りらっくママの日々

りらっくママの日々

2008年12月18日
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カテゴリ: 二年生生活
ドモです!

あったかいうちにベランダ掃除終了!

あまりにも終わったのが嬉しかったので、

二度目のUPしちゃって御報告♪

では、どんな感じになったか、見て見て~!

こちらが掃除前 掃除後~♪
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こちらはお隣さん(奥)との差を写してみたw
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あ~、スッキリした!

嬉しい♪


が!


私もちょっと喉が痛い!!!

予想通りかもしんない…

コリも喉痛くて給食食べられなかったって☆

明日、初めて学校休むかなぁ~?しょんぼり

私は今夜、「風のガーデン」と「小児救命」観れるかしらwww

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「ある女の話:カリナ」


結局、告別式の精進落としまで行くことになった。

赤木くんは、倒れた日に実家に帰ってきていて、
「オレの嫁さんはアオヤンちの子供にしたから~」
って、報告していたらしい。

病室でも、ノボルが持ってきたマナの写真を、
「この子、オレの嫁さんにするって約束してるんだ。」
って、嬉しそうに見せていたそうだ。

赤木くんの家族が、そんなことを話しながら、
マナのことを眺めたり、ダッコしたりした。

赤ちゃんって言うのは、
そこにいるだけで、
何でこんなに人の心を和ませるんだろう…。

そう思わせるような空気が、
お葬式の間、ずっと流れていた。

焼き場から、精進落としの会場へ。

まるで、結婚式かのような、
音楽葬って感じの雰囲気に、
赤木くんが死んでしまったなんて、
まだ焼いた骨まで見ても信じられない。

遺体だって、
まるで蝋人形みたいだったもの。

ノボルは、ずっとマッシーが言うように、
笑って、懐かしそうに、楽しかった思い出ばかりをみんなに話していた。

でも、

体が焼かれる時に、
「置いてくなよっ!」
って叫んだ。
言った自分にビックリしてるみたいに、
躊躇した表情をしていた。

こんなノボルを初めて見る。

赤木くんは、
彼にとって、本当に特別な存在だったんだって、わかる。


ノボルをイグチくんたち友達といっしょに飲みに行かせて、
久しぶりに会った、ユウやミキと別れて、
私はマッシーといっしょに家に戻った。

「ねえ…人の死って、あっけないよね…。」

マッシーが紅茶を飲みながら言う。

「うん…。」

マナに母乳をあげながら、私は頷いた。

「こんなふうに、
みんな赤ちゃんの時を過ごして大きくなってきたんだよね。
大変な思いをして育てた子供が先に逝っちゃうのって、
どんなにつらいだろうね…。」

懸命に母乳を飲むマナを見ていると、
この子が今亡くなってしまったら、
私は一体どうなってしまうだろう…って思った。
もう、日常にいないことなんて、考えられない。

「カリナはもう親目線で死を感じてるんだね。」

マッシーは呟くと、紅茶を一口飲んだ。
言われてみれば、そうかと思った。
マッシーが言葉を続けた。

「私は…
赤木くんが幸せだったのかな…って気になって。
実はね、病院に最後のお見舞いに行った日に、
赤木くんの病室から女の人が泣きながら出てきたんだよね。
もしかしたら、赤木くんの彼女かな…って思った。」

「どんな人?」

私は、もしかしたら、赤木くんが言っていた、
好きになって、後悔してないって言っていた女性じゃないかと、ふと思った。
好きになっちゃいけない人。

「ん~と、カワイイ系かな?キレイっぽいけど、カワイイの。
歳は、私達と同じ位かなぁ~?
小柄で。
昔赤木くんが付き合ってた、サキちゃんとは違う感じだったよ。
サキちゃんもキレイだったけど、見た目からして気が強そうな感じだったよねぇ?」

「へぇ~。いいな。見たかった!」

マッシーは笑った。

「結構、忘れられなかったんだよね。
赤木くんって愛されてるんだなぁ~って思って。
あんなふうに泣く位、好きだと思われる人がいたくせに、
何だって結婚しなかったんだろうね?」

「ん~、もしかして、前に聞いた、好きになっちゃいけない人なのかも?
あのね、倒れる前に言ってたの。
アオヤンがいろんな物を持ってて羨ましいって。
オレには何も無いって。
今まで付き合った人に後悔してないけど、
好きになった人が手に入れば、もっと良かったんだけどって。」

「ふ~ん。」

マッシーは何か考え込んでいるようだった。

マナが母乳を飲み終わったので、ゲップをさせると、
そのまま腕の中ですやすや眠ってしまった。

「死んじゃうくらいなら…」

「え?」

「ううん。何でもないよ。」

「何よ、マッシー、言いかけだと気持ち悪いじゃない?」

「ん…
ああ…、あのさ…。」

マッシーは言いにくそうにして、紅茶をまた一口飲んだ。

「死んじゃうくらいなら、
強引に自分のものにしちゃえば良かったんじゃない?って、
一瞬そう思ったの。
だって、あの人、ホントに苦しそうだった。
周りのことなんて、目に入ってない感じで、
こう…
ぼんやりした感じで出て行った。」

私は、その様子を想像した。

赤木くんが言ってた人だとして、
どんな人だったんだろう?って。

でも、想像がつかなかった。

わかったのは、赤木くんのことをかなり好きだったんだろうな…ってことだけ。

ノボルなら知ってるかもしれない。
話してみようかと思った。

「人間なんて、いつ死んじゃうかなんて、
わかんないんだから…さ。」

マッシーが独り言みたいにつぶやいた。

「うん…。」

私はマナを揺りかごラックに乗せて、
揺らしながら紅茶を飲んだ。

「でも…さ、
取られちゃった人が悲しむんじゃない?
友達の彼女だったり、
もしも、こんなふうに子供がいる人だったりしたらさ…」

私はマナを眺めながら言う。

「赤木くん、多分取れないと思うよ。
あの人、人を楽しませたり、喜ばせるの好きだったじゃない?
それに、すっごい子供好きみたいだし、家族もかなり欲しがってたから。
家族取り上げるようなこと、きっとできないと思うよ。」

「そうだね…。」

マッシーもマナを見ながら言った。

「ノボル…
マッシーが言った通り、すごく辛そうだった。
私、思いきって、行ってみて良かったよ。
マナを赤木くんちの人たちに見せることもできたし。
マッシー、ありがとうね。」

「うん。
…ね、カリナ。
私達さ、ずっと友達だよね?
友達でいてくれる?」

マッシーが、泣きそうな顔で言った。

「うん。
もちろんだよ!
当たり前じゃん?」

私はマッシーの手を握った。

「私、カリナが体育館で一人でバスケットのシュートを決めた時から、
ずっと友達になろうって決めてたんだ。」

「え?そうなの?」

「うん。あんな遠くからキレイに…
すっごくカッコ良かった。
だからね、こうして、こんなにすごく友達になれたこと、
私今でも嬉しいんだよ。ホントに。」

マッシーも私の手を握り返してきた。

「ふふ。何だか恋愛みたいだね~。」

「そうだね。」

お互い、ちょっと目がウルウルしてるのがわかった。
赤木くんの死で、心が弱くなってるのかもしれない。

でも、

あの時のマッシーの表情が、
違うことを考えてたんじゃないか?って、
今は、つい思い返してしまう。

ねえマッシー、
私は今でも友達だと思ってるよ。

どんな気持ちで私の言葉を聞いていたの?

教えてよ、マッシー…

私、
あなたに伝えなくちゃいけないことがあるの。





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最終更新日  2008年12月19日 08時22分01秒
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