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昨日の日記のコメント欄で、私の投資スタンスに関する質問を受けました。そういえばいつも「優待バリュー株投資の魅力」については熱く語り続けているものの、それ以外の投資スタンスについては長く書いていなかったので今日は改めてそれを書いておきます。
とはいっても実は書いていなかったのは、「ブログ開設来投資スタンスに全く変更が無く、それを皆様にも御理解戴いているという前提でこの日記を書き続けてきた。」からです。
今日はまず私がこのブログを始めた直後の2005年12月10日の日記、「中期投資家」の内容を再掲させて頂きます。
引用開始
このところずっと考えていたのですが、私はどうやら 中期投資家
になってきたようです。
元々私はさわかみのおっちゃんから2週間毎に届く「さわかみレター」を見て、おっちゃんを目標に投資家としての人生を歩んできました。もちろん今では「優待バリュー株投資」という自分なりの投資スタンスにいたっているわけですが。
おっちゃんは「バイ&ホールド」のがんこ投資ですので、当然私も中長期投資家として育ってきていると自負していました。
しかし、私はかなり昔から「株日記」をつけていますが、それを読み返すと段々と株を売買することが増えてきています。
それにはいくつかの理由があると思います。
まずはメインで使っているEトレ(現在はSBI証券)の手数料が劇的に下がって、しかも少し前にアクティブプランに変更したことにより、株の売買に対する心理的抵抗が減少したことです。また、段々と自分の資金量が増えてきたことにより、実際に動きやすくなっているのもあります。
次には四半期決算の義務化、ネット証券の台頭と資金回転率の高い個人投資家が増えたことにより、株価の動きが以前より大きくかつ激しくなってきていることです。ポートフォリオを常に見直さないとポートの魅力を保てないことが増えてきていると思うのです。
更にはこれが最も大きな理由かもしれませんが、私もブログを始めて改めて痛感しましたが、ネット上には心から尊敬できる銘柄発掘能力が高い投資家の方がたくさんいらっしゃることによるものです。
自分の持ち株とそれらの方の銘柄を較べて、新しい銘柄の方が、資産バリュー、収益バリュー、成長バリュー、優待バリューなどの総合点で明らかに優れている場合に、持ち株を入れ替えるのは自然なことです。
優待バリュー株投資では、優待を頂くことも大きな目標となるので、自然と中長期の投資になりやすく、実際それは山口揚平さんが「なぜか日本人が知らなかった 新しい株の本」のなかでもおっしゃっているように、「税金や手数料の点で有利」であり、このことが優待バリュー株投資のパフォーマンスの安定性に寄与していることは間違いないところだと思います。
ただ、これも山口さんが指摘していることですが、 長期投資というのはそれ自身が目的なのではなく、企業価値と株価のギャップが調整されるのには時間がかかるのでそれで長期に持とう
ということに過ぎないわけです。
こうして、私は自分でも気付かないうちに中期投資家になってきているようなのです。
引用終わり。
この文章は今から7年半前に書いたものなのですが、今自分で読み直しても「特に訂正すべき点はないなあ。」と思います。そして私はこの頃から「自分は中期投資家である。」という自覚を持って日々を戦っています。
私には短期投資の才能は全くありません。ただ粘り強い性格なので一度狙った銘柄をしぶとく持ち続けることに対する心理的ストレスもほとんどありません。「中期投資」というスタンスは、長年の自分の性格や投資結果などを踏まえて自然にたどり着いたものです。
そして具体的に言うと現在の私は、
主力で勝負している銘柄に関しては、2~3年で2~3倍を狙えるようなところに限定している
つもりです。指標的に割安で、何らかの株価上昇のきっかけ(カタリスト)が同時にかつ複数ある銘柄ということですね。
例えば6059ウチヤマHDであれば、介護部門の目覚しい成長力が評価されることと、将来の東証2部、更には1部への昇格期待のダブル狙いですし、6425ユニバーサルエンターテインメントであれば、2年以内に完成する総工費2000億円の巨大フィリピンカジノリゾートでの爆発的な利益成長狙い+今年後半から来年にかけての日本国内での「カジノ解禁」の関連銘柄としての側面のダブル狙いということになります。
私は、
ギャンブル好きで座右の銘が「一攫千金」という父親と、
台湾帝大主席卒業の祖父を父に持つ、冷静で慎重で努力家の母親
の2人のアイデンティティが面白くブレンドされた、
冷静で、かつ常に一攫千金も狙っている
というハイブリッド(?)な投資家です。
皆様には、私がこのような投資家であるということを御理解頂いた上で、これからの日記を引き続き温かい目で読んで頂けたら幸いです。
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