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最近の相場環境の好調を受けて、私は「上がってしまったものを売り、より不人気で株価が動いていない優待バリュー株へのシフト」を必死に進めており、主力下位銘柄の内容が激変してきています。
こういった投資行動は過去の自分の経験上短期的には間違いなくパフォーマンスを悪化させるのですが、結局私は「その瞬間のパフォーマンスよりも市場でとにかく1日でも長生きする。頓死しない。」ことを一番に重視している投資家なのだろうと思います。こういった性質なので私はこの悲惨な投資環境だった10年間以上を日本株市場で元気に生き抜くことが出来たのでしょうし、逆にどこかで大勝してアーリーリタイアメントをすることも出来なかったのでしょう。
それでももちろん私もより良好なパフォーマンスは喉から手が出るほど欲しいわけで、最近はほぼ24時間例えば「今からまだ2786サツドラ買い乗せできるかな? いやでも来期の会社予想やっぱり弱気だったし一旦押すかな?。」とか、「3395サンマルクHDは優待権利落ちで安いところがあったら準主力に出来るかな? でも前からエクセレントカンパニーではあるけど成長力がちょっと弱いし、買っても他の投資家の方が乗ってこないかもな。」などと、必死に考え続けています。今、まさにこの瞬間にもいくつかの銘柄を書き並べてその内どれを主力に昇格させるかを最終決断しようとしているのですが、朝からもう何時間も思索を続けて煮詰まってきたので、ちょっと息抜きに主力株概況シリーズを書いています。 (笑)
14位 7516 コーナン商事 (東1、2月優待) ◎◎
保有全390銘柄中、時価総額14位の主力には、ホームセンター業界4位で大阪地盤のコーナン商事
が「優待株いけす」から発掘されて前回の圏外から初登場しました。
現在の株価は1243円、PBR0.57、株主持分比率は30.2%、今期予想PER4.44、配当利回り2.3%(28円)、総合利回り3.1%(28+10=38円)で、優待は100株保有で1000円相当の自社商品券です。
最近と言うかこの数年のことですが、バリュー投資家の方のポートフォリオにドラッグストア銘柄が多く登場するようになりました。DS業界には確かに割安銘柄が多いので当然とは思うのですが、実はあまり話題にはならないですがホームセンター業界にも割安株というのは多いんですね。
昨年の業界売上高ランキングを見ても、
1位 3050 DCMHD PBR0.60 ×PER11.14=6.68
3位 8218 コメリ PBR1.02 ×PER12.85=13.10
4位 7516 コーナン商事 PBR0.57× PER4.44=2.53
5位 2790 ナフコ PBR0.39× PER6.68=2.60
6位 8168 ケーヨー PBR0.78 ×PER12.70=9.90
8位 8184 島忠 PER0.55 ×PER10.53=5.79
11位 9842 アークランドサカモト PBR0.78×PER6.97=5.44
(数値は3月25日現在)
業界トップのDCMホールディングスからして安いですし、どの銘柄も魅力的な株価位置です。 中でも4位のコーナン商事はその規模の大きさを考えると総合戦闘力が一番高いと考え、PFの「ホームセンター業界特別選抜枠」で主力の一角としました。ただ、コーナン商事以外でも例えば業界5位の2790ナフコには大株主に不人気割安株で良く見かける「BBHフォー・フィディリティー・ロープライスストック」が登場していますし、成長力を考え合わせると11位の9842アークランドサカモトも魅力的な銘柄と思います。ま、両社とも非優待株なので私は買いませんが。(笑)
コーナン商事はもう何年も売上高はヨコヨコで、パッと見ると完全に成長力を失った「うら寂れた負け組ホームセンター」にしか見えませんが、
円高を利した海外直輸入商品の販売強化により、この数年飛躍的に利益率を改善してきています。前期2012年2月期は東日本大震災後の特需もあり素晴らしい業績(最終数値は未確定)でしたが、私見では今期2013年2月期も前期並みに近い業績は出せるものと現段階では見ています。実際の業績推移がどうなるのか、主力として楽しく厳しく見守っていこうと考えています。
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