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2007年02月23日
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カテゴリ: 仕事のこと全般
昔は巷に“「配達」する仕事”がいろいろあったが、今ではめっきり減ってきたように思う。
もちろん現在でも、宅配ピザなどそういった類の配達はあるが、
ここで言うところの「配達」とは、ああいうある種システム化されたいわゆる「デリバリー」とはちょっとニュアンスの異なる、
昔ながらの「配達」のことだ。

その筆頭がおそらく「酒屋」ではないだろうか。
つまり「酒屋」というのはある意味、「昔ながらの配達」を体現している代表格といってもいいかもしれない。
それはそれで誇らしいと思えることではあるが、逆に窮屈に思えてしまうときもある。

酒屋の配達は、当然の如く昔から「無料」だ。
どんなにわずかな量でも、「無料」で配達してきた。
そしてそういった感覚は、完全に顧客の頭の中に刷り込まれてしまっている。

しかし昔と今では、我々の得られる「利益」にかなり差が有る。
昔はどこの酒屋も「定価」で配達するのが「常識」だった。
しかし現在、酒類の価格が悉く値崩れしている中では、「定価」での配達などでは、
顧客はまず納得してはくれない。
かといって、量販店などで売られているのと同じような価格で配達などしようものなら、
完全に足が出てしまって、全く商売にならなくなってしまう。

つまり「酒屋の配達」というものは、昔のように適正な利益を取れていた時代だからこそ出来た「サービス」なのだ。
それが現在は、それだけの利益を取ることが出来ない。
しかし顧客にとっては、「酒屋は配達するのが当たり前」という感覚だけが残ってしまっている。

何年か前から我々の業界では、
「酒屋の配達も『配達料』をとる時代に来ているのではないか」ということが議論され始めている。
なるほど、満足な利益が取れない中で配達というサービスを行うのは、
どこの店もきびしいと感じているのは確かだ。
しかしいざ顧客のシビアな反応を想像すると、誰も「配達有料化」に踏み出せないでいる。

しかしながらここのところその数を増やしつつある新業態の店―――――具体的に言うと、量販店やコンビニなど―――――、
こういった中にも、宅配を行うような所が時々見受けられるが、それらは「配達料」を取っているケースが多いようだ
(もちろん○○円以上は無料、というような措置をとっているが)。
で、お客の方も、こういった新業態だと何故か、「配達料」というものに抵抗感が薄いようなのだ。

ちなみに先日、関東の方から引っ越してこられたというあるお宅から、新規で配達の注文を頂いたのだが、
伺っていざ清算の段になったとき、「えっ、配達は無料なんですか!?」と、ビックリされたことがある。
どうもこの方は前に住んでいたところでは、配達料を取られていたようだ。

同じような商品を配達するのに、店舗形態が違うというだけで、片や「配達料」を当たり前のように払い、
片や「配達料」などとんでもないという感覚で受け取られるこのギャップ、何とかならないだろうか。





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最終更新日  2007年02月23日 19時41分08秒
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