けることを可能にする戦略だ。 このモメンタム移動平均線戦略は、私のような「トレンドには極力逆らいたくないけど、でも同時に信条としては常に市場心理に対して逆張りを意識したい」タイプの投資家にとっては非常に有益なやり方です。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。「天才コナーズに駄本なし。」とはよく言われることですが、非常にシンプルかつユニークで独創性があり、隠れた名著と言って良いと思います。未読の方は是非。(終わり)
Feb 3, 2021
さてさっきの記事が物足りなかったので、今日は2021PF概況シリーズをもう1本行きます。468位 4093 東邦アセチレン (東1、3月優待) ○ PF468位は、溶接切断用ガス製造で発祥し、産業用、家庭用LPG、器具器材も併営している東邦アセチレンです。 現在の株価は1465円、時価総額103億円、PBR0.69、自己資本比率は51.9%、今期予想PER14.64、配当利回り3.1%(45円)、総合利回り3.8%(45+10=55円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 東邦アセチレンはポートフォリオ中位としては何の問題もない良い銘柄です。というか、大株主10位以内にBBHフィデリティイントリンシックオポチュニティズと光通信(株)がダブルで登場している段階で、「バリュー印」の安心銘柄であることが良く分かりますね。(笑)
Feb 2, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。467位 7813 プラッツ (東マ、6月優待) ○ PF467位は、介護ベッド製造・販売の専業中堅企業のプラッツです。 現在の株価は1480円、時価総額55億円、PBR1.95、自己資本比率は42.5%、今期予想PER24.87、配当利回り1.4%(20円)、総合利回り1.7%(20+5=25円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 プラッツは指標的にはやや高いですが、「事業内容に成長性があっていいな。」と思ってしばらく前に勉強のために100株だけ買いました。保有しながらプラッツについていろいろと学んでいきたいと考えています。
Feb 2, 2021
いやあ、早いもので今年も2月に突入しましたね。 さてマーケットでは昔から 短く寒い2月はウォール街では忘れられたも同然で、ほとんど痕跡を残さない。2月は最高の6か月のなかでは弱く、そのときどきのトレンドに従いやすい。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P174) とされています。「節分天井、彼岸底」という格言もありますし、無理は禁物の1か月というところでしょうかね。 ま、いずれにせよ、引き続き丁寧に集中して戦って行きます。それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Feb 1, 2021
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