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さて今日は当ブログ1番人気の 2019主力株概況シリーズ です。
11位 9035 第一交通産業 (福証、3・9月優待) ◎◎◎
PF時価総額11位の主力は、九州小倉地盤でタクシー事業を全国展開する第一交通産業です。2019年の5位からは順位を落としましたが、なんとか最上位の一角の地位を死守してここで登場してきました。
ところで「福証単独上場銘柄」というのはどこも流動性が極めて低いことからそれが嫌気されて「逆プレミアム」が乗って指標的に安いところが多いんですね。具体的に言うと
1771日本乾溜工業
7533グリーンクロス
8398筑邦銀行
あたりですが、どれも優待付きですし、それぞれの方の予算に応じて1枚ずつ拾うというのは悪くない投資アイデアなのではないでしょうか? ま、株価が上昇するかは私には全く分かりませんが。(笑)
すいません、少し話が脱線しました。このように福証には割安な優待バリュー株が浜辺に打ち上げられたデブアザラシの如くにゴロゴロと転がっているわけですが、その中でも特にここ第一交通産業は飛び抜けて良い銘柄と思います。そのためこの3年ほど 「PF主力 福証枠」
として最上位の一角に登場し続けています。また最近福証から東証への流出銘柄が非常に多いことを考えると、
「福証、最後の大物」
と言っても過言ではないとも感じています。
現在の株価は735円、時価総額288億円、PBR0.58、自己資本比率24.0%とやや悪いのが最大の欠点、ついでに言うと「福証上場」のせいで会社の規模は大きいのに流動性が非常に低いのも大きな欠点、今期予想PER5.96、配当利回り3.4%(25円)、総合利回り5.6%(25+16=41円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は年2回、100株で1000円相当、600株で2000円相当、1000株で3000円相当、2000株で5000円相当、10001株で30000円相当などの優待クーポン券です。
私はここを主力株としている関係で、毎回優待MAXとなる30000円分のクーポン券を戴いています。
凄いボリュームですね。
そしてこの優待クーポン券は「通販取り扱い商品」と引き換えすることが出来るのですが、その商品内容がかなりいいんですね。 今日は実際の優待品とその使用例を2つ御覧頂きましょう。
第一交通産業優待のまぐろ丼
広島八天堂のパン
「ふわふわの天空の雲」のようで、滅茶苦茶美味しい。!!!
さて第一交通産業は不人気な福証銘柄ですが、指標的には極めて割安です。またタクシー業界ではすでに最大手の1位ですが、それでも業界シェアは僅かに3.5%に過ぎませんし、毎年M&Aを続けてゆっくりと着実に成長し続けています。
(上記データは2018年8月6日の会社説明会資料より引用)
また現時点で、東証1部への昇格基準も既にほぼ満たしていると考えています。そして率直に言って、第一交通産業は仮に東証2部に昇格したらそれだけで最低+25%、そして東証1部に昇格したら最低+50%くらいは株価が上がっても全く不思議ではないとも思います。
その根拠ですが、同業他社を見ると小田急系のバス・タクシー会社の9081神奈川中央交通が東証1部上場企業でかつ売上高が第一交通とほとんど同じくらいなのですが、ここが11月4日現在でPBR.0.87倍、今期予想PER14.96倍に評価されているからです。
ところで、著名なバリュー投資家で「トゥイーディー、ブラウン・カンパニー」の ウィリアム・ブラウン
は、名著
価値の探求者
の中で、
「低取引株には特徴がある。それは、運転資本であろうが、資産の簿価(PBR)であろうが、利益(PER)であろうが、どんな尺度においても非常に割安であるという事だ。」と述べました。
タクシー業界最大手のナンバーワンで1000億円を超える毎年の売上高があるのに、超不人気市場である地味な「福証」暮らしが長く続き、毎日の出来高が「枯れ枯れの枯山水」でほとんどない第一交通産業は、ブラウンが指摘する「低取引株の特徴」を全て、そして同時に非常に分かりやすく満たしています。
、、、
多分、第一交通産業は、そして
代表取締役創業者会長で現在97歳の黒土始さん
は、
自分達を育ててくれた福証のことをとても深く愛し、恩義を感じていらっしゃるのだろうと思っています。
「幼稚園のぴちぴちの制服を着た、すね毛丸出しのおっさん」
になっているんですね。
以上、日の丸バリュー投資家として極限まで集中しながら「2019第一交通産業 秋の陣」を最大限の緊張感を持って戦い抜いていく所存です。
2019主力株概況シリーズ 免責事項
2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の自由過ぎるステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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