みきまるの優待バリュー株日誌

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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

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Oct 15, 2022
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カテゴリ: 投資本書評

 さて今日は株式投資本オールタイムベスト133位





金融市場はカジノ(ニコラス・ダーバス著、パンローリング、2019年)







 の最終回第3弾です。



















 ​
  負けている持ち株は売って、勝ち組を見つけたほうがいいよ。すぐに売って、損切りをすべきだ。



 私の経験では、株価には現実的であることが絶対に必要だ。買ったときにいくら払ったとしても、二十五ドルの銘柄は二十五ドルの銘柄だ。だから、それを二十五ドルの銘柄として評価しなければならない。



 株式市場では過去も未来もまったく意味のない言葉だ。そんなものは存在しないからだ。そこに存在するのはいつも現在だけだ。取引日の日が変わり、時間が変わるたびに、新たな判断を迫られる。私は過去や未来に行動するわけではけっしてない。行動するのはいつも現在だ。



 だから、含み損になった銘柄を持ち続けるという決断は、負け組を買うという決断とまったく同じなのだ。明らかに、同じ理屈は上げている銘柄を売るという判断にも当てはまる。だれが損をする銘柄を買って、利益が得られる銘柄を売るだろうか?











 これは「価格だけを真摯に見つめ続けて」戦っている、モメンタム投資家ならではの「地に足のついた」素敵な言葉ですね。






 ダーバスは株式投資を始めた最初の頃からほとんど心理的な葛藤なくスムーズに自然に損切りが出来るタイプだったようなので、元々モメンタム投資が向いていたというか、モメンタム投資家になるように運命づけられた人だったんだろうと思います。






 投資家と言うのは、「自らの性格とその投資法が無理なく一致している」ことが非常に大切です。ダーバスの数々の言葉を読んでいて、「自分にはこのやり方はとても無理だな。」と感じる場面も多くあったのですが、それは「自分が石橋をたたいて壊す、コテコテのバリュー投資家」だからだろうとしみじみと感じました。






 さてこれでこの本の紹介は終わりです。株式市場=カジノという独特かつ説得力のある視点に立った素敵な一冊です。未読の方は是非。(続く)






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Last updated  Oct 15, 2022 08:00:08 AM


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