ワルディーの京都案内

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2016/06/06
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カテゴリ: 京都のニュース
2016年

 斜めに傾いていた石塔が真っすぐに―。京都府大山崎町の 宝積寺 に建つ九重の石塔(町指定文化財)の修理がこのほど終わった。初めて解体され、調査の過程で鎌倉時代中期の仁治2(1241)年銘が再確認された。関係者は「年号が明記された石塔としては府内最古の可能性がある」という。

 石塔の正式名称は「石造五重塔」(高さ約6メートル)。現在は九重の塔だが、元は五重だったとの説もある。近年は傾きが顕著となり、倒壊の危険があるため同寺と町が昨年4月から修理を進めていた。

 石塔の軸部側面には「仁治二年十月」の刻銘が見られ、解体による調査で字体などを分析できた。また石塔は過去に何度も積み直されていたことが判明。このほか石屋根の形状から本来五重ではなく、もともと九重だった可能性の高いことも分かったという。

 今回調査した奈良県大和郡山市教育委員会の山川均主任によると、府内最古とされる金輪寺(亀岡市)の重文・五重石塔より古い可能性があるという。山川主任は「金輪寺の石塔は、刻まれた干支(えと)の字などから鎌倉時代の建立と推定できるが、明確な年代は定かでない。年号を考えると宝積寺の石塔の方が古いのでは」としている。

 宝積寺は5日午後1時から石塔の「落慶法要」を営む。


修理前の石塔。上部はかなり傾いていた(2015年2月撮影、写真右)修理後の石塔。傾きは修正され、欠損部は新しい石で継ぎ足された(京都府大山崎町大山崎・宝積寺)
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最終更新日  2019/04/02 10:13:01 AM
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