ワルディーの京都案内

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2015/12/21
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テーマ: 癌(3513)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞「患者を生きる」の記事を引用し、私の意見・感想・気づきなどを述べさせていただいています。

≪2015年8月5日の記事≫ 


 右の肺にがんが見つかった神奈川県の主婦WHさん(68)は2008年、神奈川県立循環器呼吸器病センター(横浜市)で中葉の摘出手術を受けた。腫瘍(しゅよう)を詳しく調べた結果、肺がんの5割を占め、最も患者数が多い「肺腺がん」とわかった。がんは肺を覆う胸膜に達しており、さらに転移する恐れがあるという。

 WHさんは当時、近くの運送会社でパート社員として働いていた。手術を機に退職を申し出たが、会社の担当者は「体調が良くなったら、戻っておいで」と声をかけてくれた。手術後2カ月ほどで復職した。仕事中、特に息苦しさを感じることはなかった。

 月に1回、X線検査を受け、腫瘍マーカーの値を確認した。

 手術から1年3カ月後の10年3月、左右の肺の間にある「縦隔(じゅうかく)」のリンパ節に転移が見つかった。

 「やっぱり、がんは散らばっていたんだ」

 落ち込む気持ちを振り払ってくれたのは、孫たちの存在だった。「孫の成長を見続けるために、がんと闘おう」と決めた。

 手術で取った腫瘍は、細胞の増殖に関係する「EGFR」と呼ばれる遺伝子が変異していることがわかっていた。この遺伝子に変異がある人は、肺腺がんの半数を占める。女性に多く、たばこを吸わない人にも多い。

 主治医の呼吸器内科医長、加藤晃史(かとうてるふみ)さん(50)は、「変異がある遺伝子を標的にした薬が効くタイプですよ」と説明した。

 当時、この遺伝子を標的とした薬には「ゲフィチニブ(販売名イレッサ)」と「エルロチニブ」があったが、さらに効果が期待される新薬の「アファチニブ」の臨床試験(治験)が始まっていた。

 加藤さんは「治験に参加してみませんか」と提案した。

 参加してもいつでもやめられる。下痢や皮膚の湿疹などの副作用が出る恐れはあるというが、従来の抗がん剤のように髪が抜けたりしないのも魅力に感じた。「自分の経験が、誰かのためになるのであれば」と参加を決めた。

 治験といっても、決まった時間に新薬を1錠飲むだけだった。しかしその後、「眠れないほど激しい副作用」に悩まされるようになる。


写真:治験に参加した頃、中学生の孫からもらった書。「長生き」を意味する言葉に勇気づけられた

(写真掲載は控えさせていただきました)
kanjyawoikiru.jpg



 私が罹った悪性軟部腫瘍には、分子標的薬として「パゾパニブ」というのがすでに発売になっていました。しかし、主治医からも、2ヶ所聞きに行ったセカンドオピニオンでも、一切選択肢としてでてきませんでした。副作用は強いが、まずは抗がん剤のほうがいいとの判断だと解釈していました。

 しかし、抗がん剤治療が終わった後のセカンドオピニオンで、「バゾパニブ」の治験で、私の罹った脂肪肉腫が、途中で対象から外されたというようなことも聞きました。効果がなかったようだとのことでした。

 同じがん種であっても、細かい分類まですると、効くものがあったり、効かないもlのがあったりするようです。


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最終更新日  2019/01/25 11:40:34 AM
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