ワルディーの京都案内

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2016/01/30
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テーマ: 闘病日記(4008)
カテゴリ: 癌闘病記
2016年 1月30日(土)】

 後腹膜脂肪肉腫に罹り、抗がん剤治療に続き粒子線治療を受けました。現在、経過観察中です。ちょうど1年前の今頃は、6クールの抗がん剤治療後の次の治療にいて方針を決める時期でした。

 M病院での診察で、次の治療のステップとして、透析をしたうえでの残った腎臓ごとの切除手術が提案されました。色々考え、大阪府立成人病センターと東京国立がん研究センターでセカンドオピニオンを受けることにしました。

 この日は、東京の国立がん研究センターでのセカンドオピニオンで東京往復しました。「根治を狙わず、抗がん剤治療を続けて、延命治療をするのがベストでしょう。」という思わぬ結果でショックを受けて帰ってきました。

2015年1月30日の日記からです。

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【2015年1月30日】

■東京国立がん研究センターのセカンドオピニオン。ショック!!!!

 今日は2つのセカンドオピニオンのうち、東京の国立がん研究センター(以下Kセンター)の面談の日。病気発覚時も面談していただいたところ。今回、前に受け付け対応していただいた方が、また迅速に対応いただき、短時間で前と同じHM先生に面談いただけることになりました。
また前回同様診察というかたちで対応いただくことになりました。保険が効くので助かります。

 東京なので京都からは新幹線で往復。発覚時の去年7月には家族同伴でしたが、今回は、私が体調面では大きな心配がないこともあり、私一人だけの寂しい道中になりました。

 家を出発する直前に、昨日、手術と透析をできないかと電話で質問していた近くのK病院から電話がありました。相談担当の看護師さんから、泌尿器科の部長さんに聞いていただいたのですが、「透析がいっぱいで空きがない、先生も多く変わり、システムも変わるので、受け入れむつかしい。」とのことでした。多分、ややこしい患者は受け入れたくないということでしょう。
失敗したなと思いました。やはりM病院のY先生に相談して、紹介状をもらってから進めるべきでした。いずれにしても、今日、どこかでM病院にはこの件で相談するつもりでしたので、とにかく出発することに。

 品川で新幹線を降り、浜松町で地下鉄に乗り換えて現地へ。午後3時からの診察で、午後2時までには受け付けしてくださいということだったのですが、自宅からのバスがちょうどいいのがなかったので、早めに着き、1時過ぎに現地到着。受け付けを済ませ、乳腺・腫瘍科の窓口へ。受付の方から3時半頃になるとのこと。止むをえません。

 昼食をとった後、M病院に電話しました。他病院での手術の可能性を併行して確認していきたいので、できたらY先生に次の月曜日に面談させていただきたいと申し入れ。私は4時頃には診察が終わるのでまた電話しますと伝えました。しかし、待てど暮らせど私の番がきません。4時半を回ったので、M病院に電話。まだY先生とは相談されておらず、受け付け担当の方も交替されていたので、再度趣旨を説明し、Y先生と話していただくことに。

 そうこうしているうちに、4時45分くらいだったでしょうか、私の呼び出しがありました。
もう待合室には他の担当医の患者さんも含め、誰もおらず私が最後でした。恐らく、時間がとれるように最後に設定していただいたのだと思います。

 H先生と話し始めたところへ、M病院から電話。先生に断って電話に出ました。「それでは、Kセンター、大阪府立成人病センター両方のセカンドオピニオンが終わっている、2月6日、水曜日でどうですか。」もともとは2月9日だったので、実質1日早くなるだけです。セカンドオピニオンとは併行に進めたかったですけれど、M病院としては順番にさせてほしいということなのでしょう。「では、それでお願いします。」

 H先生は、前回同様、話をよく聞いてくださり、懇切丁寧に説明してくださいました。少なくとも、抗癌剤の知識とか、高分化とか脱分化の話しは、M病院より格段に信頼がおけると思いました。

 結論だけを書きますと、

・腎臓ごと摘出しても再発リスクは非常に高い。半年で再発してもおかしくない。
 透析でQOL(生活の質)も落ちるし、透析による他のリスクもある。
 再発したときに、抗癌剤治療ができない。
 だから、手術での切除は薦められない。
・抗癌剤治療(ドキソルビシン、イホマイド)での治療継続が薦められる方法。
・まだ抗癌剤は効いていえるので、何もせずに経過観察し、
 増悪(腫瘍が再度大きくなったとき)に抗癌剤治療をするというのが、
 もう一つの方法。
・ただ、抗癌剤はあくまで延命であって、治るものではない。
 余命半年、1年という可能性も高い。
・上記は私の見解だが、他の診療科にも相談したうえで、後日、最終結論は
 電話連絡をさせていただく。そのうえで、所見をM病院に郵送させていただく。

 ガガガガーン。私としては、がん発覚時、2つのセカンドオピニオンどちらもM病院とほぼ同じ結論だったので、今回も、どこも同じだろうと思っていました。むしろ、同じであってほしいと思いました。それであれば、QOLが下がっても、迷わず「透析+残っている腎臓ごとの切除」を選択できたのですが。

 予想外でした。それと短命宣言。家族も、手術にはどちらかというと反対なので、これからまた思い悩まなければなりません。究極の選択です。

 金曜日なので、帰りの東京駅は混雑してました。帰宅が遅くなるので、東京駅で駅弁とおつまみとビールを買って、すぐではなく10分くらい後に出発する「のぞみ」に乗り込みました。
ポータブルDVDを持っていっていたので、視れてなかったDVDを往復とも堪能しました。気持ちは、落ち込んではいたのですが。帰宅したのは、夜の10時頃。家族に今日の話をしました。

 しばらく、究極の選択に迷うことになりそうです。

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以上 2015年1月30日(金)の日記でした。



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過去の治療履歴は下記を参考にしてください。

がん治療日記: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10
がん治療振り返り: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11





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最終更新日  2021/07/13 10:31:01 AM
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