みきまるの優待バリュー株日誌

みきまるの優待バリュー株日誌

PR

Profile

みきまるファンド

みきまるファンド

Free Space

免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。

Calendar

Favorite Blog

三洋貿易(3176)---25… New! 征野三朗さん

メモ New! 4畳半2間さん

ウクライナで敗北し… New! Condor3333さん

お汁粉で栄養補給 New! slowlysheepさん

【11月】○○の秋でお… わくわく303さん

週間パフォーマンス… らすかる0555さん

ジェイコムだって fuzzo728さん

2年で2倍 MEANINGさん

【10月運用成績】… かぶ1000さん

3322アルファグルー… Night0878さん

Keyword Search

▼キーワード検索

Jan 17, 2024
XML
カテゴリ: 投資本書評

 ​ さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第141位は、






 逆張り投資家サム・ゼル (サム・ゼル著、パンローリング社、2018年)





 です。













 本書は、1968年に自らが設立した投資会社のエクイティ・グループ・インベストメント会長で、ニューヨーク証券取引所の上場会社5社の会長でもあった、起業家かつ投資家のサム・ゼルの自伝です。ゼルは逆張り思考の強い人間であり、同じく逆張り好きの私にとっては、非常に共感できる、そして同時に勇気付けられる素敵な一冊です。





 サム・ゼル氏は残念ながら昨年2023年に81歳で亡くなられました。この書評を彼に捧げたいと思います。






​(上記データはBloomberg2023年5月19日配信の記事より引用)​











 今日はまず長尾慎太郎氏による監修者まえがきを見ておきましょう。







 これは単に不動産投資で財を得た人物の成功譚ではなく、リスクと言うものをどのように扱うべきか、そしてそのためには人や組織にどういった「文化」が必要なのかということに関する啓蒙書なのである。



 著者にとっては、リスクを取らないことはせっかく自分に与えられたチャンスを無駄にし、さらには潜在的により大きなリスクをとっていることにほかならないのである。



 ゼルはユダヤ人であり、彼の両親は第2次世界大戦時に日本人外交官であった杉原千畝の発行したビザによって命を救われたスギハラサバイバーであった。ポーランドで穀物商をしていたゼルの父親はナチスの危険性をいち早く見抜き、事前に周到な準備をしたうえでギリギリのタイミングで家族と共にポーランドを脱出した。。。父親の冷静な判断と果敢な行動がゼルの一家を救ったのだ。



 一方で、常識や先入観にとらわれてリスクをとらなかった多数派の人々は生き残ることができなかった。文字通りリスクの扱い方1つが生死を分けたのである。

















 私たちが戦う株式市場では、世間の一般常識や先入観に捕らわれた大衆・多数派は長い目で見るとほぼ負けます。市場で勝ち残るには「計算されたリスク」を取り、逆張り思考を持って臨むことが極めて大切です。





 そしてこのゼルの自伝からは、多くの貴重な示唆を得ることができます。ゼルのリスクに対する考え方は極めてユニークですが同時に学ぶべきところが沢山あります。それでは次回からはこの本のベストオブベストの部分だけをコンパクトに見ていくことと致しましょう。(続く)











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jan 17, 2024 06:32:02 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: