ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/01/24
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カテゴリ: 美術・博物館
2016年 1月24日(日)】

 三重県の私の実家への月1回のお墓参りの予定でしたが、天気予報で大荒れの一日とのことでしたので、次の土曜日に延期しました。新名神で雪の多い滋賀県を通って、鈴鹿山脈を越えますが、往きがOKでも帰りが危険になる可能性も大きいし、次の土曜日あたりは少し暖かくなるとの予報もありましたので延期しました。

 で、今日も私は散歩以外は外出せずの一日でした。気温は確かに低く、午前中は風も強かったですが、昼からは風はそうでもなかったです。晴れている時間も長かったです。お墓参りは大丈夫だったかもしれませんが、やはり寒いのもいやだし、延期して正解でしょう。

 ブログ、三味線の練習以外には、年賀状の整理をしました。住所が変わった人をチェックし、住所録を更新。去年の年賀状を捨てました。以前は、5年分くらい残していたのですが、翌年の年賀状を書くのにその年の年賀状を見ることはあっても、それ以前の年賀状を見ることはまずないので、最近はその年の年賀状しか残さないようにしています。「断捨離」です。枚数からいって、お年玉当選が2~3枚いつもあるのですが、今年は1枚だけでした。

 全豪オープンで錦織選手、第9シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(仏)に6―4、6―2、6―4で勝ち、2年連続3度目の準々決勝に進出しました。初の4強入りをかけ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦します。今回は、積極的で危なげない試合が続いています。ただ、ジョコビッチはきついかな?



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フェルメールとレンブラント展 #4

 昨年の12月19日に二人で京都市美術館に観にいった「フェルメールとレンブラント展」の作品を、ネットの情報を使って紹介しています。


【2】オランダ黄金時代

II-1 風景画家たち (続き)


●作品10 アールト・ファン・デル・ネール 《月明かりに照らされる村》
     個人蔵 1645-50頃


ふたりの男性が暗がりに立ち、話しながら遠くを指差しています。そして、暗闇のなかには木の柵と家々がぼんやり浮かび上がっています。本作で素晴らしいのは、月からの冷たい光を、暖かみのある陽光と異なるように描き分けている点です。実際に絵の前に立つと、月の光の冷たさを感じられます。

10月明かりに.jpg

【アールト・ファン・デル・ネール 】
《月明かりに照らされる村》を描いたファン・デル・ネールは、生涯にわたって冬景色と月明かりに照らされた風景を描き続け、その分野において卓越していました。彼は、19世紀に入ってから偉大な画家のひとりとして再発見されたものの、生前はきわめて貧しい暮らしでした。彼は15か月分の家賃を滞納したまま亡くなり、埋葬された墓地は極貧の人々のみが入るような場所でした。



●作品11 アールベルト・カイプ 《牛と羊飼いの少年のいる風景》
     1650–60年頃 アムステルダム国立美術館


海を干拓してできた新たな土地で草を食み、収入を生み出してくれる牛は、黄金時代の増えゆく富の象徴でした。そのため、人々は国の誇りである牛の姿を自分の家に飾りたがり、農場の母屋を描いた絵画や牛の肖像画を画家に依頼しました。

11牛と羊飼い・・・.jpg

【アールベルト・カイプ 】
《牛と羊飼いの少年のいる風景》を描いたアールベルト・カイプは、ドルドレヒトの著名な画家一家に生まれました。1650年代にはかなりの財産を相続し、その後、南ホラント州の裁判所のメンバーとなり、改革派教会の執事を務め、そのほかにも慈善団体の役職を歴任しました。新たな立場を得たために絵からは遠ざかったようで、1660年以降、年記のある作品は存在しません。



●作品12 ヤーコブ・エッセレンス 《フェヒト川に集う人々》
     1660-65年頃 個人蔵


中央の巨大な木が、構図全てを支配しています。また、画面手前の葉むらには濃い緑色が使われ、遠くの木々にはごく明るい緑が使われています。独特な緑色の使い方によって、パステル画のような雰囲気を醸し出していますね。ユトレヒトにあるドーム教会の高い塔が遠くの方に描かれていることから、この絵は街の近郊の風景だということが分かります。

12.jpg

【ヤーコプ・エッセレンス】
《フェヒト川沿いに集う人々》を描いたヤーコプ・エッセレンスは絹やベルベットの商人としても成功し、アムステルダムでも裕福な人々が居を構える地域に住んでいました。彼の作品は1660年から70年にかけて描かれたと推定され、その後は描くことをやめ商売に専念したと考えられています。



●作品13 ヤーコブ・ファン・ライスダール 《家と鳩小屋のある砂丘風景》
     1648年 アールベルトコレクション


穀草が黄色く実る夏の日の風景です。空に暗い雲が描かれ、雨が降り出しそうな様子です。肩に棒を担いだ男性が鳩小屋のある農家のほうへ向かい、連れている2匹の犬は、1匹が水の中を進み、もう1匹は男性の後をついて行っています。

13.jpg


【ヤーコプ・ファン・ライスダール】
《家と鳩小屋のある砂丘風景》を描いたヤーコプ・ファン・ライスダールは、ごく若い頃から絵を描きはじめました。20歳を前にして、署名と年記の入った絵を8点も残しています。しかもきわめて個性的な様式であり、それまで制作されていた風景画とは異なっていることから、神童といっていい存在でしょう。



●作品14 メインデルト・ホッベマ 《水車小屋》
     1666年頃 アムステルダム国立美術館


飛沫を立てて池に流れ落ちた水路の水が、こちら側にとうとうと流れてくるようです。納屋を備えただけの素朴な水車小屋のまわりでそれぞれの仕事に励む人々が、日常的で心安まる風景として描かれています。

14ホッベマ.jpg

【メインデルト・ホッベマ】

《水車小屋》を描いたホッベマは、水車小屋の絵を30枚以上も描いたそうです。彼は特に水路や車輪の機構を支える木造の足場に強い注意を向けていましたが、これは父親が大工だったことからくるものだと考えられています。気取らず、質素ともいうべき主題が好みの風景画家だったそうです。


(続きます)



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最終更新日  2021/07/13 10:35:10 AM
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