りらっくママの日々

りらっくママの日々

2009年01月04日
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カテゴリ: 平凡なる一族
出不精な父のために、たまには遠くへ出かけたい母のお誘いで、

お正月サンセットディナークルーズに行ってきました~♪

場所は東京湾。

レストランシップ、ヴァンテアンって言う船に乗りました♪

PHSの機種変更のため、画像悪くてすみませんが、

ほぼ写真日記です☆

まずは船に乗るための通路を通って~  獅子舞がお出迎えです☆
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コリラックが席から見える海を眺めてるよ♪ 夕焼けにレインボーブリッジ☆
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飲み放題のラウンジに
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ヴッフェの御用意☆
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食べてる間に獅子舞が来たよ!
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新春音楽の演奏後 若手お笑いさんが3連発!
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東京児童館で見た「ナイツ」みたいに有名になるかな~?

でもって、屋上デッキへ。
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レインボーブリッジが本当にレインボーに☆  そしてデザートをたんまりと食べた♪
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幸せな気持ちで帰りました~!ウィンク
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誘ってくれた、お母様ありがとう!!!

自分たちじゃ行くことさえ思い浮かびませんでした☆

今日は、ゆっくり寝正月しちゃった~。

明日からは早起き生活でっす!

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「ある女の話:カリナ」


私はイシタニくんの真剣な目から、
目が逸らせないでいた。

イシタニくんも目を逸らさない。
手が強く握られていた。

私は、
イシタニくんの目を見たまま、
首を横に振っていた。

「なんで…」

私は、イシタニくんから目を逸らした。
そして、
首を横に何度も振った。

あの、呪いにかけられた時の、
手の感触が蘇っていた。

イシタニくんは手を強く握ったまま、
ため息をついて言った。

「なんで泣くの…?」

そして、軽く私を抱きしめた。
泣き出した私の体を、
なだめるように言った。

「大丈夫だよ。
なにもしない…」

私はコクンと軽く頷いた。

それしかできなかった。

イシタニくんが、おしぼりを渡してくれた。
そして、抱き寄せた私の髪を撫でながら言った。

「さっき、お父さんがいきなり死んじゃったって言ってたよね…?
心の準備ができてなかったから、
いまだにひきずってるって…。」

私はまたコクンと頷いた。
涙は引いていた。

イシタニくんから、煙草の香りがする。
お父さんに子供の頃、こうしてダッコしてもらっていた記憶が蘇った。
お父さんに甘えていた頃。

「俺、癌なんだってさ…」

私は驚いて、顔を上げて、イシタニくんを見た。

「嘘…?」

「ホント。
結構いっちゃってるらしいよ。
嘘ならいいんだけど…」

イシタニくんは、無理やり笑った顔をした。

「家族に話すように医者にも言われたんだけど、
何だか言えなくてさ。
言わなければ、嘘みたいに平和だし、
なかったことになるような気がして…。
話したら、一気に変わるだろ?

もしかしたら、俺の見たいニュース番組とか、
低俗で子供に悪いようなHな番組とか見せてくれるかもしれないけど、
絶対俺に気を遣うんだろうな…って。
今までと違うようになるんだろうな…って。
きっと、俺がいなくなったことを想定して、泣いたりするんだろうな…って。
自分でいっぱいいっぱいだと思うのに、
そんなのフォローできるのか…俺…自信…無い…よ…」

最後はかすれ声になって、
イシタニくんは静かに泣いていた。
私を抱きしめながら。

「怖いんだよ…
怖いんだ…」

私はイシタニくんの体を抱きしめた。

強く。
強く抱きしめた。

こんなに温かいのに。
こんなにガッシリとしていて、
ちゃんと鼓動が聞こえるのに。

それと同じような速さで、
病気が進行してるって言うの…?

「ねえ、俺ちょっと羨ましいよ、お父さんのこと。
何も考えずにポックリ逝けたら良かったのに…って、
最近思うんだよ…」

しばらく、イシタニくんは静かに私を抱きしめていて、
それから、ようやく落ち着いたようだった。

「お父さんと何を最後に話したか…覚えてる?」

イシタニくんがつぶやくように聞いた。

「最後は…
確か、私と子供たちを家に送ってくれた時で…
私たちの家をジッと見て、
カリナたちは偉いな~って。
ちゃんと自分達でこんな家を持って、ガンバってるんだな…って。
そう言ってた…。
だから私が、お父さんたちが助けてくれるからだよ…って言ったの。」

そうだ…
そう言った。
お父さん、もっと楽できるのに、
私達がいるせいで、こういう負担かけちゃってごめんねって。
めんどくさいでしょ?って。

「そしたら、お父さんが…
子供がいるから、今までガンバれてこれたんだって。
子供がいるのが生きがいだから…って言ってた。
そう言ってたよ…。」

イシタニくんは私の髪をすいて、
そっか…
って、つぶやいた。
抱きしめられた体から、お父さんの匂いがしたような気がした。


あれがイシタニくんとの最後だったんだな。

私は手帳を破り捨てながら思う。


帰りのタクシーで、
イシタニくんが、ずっと手を握っていた。

その手にはもう、呪いはかかってなかった。

呪いじゃなくて、
何かの魔法がかかっていたんだと、
その時に思った。

私とイシタニくんを引き寄せる魔法。


家族に話すよ…

イシタニくんが、私につぶやくように言った。

うん…

私が頷いて、
ギュッとお互い手を握った。

もうこんなことをするの、コレが最後だって、お互いわかっていた。

私の家の近くで、タクシーを止める。

じゃあ、元気で…
今日会えて良かったよ。
嬉しかった…
ありがとう。

イシタニくんが淋しそうな笑顔で言って、

私も…
うん。ありがとう…。

って、手を振る。

同じ表情を、私もしてるんじゃないか…って思った。

イシタニくんを乗せたタクシーが、
どんどん遠くなって、
角を曲がっていくまで、
私は道に立っていた。

嘘だよね…

嘘…

嘘。


実感が沸かないまま、家の中に入る。

もうみんな寝ちゃってるみたいだったけど、
心配している証拠に、
玄関に小さく明かりが灯っていた。

ただいま…
って、温かい心になって、心の中でつぶやいた。

そして、追い炊きをした温かいお風呂に入って、
私は家族に気付かれないように、

イシタニくんを思って、


泣いた。





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最終更新日  2009年01月04日 20時14分22秒
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