ぶるどっぐロンディ＆にゃんこの部屋

米海軍士官が家族に送った手紙
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110318/amr11031820270013-n1.htm

米海軍第７艦隊の駆逐艦「ﾏｽﾃｲﾝ」乗り組みの士官の書いた手紙

いま本艦は仙台近くの海洋にいるが陸上から流されてきた家屋などの破片や
遺棄された漁船の船体や貨物などものすごい分量の漂流物が目立つ。私が
そこから感じるのは悲劇と希望だ。周辺の海域は漂流する墓場だともいえる。
人間の生活や生命の無数の破片が水に洗われているのだ。

一方　海岸近くでは生存者達が物資の不足と冷寒の天候と戦っている。
今朝は雪も降った。私達は陸上で道路や線路を切断されて一般の救出活動から
は隔離され　孤立していた人達を救う事ができた。本艦のヘリコプター群は
休みなしに飛行し　陸の被災者達に食料　水　衣服　毛布などを供給した。

次の日は午前２時から７時まで偵察の任務となった。本艦のヘリは陸上で孤立し
屋上にＳＯＳの表示の出た病院に着陸した。200人程の患者がいて物資を緊急に
必要としていた。私たちは食料　水　衣類　毛布などを提供した。

【オピニオン】日本の"ネバー・ギブアップ"精神＝ソニー会長
ハワード・ストリンガー（ソニー会長兼最高経営責任者）
2011年 3月 18日  20:06 JST
http://jp.wsj.com/Japan/Companies/node_203094

英ウェールズに生まれ、米国籍になり そして今　日本で働く私は様々な国の
性格がそれぞれの運命を決する事を目の当たりにしてきた。

第二次世界大戦時のイギリスがチャーチル首相の下で強い意志力を発揮した事
はよく知られているし米国の今日の世界における指導的立場は創造力や独立心
に富むことで有名な国民性によるものだろう。

日本の人々は今　大きな試練に直面しているが　きっと確固たる精神力で乗り越え
られると私は信じている。正に「不屈の精神」というフレーズがこの国で使われる
ように。英語で「ネバー・ギブアップ（never give up）」を意味するこの言葉は
特に極限の状態に置かれた時に当てはまる。マグニチュード9.0の地震と大津波
それに続く原発危機という相次ぐ困難に見舞われた日本で「不屈の精神」は　今
よく聞かれるフレーズだ。
そこには粘り強さ忍耐力希望といった思いが込められている。

日本で「不屈の精神」に負けず劣らず重要なのは共通の目的意識だ。社会は隅々
まで強いきずなで結ばれており自らを守るだけでなく助け合おうとする強い姿勢が
ある。海外のメディアは被災者が救援物資の食べ物や水　ガソリンを受け取る為に
落ち着いて忍耐強く列に並ぶ姿に驚きの声を上げた。しかし私にとっては物資が
尽きた時にも彼らが暴動どころか文句も言わないとしても驚きはない。

震災後の多くの報道は日本の人々が即発揮した沈着冷静さや強い意志　思いやりの
心を伝えている。原発で　この先直接知る事も無いであろう人々の命を救う為に
自らを顧みずに努力する勇気ある人達がいる事に世界は畏敬の念を持っている。
食べ物を分け合う見ず知らずの他人同士　子供達を守らなくてはいけないと赤子を
抱きしめる父親--。

これらの事例がどんなに勇気づけられ心暖まるものであったとしても今の時点で
地震がもたらした破壊の甚大さは日本の人々にとって耐え難いものだ。
村が消滅し多くの人々が家を失い避難所での生活を強いられている。
医療従事者や器具　食料　水　電気　住まい　暖房　衣服に至る迄　総てが不足
している。日本に救援を送る事は日を追って重要になる。原発危機が深刻化すれば
救援も益々必要になる。特に何千もの人々が避難しなくてはならなくなり緊急の
治療が必要になる場合にはだ。

世界のどこに住んでいようと被災地の姿をテレビやコンピューターで見た我々は皆
日本の為に祈り義援金を送るべきだろう。
この大災害の現実をできるだけ早く終結させ過去の記憶と呼べるようになる為に。

ソニーも他の多くの企業と同様 停電から交通機関の混乱や資材不足にいたるまで
様々な困難に直面している。しかしゆっくりとであるが確実に再び軌道に戻りつつ
ある。個人としても企業としても大きなショックから回復しようとしている。

今回の危機の前にも日本人は経済の低迷と景気後退に耐えてきた。
世界第2位だった経済規模も3位になった。一部には　繁栄につきものな無関心の
せいで若者が目的意識を失っていると指摘する向きもある。

しかしここ数日　目の当たりにしたのは無関心とは全く違うものだった。それ故
日本人が持ち前の気骨と断固とした心持ちでこの試練と痛ましい犠牲から以前より
も力強く立ち上がると私は確信している。新たな目的意識と共に。日本の人々は
我々の支援を必要としているが我々も彼らから学ぶべきことは多い。

どこにいようと誰でもいつか試練に立ち向かわなくてはならない時がくる。
その時には　ここ1週間の日本人の様に行動できると思いたい。
品位と寛容の心とともに「不屈の精神」によって。

　嘘の募金呼びかけに御注意は正しい募金先・振り込み手数料は不要です

南三陸町で２千人の無事確認
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110315/dst11031517130104-n1.htm

嬉しいニュースも入って来ます。物資は間もなく届きます。

自衛隊のホバークラフトも活躍して居ます！ありがとう　そして　御苦労さま