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カテゴリ: お仕事
連載第三回。
一回で終わるネタを、3回に引っ張ってるだけだけど(笑)



第一回の「帰らないで…もう少しいてほしい…お願いだから」に、つながっていくわけですね。


さて、旅行者らしき外国人集団がやってきて、お酒探してたってのは夜のメンバーの間でちょっとしたネタになりました。そりゃまあ、変わった事が起こったらみんなで共有したいってのはあります。ネタはあっちゅうまに広がります。


これで終わりじゃなかったんです。




翌日も、彼らは買い物にいらっしゃいました。
いや、別にそれはどうってことではありません。レジの連中にしたところで、外人さんに「外国語で話しかけられない限り」はうろたえる事はありません。


もっとも、昨日はまいちん(22歳・学生)が言わなくてもいい接客用語を言ってしまい、ぱにくってましたが(笑)

海外クレジットカードは一括払いしかできないのに、「一括でよろしいでしょうか?」って聞かなくていいものを聞いてしまい、英語で聞き返されてパニック(爆)


流れで接客してるからそんな事になるんだよっ。


私は、少し早めに仕事を切り上げて帰るつもりで、進物コーナーで作業をしていた夜のレジ管理担当に退社を告げに行きました。
暴言迫撃砲のユカタンと、二人の子がいるとは思えないほど幼く見えるイケちゃん。




…と、昨日の外国人の皆様が進物コーナーにおられる(爆)




「ユカタン、イケちゃん。今日はもう帰るからな」
「え?もう帰るの?ちょっと待ってよ」
「ツァオさ~ん…まだ帰っちゃだめ」


彼女の視線の先には、真剣な目で進物を見つめる外国人のみなさん。



その彼女の視線が、外国人の方とぶつかってしまいました(爆)


「Excuse me(^^)」


満面の笑みでイケちゃんが呼ばれます。



彼女が振り向いて私を探します。



私は、一度着たコートをもう一度脱いで、テーブルの上に置きました。
「ありがとう、ごめんね」と繰り返す彼女。でも、笑顔が広がります。
「しょうがないな。もうしばらくいっしょにいてあげるよ」

そしてこの後、彼女にとっては初めての出来事が待っていました。




と、まあここにつながるわけですね(笑)



イケちゃん、二人の子がいるとはとても思えないほど、ほんわかしてゆっくりした雰囲気のおかあさんです。高校生でも通りそうなくらい。


…想定外の事態に出くわすと、どうしていいかわからなくなります。


ユカタンも、暴言の割にはあわてだすと止まらない。



どっちにしろ、私が行った方が無難でしょうと言う事で、前に出ました。



昨日、話をしている事もあってか、スムーズにこちらに話しかけてきます。


「教えてくれないか?この小さな箱にはいったのはなんだ?」



一口サイズの羊羹でした。


…なんていったらいいんだ?ジャパニーズゼリーか?



後ほど辞書で調べたら「甘くてゼリー状の豆の練り粉を棒状にしたもの」
…形状を説明しただけだな(爆)


でもね、「Japanese beans jelly」って言ったけど、全然伝わんない。そりゃそうだ。羊羹は食ってみなくちゃわからない。

「日本のお菓子か?」
「そうだ。日本の伝統的なお菓子だ」

ここで私「traditional(伝統的)」と言うつもりで、何を勘違いしたのか「ancient(古代)」って言っちまったんですね。
少しばかりびっくりするお客様。

Marさんなら、感覚的にわかると思うけれど。


別の一人が横から他の商品を指差してたずねます。
「これも日本のtraditionalなお菓子か?」


…絶対に助け舟を出してくれたんだと思う(汗)
…おまえの単語は変だぞ、ってなもんで。


指差されたのはカステラでした。
「そうだ、伝統的な、オランダからやってきたカステラっていうお菓子だ」
「オランダのお菓子なのか?」
「いや、オランダから伝わったのはずいぶん昔だ。」
「伝統的なお菓子なんだな?」
「そうだ」
「ふーん、ありがとう」



さっきの、羊羹を前に悩んでいた一人がまた私に問いかけました。

「なあ、これはおいしいのか?」


これ、どう思います?

羊羹って、100人いて100人とも大喜びして食べる味じゃあないですよね。私も子どもの頃は、あまり好きではありませんでした。
今じゃお茶かコーヒーといっしょに出てきたら、際限なく食べますけど。


「うーーーん(汗)」

こっちが悩んでしまった。


「伝統的な日本のお菓子なんだな?」
「うん、そうだ」
「オッケー。よし、これをくれ」
「サンキュー。今包むから少し待ってくれ」

近くにいたユカタンを呼んで、包装してくれるように頼みました。
マニュアルどおりに、いろんな確認事項を日本語で始めようとするユカタン。

「ユカタン、ユカタン。わかんないって(笑)それに英語で聞かれた時に、どう答えるの?」
「ツァオさんが答えたらいいじゃない(笑)」

…こら。

包んでる間に、また呼ばれました。




「ひとつ頼みがあるんだ」

「?」

「俺はあのお菓子を、俺のガールフレンドにプレゼントしたいんだ」

「うんうん」

「日本語で私のいう事を書いてくれないか?」


おおお。かっこいいじゃないか。そういうことなら、こっちも喜んで協力させていただきましょう。


「なんて書けばいいか、この紙に書いてくれ」


彼は 「my beautiful girl」 と書きました。


「日本には、プレゼントを贈る時に使う伝統的な紙がある。それを使って書いてみるというのはどうだろう?」



…熨斗紙です。



彼は目を輝かせて、大喜び。やった。喜んでもらえた。



でも、少々考えました。
なんて書こう?

変に意訳して、曲がって伝わるのも大変なのでそのまま「私の美しいひとへ」と書きました。

「少女へ」って書くと、ちょっとへんかもしれないし。


「それから、日本では伝統的に、この紙の下の方に贈る人の名前を書くんだが、どうする?」
「ここへ自分の名前を書くのか?」
「そうだ」
「オッケー、いれてくれ。俺の名前は○○と言うんだ」

カタカナで、彼の名前を書きました。

筆ペンで書くカタカナって結構むずかしい(汗)


「これでオッケーだ。ありがとう、サンキュー」
「ドモアリガト」
お辞儀をしながら、彼は立ち去っていきました。

…お辞儀が板についてないなあ…やっぱり、あれは日本独特の文化なんだね。



「すまないが教えてくれないか」
振り返ると、昨日の夜、酒を探していたひとり。


かごの中に入れた2本の日本酒を指さしながら

「これはサケか?」



気に入ったようです(爆)





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最終更新日  2006.01.21 16:44:33
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