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主人公の女の子観終わったあとに、ちょっといろいろ考えてしまいましたが、あることに気づいてゾッとしてしまいました。原作より考えようによっちゃ「怖い」映画です。元々は押切蓮介による漫画です。連載は2007年頃からなのでもう10年前の作品になります。ジャンルはサスペンス、ホラーとなっていますが、内容は「いじめ」+「復讐」で構成されています。その殺戮シーンがホラーと解釈されてもおかしくないほど凄惨です。北国の田舎を舞台にしているので、キーアイテムはずばり「雪」です。冬の間に事件は起こるので、降り積もる「雪」が死体を隠すといったことで物語は進んでいきます。死体が見つからないのですが、春になったら・・・・ということで本来、物語はそこに向かって収束していくはずなんですけどね・・・・ここからストーリーをほぼ全て書きます。例によってネタバレありですので・・・・主人公は東京から北国に引っ越してきた中学3年生の女の子です。(原作の漫画は絵がかわいいので、後半の殺戮シーンでのギャップがもの凄いです。)転校当初はクラスメートに馴染んでいたようですが、突如としていじめが始まります。「無視」「靴隠し」からどんどんエスカレートし、机に「死ね」と彫刻刀で彫られたり、カラスの死骸を机に入れられたりと散々です。見て見ぬふりの担任や他のクラスメートたちがいる中で、主人公に特別な視線を向けている生徒が2人いました。一人は金髪の女の子で、彼女がいじめの首謀者でした。もう一人は主人公に心惹かれる男の子で、背の高いイケメンです。特にイケメンの方は主人公を陰ながら支え、主人公もいつしか彼に惹かれていきます。主人公は両親に相談し、担任に話をするものの担任は取り合ってくれません。さらに面談にきた主人公の父親はいじめを実行している男子生徒に階段で画鋲をしこんだシューズで蹴られたりもします。もう学校に行かなくてもいいと主人公の親もそう伝えるのですが、そこに一人の女生徒が主人公の家にいじめっ子の命令で様子をうかがいに来ます。彼女は主人公に学校にきてくれと懇願します。なぜなら主人公が学校に来ないと自分がいじめられるからです。実は彼女は主人公が転校してくる前までいじめられていたのですが、主人公にターゲットが変わったことで難を逃れていたのです。いじめが再開したことで彼女は精神的に追い詰められ、主人公の家に火を放つという暴挙に出ます。厳密に言うと、家に火をつけるのではなく、とんでもないことに主人公の家族(父、母、妹)に直接灯油をまき、火をつけます。事件当日主人公はイケメンと一緒に外出していました。そして帰宅したとき火事を目撃します。そしてそのとき、イケメンは火の中に飛び込み、全身やけどの妹を抱きかかえて救出します。妹だけはなんとか一命をとりとめたのです。てっきり火事は事故だと思って放心状態になった主人公は抜け殻のようになっていましたが、心配で同居するようになった祖父や思いを寄せるイケメンの励ましもあってなんとか自我を保ち、再び学校へ行こうとします。卒業まで残り数ヶ月なので我慢をしようと思うのですが・・・・火をつけた実行犯は7名。先の元いじめられっ子の女の子と、主人公を直接いじめていた女子3人、そして階段で父親を蹴った男の子とその取り巻き2名です。リーダー格の金髪の女の子は現場にはいませんでした。彼女が直接命令したわけではありませんでしたが、いじめられっ子は彼女に認めてもらい、いじめをやめてもらうために、ことを起こしたといってもいいと思います。そして再び学校に来るようになった主人公にいじめをしていた女子3人は放火の発覚を恐れ、なんと主人公に自殺するように迫ります。その際、実は火をつけて家族を焼き殺したことを主人公に伝えます。ここで主人公はぶち切れて雪の中から拾った釘(現場は穴を掘った粗大ゴミ捨て場)で女の子の目を刺します。主人公の女の子(最初のイラストと同一人物!)理性の「タガ」が外れ一線を越えてしまった主人公はその後そこにいた女子3人を撲殺します。降り積もる雪は死体を隠し、主人公はそのとき聞いた他の実行犯への復讐を誓います。その後の復讐劇については割愛しますが、主人公も含めてほぼ全員死亡です。担任も死にます。実はイケメンも例外ではありません。「人間・失格」の加勢大周のようなことを、しでかして(古すぎて何のことかわからないかもしれませんが)主人公の復讐の対象になります。「冬の散歩道」がかかると思い出します・・・しかし、1名だけ生き残ります。金髪の女の子です。彼女は物語の途中で主人公に許しをこうものの、元いじめられっ子の女の子の襲撃に遭い半死半生になります。(原作ではここで死亡します。)映画では回復した彼女は春になって卒業証書を受け取り新たな人生をスタートさせます・・・・・凄惨なシーンが連続し、救いがないように思えたところで彼女が生き残ったことで一見さわやかな(希望のある)終わり方をしたような気がします。金髪の女の子は自分の今までの行いを改め、まるで憑きものが落ちたように、彼女のバストショットで物語は閉じます。って、ちょっと待たんかい!そういう解釈でよいのでしょうか?私がゾッとしたのはこのラストです。結果からすると「直接手を下さなかった首謀者が生き残って、何事もなかったようにその後の人生を送る」という最も恐ろしい結末になってませんか?だいたい、あんなことがあったのに卒業式に出席できます?しかも金髪のままですよ。ラストシーンで少し微笑んでいるようにも見えました。すっげー、怖いです。直接手を下さない首謀者がおそらくこの物語の中で一番たちが悪い。この金髪の女の子の家庭の事情も多少描かれますが、そんなの知ったこっちゃない。こいつこそ最も凄惨な最期を迎えなくてはならないと思います。原作では、彼女がばかにしていた元いじめられっ子に殺されるという、本人にとって最も屈辱的な最期を迎えますが、映画では生還します。因果応報からは主人公も逃れられなかったのに、首謀者は助かるんですよ!ということは・・・「いじめはわからないようにやりましょうね~」「うまくいけば、免れることができますよ~」「そんでもって反省したら、赦されますよ~」っていう風に解釈できるラストになってませんか?反省しても髪は金髪のまま・・・人間はそう簡単には変われないことを表してませんか?彼女は高校生になっても同じことを繰り返すような気がして怖いです・・・・・・ということで、そういう解釈をすると、物語のようにここまで凄惨な事件は極端だとしても、いじめた張本人は基本的には「野放し」という現代社会の闇がとても深いということを痛感しました。いじめが発覚すると、すぐに学校の責任が問われますが、やっぱり法をもって、いじめた奴にきっちり制裁を加えないといじめはなくならないと私は思います。復讐はダメですけどね・・・・まぁ、ラストシーンをどう解釈するかによって印象は全く変わってくるんですけどね・・・・ちなみに彼女が着ている真っ赤なコートですが・・・・これこれ!このコートっす!真っ白い雪が画面を覆い尽くす中で赤のコートが美しく映えて見えますが、そういうことじゃないんです。赤のコートは「返り血」を目立たなくするんですね・・・・気づかなきゃよかった。うわぁ~ん・・・怖いよ~ミスミソウ 2018/04/07 公開 114 分 監督 内藤瑛亮出演 山田杏奈 清水尋也 大谷凜香 大塚れな 中田青渚 紺野彩夏 櫻愛里紗 遠藤健慎 大友一生 遠藤真人 森田亜紀 戸田昌宏 野咲祥子 寺田農
2018年10月27日
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それでは「スペクター」のレビューの続きです。ということで、ここからが、「ボンド24」にあたる「スペクター」のレビューになるわけですが、とにかくこの作品は私にとっては、どうしようもないくらい最悪のボンド映画なのです。ボンド映画が大好物でほぼ全ての作品が好きな私にとって、唯一嫌いな作品、もしくは百歩譲ってシリーズ最低作品と言えるでしょう。映画館に観に行って(だいたいボンドの新作は初日に観に行ってます。)あまりの酷さに帰りの車の中で悔しくて涙が出そうになりました。今回、レビューを書くために、もう一度見直しましたが、感想は変わりませんでした。基本、レビューで作品の悪口は書かないのですが、「ボンド25」の雲行きが怪しくなってきたので今のうちに書いとこうと思いました。はっきり言って今作は「女王陛下の007」のリメイク・・・なんでしょ?過去作品のオマージュが至る所にちりばめられているので、わかりにくいですが、ストーリーの大筋は「女王陛下の007」だと思います。このことが、そもそも私は気に入らなかったのですが・・・まぁこれはギリ許せます。「女王陛下の007」は傑作です。何故にそれをリメイクせねばならんかという疑問はあります。ボンドの結婚を扱った作品なのでシリーズ中最重要作品であることには違いないのですが・・・ダニエル=ボンドの集大成なので敢えてそのストーリーをなぞったのかもしれません。ギリ許せるのは、映画の作りは前述したようなガンバレルシークエンスから始まるおきまりのパターンにはなっているからです。許せないのは、そこに、妙な「スパイス」をぶち込んできてるからなんです。その妙な「スパイス」なんですが・・・まずは、タイトルにもなっている「スペクター」の話からしないといけません。「スペクター」という組織ですが、これはボンド映画にはかかせない「国際的テロ組織」です。しかし「ダイヤモンドは永遠に」以降は映画に出てきていません。これは以前にも書きましたが映画で登場させる権利をイーオン・プロダクションが失ったからです。使いたくても使えなかったのです。宿敵「ブロフェルド」も同様に映画に出演させることができませんでした。(ブロフェルドといえばこのお方 ドナルド・プレザンス!)しかし、今作ではこの問題をクリアし、ようやくボンド映画は本来の形に戻るはずでした。あの「ブロフェルド」が念願叶ってボンド映画に復帰!しかも演じるのはクリストフ・ヴァルツ!そりゃ期待しないわけがない。しかし、映画の中では「ブロフェルド」の正体がアホみたいな設定で、私は開いた口がふさがらず、観客をバカにしているのかと思えました。この部分で映画はすべてぶちこわしです。私があっけにとられた妙な「スパイス」とは・・・・ファンにとっては本当に久しぶりに(何十年ぶりだ?)ボンドの目の前に現れたブロフェルドが実はボンドがその昔引き取られた家の子供であり、お兄ちゃん的存在だったという設定です。オールドファンからすると「ハァ?なんすか、それ(怒)」ていう感じでしょうか?監督のサム・メンデスも含めてこの設定を真剣に話し合っていたかと思うとなんだか、ふざけているとしか思えませんでした。ボンド映画において「ブロフェルド」は、ただただ「怖い」悪の存在でいいんです。義兄弟という「サプライズ」なんて一切いりません。ボンドは世界最強の殺し屋です。時には愛した女も撃ち殺します。(「THE WORLD IS NOT ENOUGH」)引き金を引くことに躊躇はしません。だから、ブロフェルドに銃口を向けて撃たないわけないんです。(「ダイヤモンドは永遠に」)ところが今作の最後でボンドは彼を見逃します。なんで?お兄ちゃんだったから撃たなかったの?もう自分はエージェントを辞めるから撃たなかったの?次作につなぐために撃たなかったの?とにかく、この「スパイス」にはがっかりです。確かにスペクターの会合に潜入するまではよかった。そこからミスター・ホワイトの娘と行動しだしてからおかしくなっていきました。結局、最後に嫁が撃たれない「女王陛下の007」を作りたかったのでしょうか?嫁が死なない代わりにブロフェルドお兄ちゃんを撃てる状況に最後なったけど撃ちませんでした。みたいな・・・・いったい何を見せられているんだと映画を見ながら途方にくれてしまいました映画館を出た後、つらくて、悔しくて・・・そして最近の007しか見ていない人にとって、もし、ブロフェルド=お兄ちゃんが好意的に受け止められていたらと思うとゾッとしました。ということで、「ボンド25」がさらに「スペクター」に続くとなるとブロフェルドお兄ちゃんは出てきそうです。次作も兄弟喧嘩になっちゃうの?・・・・こんなもん見せられ続けるのなら、私としては早いことクリストファー・ノーラン監督に撮ってもらいたいです。そうなったら次のボンドは「ダンケルク」から出そうだな・・・・じゃなければマット・ボマーとかいいんだけどね・・・でもカミングアウトしちゃったからな・・・「My name is BOND,JAMES BOND」なんてね
2018年10月09日
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2018年10月現在、007の新作「ボンド25(仮)」は制作が滞っている状況にあります。ちょっと前にはボンド役を嫌がっていたダニエル・クレイグが続投となり監督もダニー・ボイルに決定して順調かと思われていましたが、つい先日クリエイティブ上の相違とやらで監督が降板してしまいました。新監督は「トゥルー・ディテクティブ」というTVシリーズを手がけたキャリー・フクナガです。ボンド映画において監督の交代は今までもよくあったのですが、この「クリエイティブ上の相違」というのが、どうもきな臭く、私のような007ファンにとって不安が募ります。というのも、制作陣はジェームズ・ボンドをアフリカ系の俳優にしようとしていると、もっぱらの噂があるからです。そのためには1度ボンドを作品の中で「殺害する」というプロットを採用し、次作からアフリカ系のボンドが主役をつとめるという噂まで出ていました。ダニー・ボイルがそれに反対したのか、制作陣がそれに反対したのかは定かではありませんが、そのことで「クリエイティブ上の相違」があったようです。そういえばイドニス・エルバがボンド役の最有力とのニュースが一時期駆け巡りファンを騒然とさせました。(今も継続中?)とにかく、ボンドを殺すこともアフリカ系にすることも私は大反対です。どんな危機に陥ってもスマートに任務を遂行するのがボンドであり、ファンは別にリアルさなんか求めていない・・・と少なくとも私にとってそうです。つまり、ある程度の荒唐無稽さがボンド映画の醍醐味じゃないかということです。そんでもって、アフリカ系にするなんてもってのほかです。とか言っちゃうと「やれ差別だ」とかなるんだろうけど、観客にとって(ここがポイント)、その必要はないのでやめて欲しいだけなのです。ジェームズ・ボンドはできあがったキャラなので、いじくる必要なんかまるでないと思います。しかし、制作陣は儲けるためにはなんだってやります。「ブラック・パンサー」の空前の大ヒットはヒーローをアフリカ系にしたことが最大の要因であるとするなら、今それに乗っかると大もうけに繋がると考えているからではないでしょうか。実は、ボンド役を誰にするかのゴタゴタは今回が初めてではなく、ダニエルのボンド役が決まったときもファンはかなりの拒否反応を示しました。中にはダニエルの当時のビジュアルを見て「KGB」のスパイにしか見えないという声もあり、「絶対に映画館に行くもんか」運動まで起こりました。ふたを開けたら、シリアスな雰囲気の「カジノロワイヤル」は絶賛の嵐でリブートした新ボンドは観客に受け入れられました。ダニエル=ボンドも定着し、計4作が制作され新作が公開される度に興行成績を伸ばしていきました。制作陣はこの一連の流れをいわゆる「宣伝」に盛り込むことに味をしめたのです。つまり、揉めれば揉めるほど、公開時の振り幅が大きくなり、そして大きな変革が興行成績に繋がると制作陣は考えるようになったのでしょう。ということは、設定が全てで内容はどうでもいいと制作陣は考えるようになったのではないでしょうか?ボンドを殺すことも、人種を変えることも「設定」であり、敢えて既存のボンドらしさを払拭することが興行成績に繋がるというシステムがイオン・プロダクション内にはできあがってしまったのかもしれません。違うんです。私が見たいのは「いつものボンド」なんです。ガンバレルシークエンスから派手なオープニングに始まり、「ボンドっぽいテーマ曲」に合わせてうごめく女性のシルエット。Mのオフィスで任務を受けてマネーペ二ーと話した後はQに会ってガジェット受け取る。任務先でボンドガールと絡みつつ、タキシードを着てボス役のサイコな大金持ちとパーティー。敵の目的を突き止めたら、ボンドガールの手引きで潜入。しかしバレバレでもろとも捕まる。そのあと敵の基地で脱出し、用心棒をなんとかやっつけてボスと最終決着。ボンドガールといちゃついてエンディング。しかし、このパターンは興行成績が伸びないみたいです。ジュディ・デンチ演じるM曰く「時代遅れ」だそうです。でもなぁ・・・それでいいんだけどなぁ・・・TO BE CONTINUED・・・
2018年10月08日
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一般的な解釈としてはこの映画におけるリボルバーとはおそらく多重人格のことで登場人物の何人かが主人公ジェイクの別人格ということになるのでしょう。物語の大筋は、主人公ジェイクがマフィアの小ボス(マカ)に復讐するという話なのでしょうが、そこで仕掛けた大きなトラップはマフィアの大ボス(ゴールドなる人物)の恐怖によってマカを追い詰めるというものです。しかしゴールドすらもおそらくはジェイクの別人格でそのことに気づかずにジェイクは行動をしていることになります。高利貸しの黒人と大男もジェイクの別人格で刑務所の独房の両サイドにはそんな人間はいなかったことになります。序盤の殺し屋が初めてミスったのは壁越しに3人の気配を感じたけどジェイク以外の2人は実在しないのでいるはずのない人間を撃ったことになります。そのことも多重人格であることを匂わせます。6連奏のリボルバーもジェイク、ゴールド、黒人、大男、最初にいた2人で合計6人です。しかし、私の解釈はちがいます。まず最初に大きなトラップが観客に仕掛けられています。ジェイクが出所するシーンですがおかしなことだらけです。ちなみにジェイソン・ステイサムはこの頃すでにハゲですのでおそらくカツラだと思います。土砂降りの雨の中、しかも夜に出所します。ジェイクは髭ボーボーです。確かに刑務所でも髭くらいは生やせるかもしれませんが・・・とにかくカツラをかぶったジェイソン・ステイサムが刑務所から髭ボーボーで土砂降りの雨の中、夜中に出所してくるところから物語は始まります。こんなことあります?まあカツラはともかく(笑)この時点で今から始まる物語は全てフェイクである可能性があるということなのです。ではジェイクは出所もしてなく全ては刑務所内でジェイクが妄想したことになるのかと言えば、それもまた違うと思います。妄想をしていたのはマカであり、彼がこの物語の真の主人公ではないでしょうか?どこまでが現実でどこからが彼の妄想かは定かではありません。しかし、これは映画としては反則です。この解釈だと映画として成立しないかもしれません。主観であるジェイクの姿や行動、多重人格であったかもしれないことすら、マカの妄想であったとすると、観客は騙されたというより、前提の段階で滅茶苦茶されているからです。ただ、監督のガイ・リッチーや制作のリュック・ベッソンは一時期ハリウッドに対して嫌悪感を持っていたと思われ、ちょうどその頃に作られた映画だということを考えると、ハリウッド映画そのものを否定するような映画と解釈してもおかしくないような気がします。この映画はエンドロールでクレジットが一切出てきません。映画として成立しないのでクレジットも流さなかったのではないでしょうか。ラストシーンでマカは何を見て恐怖していたのでしょうか?ジェイクは姪に言います。「おじさんの目を見ろ」しかし捕らわれの姪は一切ジェイクを見ません。なぜならジェイクはそこにいないからです。そしてマカは恐怖のあまり「死んでいる人間は殺せないはず」と自分自身で頭を打ち抜きます。物語は最初から最後までマカがおかしくなる過程を観ているだけというシンプルなものなのですが、それをここまで難解で複雑なものに仕上げているだけだと私は解釈しました。この物語には何の意味もありません。マフィアの小ボスが恐怖で自殺するしょうもない話です。起こっていることは全てが現実ではありません。もちろん現実に起こっていることもありますが、ジェイクが多重人格でタイトルも「リボルバー」などとつけていることすらミスディレクションだと感じました。そして、マカのイメージカラーは青、ジェイクは緑、中国マフィアは赤で、光の3原色は3つ合わせると白=空虚となります。意味ありげな途中でインサートする格言も全てが何の意味もないのです。深読みして物語の全てをつじつま合わせようとしても無駄だということじゃないでしょうか?ただそう考えると逆に興味深くなってきます。デビット・リンチが平行世界に魅せられたように、リュックベッソンは全く違った手法で非現実世界を構築したことになります。そういえばマカはちょっとだけリーランド(ローラパーマーの父)を彷彿しませんでした?これは考えすぎですね(笑)まてよ、人が狂っていく過程の話というのは「シャイニング」にも通じるな・・・・ジェイクとジャックか・・・・これも考えすぎです(笑)リボルバー 2008/06/07 公開 115 分 監督 ガイ・リッチー出演 ジェイソン・ステイサム レイ・リオッタ ヴィンセント・パストーレ
2018年10月07日
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