ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/04/07
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テーマ: 京都。(6074)
カテゴリ: 京都ガイド諸活動
2017年 4月7日(金)】

 午前中、大阪府下M病院「がん」経過観察でした( こちら )。病院最寄り駅の王将で、昼間からビールをいただきながら腹ごしらえ。雨は降っていませんでしたので、京都歩きのため京阪電車で京都に向かいました。

 今日のメインの目的は霊鑑寺の春の特別拝観。過去二度(一度は家内と)拝観していますが、我がガイド協会が担当しているので、向学のための拝観です。京阪の神宮丸太町駅が最寄り駅になりますが、白川沿いの桜も見たくて、三条駅で降りて歩きました。


東山通から北に入った白川沿い
 穴場です。







岡崎・琵琶湖疏水沿い






清流亭
 近年有名になりましたが、まだまだ穴場のようです。人出はさほどではありません。





哲学の道





霊鑑寺到着
 哲学の道から山側に入ったところで、人出は少なく静かです。



パンフレット(表面)



 霊鑑寺は椿のシーズンの春と、紅葉シーズンの秋に特別公開されます。今年の春の公開は、3月25日~4月9日。約2週間強と短いので、今日、あまり天気がよくありませんでしたが、訪問した次第です。私はガイドの勉強ということで無料拝観ですが、通常は大人600円の拝観料です。

 ガイドは1日6人体制で、20人で分担。この日の6人のうち、同期の方は、NTさん♀、NJさん♂、NMさん♀、TTさん♂の4人でした。ガイドを聞かせていただくとともに、お客様がいないときは、色々ノウハウをお聞きしました。

 いただいたパンフレットの内容を中心に、霊鑑寺の紹介です。


《歴史》

 円成山霊鑑寺と称し、臨済宗南禅寺派に属する尼門跡寺院。

 承応3年(1654)、後水尾天皇が[円成山霊鑑寺]の山号と寺号を勅許し、同時に皇女浄法身院宮宗澄(じょうほっしんいんのみやそうちょう)を得度人寺させたことより始まり、以来明治維新まで5人の皇女・皇孫が入寺することとなり、「霊鑑寺尼門跡」と称し、また所在する地より「鹿ヶ谷比丘尼(びくに)御所」や「谷の御所」と呼ばれています。


《建物》
 本堂に安置されている如意輪観音像は、恵心憎都の作で、もと当寺より東の山中にあった如意寺の本尊であると伝えられています。如意寺は、平安時代初期の承和年間に智証大師円珍によって創建された寺院であると伝えられ、南北朝の戦乱により焼失し、以来荒廃・廃絶していたものを、後水尾天皇がある夜霊夢によって感得し、この像を本尊として霊鑑寺を創建されたものと伝えられます。

 創建当初の霊鑑寺は、本堂などの建造物は現在の南隣にりましたが、貞享3年(1686)に後西(ごさい)天皇の皇女普賢院宮宗栄(ふげんいんのみやそうえい)(当寺2世)の時、後西天皇の院御所旧殿のうち御休息所及び御番所を賜って現在地に移建されたのが、現在の書院と玄関になっています。また現在の本堂は、寛政6年(1795)に11代将軍徳川家斉(いえなり)の寄進によって建立されたものです。

 後西天皇の院御所旧殿をはじめとするこれらの建造物は、江戸時代の尼門跡らしく、格調の高さを示すとともに清楚なたたずまいを見せており、それぞれ京都市の文化財に指定されています。

本堂



本堂内部 (パンフレットから)



如意輪観音像 (パンフレットから)




《庭園》

 庭園は、東山連峰の大文字山より延びる稜線をうまく使って書院の南に作られており、池を細くうがち、立石を使った石組みを配したもので、江戸時代中期の作庭技法を用いた池泉観賞式庭園です。特に石組にあわせて般若寺型石灯寵を立て、石組と石灯龍の調和を巧みに用いており、この時代の特徴をよく表しています。
















 庭内には後水尾天皇遺愛の日光椿(じっこうっばき)をはじめ、数々の名椿が植えられており、春には種々の椿が見事に咲きにおい、また秋には京都の名木の一つに数えられ
る楓が紅葉し、それぞれ庭園に彩りを添えています。

日光(じっこう)椿 (真ん中が赤い)





月光(がっこう)椿 (真ん中が白い)



椿色々





















第11代将軍徳川家斉の尼宮の献上と伝わる大きな硯石






《寺宝》
 そのぽか書院・居間などには狩野永徳や狩野元信・円山応挙筆と伝えられる四季花鳥図などの襖絵や、歴代天皇遺愛の香炉・掛け軸・置物などが多く残されています。なかでも、数多く蔵されている御所人形の名品は、今も変わらぬあどけない表情で、昔の人々の雅やかな趣味を今日に伝えています。

書院上段の間
(パンフレットから)



御所人形・カルタ
(パンフレットから)



 今年は椿の裏年で、あまり椿には期待できないと聞いていましたが、噂に反して本当にキレイでした。公開当初は、あまり咲いていなかったようですが、ここに来て暖かくなったので、急に開花が進んだようです。途中で雨が降り出しましたが、雨に苔が濡れてコントラストが素晴らしかったです。

 五条烏丸まで歩いて、バスで帰りたかったのですが、雨が結構きつく降ってきたし、夕刻名古屋から長女が来るので、バスで河原町まで出て、阪急で帰りました。家内がJR最寄り駅まで長女を迎えに行くところだったので、私もピックアップしてもらいました。



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最終更新日  2019/08/25 03:28:10 PM
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