みきまるの優待バリュー株日誌

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Jan 7, 2023
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カテゴリ: 投資本書評
 さて今日は株式投資本オールタイムベスト135位




反脆弱性(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2017年、ダイヤモンド社)










​ の第6弾です。






 今日は、第2章 過剰補償と過剰反応はどこにでもある から。












 ​
心的外傷後成長とイノベーション



 ある日、私はイギリス政府顧問で政策立案者のデイビッド・ハルパーンの事務所で椅子に座っていた。私が反脆さの考えを話すと、彼は「心的外傷後成長」という現象を教えてくれた。これは心的外傷後ストレス障害とは逆で、過去の出来事で心に傷を負った人々が、それまでの自分より強くなるという現象だ。



 イノベーションを起こすには? まず、自分からトラブルに足を突っ込むことだ。といっても、致命的ではない程度の深刻なトラブルに。私は、イノベーションや洗練というものは、最初は必要に迫られて生まれると思っている。



 失敗への過剰反応で巨大なエネルギーが解き放たれたとき、イノベーションが生まれるのだ。












 考えてみると私たち投資家と言うのは、「前もっては正解が分からない」究極の複雑系であるマーケットに命の次に大切なお金を、それもどデカい金額を突っ込んで戦っているわけで、これはまさにタレブの言う「自分からトラブルに足を突っ込む」過酷な状況です。







 ここで大切なのは、限度を超えた集中投資や過度のレバレッジをかけた「もしも失敗すると致死的」なやり方をしないことです。







 カーレースの最高峰F1で長年チームオーナーを務め「名伯楽」として知られたエディ・ジョーダンは数々の天才ドライバーの栄枯盛衰を見つめ続けてきた方ですが、彼はシンプルに ​ 「ベストドライバーたちはマシンの限界ぎりぎりで走るが、決して限界を超えることはない。」 ​ と述べています。







 つまり、「ブラックスワンに襲われても、ギリギリで生き残れる」くらいの「適度な分散と、ほんのり集中投資」が、ダメージを糧にして成長し投資家としてのイノベーションを生み出していくためには必要なんだな、と感じました。(続く)






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Last updated  Jan 7, 2023 02:49:21 PM


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