ワルディーの京都案内

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2016/02/13
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テーマ: 闘病日記(4008)
カテゴリ: 癌闘病記
2016年 2月13日(土)】

 後腹膜脂肪肉腫に罹り、抗がん剤治療に続き粒子線治療を受けました。現在、経過観察中です。ちょうど1年前の今頃は、6クールの抗がん剤治療後の次の治療について方針を決める時期でした。

 M病院での診察で、次の治療のステップとして、透析をしたうえでの残った腎臓ごとの切除手術(すでに腎臓を片方切除しているので透析が前提になる)が提案されましたが、大阪府立成人病センターでのセカンドオピニオンで腎臓を残す治療法として粒子線治療の可能性があるとの所見をいただきました。兵庫県立粒子線医療センターでセカンドンオピニオンを受けたところ粒子線治療の対象になり得るとのこと。

 粒子線治療を受けることで最終決心し、この日M病院の主治医にそのことを伝えました。

2015年2月13日の日記からです。


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【2015年2月13日】

■重粒子線治療に決定!!!

 今日はこの前の兵庫県立粒子線医療センターのセカンドオピニオンを受けてのM病院の面談の日。

 今回受けた兵庫県粒子線医療センター(以下、HIBMC)のセカンドオピニオンが今までの2つのセカンドオピニオンと違うのは、今までの2つがそこで治療をする可能性はなく純粋に意見を聞くだけだったのに対し、今回は、見込みがあればそこで治療を行うこと。すでにHIBMCで重粒子線治療を受けることは決心していたので、あとはM病院主治医のY先生に、重粒子線治療の賛成をいただくことと、重粒子線治療後の経過観察と、再発などの場合の治療を了解いただくことでした。先にセカンドオピニオンの結果を入れた封筒を窓口で渡しておきました。

 Y先生に呼ばれて診察室へ。

 重粒子線治療を受けたい旨伝えました。ちょっと驚かれたようでしたが、了解はもらえましたし、経過観察もしていただけることにはなりました。あと、重粒子線治療前の精密検査で、重粒子線治療が無理となったら、透析前提の切除手術をしていただくことも了解いただきました。ただし、「重粒子線治療後、再発したら手術は無理です。」と、ちょっとムッとしながら、はっきり言われました。HIBMCのF先生は、「再手術は非常にむつかしいです。」と言われ、「全然駄目」とはおしゃっていませんでしたが・・・・。まぁ、腎臓ごと切除して、再発しても再手術不可能の可能性も高いし。どちらの方法も五十歩百歩。それならやはり生活の質を保てる重粒子線治療です。

 Y先生に再度確認しましたが、やはりこの治療自体ご存知なかったようです。いつも相談していただいていた整形外科のM先生に聞いたら「ふーん」という感じだったとのこと。2月20日までの傷病手当用の診断書も書いていただけることになりました。

 重粒子線治療が終わったら、またここへ戻って来ますので、礼を失しないよう、最後に、「抗癌剤治療のおかげで、手術や重粒子線治療ができるところまで来ました。ありがとうございます。治療が終わったっら、またきますのでよろしくお願いします。」 内心穏やかではなかったかもしれませんが、「頑張ってください。」と言ってくださいました。

 会計を終えて、粒子線治療センターに電話。F先生に重粒子線治療を受ける決心をしたことと、主治医の了解を得た旨を伝えようとしました。でも、ご不在でしたので、医事課の方に予約だけ入れてもらいました。一番早くて2月24日。やはり随分混んではいるようです。でも、おっしゃってた2週間先での治療開始は可能な感じです。

 思い立って、入院していた病棟に行き、お世話になった看護師さんたちにあいさつをしました。久しぶりにかわいい笑顔さんたちに会いました。もうこの笑顔さんたちからお世話いただけないのは、ちょっと寂しいですが・・・。 再発したら、またお世話になるのでしょうが、今は考えないことに。

 方向は決まりました。後戻りできません。何があっても後悔しません。後悔しないように、抗癌剤治療後、時間もお金もかけてここまで来たのだし。

 帰宅して、ウォーキング4500歩。二人でワンちゃんの散歩にも行きました。

 ようやく次の治療方向が決まりました。


【重粒子線治療についての勉強】

 放射線でDNAが切断され、癌細胞の増殖は止まります。従来の放射線治療(X線)の場合は左図のように、1本ずつDNAを切断します。粒子線治療では右図のように「線」でDNAを切断すると考えられており、よりよい治療効果が得られると考えられています。

 また、癌細胞の中でも血流が少ない部分は、酸素が少ないためにX線の効果が乏しくなります。粒子線、特に炭素イオン線では酸素の少ない部分にも十分な治療効果が得られるとされています。


兵庫県立粒子線医療センターパンフレットより
IMG_0005(遺伝子).jpg

以上 2015年2月13日(金)の日記でした。


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 抗がん剤治療後の次の治療方針が提示されてから3週間、3つのセカンドオピニオンを通じて、ようやく次の方向が決まりました。

 粒子線治療にかけることになりました。



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過去の治療履歴は下記を参考にしてください。

がん治療日記: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10
がん治療振り返り: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11





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最終更新日  2021/07/22 12:25:29 PM
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