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さて今日は当ブログ一番人気の 2019~20主力株概況シリーズ
です。
29位 8203
ミスターマックス・ホールディングス
(東1、2月優待) ◎◎◎
PF時価総額29位の準主力株は、九州地盤の家電、日用品ディスカウントストアの
MrMaxHD(登記社名 ミスターマックス・ホールディングス)
です。
現在の株価は395円、時価総額156億円、PBR0.53、自己資本比率は29.5%、今期会社予想PER8.15、配当利回り3.8%(15円)、総合利回り4.3%(15+2=17円)で、優待は1000株保有で「6か月以上の継続保有を条件として」
2000円相当の自社プライベートブランド商品詰合せ
です。
2019年優待品
2018年優待品
さて現在私は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス
の影響が今後長期間に及ぶ可能性があることを考えて、
コロナによるダメージをまともに受ける
銘柄群のポジションを落とし、その代わりに、
コロナによるダメージを受けにくい
もしくはデビルコロナの邪悪で強大な勢いを逆にプラスに転化できる
銘柄群への資金集中=コロナシフトを加速しています。
ここミスターマックスに関しては、前期2020年2月期の業績推移が自分の想定よりもかなり悪かったことからJ1(主力株)からじりじりと順位が下がり、一旦はJ4(優待株いけす上位)ランクにまで落ちていました。
ただその後突如勃発したコロナ騒動の中で既存店月次が逆に急激に良化していることを最大限に高く評価し、再び鬼プッシュして大きく買い乗せしました。仕込みの関係で紹介が遅くなりましたが、本日現在の最新ランキングではPF時価総額4位と超主力の一角の位置へと返り咲いています。
実際の月次を見ておきましょう。2020年2月113.4%、3月112.5%と絶好調な既存店月次を叩き出しています。 デビルコロナの悪影響を受けていないどころか、逆にそれが強力な追い風になっていることは明白
ですね。♪
またデビルコロナの影響で、今期の業績予想数字を出せなかったり、出していても利益予想が半減しているところが続出していますが、 ミスターマックスは2021年2月期に関して安定的な業績予想を既に出している点も買い安心感が強い
です。
ちなみに上記の今期予想は既存店売上高前年比を100.1%で見込んでいるものなので、現在の「コロナ特需」が今後更に長引くようであれば、必然的に今期業績は上振れることになると思います。
更に各種SNSを見ても、 ミスターマックスには「コロナ神風」が吹いていて全国各地の店舗が爆裂特需フィーバーで激混み
のようです。それを反映してか、会社HPには以下の様な記述がありました。会社ロゴも「ソーシャルディスタンス」を取っているのが、気が効いていて面白いですね。
ところで、 MrMaxHDが地盤としている九州北部は「日本最大のディスカウントストア激戦区」
として知られています。具体的には、
トライアル(非上場)
、 ルミエール(非上場)
、
ダイレックス
(非上場、但し以前は 7548サンクスジャパン として上場しており、2007年MBOにより上場廃止となった。ちなみにその時には私は PF3位の超主力株
として戦っていたのでとても思い出深い。)などの、「強烈に安い」ディスカウンターが軒を成しており、ミスターマックスはその地獄の環境下で、ずっと厳しい「仁義なき抗争」に明け暮れてきました。
そしてミスターマックスは厳しい競争下でまともに利益を出せない年月が続きましたが、2016年3月期からはようやくまともな利益を上げられるようになっています。
ちなみに会社IRに利益率改善の理由を質問すると、「2015年3月期に体質改善のために不採算店の閉鎖などで大きな特別損失を出して、それで良くなった。後、店舗の作業効率化を通じての人件費削減や物流費削減などの継続した経費削減の努力の効果もある。この2つ。」とのことでした。
またミスターマックスは、上場している他のディスカウントストアで規模が比較的近い他社と比べた場合の相対的な割安感が極めて濃厚でもあります。具体的には、
2791 大黒天物産 (PBR1.37×PER19.47=26.67)
3080 ジェーソン (PBR1.32×PER10.57=13.95)
7646 PLANT (PBR0.26×PER101.59=26.41)
8203 ミスターマックスHD (PBR0.53×PER8.15=4.32)
9890 マキヤ (PBR0.49×PER16.32=8.00)
と、
グレアムのミックス係数
で見ても、明らかにミスターマックスが1人だけ安い状態です。
更に実際の店舗を見ても、ディスカウントストアとしては店内は明るく清潔で、また店員さんも元気そうで生き生きしています。(他社のディスカウントストアでは、万年人手不足で疲れきっている店員さんばかりのところも良くあります。)そして商品の価格も十分に安く、総合的に見て他社のディスカウントストアと較べた場合の相対的な戦闘力が高いと考えられます。
ついでに実際のお店での買い物の一例も御覧頂きましょう。
上の写真のおにぎりせんべいは78円(私は幼少の頃から今に至るまでずっと一貫しておにぎりせんべいが大好きです。)、プリッツは79円、アレッポの石鹸は298円でした。
ちなみにこの石鹸ですが、ヴィレッジヴァンガードでは確か500円か600円で売っていました。
このように、商品の価格が実際に非常に安いことが分かりますね。♬
ちなみに現在私は、食品スーパーの 7520エコス
と 8167リテールパートナーズ
にディスカウントストアのここ 8203ミスターマックスHD を「3本の矢」として、
「コロナシフト」対策の本命
に据えて戦っています。
以上、複数の大きな魅力 を持つミスターマックスHDを、ポートフォリオの「コロナシフト」の一翼として、再び楽しくホールドして応援していく予定です。
2020主力株概況シリーズ 免責事項
2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の宇宙ステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
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