ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2019/09/10
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テーマ: 京都。(6076)
カテゴリ: 京都案内
2019年 9月10日(火)】 

 事務所勤務が始まりました。通勤では、烏丸五条でバスを降りて、東洞院通を北進します。バスを降りて最初横断する東西の通りが五条通です。

 以下、Wikipediaの情報をもとに、五条通について書きます。

 五条通は堀川五条以東は国道1号ですし、烏丸五条以西は国道9号です。すなわち烏丸五条-堀川五条は国道1号と国道9号が重複していることになります。また烏丸五条以東は国道8号と重複しています。

 今の五条通は平安京の五条通の位置ではありません。平安京では六条坊門小路にあたります。豊臣秀吉が、方広寺参拝のため、鴨川に架かる五条大橋を六条坊門小路に移設したため、この通りが五条通となり、元の五条大路は松原通と呼ばれるようになりました。

 唱歌「牛若丸」の歌い出しには「京の五条の橋の上」とあり、現在の五条大橋の西詰、五条通の中央分離帯に牛若丸と弁慶の像が置かれています。しかし前述のように、当時の五条大橋はこの橋ではなく松原橋の位置ということになります。しかしそもそも、この二人が橋で出会ったという物語自体が後世の創作ですので(『義経記』によれば2人の出会いは五条の天神)、松原橋が正しいというわけでもないことになります。

 東大路通から千本通(嵯峨野線丹波口駅付近)までの区間は御池通・堀川通と同様、第二次世界大戦末期に防火帯形成のため建物疎開が行われ、戦後、その用地を利用して幅員約50mに道路が整備されました。現在、西大路通まで50mに拡幅されています。京都市内の道幅が非常に広い道路は建物疎開の副産物なのです。

 また国土交通省京都国道事務所が2002年10月に作成した『京の道 探検物語』によると、五条通の地下には「共同溝」が設置されています。烏丸五条交差点の東行き車線の右折レーンは共同溝への出入り口を避けるために中央分離帯の真ん中を通っていて、地下鉄烏丸線五条駅も共同溝を避けるため南側へずらされ、北側出入り口からコンコースまでの間の共同溝との交差部には階段での上り下りがあり、駅のホームは共同溝の下、地下3階となっています。

 実際に地下鉄の駅を見てみました。下の写真は地下道が五条通を北に向かう部分です。確かに何かを避けるように、階段で下がって、またその先で上がっています。


地下鉄北改札口から北上する通路
五条通りを横切るのにさらに掘り下げられていて、北側でまた同じ深さに戻ります。





 五条通を東進する右折レーンをGoogle Mapで見てみます。中央分離帯の中を通っています。ここは京都駅行きのバスに乗るとき通るところで、安全確保のため、こうしているのだと思っていましたが、こういうカラクリがあったのですね。


烏丸五条交差点
五条通を西から来て右折レーンが、本線とは離れています。
地下の共同溝に降りる出入り口が、この分離帯にあるから避けているとのこと。




共同溝への出入り口  確かにありました。







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最終更新日  2020/08/18 08:56:47 AM
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