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2007.07.28
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カテゴリ: Gourmet (Others)
西荻の 珈琲職人 は直火の自家焙煎にこだわった珈琲豆を売ってくれる店だ。もちろん、珈琲だけを飲むこともできるが、豆を買って、そのサービスとして職人が淹れてくれる珈琲を味わい、珈琲談義に花を咲かせるのが楽しい。珈琲にお湯を注ぎはじめるときの、職人のなんともいえないシアワセそうな表情がイイ。

自家焙煎を売りにする店はそれほど珍しくはないが、ここの豆は、一味も二味も違う。ときどき通りかかると、お客がいない間に職人がハンドピックで不良豆を取り除いている姿を見かけることもある(店には「こんなモノ入っていました」の不良豆サンプル?もある)。職人が焙煎を始めると、そのにおいに惹かれてやってくる常連さんもいる。

「売り切りご免」の限定品もある。シーズンごとにお奨めの品も変る。ここの豆を使って淹れた珈琲はまず、香りが違う。豆の膨らみ方も他の自家焙煎の店と違うことに気づく。なんというか「普通よりずっと元気よく」膨らむのだ。また、ふつう膨らみのよい豆は、雑味まで出てしまうことが多いが、ここの豆は、やや深炒りであるにもかかわらず、雑味がでにくい。Mizumizuのような素人が淹れても、そうなのだ。ドリップで珈琲を落とす手作業は、実はかなり面倒くさい。だが、ふわぁ~と膨らみ、魅惑的な香りが立ち上ってくるその瞬間があまりに楽しくて、豆を挽き、お湯をわかし、容器を温めてセットし、粉になった豆をいれて、お湯を注ぐという「儀式」の煩雑さも気にならなくなる。

開いているときは店の前にスズキのバイクが置いてあるのだが、最近お昼すぎに行っても目指すバイクがない。「時間は適当」というのは、西荻らしい「ゆるさ」で、地元民としてはまったく気にならないのだが、それにしても、あまりにその状態が続くのでおかしいと思い、電話をしてみた。すると身内に病人が出て、そのリハビリを手伝うのでお昼すぎまで店を開けられなくなったとのこと。「よろしければお届けします」と言ってくれたので、エスプレッソ用の豆(挽いてもらったもの)とストレートの普通のドリップ用の豆(自分で挽くので豆のまま)を適当に選んでもってきてくれるようにお願いした。

coffee

右がドリップ用のストレートの豆。Mizumizuの好みも考えてくれたらしく「ブラジル」。しっかりした苦味がありながら、すっきりと飲める。なぜかあまりブレンドが好きではないので、いつもストレートを頼んでいる。今度一度「職人ブレンド」を頼んでみよう。

エスプレッソ用は、今回はブレンドではなく、あえてケニアのストレートを選んでくれた(写真左)。泡立ちはやや弱いものの(泡は立つけれど、わりとすぐに消えてしまう)、深みのある苦さに感動する。高貴な芳香も素晴しい。やはり市販のエスプレッソ用の豆とは「重層感」が違う。

ケニアのエスプレッソというと、フランスの超一流レストランを思い出す。

ランスにある「 レ・クレイエール 」では、食後にガラス張りのテラス(ほとんど温室?)で庭を眺めながら、食後のプティフールが供されるが、エスプレッソは何種類かメニューにあり、「ケニア」が一番高価だった。フランスというところは普通のカフェで飲むエスプレッソは最悪だが、それなりの場所だと非常に美味しい。美食の国は実は美食格差のひどい国なのだ。

ランス

写真は庭から見た夕暮れのレ・クレイエール。雰囲気は文句のつけようがない。右に張り出しているのがガラス張りのテラス。ゆったりとくつろげる。

ランスはいわずと知れたシャンパーニュの街。レ・クレイエールで奨められて味わったキュベ・ウィリアム・ドゥーツなら、何度でも飲みたい。日本でではなく、シャンパーニュ地方で、地酒として。

ちなみにこのレストラン、Mizumizuがたずねたときはボワイエ氏がすでに引退した後で、食事自体には名声ほどの美味しさはなかった。往々にして津々浦々まで名声が行き渡ったころには、味はピークを過ぎているものだ。だが、食後に選んだケニアのエスプレッソは当然素晴しかった。

自宅用にもヨーロッパの一流レストランで味わうエスプレッソと同種のものをさりげなく選んでくれる。もちろんこちらがフランスの話をしたわけではない。常連になることのヨロコビがある店、それが西荻の「珈琲職人」だ。





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最終更新日  2007.07.28 01:01:53


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