PR
これは昨日の朝日新聞日曜版の切り抜きだ。ごらんになった方もあるかも知れない。
私は、この記事を読んで見て、書いてあることが理解できなかった。2人の組の写真が複数あり、その中に右左を変えた物があって、その2枚について逆の選択をしたのではないかと考えられるが、それがこの文章からはすぐにはイメージが導入できないのだ。
私たちが論文を書く場合、緒言でその実験を行った目的を述べ、実験方法を書き、その結果と考察を書いて締めくくる。ところが、この書き出しはそのどれにも当てはまらず、 解釈に苦しんだ。
文章の導入部分は、その文章に読者を引きつけるため、結果を端的に書くことが多いと思うのだ。例えば「ある大学で奇妙な実験が行われた」これに続いて「どんな方法で」があり、結論があって、文章になる。特に学術論文は、結果としての事実と、推論は完全に分けなければ意味がない。
この文の場合、全体はのせていないけれど、どんな実験をしたかがまるで書かれていない。文章を書いて飯を食う人が書いたにしては大外れだ。書き手の技量が落ちてはいないか?「他に解釈のしようがない」ような文章でなければ、プロとして失格だと思うし、「どう解釈したらいいのか分からない」のも同レベルだと思う。
この意味では玉虫色が得意な「政治の話」はどれも失格だろうが。 作文力が劣ってきているのは子供だけではなさそうだ。コミュニケーション能力と言うべきかも知れない。軽いメールは楽しめても、重い話は敬遠と言うところか。
失職を選んだ兵庫県知事 2024年09月26日
暑さも卒業か 2024年09月22日
カレンダー
コメント新着
フリーページ