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マダム、ここに何か生えてますぜ。銭形平次って言ってもわかんないでしょー。お、なんだ、これは。Oh, c'est quoi !? きのこか。C'est un champignon ? 食べれるのか。On peut le manger ? Est-il comestible ?毒きのこじゃないのか。Ils ne sont pas toxiques ?なんて言いつつ、ニンニクと炒めて食べてしまった。実は期待したほどおいしくはなかった。なぜだ。にんにくが多すぎた嫌いはある。たぶん、マッシュルームの野生とか元祖マッシュルームらしい。この間はボレを見つけて炒めて食べたが、これはとてもおいしかったのに。
May 29, 2018
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たまに気が滅入ると 無農薬、自ら肥料となる土を育て、わら革命?を実践している 南仏の奥地のDamien Dekarz さんの動画を見ている。畑は耕さず、たくさんの野菜を収穫する。主に研修、講演をすることで生計を立てているようである。収穫した野菜はどうするのか、すごく気になるんだが。結局、販売に走ると、野菜農家としてのフランス政府登録の申告と定期的に発生する社会保障税などがネックになるのかも知れない。なあんて書きながら実は販売されていたりして。家も土壁の家を造り、同じく無農薬の畑を持つパスカルさんにインタビュー動画も配信している。フランス語 自然農法についてパスカルさんとダミアンさんパスカルさんはもと英語の先生、奥さんは中国人。彼もわらを入れた土壁の家を建て、水も雨水を飲料水に変えたり、暖房も暖炉なのが大きなドラム缶を土で半分ほど埋めていろいろ工夫して暖かさを得たり、電気はソーラーパネルを設置している知恵の人。さて、ダミアンさんの動画の中で彼がふっと放っているセリフが大好きである。「草とか虫とか自然の中で無益なものってないんだよ」もしも、じゃがいもにつく縦じま模様の昆虫コロラドハムシ le doryphore が現れたら、ニワトリに食べてもらうといいそうで、ダミアンさんもニワトリのお陰で全く問題はないそうである。しかもニワトリはじゃがいもの葉っぱはあまり好まないそうだ。コロラドハムシは日本にはない虫らしいが。じゃがいもはフランス語で ぽむどぅてーr pomme de terre フランス語 じゃがいもの有機栽培を説明するダミアンさん1970年代に一つのブームとして起こった自然農法の父とされる人々は二人のオーストラリア人、ビル・モリソン、Bill Molisson と ディヴィド・ホルムグレン David Holmgrenそして日本の福岡正信が知られている。福岡正信さんなんですね、福山とか福島とか間違って書いていました。(-_-;)フランスの自然農法に携わる人々はたいがい福岡正信の「わら一本の革命」La révolution d"un seul brin de paille par Masanobu Fukuoka を読んでいるようだ。農薬も化学肥料も使用せず、できるだけ自然に任せて種や苗づくりもする。日本では現代の木村正則さんのリンゴ作りなんだろう。自然農法の関心を持つ人々は次第に、いかに種や苗を守っていけるか、健康な土を守っていけるか、農業環境を守るか、森林地帯を守るか、様々な昆虫を守っていけるか、とすべてがつながっていることに気づくようだ。Jean Philippe Beau-Douëzy ジャンフィリップ・ボードゥエジィさんは森の再生を試みる現代の「木を植える男」であり、自然農法の研修も行う人のひとり。フランス語で自然農法を la permaculuture ラ・ペルマクルチューr と呼ぶ。カルチャーじゃなくてクッルチューr という感じなのでフランス語初めての時はこけそうになりました。英語からフランス語に置き換えられたもの。la culture は「文化、栽培」の意味がある。l'agriculture は「農業」のことである。
May 29, 2018
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隙間風で鼻風邪を引いた14歳か13歳くらいの老猫が先々週から、鼻をぐずぐずさせ、どうも臭いにおいもする。膿を出した時のにおい。なんだか辛そうだが、幸い、食欲はある。(ほんとに飼い主に似て)厳寒の冬も健康体で通した老猫なのに5月の雨模様にまいったのか。よく考えてみれば、冬場は窓際の隙間風をふさいでいた。5月に入ってそれを取り外した。どうも、それが災いしたらしい。それで先週、再び窓際の隙間風をふさいだ。そして老猫を抱っこして眉間のあたりをマッサージも時々してあげた。昨日あたりから鼻の嫌な臭いも収まり、すっきりと呼吸もできるようだ。
May 25, 2018
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フランスの田舎に行って石を積み上げた古い造りの建築物に人が住んでいる。時々、建築の年号が書かれている。1500年代のものもあって驚く。フランス人も田舎の一軒家をリフォームして住んでいる。フランスの昔のインテリア雑誌にスエーデンの木造の一戸建てが載っていたが、それも100年前のもの。それをリフォームして家族が住んでいた。 昔の家には太い柱や環境に優しい土壁が使用されていたりする。昔の人の大工さんたちの知恵が満載の空き家。大事にしたいものだ。さて、東京で無料で空き家をよみがえらせる人がいるので、ちょっと紹介しておきたい。大家は7年間はただで提供することになるが、8年目からはリフォームされて大家のもとに空き家が戻ってくる。なんて賢いアイデアだろう。ぜひ、頑張ってほしい。空き家再生
May 24, 2018
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知人のアメリカ人から夫が薦められたアメリカドラマシリーズ「Bレィキンgバッd」全シリーズを観た。数年前のドラマだそうだ。ドラマ版は細部に至るまでじっくりと作られている。心理描写が優れていて、音楽の選択も素晴らしい。しかし、残酷なシーンも多いので、半分は目を閉じて観た。最後はもうシェークスピアのマクベスを読むかの如く手に汗握る感じ。毎回すぐ次を見たくなる終わり方をするので、それが不満だった。主人公がいつも疲れ気味で結構笑えるシーンもそれなりに盛り込まれているのが救いだった。映画版も観たけれど、かなり削除、圧縮されている。編集した人はさぞかし頭を悩ませたことだろう。映画版はあまりお勧めしない。物語りは、主人公の高校の化学の先生が末期のガンにかかり、その医療費の高さから死後も家族を守るためという名目で麻薬の製造者になってしまい、案の定あとは野となれ山となれのごとく蟻地獄が展開する。家庭崩壊という大きな犠牲を払いながら、結果的には悪人ディーラーたちが全滅してくれたわけだから、それなりに社会的貢献とはなったのかな、とつい慰め程度に思ってしまう。 主人公の先生が権力を得た人間になった気分の時には世の中のモラハラ夫の代表みたいになっていた。「家族を守るためにお金が欲しい」そういう思いで生きている人間は多いとは思うから、一見、理解されるべき心理のようにも思われるけれど、結局、家族に残される社会とのつながりは全く無視されている。最初はすべて秘密にして守ろうとしてはいたけど。廃人増加のための麻薬づくりに高い評価がつき、高く売れ、億万長者になる、という過程にこの上なく酔いしれる心理。世界を君臨する王者のような気分なのかも知れない。高校の教え子ジェシーの命すら奪おうとした。 ジェシーを演じた若い俳優はもう特殊メイクのモデルみたいにされて。主人公の先生は最後に自分がやりたくてやった、と妻に告白する。生きている気がしたから止められなかった、ということなのかな。アルベール・カミュの「異邦人」の主人公を思い出した。何故、あの主人公が意味もなく引き金を引いたのか。その時初めて主人公は自分の意思で生きている、と感じたからではないか、とフランス人の先生が話していたのを思い出した。もっと別のモノづくりをしてほしかったけれど。糊も釘も一切使わない日本の木組みとか、からくり人形とかいろいろ挑戦できるものはあるだろうに、と思う。 結局、麻薬で簡単にお金が入ると勘違いした甘い考えが背景にあったんだろう。末期がんで時間が限られている、と思った主人公の焦り。ある意味、医療費が高額になる社会、特にアメリカはすごそうだ、これも「悪」と言えば「悪」という気はする。ほんとうに頭のいい賢い人間たちが作る社会なら、医療費が払えなくて破産してホームレスを作るような世の中はないはず、と思いつつ。
May 15, 2018
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長い葉を大量につけた小さな人参。この人参を大きく摺りおろし、庭に生い茂るヘラオオバコの若い葉、アカツメクサの花、ニオイスミレのハート形の葉を細かく刻み、そして ニンニクローズ、白バラの花びらを入れてサラダを作りました。 ドレッシングは簡単に次のものを入れておしまい。大匙3杯のオリーブオイル 大匙1杯のお酢 塩、胡椒バルザミックのお酢にはお砂糖が入っているらしいのですが、甘いのでどうもこちらを使いがちです。もし日本にいたなら、オリーブオイルもいいのですが、しそオイルとか絶対ためしてみたいです。南仏でシソを庭で栽培しようと何年か前に種をまいたけれどダメでした。赤土の乾燥地帯は難しいのかな。サラダは水やりだけで面白いほど育った年もあったけれど、あの年は敷地内に面白いほどいろんなきのこなども実って、でも別の年はだめでしたので、その年にもよるんでしょうねえ。 ドレッシングを入れる前の写真です。そのままと言うか野生的でしょう。この後で白バラの花びらを夫が入れていました。青い皿は南仏の小さな町ヴァラージュのお皿です。ニンニクローズ はフランス語の ail rose の直訳です。日本語で何か名称があるのでしょうか。南仏の田舎道に結構咲いています。ail rose の花です。ピリっとしたとても爽やかな香りがします。薄いピンクのとても可愛い花です。え?食べてしまうなんてもったいない?この ail rose もその辺の道端で採ってきて、地植えしたら結構生き残ってくれました。白い球根からなる植物です。茎の部分も香り豊かです。ヘラオオバコ ピンクの花は別種の草花です。この小さな小さな花も可愛いので名前がその内わかればいいんですけど。人参の長い長い緑豊かなふさふさの葉は有効成分が豊富だとか。サラダに使った人参の葉が大量に残ったので、人参の大量の葉をは三度くらい洗って水を切り、多少切り込んで、大鍋に他の野菜と入れました。他の野菜は、セロリラブは丸ごと一個、皮をむいてぶつ切りにします。あとは適当に残りものの野菜。ジャガイモ3個くらい、小粒のトマト3個くらい、アカツメクサの花2、3個。ヘラオオバコの葉っぱ少量。 ニオイスミレの葉を少量。オレガノの葉を少量。玉ねぎ一個くらい。そして、粗塩を入れます。アカツメクサからオレガノまで庭に生い茂る草花を食事の準備寸前に摘むので、ほんとうに適当な量です。主体は人参の大量の葉をどうするか、だったのでセロリラブは特になくてもよかったのです。基本は人参の葉とジャガイモです。セロリラブもしくは根セロリですが、日本では結構輸入品が多いので高いみたいですね。普通のセロリと香りは同じなので、普通のセロリを代用してもいいんじゃないかと思います。どちらも繊維質豊かです。フランスなので、ブルターニュ地方のゲランドの粗塩を使っていますが、日本にいたなら、能登天然塩など輪島の伝統の天然塩を使ってみたいと思ったことでしょう。 姉が博多の天然塩とかを送ってくれたものがありますが、なんだかもったいなくてまだ開封していません。さて、野菜をすべて鍋に入れたら、これらに適当に水を加えて超弱火でガスの火で煮込みます。香りがしてきたら、ミキサーにかける準備OKです。とろりとしたポタージュが出来上がります。人参の香りが主体の野性味あふれるポタージュですが、これにバターなどを溶かしてもおいしいです。さらにこれをベースにしたカレーライスもおいしいかも。 個人的にはミキサーにかけないのも好きなのですが、 夫の好みに合わせてかけています。ついでですが、野菜を洗った水はできるだけジョロにとっておいて、畑や果樹やバラなどの木のふもとに巻いています。
May 11, 2018
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長い葉を大量につけた小さな人参。この人参を小さく切ったものに、庭に生い茂るヘラオオバコの若い葉、アカツメクサの花、ニオイスミレのハート形の葉、そして ニンニクローズ、白バラの花びらを入れて作ったサラダです。ドレッシングは簡単に次のものを入れておしまい。大匙3杯のオリーブオイル 大匙1杯のお酢 塩、胡椒バルザミックのお酢にはお砂糖が入っているらしいのですが、甘いのでどうもこちらを使いがちです。日本にもしいたなら、しそオイルとか絶対ためしてみたいです。南仏でシソを庭で栽培しようと何年か前に種をまいたけれどダメでした。赤土の乾燥地帯は難しいのかな。サラダは水やりだけで面白いほど育った年もあったけれど、あの年は敷地内に面白いほどいろんなきのこも実って、でも別の年はだめでしたので、その年にもよるんでしょうねえ。 この後で白バラの花びらを夫が入れていました。青い皿は南仏の小さな町ヴァラージュのお皿です。ニンニクローズ はフランス語の ail rose の直訳です。日本語で何か名称があるのでしょうか。南仏の田舎道に結構咲いています。ail rose の花です。ピリっとしたとても爽やかな香りがします。薄いピンクのとても可愛い花です。え?食べてしまうなんてもったいない?その辺の道端で採ってきて、地植えしたら、結構生き残ってくれました。白い球根からなる植物です。茎の部分も香り豊かです。ヘラオオバコ ピンクの花は別種の草花です。この小さな小さな花も可愛いので名前がその内わかればいいんですけど。周囲の家々では芝刈り機の音がします。まあ、その辺の野道を歩けば、結構出会う草花なので、家の周囲はすっかり刈ってできるだけ無機質の庭にしようと思うのはわかります。こちらはこれから蚊がすごいですから。最近、シトロネルのエキス入りの黄色いろうそくを買ってきましたが。
May 11, 2018
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サツマイモの甘い飲み物を作ってちょっと満足気分を味わっています。① 適当に小さく切ったサツマイモ。サツマイモは市販のもの。無農薬ならなお嬉し。あとは、庭に生い茂る葉っぱたち。② 手で適当にちぎったヘラオオバコの葉。 ③ ニオイスミレの葉っぱ。 ④ アカツメクサの花の部分。鍋にサツマイモと上記の草花を適当に水を加えて超弱火でじっくりと煮込みます。これでとんでもなく甘い飲み物になりますし、煮込んだ具ももちろん食べます。翌日にミキサーでポタージュにして蜂蜜を入れてもいいです。⑤ 今回はこれに無農薬栽培のオレンジの皮をあらかじめ乾燥して細かく切ったものも加えましたが、これで爽やかな風味も楽しめました。フランス語で何て言うのかな。サツマイモ la patate douce サツマイモは100グラム中、大体80カロリー前後ほどあるそうです。サツマイモは100グラム中、330ミリグラムから352ミリグラム前後のカリウムがあります。 カリウムはフランス語ではポタシウム potassium と呼ばれていますが、化学記号は K です。ラテン語では kalium と呼ばれていたからです。カリウムは神経系の伝達、筋肉機能の調節、血圧に係わる大事な役割を示すものです。体内のカリウムは腎臓を通して排出されることで安定したカリウム濃度を保つそうです。腎臓を傷めている方はこのカリウムがきちんと排出されず、高カリウム状態になる危険があるそうですので、医者から腎臓が弱っています、とか、お酒の量が普段から多い人はあまりおススメできない飲み物かもしれません。サツマイモは100グラム中、10500マイクログラムのベータカロチンを含むそうです。アミドンは6グラムほど。カルシウムは32.5ミリグラム。ビタミンⅭも期待できる飲み物です。ヘラオオバコ le plantainヘラオオバコもしくはフランス語で le plantain の葉っぱです。小さな若い葉は生で食べることができます。大きく育ってしまった葉は乾燥して煎じて飲みますが、私は生でも小さくちぎって煎じて飲んじています。小さなピンクの花は別の草花です。南仏のヘラオオバコの花ですが、あまり花って感じはないですね。風にそよぐ姿は綺麗です。乾燥したヘラオオバコの葉の摂取は血、肺、胃をきれいにし、血友病、嘔吐、赤痢、子供の発達障害、慢性気管支炎、結核、咽頭炎、喉頭炎、腎臓炎に効用がある、という言い伝えがあるそうです。ヘラオオバコの生の葉を磨り潰して傷口につけると早く治るとも言われています。マムシや虫に噛まれた時も効き目があると信じられています。マムシに関しては応急措置なんでしょうね、絶対、お医者さんに飛んだほうがいいと思います。オオバコと言えば、うさぎの好物だった、という記憶しかなかったのですが。世の中ではこのヘラオオバコを乾燥させて販売しているみたいで驚きました。日本の円型の葉をしたオオバコも煎じて飲むと白内障などにもよく、喉の痛みを鎮めてくれるそうです。ニオイスミレの葉 les feuilles de violettes ハート形のニオイスミレの葉っぱです。南仏の川のほとりに群生していた紫のニオイスミレを二株小さいのを数年前に植えたら、結構増えてくれました。川のほとりには白やピンクの菫も咲いていました。生の葉を食べるとちょっぴりネバネバしてきます。花も食用になります。アカツメクサ le tréfle des près, le trèfle violetなんてことない南仏のアカツメクサです。ほかにも草が生い茂っていますが。ムラサキつめくさとも呼ばれています。tréfle rouge, violet 赤クローバー、紫クローバー、野原のクローバー le tréfle des champs とか野原の蜂蜜 miel des près などとフランス語でもいろいろ名前がつけられています。マメ科のアカツメクサはイソフラボン成分が多く、アカツメクサの淡いピンクの花は鉄分を含んでいるそうです。乾燥して煎じて飲むのが良いみたいです。昔から薬草として知られていたそうです。骨粗しょう症の予防や更年期障害予防、心臓血管関連の病気の予防、がん予防などの効用が期待できるそうですが、妊娠中の方は避けられたほうが良いそうです。採りたての花を水で洗ってから生のままサラダにして食しても良いです。
May 9, 2018
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午後、南仏の小さな山の中を歩いた。紫色の花をつけた野生の花を取ったり、ロマランの葉やなんかと一緒に森の中の赤土の小道を歩き、途中で薄紫色の小さな花をたくさんつけたタイムを眺めようと立ち止まった。この小さな花にやがて蜜蜂がやってきて、タイムの蜂蜜を作るんだなあ。タイムのはちみつはとりわけ体調を崩した時、風邪を引いた時に良いらしい。なので、これから花を咲かせるタイムはできるだけそっとしておくのがいいが、。そんなことを思って眺めていると、手の中に握っていたさきほど摘んだ紫色の花に小さな蝶々が止まって蜜を吸っている。しばし、動けない状態に。蝶々は白い羽の端が黄色い。南仏の田舎では時々見かける小さな蝶々。フランス語で Anthocharis cardamines mâle ou Aurore と呼ばれている蝶々だろうと思う。ロマランはローズマリーのことです。摘んだ花の名前は sauge des bois, salvia nemorosa なのだろうか。フランス語で ail rose と呼ばれる花もすでに花が咲き始めている。花は薄い桃色で小さな花の集まりでとてもかわいい。花は摘み取ってサラダに入れると、辛みのあるにんにくの代わりにもなる。南仏に来てから驚いたのは黄色と薄い黄緑の色をした羽の蝶々をよく見ること。レモンの蝶々 Le papillon citron と呼ばれているそうだ。カムフラージュからか丸っこい葉っぱに似ている。 パピヨンフロンべ papillon flambé と呼ばれる白と黒の縞模様の羽に垂れ下がる部分に小さな青い円を描いた優雅な蝶々も最近少し見かける。そしてオレガノの小さな薄紫の花が咲くころには超小さな青い蝶を見ることもできるだろう。基本は青いのだけど、時にエメラルド色のものを見ることもある。ascalaphe と呼ばれるトンボの種類も南仏の野山を歩くとたまに見かける。鮮やかな明るい黄緑で超高速で飛び回る姿は超ミニドローンのよう。長いアンテナもつけているので余計そう思えてしまう。しかし、この種類も虫もそんなに数は多くはないそうだ。この間は岩陰にそっと入ってゆくエメラルド色のトカゲも見た。また4月中旬のお天気のいい日に隣人の屋根にとまりかけたやつがしらも見た。やつがしらはフランス語で huppe fasciée と呼ばれる鳩ほどの大きさの鳥でアフリカから渡ってくるらしい。日本では鳥取県でもみることができるらしいし、オーストリア大陸にも来るらしい。ふわふわの冠を載せた美しい鳥。ベージュの羽毛に白と黒の模様が入っている。このところ、le plantain ル・プロンタンという草を煎じて飲んだりしている。効用はいろいろあるらしく、花粉症、下痢、炎症を抑えるなどなど、つまり体には良い草らしい。若い葉っぱはそのままサラダにして食べてもいい。オオバコの一種。ヘラオオバコなのかな。冠のような花を咲かせる。花といっても花という感じはしない。この草を磨り潰して傷口につけるのもいいそうである。ニオイスミレのハート形の葉っぱも結構サラダにするとおいしい。ビタミンⅭ、ベータカロチン、など含むそうだ。ニオイスミレのシロップは軽い便秘の解消や咳止め効果もあるそうだ。紫色の小さな花も食用になる。野生のほうれんそうとも呼ばれている。ただし、球根と種は毒性があるので決して食してはいけない。最近はヨーロッパナラの木々に薄い緑色の小さなかんざしのような花が咲き誇り、蜜蜂たちが大忙しである。フランスにはヨーロッパナラの木の蜂蜜もある。まだ、味わってはいない。森の木の蜂蜜はちょっと匂いに癖があるので苦手だったが、どうだろう。最近、南仏でモミの木の蜂蜜を味わった。練乳ミルクみたいな味でおいしいことこの上なし。さて、これから今日摘んだロマランの挿し木をしようかな。
May 2, 2018
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