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2021年06月13日
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テーマ: 航空会社(5)
カテゴリ: 民間航空
 航空業界はコロナ禍で事業環境が激変。
 業績は急降下で海面下となったうえ、浮上の兆しみえず、時期は見通せない。
 財務体力が弱い、全日空系のLCCの「エア・ドゥ」と「ソラシドエア」が持ち株会社設立で合意。
 減資と増資で債務超過を回避する枠組みを設定した。
「エア・ドゥ」と「ソラシドエア」
2021年5月31日 NHK
 新型コロナウイルスの影響で、航空会社の経営が厳しさを増す中、北海道を拠点とする「エア・ドゥ」と、九州を拠点とする「ソラシドエア」は、来年10月をめどに共同で持ち株会社を設立することで基本合意したと発表しました。感染拡大以降、初の航空業界の再編で、両社は経営を統合して業務の共通化を進め、経営の立て直しを急ぐことにしています。
     ​
 発表によりますと、いずれも地域の航空会社で、札幌市に本社を置く「エア・ドゥ」と、宮崎市に本社を置く「ソラシドエア」は、来年10月をめどに共同で持ち株会社を設立することで基本合意しました。
 両社は、それぞれ持ち株会社の子会社として傘下に入るとともに、経営を統合して業務を共通化し、費用の削減を図る方針です。
 具体的には、航空機の部品や燃料を共同で調達したり、羽田空港にあるカウンターや事務所のほか、人事や総務部門などを共通化することを検討するとみられます。
 新型コロナウイルスの影響で厳しい経営が続く航空業界で、初の再編となりますが、両社はブランドや路線網など経営の独立性は維持するとしています。
 また、両社は、それぞれ資本金を減らす減資を行って、必要な資金を確保する一方、金融機関に議決権が制限される「優先株」を引き受けてもらう形で増資を行うことも発表しました。
このうち、
▽エア・ドゥは、政府系の日本政策投資銀行と北海道の北洋銀行から、合わせて70億円、
▽ソラシドエアは日本政策投資銀行と宮崎銀行、それに宮崎太陽銀行から合わせて25億円の出資を受ける としています。
 31日に発表された両社の昨年度の決算は、最終的な損益が、 エア・ドゥが121億円、ソラシドエアが76億円の赤字 でした。
  ―  引用終り  ―
     ​
 合併ではなく2社の独立を維持するということで、重要な収益源である羽田空港の発着枠は減らさないつもりだという。
 LCCだけでなく大手2社も厳しい環境は同じ。
 2020年度の決算は、ANAホールディングスは過去最大の4046億円の最終赤字、日本航空は2866億円の最終赤字で、経営統合、合併なども噂されたが、両社は大反対。
 世界的コロナ禍が長期化すると、反対できなくなる。





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最終更新日  2021年06月13日 06時00分08秒
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