ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/06/30
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テーマ: 京都。(6074)
カテゴリ: 講演会
2017年 6月30日(金)】

 京都アスニーで、午前、午後2つのセミナーを聴講しました。セミナーの間に、北野天満宮近くの修学旅行生の昼食処を下見し( こちら )、午後のセミナー後は、祇園で旧三井家下鴨別邸のガイドの打ち上げ飲み会がありました( こちら )。

 午前のセミナーは無料のゴールデンエージアカデミー。6月のテーマは、 「医道の歩み、ワザの伝統」 と題して、今日はその5回目でした。このシリーズ2回目の参加です。

演題:「復古と革新のあいだ~近代京都の医学史」
演者:京都大学人文科学研究所教授 武田時昌



http://www.kyoto-np.co.jp/info/sofia/20150724_6.html




 医学史なんて、あまり見聞きしたことない分野なので、前回の多田伊織先生のお話で聞いたこと以外は人名も含め、ほとんど初耳の内容でした。

 しかし、その中でも、既知のことと繋がる部分が僅かですがありましたので、それだけピックアップしておきます。

 明石博高は、解剖場を粟田口に開きました。粟田口には刑場があったためでしょう。そして青蓮院の宸殿を借りて療病院(京都府立医科大学の前身)が明石らの尽力のよって設立され、そこに解剖場も移転されました。

 新宮 凉庭(りょうてい)は、江戸時代末期の蘭方医。京都で医学校「順正書院」を創立しました。この「順正書院」は南禅寺の隣に建てられ、医学学校と文化サロンを兼ね備えた建物でした。順正書院の跡地は現在、湯豆腐店の「順正」が店舗の一部として使用しています。ですので「湯豆腐順正」は医学校の名前から来ているのです。

 私が五条楽園近辺で以前偶然目にした「眼科・外科医療歴史博物館」が、この講演の中で紹介されました。何か怪しげな博物館のように見えましたが、崇高な理念によって、隣の奥沢眼科の奥沢康正氏によって設立されたものだというのが、今回の講演で分かりました。奥沢氏はライブハウス「磔磔」の創始者でもいらっしゃいます。HP(http://www2u.biglobe.ne.jp/~mushokkn/mahm/index_j.html)を見ると、共同設立者が竹岡友昭氏となっています。氏は、講演で紹介のあった淀藩医で、京都医会創立の発起人でもあり、古医書研究に貢献された竹岡友仙氏のご子孫ではないかと思われます。(講演でそう紹介があったかもしれませんが)

 武田先生の医学史を学ぶことの重要性についての熱い語り口もあって、面白く聴かせていただくことができました。


 午後のセミナーは、有料のアスニーセミナーで、すでに予約一杯でした。しかし、当日欠席される方も多く、たいていは当日入場も可能です。会員割引チケット(620円)を買って、開始10分前に予約無し者の受付があり、入場することができました。


   ~洛中洛外図屏風」の楽しみ~
演者:大阪市立大学大学院文化研究科 仁木宏氏



http://www.city.osaka.lg.jp/sumiyoshi/page/0000227123.html


 屏風の絵の場所を地図で説明しながらの、興味ある、分かりやすい講演でした。ただお昼からで眠くなって、かなりの部分、しっかりと頭の中に入らなかったのが残念です。有料なのにもったいないです。眠気対策考えなければいけません。




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最終更新日  2019/06/03 11:27:54 PM
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