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一日の半分が、ぼうっとして、考え事をして、悩める疲労感で終わってしまう。男って嫌だなぁ。だらしがないと嫌だなぁ。しょうもないと嫌だなぁ。 先日先生が持ってきてくれたお菓子の包みをあける。その包みに書かれた絵が男性を象徴するシンボルのようだと、ある女の子が言って、喜ぶ。そうすると、Mやら、何やらがやってきて、「Mさんのはこう?それとも?」だなんて……ついてけない。勝手にやっててくれ。私はワインを一人飲む方がいい。 時刻はもうラストオーダーを取り終え、一階には客はなし、二階には一組。人も足りていることだし、私もうあがっていいよね?と、店長に確認。着替えてワインを一人で飲み、買ってきたトルコ桔梗を眺めていると、寂しいようでいて、落ち着く。 この仕事が嫌だというわけではなく、職場の人間関係の方が面倒くさいわ、と、思ったりする。それに思ったことを言ってしまう性分が、そのうち、Mとの間でも仲違いすることになるんじゃないかなぁ。 Mは適当で、ラテン人で陽気なのかと思うと、意外に神経質で、同じ事を何度も繰り返す。私はMと一緒にまかないを食べながら、よく考えてしまう。”この人、セックスすることにばっか興味があって、あれが大きいことが自慢で、女性よりも女の子が好きで、そのくせ、手にいれた女性には優しくないんだ。今だってお腹が出てき始めているし、幾ら外国人だからといって、その内、まったくもてなくなるだろう。そうなったら、この人どうなるの?それに、奥さんに捨てられるかも” 私が彼氏と別れた時、Mは少なからず衝撃を受けていた。女の子がそんな大それたことをするなんて、という感じかしら。Mの友人Y氏をノックアウトし、ホテルに置き去りにした時もMはうろたえていた。あげくの果て「ricecocoaが軽いんだよ。」と私は非難した。私はそれを聞いて泣きそうになったが、「駄目な男は捨てられるのよ。」と、ふふんと笑った。 「仲間だろ」とMがよく私に言う。私はその言葉を聞くと、最近白々しい気分になる。仲間だから店長とYとどっちが好きなのか白状しろ、と、言う。仲間だから、私の妹分YCとの仲をとりもて、と、言う。 やなこった!! 誰がそうするか。 私の気持ちは揺れるけれど、毎日考えることも、感じることも変わってしまうけれど、好きという気持ちだけもてあまして、一人で生きていこうか、と、私……考えている。一人は寂しいものだが、流されてはいけない。流されては……と、力を入れたり、疲れきってしまったり……。 そして、私は、そんな私だから うーーむ、駄目な男とつきあってきた私だから、最近Mが非常に疎ましい。 仮にも仮にもだ。MとYCが付き合ったとしよう。女癖が悪いということは、食い荒らすだけ食い荒らして、どっかへ行っちまう、ということだ。そうなったら、犠牲は誰が被るんじゃ!?当然YC。そして、それを何とかしようと走り回るのは私。 私の前の彼氏も結果のことなど、考えちゃくれなかった。彼はその点だらしがなかった。 「秘密だよ。」と、Mが言う。「これはプライベートだから。」と、私の元彼氏が言う。私は彼らを暗いと思う。性格が根暗というよりも、堂々とした生き方をしていない人間の肩身の狭さのようなものを彼らから感じる。私が白黒はっきりさせようとすると、彼らは嫌がり、私をキチガイ扱いしたりするのじゃ。 私は人の噂を背負って生きている。時々、嫌になる。モテルのはいいこと、と、思いつつ、モテすぎると嫌になる。しかも、そのモテ方が変だと、余計に屈折する。弱い弱い私で誰かのところに早くたどり着きたいよう。 そんじゃ駄目!と、自ら鼓舞するも、疲れてしまう。 あぁぁぁぁーーーー、勝手にしてくれ。勝手に生き恥さらしてくれ。
Oct 30, 2009
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イライラ防止の薬ならぬ、牛乳を飲みまして、私バイトに行ってまいります。 すると、驚いたことに、Mがですよぉ。「こないだ来てたricecocoaの後輩の女の子のメルアド知りたいな」って。えぇえーー!!あんた、あの子、好みだったの。全然、そんな風に見えなかったよ。というより、困るよ。あんた、結婚してるし、女癖悪いし、妹分のYCには取り次ぎたくない。 「このことは秘密だからなぁ。秘密だよ。」とM。 ”うっ”と拒絶反応。だって、あんた、また最近私にちょっかい出そうとしてきている。最近、Mは帰り道で、飲みに行こうと誘ってくることが多い。そして、毎回、断って電車に飛び乗る。そんな状況だが、今度は、私の妹分ですかぁーーー!? 勝手にしやがれ、誰が手伝うものか、と、思うものの、Mはしつこい。 「お願いだよ。頼むよ。彼女に連絡とってくれよ。 何ちゃんだっけ?名前は?おいしいスペイン料理を食べにいかないか。ごちそうするからって。」 と言葉を連ねに連ねるMに、疑いの目。 「ただ、友達になりたいだけだって。」 ふぅーーん。信用できるもんか。スタイルのいいお客さんがいると、その後姿を見て、Mは言うんだ。 「一発、やってみたいなぁ」 へぇえーー、あんたって、本当にそういうことしか考えてないのね、と、私はちょっと呆れ顔。というのも、私は不機嫌なのだ。 頑張って仕事をして、店の花形的立場になりつつある私。その私に、「落ち着け。」だの、「お客さんに迷惑をかけるなよ。」と言うM。私は邪魔をしないで、と、思う。頭の中でいろいろ考えているのに……。それに、バイトのことだけが、私にとって問題なんじゃなーーい。 とりあえず、YCにはメールするものの、冗談ぐらいに受け取ってと、消極的なメール内容となる。それもそうだ。初めての相手がMで、女癖が悪く、それにしても、人生は勉強だ、と思って割り切り、YCが案外、強気な女で、Mを振り回して、泣かせて、改心させられればいいのだが……そりゃ、ないだろうなぁ。 だが、YCには、素直さというかバカ正直さというか、武器がある。 「Mさんって、女の人にだらしがないんですねぇ。」と、あの大きな瞳で言われれば、少しは応えるだろう。
Oct 29, 2009
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私の店を後にする先生が、「じゃあ、また後で新宿でなぁ」と手を振る。新宿には行きつけの飲み屋があって、そこは私の大学の大先輩が経営している。料理などほとんどおいていない、純粋に酒だけ飲む飲み屋だ。 飲み屋とは話をする場所だと、私は思う。まったく違う職業であろうが年齢であろうが、そんなことは気にせず、思った事を言い合う場所だと。だが、そう思う私を、その飲み屋で思わぬ事件が待ち構えていたのだ。 その夜、飲み屋にてうれしかったこと。久しぶりに、ずっと会いたかった人に会えたこと。先生が私の店での働きぶりを評価し、皆に伝えてくれたこと。それによって、私は倦怠を生きていたのだが、自分に自信を持ち直した所。 その日の最悪の出来事。年上に説教してしまったこと。嫌なものを見てしまったという気分。それでも、モラルのないお客さんとも何とかやっていかなくてはいけないという店の経営状態。世知辛い。 店の夜は更け、電車などない深夜の時間帯。午前3時とか4時の時間帯。常連の男性が我々の他にはいて、彼は今日は女性を一人連れている。 女性を可哀想だと思いながら、今はその女性が馬鹿なのではないかと、いう気もしている。脈絡もなく彼女は言った。 「彼はいろいろ抱えているんです。」 私の先生は言った。 「そんな日本語は使っちゃいかん。そんなこといったら、このricecocoaも、いろいろ抱えているんだぞ!!」 人には言わないが……と、私は思う。その女性の言葉は、日本語というよりも、彼らの関係性を他人に疑わせる言葉なのだと、私は思う。彼だけを特別視して、人一倍の苦渋を生きているかのように、ママのお腹に帰ることが出来なくなった彼を、せめて私が甘やかしてあげる、ふふふ……ってことかな?? そう、思い出せば出すほど、私は意地悪になっていく。そして、許せない気持ちにどういうわけだか、なってしまう。男なんて甘やかしてはいけない。ズルイばかり。堂々と勝負しなさいよ!って。 先生と大先輩は昔を馴染んできた曲の合間に思い出しながら、あの人この人と話している。 「うちの店に勤める女の子はみんな、悪女にはなれなくてねぇ。」と大先輩。 「けれど、Xさんは凄かったねえ。きっぱり、自分の道を決めて。妥協がまったくなかったねぇ。」 などと……。 ”ああ、悪女かぁ”って、眠気と酔いの中で思う。悪女は決して悪い女のことではないよなぁ。悪女はうまくはいえないけれど、尊敬に値する女のことだと、私は思う。そんな話の折も折、私は気づいてしまい、横にいたKさんをつつく。向こう、向こう、トントン、何か凄いことになっているよ。 うむむむ、見ると、常連のお客さんとその女性が何やら怪しい。お手てが、ズボンの中に。ええ!ズボンたって、どこまで深みに!? 私とKさんはくすくす笑い。ああ、あれは、まさぐっておりますなぁ。ブツを、明らかに。だが、あからさまでいいのぉ!?ちょっとやめてくれよ。酒がまずくなる。他人のセックスはおつまみにできません。幾ら私でもさぁ。 更に、大先輩がじゃあ、音楽をかけて皆で踊ろうやぁと明かりをチカチカさせると、更に???のっかってる。更にセックス?? しかもだ、女性が一人で帰る。そんなのってあり?? というわけで、生理的にイライラしていたのもあって、その男性客にぶちきれちゃったんだ。「そこまでやって、彼女を一人で帰らせるの?」「そこまで、やるくらいだったら、ホテル行きなさいよ。行くとこに行って、やることをやった方が、落ち着くでしょ!?」って。その男性はモゴモゴと反論。「君はまだ子供なんだから、わからないよ。」とか何とか。 人を馬鹿にしやがって、と、思わずしめあげ、その男性はしゅんとなってしまった。あぁあ、またやっちまった、と……後悔先に立たず。こういうのは、性格だから、しょうがないのよねぇ。
Oct 28, 2009
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この日、大学の先生が懐かしのYCなどを連れて来店。私の知人と言えば、以前にお店に来たのが、飲み屋経由で知り合いになった出版関係のKさんたちなので、今回もお店側としては気が抜けない。はい、私自身はしがないフリーターですが、私の周りにいる人々は違うのです……。つまり、私の行動範囲は、仕事と家の往復関係ならず、ただフリーターをやっている割には知り合い多し、年齢や職業を問わず、といった形。とても、27歳の女の子ではないだろうと、どこにいっても首を傾げられる。そんな私も最近は、ワインや日本酒一本に走らず、おとなしくカシスソーダを飲んでいる日もあるのですよーーー! 彼らの来店は、倦怠期を生きる私には非常な刺激となりました。突然の電話であったこともさることながら、彼らがやってくると聞いて、心臓がドキドキ。店に着くとすぐに、予約状況の確認と、どこを担当するのかと店長へ確認して、彼らの予約をいれる……うーむどきどき。Yの苗字が、つまらぬ男と同じだった為、予約帳を見た店長とMが私をからかう。 「YってあのYじゃないの?」 変なことを言い出して、人をからかうのはやめてくれ。特に、Mの方はしつこい。 私の嫌いなYはMの友人で、当時彼氏と別れたばかりの私に妙な気を回して、「彼女は彼氏募集中」とMが言った所、その翌日もY氏は店に現れた。ところがどっこい、人目見た瞬間から私はY氏を虫の好かない男だと思っている。人の好き嫌いは、一発で大抵は決められないが、中には最初からああ駄目だと思う顔なり、性格やらがあるのだ……。 Y氏は私を口説きに来店し、私は誕生日を祝われる中、終電がなくなり、何でこんな奴と飲む羽目にと思いながらも、自棄酒、ホテルに連れ込まれそうになるものの、逆襲、ノックアウトで置き去りにした!という……トホホなY氏である。そのY氏がどの面さげて店にくるのかね。プライドってもんがあるだろ!プライドってもんが!! ふん、私を怒らせると、なんて、ぶつぶつ言いつつ、そうそう、先生たちを迎える準備をしなくっちゃ、と、とりかかる。 そうよ、雑魚には構っちゃいられないのよ。一番大事なことを考えて行動しなくっちゃ。
Oct 27, 2009
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明日、母が東京に来る。ミーハーな母は、東京では浅草で買い物をしたり、テレビで何度か話題になっているH&Mに行きたい、と言う。母が来るのは、突然のことではないが、最初私は戸惑った。私の部屋に泊まるという母を止めた。なぜなら、母はほうっておくということが苦手であるし、プライバシーなど尊重しない。かたや、私は人とはどちらかというと、距離をとりたい方、一見さばけているように見えて、内面に秘めるタイプ。重要か否かはともかくとして、何かと秘密を持ちたがる傾向にある。そんな人間にとって、ともかく、趣味を持たず、友人を持たず、という母親は重たい。 一日目の予定としては、昼ごろ、羽田空港に母を迎えに行く。それから、ホテルへ向かい、荷物を預ける。共に昼食をとる。その後、母の行動は、浅草、御茶ノ水と広範囲にわたる。買い物に関しては、付き合い切れないので、私はおそらく、何度か喫茶店で休憩をすることになるのだろう。 いつ頃からだったか、母と対面すると、ぎこちない。自分自身に対して違和感を持つと共に母親という存在に対しても、違和感を持つようになった。母と娘といえど、他人である。その他人が、私の私生活を知ろうとする。煙ったいという気持ち……。 愛があって、すべてが円滑に進むというわけではない。愛が逆に障害となる場合もある。 心配という名目の元に、いろいろ聞き出そうとする母親の質問に答えるのは、尋問を受けているようだ。 そこで、私は考えた。東京にとどまるのではなく、旅行に出かけようと……。見るべきものがないのが、問題なのではないか。それに、母と共に旅行に出かけるのは、あまりにも久しぶりのことだ。東京以外の場所に関心を持ってもらいたい、という思いもある。日常生活は祖母が心配性という理由により、家と職場の往復のみ、旅行は私がいる東京のみとなると、どうにも狭い世界に母が住んでいるようだ。その狭い世界の中から、外につながるように、私に電話をかけては、疲れた、だの、うんざり、だのと、愚痴を言ってくる。今は、それほど、電話が頻繁というわけではないが、一時の逼迫した、電話のかかり方が印象に残って忘れられない。 母親が来るに際して、不安もある。一昨日、明日の夜の予約をバイト先のスペイン料理店に入れる。何人かは、好奇心からか、母が来るのを、楽しみにしている。店長は、私に何が飲みたいか、と、聞いてくれた。母を心配させる為に、嘘をつくぞ、と、張り切っている。「お宅の娘は毎晩、飲み歩いています。」まさか、いくら私でも!と、声を張り上げる。「嘘をつくのはやめてくださいよ。」まさかまさか、の、嘘はつくはずがない。母には冗談が通じないし、一切アルコール類は口にしない堅物なのだから。おまけに口下手で、表現も下手で、表現しようとすると、ヒステリーになっちゃう。 あぁあ、嫌になっちゃうなぁ……。いろいろ思い出すと、ぎこちなくなっちゃうなぁ。 母は苦手だ、と、私は正直思う。
Oct 21, 2009
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昨日、久しぶりにバイトに行くと、思わず「つまんないぴょん」と、言ってしまった。ため息はつかないけれど、「ぴょん」が口癖になっている。誰も見ていないことを確認して、入り口にて軽くぴょん、跳ねてみるが何も変化はなし。当たり前か……。 誰もが一度は投げやりな気分になる。落ち込んでいるわけではないけれど、ただ一人でいる休日に、世界から忘れ去られているような快感を覚えることがある。「どうせ、私一人 いなくなったって、世の中変わらないさ」と、嘯くのは、単なる自虐、悲観的なモノの捉え方ではなくて、この世に対して責任を持たなくてもいいかも、という嘘のような快楽である。それに、それに、と、たった一人でぐれてみるの。化粧はのらないわ……。休みとはいえ、 荒れた生活はお肌に悪い。本当はもっと遠くに行きたかったような気もして、留まるは東京、新宿の夜、さ迷う二丁目に、見つけた黒蝶の花束。しおれた花びらを指先で抜き取る 作業をしていると、夜の香りが蘇りそう。けれど、なかなかに、時はいじらしい。感触だけ 残して、時間そのものは過ぎ去ってしまう。 せめてこの夜を……と、つまらないぴょん、の、私は思う。ぴょんだぴょんぴょん、ぴょんだぴょんぴょん。 たかがバイトの私は今や、ワインの売り上げを期待されているらしい。客引きもできるぴょん。でも、うまくいかない時、退屈な時、ぴょんぴょんぴょんぴょん、心の中で、虚しく跳ねているだけ。誰か、私の自己愛を満たしてくださいな、と、夕暮れに思い、早く帰り着けば よい夢のひとつも見れそうな気がしてしまう。
Oct 2, 2009
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