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いつの間にか、五つ子の赤ちゃん猫が生まれていたのを発見してから一週間。ついに表側に母親猫とともにぞろぞろとしゃしゃり出てきました。明るい日差しを浴びて、気持ち良さそうに居眠りしながら母乳を与える母親猫の満ち足りたかのような顔。一所懸命にお母さん猫のお腹にもぐりこむ5匹の赤ちゃん猫たち。ここには、赤ちゃんポストなんかいらない世界があるのでしょう。健やかに育ってくれるよう、見守ってあげることにします。
2007年05月27日
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俳優祭の正式名称は、社団法人日本俳優協会再建設立50周年記念第34回俳優祭と、こんなに長いのです。本日昼の部を拝見いたして参りました。始まる前に、ひととおり模擬店の配置を見ておこうと思いましたが、ロビーは身動きが取れません。そこで放送局の収録スタッフの所で、放送予定日を確認しました。7月27日(金)NHK教育テレビ 午後10時25分~午前0時40分 芸術劇場で放送されます。行けなかった方は、これを見てください。と言うことで感想などは省略することも出来るかなァ。でもでも、レポートだけはしておこうと気を取り直しましたのでございまする。一、郷土巡旅情面影(くにめぐりたびのおもかげ)加賀「勧進帳」(長唄囃子演奏)小松市の小・中・高等学校の生徒による演奏。肥後「山鹿灯籠踊」本物の灯籠をお借りしてお使いになったそうです。阿波「阿波踊」チョンパ、で漆黒の舞台が一転、華やかな明るさの中で賑やかに阿波踊でした。「行ってみようかァ~。エンヤ~、どっこいしょ~♪エンヤ~、エンヤ~♪」これだけでもどなたのネタか、すぐに分かりますね。猿弥がはじけておりました。奴踊では、辰巳のトンボやお正月の国立劇場で見せた立ち回りの一部などもありましたよ。模擬店で、松緑一門のコーナーの前にいた、辰巳さんがお手すきの様子でしたので、お怪我の回復具合やらブログのことやらお話させていただきました。模擬店は一時間あるのですが、どこもかしこも人だかりでして開始直後は、ほうほうの体で席に逃げ帰り、途中で購入して来たサンドウィッチなんぞで腹ごしらえ。3階で席に残っているのはたった8人でした。(数えることが出来たのですよ)そんなことで、全てを見ることが出来ませんでしたが一部だけ紹介しときます。とにかく買い物は現金ではなく、金券に変えておつりの無いように配慮しているのでしょう。3階には、勘太郎と七之助のTシャツコーナーがありまして、Tシャツだけ記念に買いました。他に3階で見られたのは、おでん茶屋に三津五郎、秀調、小吉がいたことです。他の階にも行くだけ行きましたが、地下食道はラッシュアワー並みの混雑で一時避難。1階西側のいつも売店があるところも手前のほうは混んでいてなかなか中に入れません。仁左衛門のTシャツコーナーが一番混雑してました。写真を見ると普通のおじさん(失礼)。時間を見計らって再び、地下へ。寿司コーナーが行列でどなたかと見れば成田屋~。唐揚げ・フライドポテトが品切れで海老蔵はおりませんでした。他は、時間も進んでおりましたので、ぼちぼちと言う程度で、襲名披露をなさったばかりの二代目錦之助親子も。再び1階に戻り正面ロビーを目指すも相変わらずの混雑で断念(根性が無いのかなァ)。2階も混んでいて断念し、3階に上がるところで猿弥、右近らがTシャツコーナーで威勢の良い声を張り上げておりました。ここで撮影した写真は掲載を控えます。と、まあこんな具合で次回は新装なった広々した歌舞伎座でお願いしたいものでございます。二、表彰式(日本俳優協会賞5名)三、白雪姫グリム童話の白雪姫を歌舞伎仕立てにしたものです。白雪姫 玉三郎后実は魔女 團十郎鏡の精 海老蔵七人の童(グリム童話の小人ですね) 吉右衛門、仁左衛門、梅玉、左團次、段四郎、秀太郎、久里子森の動物 クマ橋之助、シカ染五郎、タヌキ松緑、ウサギ菊之助、リス勘太郎、キツネ愛之助、イノシシ獅童小鳥たち 時蔵、芝雀、福助、扇雀、孝太郎、七之助、高麗蔵、門之助北千住観音 菊五郎王子 幸四郎ざっと配役は以上です。歌舞伎仕立てだけありまして、竹元は葵太夫らがお勤めでした。長唄と竹元の掛け合いや琴が五つも並ぶなどやっぱり歌舞伎です。中身はテレビ放送で見てくださいね。成田屋親子の女形が面白いです。鏡よ鏡と言ってから鏡の前で映る姿は鏡の精(海老蔵)。着物を左前にして鏡に映った姿を現してました。が、やることなすこと、コメディタッチでございます。ぶっかえってから、魔女に変身するといつもの荒事で拝見する成田屋のお姿(と言いましても女形の)でございます。箒とはたきにまたいで花道を六方飛びで引き下がるときに手拍子がありましたが、勧進帳の飛び六方の時には絶対に手拍子なんぞしないでほしいものです。七人の童たちですが、なかなかどなたか分からない方がおりまして、メガネの吉右衛門とか、様変わりしてしまっている梅玉など、皆さん普段のお役とはかけ離れたお姿で、楽しんでいたようです。森の動物は、着ぐるみなんですが、何となくそれぞれのイメージにぴったり。シカの染五郎などアテルイの振り付けなどしておりました。気になりましたのは、タヌキ(松緑)がサングラスをかけていたことです。目に異状でもあったのでしょうか。動物と言えば、白雪姫がりんごを食べて倒れた後、動物たちが出てきたのですが、クマの台詞だったらしいのに台詞が出なくてタヌキが上手くカバーしておりました。さて、出番は一回だけですが、極めつけは、北千住観音(菊五郎)とその後ろに控えた十人の手でございます。どこかで拝見したようなお姿で(一月の国立劇場だったかな)、千の手をあらわす動きはお見事、音羽屋~!そして大詰めは、おいしい役どころで花道より王子(幸四郎)の登場。花道七三で、本日は暑いと言うことで青いハンカチを出して汗をぬぐいます。これぞまさしくハンカチ王子。と言うような具合でして、お後はテレビ放送をお待ちくださいませ。
2007年05月26日
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俳優祭の正式名称は、社団法人日本俳優協会再建設立50周年記念第34回俳優祭と、こんなに長いのです。本日昼の部を拝見いたして参りました。始まる前に、ひととおり模擬店の配置を見ておこうと思いましたが、ロビーは身動きが取れません。そこで放送局の収録スタッフの所で、放送予定日を確認しました。7月27日(金)NHK教育テレビ 午後10時25分~午前0時40分 芸術劇場で放送されます。行けなかった方は、これを見てください。と言うことで感想などは省略することも出来るかなァ。でもでも、レポートだけはしておこうと気を取り直しましたのでございまする。一、郷土巡旅情面影(くにめぐりたびのおもかげ)加賀「勧進帳」(長唄囃子演奏)小松市の小・中・高等学校の生徒による演奏。肥後「山鹿灯籠踊」本物の灯籠をお借りしてお使いになったそうです。阿波「阿波踊」チョンパ、で漆黒の舞台が一転、華やかな明るさの中で賑やかに阿波踊でした。「行ってみようかァ~。エンヤ~、どっこいしょ~♪エンヤ~、エンヤ~♪」これだけでもどなたのネタか、すぐに分かりますね。猿也がはじけておりました。奴踊では、辰巳のトンボやお正月の国立劇場で見せた立ち回りの一部などもありましたよ。模擬店で、松録一門のコーナーの前にいた、辰巳さんがお手すきの様子でしたので、お怪我の回復具合やらブログのことやらお話させていただきました。模擬店は一時間あるのですが、どこもかしこも人だかりでして開始直後は、ほうほうの体で席に逃げ帰り、途中で購入して来たサンドウィッチなんぞで腹ごしらえ。3階で席に残っているのはたった8人でした。(数えることが出来たのですよ)そんなことで、全てを見ることが出来ませんでしたが一部だけ紹介しときます。とにかく買い物は現金ではなく、金券に変えて、おつりの無いように配慮しているのでしょう。3階には、勘太郎と七之助のTシャツコーナーがありまして、Tシャツだけ記念に買いました。他に3階で見られたのは、おでん茶屋に三津五郎、秀調、小吉がいたことです。他の階にも行くだけ行きましたが、地下食道はラッシュアワー並みの混雑で一時避難。1階西側のいつも売店があるところも手前のほうは混んでいてなかなか中に入れません。仁左衛門のTシャツコーナーが一番混雑してました。写真を見ると普通のおじさん(失礼)。時間を見計らって再び、地下へ。寿司コーナーが行列でどなたかと見れば成田屋~。唐揚げ・フライドポテトが品切れで海老蔵はおりませんでした。他は、時間も進んでおりましたので、ぼちぼちと言う程度で、襲名披露をなさったばかりの二代目錦之助親子も。再び1階に戻り正面ロビーを目指すも相変わらずの混雑で断念(根性が無いのかなァ)。2階も混んでいて断念し、3階に上がるところで猿也、右近らがTシャツコーナーで威勢の良い声を張り上げておりました。ここで撮影した写真は掲載を控えます。と、まあこんな具合で次回は新装なった広々した歌舞伎座でお願いしたいものでございます。二、表彰式(日本俳優協会賞5名)三、白雪姫グリム童話の白雪姫を歌舞伎仕立てにしたものです。白雪姫 玉三郎后実は魔女 團十郎鏡の精 海老蔵七人の童(グリム童話の小人ですね) 吉右衛門、仁左衛門、梅玉、左團次、段四郎、秀太郎、久里子森の動物 クマ橋之助、シカ染五郎、タヌキ松録、ウサギ菊之助、リス勘太郎、キツネ愛之助、イノシシ獅童小鳥たち 時蔵、芝雀、福助、扇雀、孝太郎、七之助、高麗蔵、門之助北千住観音 菊五郎王子 幸四郎ざっと配役は以上です。歌舞伎仕立てだけありまして、竹元は葵太夫らがお勤めでした。長唄と竹元の掛け合いや琴が五つも並ぶなどやっぱり歌舞伎です。中身はテレビ放送で見てくださいね。成田屋親子の女形が面白いです。鏡よ鏡と言ってから鏡の前で映る姿は鏡の精(海老蔵)。着物を左前にして鏡に映った姿を現してました。が、やることなすこと、コメディタッチでございます。ぶっかえってから、魔女に変身するといつもの荒事で拝見する成田屋のお姿(と言いましても女形の)でございます。箒とはたきにまたいで花道を六方飛びで引き下がるときに手拍子がありましたが、勧進帳の飛び六方の時には絶対に手拍子なんぞしないでほしいものです。七人の童たちですが、なかなかどなたか分からない方がおりまして、メガネの吉右衛門とか、様変わりしてしまっている梅玉など、皆さん普段のお役とはかけ離れたお姿で、楽しんでいたようです。森の動物は、着ぐるみなんですが、何となくそれぞれのイメージにぴったり。シカの染五郎などアテルイの振り付けなどしておりました。気になりましたのは、タヌキ(松録)がサングラスをかけていたことです。目に異状でもあったのでしょうか。動物と言えば、白雪姫がりんごを食べて倒れた後、動物たちが出てきたのですが、クマの台詞だったらしいのに台詞が出なくてタヌキが上手くカバーしておりました。さて、出番は一回だけですが、極めつけは、北千住観音(菊五郎)とその後ろに控えた十人の手でございます。どこかで拝見したようなお姿で(一月の国立劇場だったかな)、千の手をあらわす動きはお見事、音羽屋~!そして大詰めは、おいしい役どころで花道より王子(幸四郎)の登場。花道七三で、本日は暑いと言うことで青いハンカチを出して汗をぬぐいます。これぞまさしくハンカチ王子。と言うような具合でして、お後はテレビ放送をお待ちくださいませ。
2007年05月26日
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快晴の5月26日、第34回俳優祭の昼の部に行ってきました。 たった一日だけの興行でございますので、チケットは争奪戦が厳しく、ようやくの思いで確保いたした次第です。では、この後、本日の昼の部の様子をご紹介しますので、暫く、暫く(團菊祭は昨日千秋楽でした)、お待ちくださいませ。
2007年05月26日
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さあてさあて、團菊祭五月大歌舞伎の夜の部でございます。夜の部一、十七世市村羽左衛門七回忌追善狂言 女暫(おんなしばらく)巴御前 萬次郎轟坊震斎 松 緑女鯰若菜 菊之助成田五郎 海老蔵江田源三 亀三郎紅梅姫 亀 寿木曽次郎 松 也木曽駒若丸 梅 枝手塚太郎 光東条五郎 男女蔵武蔵九郎 亀 蔵局唐糸 右之助家老根井主膳 秀 調猪俣平六 團 蔵清水冠者義高 権十郎舞台番 三津五郎蒲冠者範頼 彦三郎【みどころ】権力をふるう蒲冠者範頼(彦三郎)は、轟坊震斎(松緑)、女鯰若菜(菊之助)、猪俣平六(團蔵)、江田源三(亀三郎)ら家来を連れて宴を開いてます。木曽義仲の遺児の清水冠者義高(権十郎)やその許嫁の紅梅姫(亀寿)ら忠義に厚い家臣たちが、その暴挙を諫めると、範頼は成田五郎(海老蔵)らに命じて、義高一行を成敗しようとします。そこへ「しばらーく」の声を掛けて現れたのは、義仲の愛妾巴御前(萬次郎)です。大がかりな扮装をした荒事師による祝祭劇『暫』の女性版。超人ぶりを発揮した後、女方の素に戻って舞台番(三津五郎)を前に恥じらうのは、『女暫』ならではの趣向です。『暫』に縁の深かった十七代目羽左衛門の七回忌にあたり、橘屋の総力を結集してご覧いただきます。 【印象記】海老蔵襲名披露の暫はテレビにて拝見いたしておりました。花道で、「いやだァ~。いやだァ~」とだっだ子のようにごねるのが面白かったです。さて、今回は、その主人公を女形にしたパロディ版ですが、中身はほぼ同じでございました。これまでの歌舞伎座観劇の中では、巴御前を演じた萬次郎が芯をつとめた舞台がありませんでしたので、あまり印象に残っておりませんでした。荒事でもありましたから、声を張り上げるのですが、とても声の通りが良いので、マイクでも使っているかと思うほどでした。なによりも、幾つかの掛け合いの場面があったり、祝祭劇と言われておりますように楽しい場面もございます。最後に花道から引き上げるのですが、舞台番(三津五郎)との掛け合いや、飛び六方の下がり方なんぞの指導とか、ご馳走でもありました。【特記事項】いつもの三階B席ですが七三はかろうじて見えるので、良かったです。それより、掛け声の何とか会のご老人が3階2扉の通路で客席そばまで出てきて見ているため、係員に秘密の暗号を送ってすぐに退場させてもらいました。あんなところに突っ立っていたら、後ろの人が見えないではありませんか。3階を立ち見席と間違える掛け声の会員は出入り禁止にしたら・・・。二、上 雨の五郎(あめのごろう)曽我五郎 松 緑【みどころ】雨の中、父の敵討ちを控えた曽我五郎(松緑)が向かうのは、馴染みの傾城・化粧坂の少将が待つ大磯の廓。少将からの恋文を手に艶やかなしぐさを見せながら、キリッと力強い男の表情に戻る五郎。猛者の色香を見せるところがユニークな長唄舞踊を、松緑が爽やかに踊ります。 【印象記】今までは黒系統の衣装だったと思いますが、今回は白系統の衣装で趣向を変えてきましたね。後ろの赤い雛壇に綺麗に映えていました。下 三ツ面子守(みつめんこもり)子守 三津五郎【みどころ】赤ん坊を背に駆け出して来たのは、あどけなさの残る子守の少女(三津五郎)。おかめ、恵比寿、ひょっとこのお面を付け替え踊っては、赤ん坊をあやします。面をつけ替えるタイミングが次第に速くなる中、三人の人物を瞬時に踊りわける高い技術が求められる常磐津舞踊。踊り巧者の三津五郎に、期待が膨らみます。 【印象記】なるほど、三つのお面を代わる代わるかぶって踊り分けるのは難しいでしょうね。さすがに大和屋。最後に子供を横抱きにしたのは、決まり事なんでしょうか。子守ですから、胸にきちんと抱いてあげたほうが赤ん坊も嬉しいでしょうね。三、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ) め組の喧嘩 品川島崎楼より 神明末社裏までめ組辰五郎 菊五郎お仲 時 蔵柴井町藤松 松 緑九竜山浪右衛門 海老蔵島崎楼女将おなみ 萬次郎宇田川町長次郎 権十郎おもちゃの文次 翫 雀山門の仙太 竹 松伜又八 虎之介三ツ星半次 亀 蔵背高の竹 市 蔵三池八右衛門 右之助葉山九郎次 家 橘露月町亀右衛門 團 蔵江戸座喜太郎 左團次尾花屋女房おくら 田之助焚出し喜三郎 梅 玉四ツ車大八 團十郎【みどころ】品川の遊郭島崎楼。座敷を隣り合わせていた相撲取り四ツ車大八(團十郎)と鳶の藤松(松緑)たちの間で喧嘩が始まり、め組の頭の辰五郎(菊五郎)が止めに入ります。が、内心おさまらない辰五郎は、尾花屋のおくら(田之助)に送られてきた四ツ車を待ち伏せて襲い、通りかかった鳶の親方喜三郎(梅玉)ともども、闇の中で探り合いとなります。数日後、辰五郎の女房お仲(時蔵)の心配が的中し、今度は芝神明の芝居小屋で喧嘩が勃発。四ツ車や弟分の九竜山(海老蔵)対辰五郎や亀右衛門(團蔵)、長次郎(権十郎)らが一触即発状態になり、芝居小屋座元の喜太郎(左團次)が仲裁に入ります。「火事と喧嘩は江戸の華」の言葉通り、喧嘩に命を賭ける江戸っ子の心意気を描いた人気作。菊五郎劇団ならではのいなせで小気味よい鳶たちの活躍を、どうかお見逃しなく。【印象記】コンディションを昼の部にあわせたうえに食事をして、疲れが出てきてしまいました。何だかんだと、途中の静かな場面は夢うつつの中で聞き流してしまっていましたァ。でもでも、大詰のころには回復しまして、一番のみどころである火事と喧嘩は江戸の花と言う、歌舞伎座の舞台も狭く見えるほどの大勢の鳶と相撲取りの立ち回りは、目が完全にさめましたァ~。あれが噂に聞いた、梯に次々と登るとこだとか、いつもは殿様然としたお役が多い焚出し喜三郎(梅玉)の梯乗りと派手なアクション歌舞伎を堪能いたしました。
2007年05月23日
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昨年の五月に團菊祭で病から回復した成田屋:市川團十郎が復帰の舞台を踏んだのがついこの間のように思い出されます。そして、あれから一年、今年もまた、團菊祭に行ってきました。自分の歌舞伎座歴は、たった2年ですから、2回目なんですが、成田屋と音羽屋の伝統ある取り組みと言うものが現代に脈々と受け継がれているわけでして、その舞台を楽しむ一員になれることって、歴史を受け継いでいるような気がしなくもないですね。(ちょっと大げさか)さあてさあて、今年はなんとご本家による歌舞伎十八番の勧進帳も上演されますから、昼の部にバッチリとコンディションをあわせておきました。團菊祭五月大歌舞伎昼の部一、泥棒と若殿(どろぼうとわかとの)松平成信 三津五郎梶田重右衛門 秀 調鮫島平馬 亀 蔵岡野甚吾 亀三郎成田作兵衛 亀 寿宝久左衛門 市 蔵伝九郎 松 緑【みどころ】大聖寺の領主松平大炊頭の次男成信(三津五郎)は、悪家老の陰謀により、廃屋同然の御殿に幽閉されています。そこへ押し入ったのは、泥棒の伝九郎(松緑)。盗むものが何もないばかりか、食事にも事欠くこの家の主の有り様を見て気の毒になった伝九郎は、逆に成信の身の回りの世話をしはじめます。悲運の若殿と人のいい泥棒の間に芽生える、おかしくも温かい心の絆。山本周五郎の滑稽小説を劇化した喜劇で、歌舞伎座では久しぶりの上演となります。【印象記】新歌舞伎ですから、初めて拝見いたしましたのに、簡単にストーリーを覚えられました。大名の跡目争いの渦中にある若殿(三津五郎)は終始、殿様の気品を忘れない演技でございます。一方、泥棒に入りこんだ伝九郎(松緑)は、幽閉されている若殿を逆に助ける人の良さがそこかしこに漂いまして、世話物も手堅くなりました。上演記録を見てみたら過去に2回しかありませんでしたよ。歌舞伎座初演は昭和43年3月(林 成年)、2回目が昭和50年6月(嘉津雄)でした。なつかしの古さでございますなァ。二、天覧歌舞伎百二十年記念 歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)武蔵坊弁慶 團十郎源義経 梅 玉亀井六郎 友右衛門片岡八郎 家 橘駿河次郎 右之助常陸坊海尊 團 蔵富樫左衛門 菊五郎【みどころ】都落ちを余儀なくされた源義経(梅玉)と家来の武蔵坊弁慶(團十郎)ら一行は、山伏姿に変装して安宅の関を通り抜けようとします。関守の富樫左衛門(菊五郎)はその正体を見破りますが、主人を守ろうとする弁慶の命がけの振る舞いに心打たれ、通過を許可します。明治二十(一八八七)年、九代目團十郎らの尽力で初めて天覧歌舞伎が実現してから、今年で百二十年。歌舞伎が国を代表する舞台芸術として広く認められる推進力となった慶事を記念して、同じ演目を現代の菊五郎、團十郎により上演します。【印象記】いまさらながらの勧進帳でございますが、「天覧歌舞伎が実現してから、今年で百二十年」と言う意義深い年でもあったのですね。江戸時代に苦労して歌舞伎の存在を高めてきた先達の努力を受け継ぐ、歌舞伎十八番のおひとつですから、どなたが演じるときもまさにこれ一回きりという舞台の熱気が感じられるのは不思議ではありませんね。今回、初めて生で團十郎の弁慶を拝見いたしました。テレビでは、つい先日のオペラ座公演を拝見したばかりです。ご本家と言うこともありましたが、芝居の部分の台詞回しやら、舞いを交えての部分やら、それぞれの相手役との目線の動きなどまでつぶさに見れば、弁慶の豪放磊落なイメージとは別に主君義経に対する心遣い、関守の富樫との丁々発止の駆け引きなど、さらに面白みが深まりました。普段の舞台での團十郎も勧進帳ですと台詞がわかり易く感じたのですが、何度も拝見しているからでしょうか。それとも歌舞伎十八番のなせる技でしょうか。三、与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)木更津海岸見染の場源氏店の場与三郎 海老蔵お富 菊之助蝙蝠安 市 蔵鳶頭金五郎 権十郎和泉屋多左衛門 左團次【みどころ】木更津界隈の顔役である赤間源左衛門の愛妾お富(菊之助)と、大店伊豆屋の若旦那与三郎(海老蔵)は、浜辺で互いに一目惚れします(「木更津海岸見染」)。逢瀬を重ねる二人の仲を知った赤間により、与三郎は瀕死の重傷を負い、お富は身投げをしたところを和泉屋多左衛門(左團次)に救われました。それから三年。今は多左衛門の囲われ者となっているお富のもとに、時折たかりに来る蝙蝠安(市蔵)が、相棒をつれて訪れます。頬被りで傷だらけの顔を隠したその男こそ、与三郎でした(「源氏店」)。運命の出会いから「しがねえ恋の情が仇」の名せりふでおなじみの再会まで。海老蔵と菊之助の清冽な美しさに引き込まれることでしょう。【印象記】粋な黒塀、見越しの松に、と言うのは春日八郎のお富さん。その歌の元の芝居があることは存じておりましたが、初見でした。いきなり和事のぴんとこなの与三郎(海老蔵)、がっちりした優男と言う雰囲気。与三:ご新造さんへ、おかみさんへ、お富さんへ、いやさお富、久しぶりだなァ お富:そういうお前は、 与三:与三郎だ。おぬしゃァおれを見忘れたか。 ト手拭を取り、つか/\と進みきっと思い入れ。お富呆れる思い入れ。 与三:しがねえ恋の情けが仇、命の綱の切れたのを、どうとりとめてか木更津から、めぐる月日も三とせ越し、江戸の親にゃァ勘当うけ、よんどころなく鎌倉の、谷七郷は食いつめても、面にうけた看板の、疵がもっけの幸えに、切られ与三《よそう》と異名をとり、押しがりゆすりは習おうより、馴れた時代の源氏店、その白化けか黒塀に、格子造りの囲い者、死んだと思ったお富たァ、お釈迦様でも気がつくめえ。よくまあおぬしゃァ達者でいたなァ。おゥ安、これじゃ一分じゃ帰られめえ。 (歌舞伎名台詞より)ご新造さんへ、と言う台詞の前に「待ってました!」が掛かりました。お見事。四、女伊達(おんなだて)木崎のお駒 芝 翫中之嶋鳴平 門之助淀川の千蔵 翫 雀【みどころ】吉原仲の町に颯爽と現れたのは、女伊達木崎のお駒(芝翫)。淀川の千蔵(翫雀)と男伊達の中之嶋鳴平(門之助)も太刀打ちできない勇ましさは、まるで助六を女性にしたかのようです。メリハリの利いた長唄舞踊で、芝翫が江戸の粋を伝えます。【印象記】團菊祭で人間国宝の舞踊が見られまして、得したような気分です。「なりこまや」の番傘が沢山並んで、まさに成駒屋ワールドでございました。ではでは、昼の部が幕となりまして、一休みしてから夜の部に続きます。
2007年05月23日
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つい先だって落語家さんの襲名がらみの税金追徴などが話題になりましたが、今度は歌舞伎俳優の税金です。どちらも本人が関知しきれない部分でのことですから、取り仕切る会計担当者の解釈の違いなんでしょうが、修正されているので、一件落着。ご祝儀にまつわる、まさに有名税と言うところでしょうか・・・・。しかし、同じ新聞紙面に、中村勘三郎の歌舞伎に寄せる情熱がほとばしる記事もありましたよ。読売新聞でした。(お借りします)m(__)m----------------------------コクーン歌舞伎13年 勘三郎が「三人吉三」伝統残しながら破る 東京・渋谷のシアターコクーンで、来月7日から28日まで、コクーン歌舞伎「三人吉三」が上演される。河竹黙阿弥の代表作の6年ぶりの再演だ。 1994年の同歌舞伎開始当初は斬新な演出に賛否両論があったが、昨年の「東海道四谷怪談 北番」で、串田和美が読売演劇大賞の最優秀演出家賞を受賞するなど、高い評価を集めた。公演を引っ張り続けてきた中村勘三郎は、「やるたびに形を変えつつ、支持していただけたことがありがたい。僕たちの熱意が伝わったのかな」と語る。 「今は(シェークスピア作品の翻案)『NINAGAWA十二夜』を歌舞伎座で上演したり、(渋谷の)パルコ劇場で歌舞伎をやったりする時代になったが、13年前は孤立無援。大衆の支持はもらったが、演劇界では全く支持されなかった」 伝統芸能として確立した歌舞伎の原点に立ち返る試みでもあった。 「近松門左衛門の作品だって、最初に書いた時は新作。江戸時代の歌舞伎は錦絵にある通り、観客が狂喜乱舞したり、母親が子供にお乳をやったりしながら見ていた。忘れられた演劇の根本を探る旅だった」 20歳の時、唐十郎のテント芝居を見て「これが江戸歌舞伎だ」と興奮。父の十七代目勘三郎に「こういう芝居をやりたい」と話したが、「100年早い」と、しかられたという。 「その代わり、『連獅子』を100回けいこしろと言われた。確かに、あの時やったら失敗していた。おかげで『鏡獅子』も『道成寺』も誰にも負けないつもりで、けいこをした」 そうした地道な努力が、コクーン歌舞伎での新しい試みも可能にし、新たなファン層を開拓してきた。 「若い観客が育たないと先細りになる。歌舞伎が世界無形文化遺産に選ばれたが、博物館のようになるのは悔しい。古いものを残しながら、(伝統を)破っていかないと」 共演は中村橋之助、中村福助、笹野高史ら。(2007年5月21日 読売新聞)--------------------------------そうなんです。世界無形文化遺産は生きた化石になってはいけません。歌舞伎だって、いつの時代にも対応するだけのものがあったからこそ、今に伝わっているのではないでしょうか。今月もまだ見ていないものがあるのに、来月もまた、楽しみです。
2007年05月21日
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2月のことになりますが、歌舞伎検定を始めると言うニュースをブログにも書きました。---------------------------------ついに「歌舞伎検定」も 2008年春から、歌舞伎に関する知識を試す「歌舞伎検定」を始める。歌舞伎の歴史や代表的な演目、俳優の名前などのほか、舞台や大道具、音楽など裏方の仕事についても幅広く出題する。全80問の四択マークシート方式で年1回実施する。--------------------------------これ以来、歌舞伎の見方が変わってきたと言うか、毎月の演目などを通じて登場人物のことやら得意としている俳優などなどのことはもちろん、特色あることがらを注意深く拝見するようになったのです。そうすると、また一段と面白みが深まってきました。歌舞伎座のサイトにも、検定想定問題が出ていますから、どのような形式でどのような出題になるのか知るには宜しいでしょう。まずは、4級をめざして、これからも毎月、欠かさずにチェックしておきます。( ..)φメモメモ
2007年05月20日
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どうもこのごろ子猫の鳴き声が良く聞こえるから、おかしいと思っておりました。我が家の裏側の物置に行く通路のところに、雨除けがありまして、その下で泣いていたようです。そっと、近づいて見ると、にゃんと、1,2,3,4・・・ありゃりゃ~、赤ちゃん猫が5匹もいたよ~。母さん猫がおっぱいを飲ませているときに遠くから写真をとったけど、雨上がりの曇り空だったから不鮮明ですが、白黒のぶちが二匹、三毛が一匹、茶色が二匹です。さて、さて、どうするどうする・・・・。様子を見守ってゆくことにしておりますが、どうなることやら・・・・。
2007年05月19日
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昨日は、新橋演舞場にて五月大歌舞伎を昼夜通しで拝見しておりました。昨晩、取り急ぎ昼の部のみをまとめておいたのですが、追記しておきたいことがあります。昨日テレビ放送された中に、国立劇場歌舞伎俳優養成所の研修を終了したばかりの方がおられたそうです。昼の部の鳴神で見事なトンボを切っている所化さんがおいででしたが、どうやら「中村京純」とのことでございます。京屋公式HP参照これからも頑張ってください。ではでは、夜の部ですが、今月は、午後4時開演と、いつもより30分も早い開演でした。夜の部一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん) 三笠山御殿の場杉酒屋娘お三輪 福 助烏帽子折求女実は藤原淡海 染五郎入鹿妹橘姫 高麗蔵豆腐買おむら 歌 六漁師鱶七実は金輪五郎今国 吉右衛門(みどころ)大和国三輪の里の酒屋の一人娘お三輪は、近くに住んでいる求女に思いを寄せつつ、着物の裾に苧環の白糸をとめつけて、その糸を頼りに三笠山にある御殿に辿り着きます。そこでは、自ら帝と称する悪逆非道な蘇我入鹿が酒宴を催していました。お三輪は意地悪な官女達に散々いじめられた挙句、求女が入鹿の妹橘姫と祝言を上げたと知り逆上し、奥へ踏み込もうとしますが、そこへ現れた漁師姿の男に突然刺されてしまいます。その男の正体は藤原鎌足の家臣金輪五郎で、嫉妬心が凝結した「擬着の相」のあるお三輪の生血が入鹿を滅ぼすために役立つと伝えます。それを聞いたお三輪は、恋い慕う求女の役に立てたことに満足し、未来で添い遂げることに望みを託し、息絶えるのでした。格調高い時代物狂言にふさわしく、福助のお三輪、吉右衛門の鱶七をはじめ、染五郎の求女、高麗蔵の橘姫、歌六の豆腐買と、豪華な配役の舞台にご期待下さい。【印象記】妹背山婦女庭訓は、いままで舞台で拝見する機会がありませんでしたので、歌舞伎チャンネルで歌右衛門が主役を演じているものを拝見するくらいでした。国立劇場文化デジタルライブラリーのページの舞台芸術教材2「妹背山婦女庭訓」を見ておきましたが、通し狂言で演じるととてつもなく長いのですね。今回はこの中の御殿の場という、お三輪が官女にいじめられたり、大げさに言えば国家的な犠牲になったり(?)と言うようなことのようです。で、実際に・・・・・、『成駒屋~』の一言でございました。福助のお三輪、官女たちにいじめられ逆上する場面なんぞは、3階席からみんなで大きく身を乗り出して双眼鏡でしっかり拝見。背筋に冷や汗がたらりと流れたかと思うくらい、怨念がこもっておりました。今後も、こうしたお役で、真女方を極めていってほしいものです。たまには、ぶっちゃけたお役もいままでどおりに・・・・。求女実は藤原淡海(染五郎)、橘姫(高麗蔵)、おむら(歌六)、そして、鱶七(吉右衛門)と、とても良いチームワークでございました。二、隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ) 法界坊聖天町法界坊 吉右衛門娘おくみ 芝 雀若党五百平 歌 昇手代要助 錦之助息女野分姫 染五郎丁稚長太 玉太郎永楽屋おらく 吉之丞大阪屋源右衛門 歌 六道具屋甚三 富十郎浄瑠璃 双面水照月法界坊の霊/野分姫の霊 染五郎渡し守おしづ 福 助手代要助実は吉田松若丸 錦之助娘おくみ 芝 雀(みどころ)願人坊主の法界坊は、大阪屋源右衛門の娘おくみに恋慕していますが、おくみは手代要助と恋仲で、法界坊などまるで眼中にありません。要助は、実は御家再興を目指す吉田家の若殿・松若丸で、野分姫という許嫁がいる身でした。法界坊は、その要助を陥れようと、あの手この手と策をめぐらしますが、吉田家の下僕で、今は道具屋に姿を変えている甚三に見抜かれ、あえなく失敗してしまいます。怒りが収まらない法界坊は、おくみの誘拐を企てるものの、これまた失敗。そして、かどわかそうとした野分姫に拒否されるや斬り殺す始末。しかし、そんな法界坊も甚三の手によりついに絶命しますが、今度は現世に恨みの残る野分姫と合体霊となり、松若とおくみの前に現れます。悪党なのに、どこか憎めない、人間的魅力あふれる破戒僧の法界坊を吉右衛門が十年ぶりに演じます。歌六の源右衛門、芝雀のおくみ、歌昇の五百平、福助の渡し守おしづ、錦之助の要助に、法界坊をやりこめる甚三を富十郎が演じる充実の配役です。さらに大喜利の舞踊『双面』では、染五郎が法界坊と野分姫の霊を演じるなど随所に趣向をこらした必見の舞台です。 【印象記】歌舞伎チックなサスペンスコメディとでも言うのでしょうか、スリルあり、笑いあり、で、どんどんと舞台が進行してしまいまして、あっと言う間に法界坊が殺されされてしまったような展開でした。最後はやはり、法界坊が日本的幽霊(足が無い)で宙乗りになり、怖さ満点。で、チョンパッツと、明るくなりお幕でした。ホントに二時間かかるのですが、あっという間でしたよ。その後は、浄瑠璃・双面水照月と言う舞踊なんですが、常盤津と竹元の掛け合い、しかも、清太夫でごさいましたァ~。この方を出語りで見られると、何故か料金を得したような気分になるんです。染五郎が法界坊と野分姫の霊を見事に演じ分けるなど、情景がわかりやすかったです。渡し守おしづ(福助)の衣装はアイヌ模様の船頭の衣装とかで、着物も芝翫縞と、貫禄あふれる女船頭でございました。この演目も、歌舞伎入門には良いかもしれませんよ。まだ日程はありますから、ぜひ一度、歌舞伎を楽しんでみましょう。
2007年05月15日
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今月は、いつもより早めに見ておきたいと思っておりましたので、新橋演舞場、五月大歌舞伎に出かけて来ました。舞台で観たことがある演目が一つだけでしたから、興味津々、集中力も切れずに(?)見られたかと言うと、そうでも無かったりしまして、あれまあよ~。いつものことながら、簡単に印象などをまとめておきます。昼の部一、歌舞伎十八番の内 鳴神(なるかみ)鳴神上人 染五郎雲の絶間姫 芝雀(みどころ)陽成帝の御世の事。朝廷に恨みを抱く鳴神上人は、秘法を使い、竜神を滝壺に封じ込めてしまいます。それ以来、雨が一滴も降らず、人々は日照り続きに苦しんでいました。そこで朝廷は、宮中第一の美女とうたわれている雲の絶間姫を、上人のもとに遣わせます。女の色香で上人を堕落させ、その隙に竜神を天に飛び去らせ、雨を降らせようと考えたのです。高僧が美女に惑わされて破戒するという主題で、姫に騙されたことを知った上人が怒りに燃える後半など、豪快な荒事芸が見どころの一幕です。染五郎が初役で鳴神上人に挑み、雲の絶間姫をすでに定評のある芝雀が勤める、おおらかな歌舞伎十八番をご堪能下さい。【印象記】初役で鳴神上人に挑んだ、染五郎。とてもスマートな、おどろおどろしさを感じさせない上人と言うところでしょうか。でもまあ、雲の絶間姫に惑わされてからの怒り狂う様は、しっかりと歌舞伎の荒事を堪能できました。他のブログでも書かれておりましたが、お酒を飲まされ酔いつぶれる場面は舞台の中央でして、赤い消し幕で隠されてその後ろで化粧などを直していたようですが、三階席からだと少しも邪魔に鳴らずに違和感無く見られましたよ。月曜日のせいか、掛け声は他にお二人くらいしかおりませんでしたので、何とか頑張りまして、高麗屋~、京屋~!二、鬼平犯科帳(おにへいはんかちょう)長谷川平蔵 吉右衛門船頭友五郎 歌六長谷川久栄 福助同心酒井祐助 錦之助同心木村忠吾 松 江小房の粂八 歌昇与力佐嶋忠介 段四郎岸井左馬之助 富十郎(みどころ)釣りをしに、大川端を訪れた火付盗賊改方長官の長谷川平蔵は、そこで、船頭の友五郎と出会います。年老いてはいるものの、この友五郎、かつては江戸で盗人を稼業にしていた男でした。二人で「大川の隠居」と呼ばれる大きな鯉の話をしていると、友五郎がおもむろに出した煙管に平蔵は驚きます。その煙管こそ、つい先日、平蔵の役宅から盗まれたものでした。かねてから平蔵の評判を聞いていた友五郎は、風邪をこじらせ寝込んでいる平蔵の部屋に入り、まんまと愛用の煙管を盗み出したのです。ところが、友五郎は目の前で釣りをしている男が平蔵だとは知りません。全ては友五郎の仕業と知った平蔵は煙管を取り戻すために思案をめぐらします…。池波正太郎の原作を歌舞伎の世界に仕立て、吉右衛門が長谷川平蔵を勤めます。その妻久栄に福助、火盗改方には段四郎、錦之助、松江、密偵の粂八に歌昇、そして、友五郎を歌六が演じ、平蔵と旧知の仲である剣客岸井左馬之助を富十郎が勤める話題の舞台です。【印象記】テレビドラマでもお馴染み、鬼平でございます。歌舞伎仕立てではありますが、普通の時代劇のお芝居として見ることが出来るので、お気楽路線でもありました。しかしながら、お昼を食べた後でしたので、かなりのところで意識が無くなりましたァ~。(-_-;)とにかく、歌舞伎を観たことが無い方でも、鬼平なら知っている程度であれば、十分に楽しめますので、ぜひ、一度、ご覧になって観てくださいませ。別に、播磨屋の回し物ではありませんけど・・・・。三、釣女(つりおんな)太郎冠者 歌昇上○ 芝 雀大名某 錦之助醜女 吉右衛門(みどころ)妻を得ようと祈願をこめた大名は、一本の釣竿で絶世の美女を釣り上げました。それを見ていた家来の太郎冠者も願いを込めて、釣糸をたらします。と、腕には確かな手ごたえが。釣り上げてみると、そこには被衣をかぶった女が一人、さらにその衣を取り上げてみると女の正体は醜女だったのです。太郎冠者と醜女のやり取りは、見ていて大変面白い内容ですが、狂言舞踊としての品格を失わないことが大切とされています。舞踊のうまさには定評がある歌昇の太郎冠者、芝雀の上○、錦之助の大名、そして、醜女を吉右衛門が勤め、楽しい舞踊をお目にかけます。【印象記】歌舞伎チャンネルでは拝見しておりましたが、舞台では初めてです。独身貴族(?)の大名に、二代目錦之助がぴったりのお役でございます。割に合わない(?)のが家来の太郎冠者です。でもまあ、吉右衛門の見事な(?)女形は見かたを代えれば愛嬌たっぷりでございました。しっかし、太郎冠者の妻になろうと言うのに、大名に「錦ちゃん。素敵」です。何だか、先月の襲名披露の続きみたいで、大いに笑わせていただきました。昼の部は、初めての方にもお勧めの取り合わせですから、こういうときに歌舞伎に親しんでもらいたいものです。ではでは夜の部はまた、後日。
2007年05月14日
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本日は母の日と言うことで、カーネーションなどを持って、母の墓前に飾ってきました。親孝行したいときに親はありませんし、こんなことだけでもと思っております。さて、両親が演劇や映画、歌舞伎が好きだったことが年齢を経るごとに理解できるようになりまして、いまではすっかり歌舞伎にはまりこんでいます。このごろテレビに出演する歌舞伎俳優が増えてきておりますが、いずれも名題以上か幹部クラスの方が多いですね。でも歌舞伎は、もっと多くの名題下の俳優さんたちがいて、舞台の表や裏などのそこかしこで表舞台を支えているということも忘れてはいけませんね。明日は、もっとも新しい方、つまり、国立劇場歌舞伎俳優研修を終了したばかりの方にスポットが当てられるようですので、お時間のある方はご覧ください。スッキリ!!放送局:日本テレビ系放送日時:5月14日(月)午前8:00~9:54特集名:「歌舞伎俳優の卵達に密着」コメント:今年三月、国立劇場歌舞伎俳優研修を修了した第十八期生が、歌舞伎俳優としての第一歩を踏み出す様子を、「新橋演舞場 五月大歌舞伎」を中心に紹介します。時間的に見ることが出来ませんから、ビデオでも撮るとしましょう。ご覧になった方の感想など期待しております。
2007年05月13日
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6月大歌舞伎の写真入りチラシがアップされていました。6月は、染五郎のご子息が2歳で初お目見えと言うことで、さながら高麗屋月間。親子孫三代の勢ぞろいでございます。その高麗屋のトップである幸四郎が、黒澤作品「生きる」のドラマ化で主役を演じる記事がスポニチに出ておりまして、あの名映画がテレビドラマでよみがえるのですね。 故黒澤明監督(享年88)の代表作「生きる」(1952年)が、松本幸四郎(64)主演で初めてドラマ化される。テレビ朝日で今秋放送。胃がんで余命が少ないことを知った主人公が人生を見つめ直し、市民のために小さな公園を造るヒューマンドラマ。幸四郎は「団塊の世代へのメッセージ、エールのつもりで演じています」と語っている・・・・。 主人公には、静かな中にも鬼気迫るものを感じさせるところがぴったりだと言うことで、幸四郎に白羽の矢がたったようです。映画では、主人公が公演のブランコで「命短し恋せよ乙女・・・」とゴンドラの歌を口ずさむ、あの場面が印象に残っています。以下、詳しくは、こちらでご覧ください。
2007年05月12日
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10月だけ空白だった、新橋演舞場の予定が発表になりましたいつもならとっくに出ているであろうものが、空いていたのです。だって、12月まで発表になっているのに、10月だけ空いているのですよ。なんと、なァ~んと、中村勘三郎&森光子「スーパータッグ」と、スポーツ報知が報じているように、遂に実現しますよ~。◆5月11日(金) 【新橋演舞場】 『錦秋演舞場祭り』の、公演が決定しました。 ※「演目と配役」及び「みどころ」のページは後日、掲載いたします。 【昼の部】十月大歌舞伎【夜の部】森光子・中村勘三郎特別公演【料金(税込)】未定昼が歌舞伎で夜が森光子との共演ですか。これも見逃せないぞ~新聞報道はこちら。スポーツ報知日刊スポーツ
2007年05月11日
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ゴールデンウィークの最終日は、あいにくの雨。長い休みに辟易してきました。ではでは、そぞろ歩きは一日だけでしたがなんだかんだと、4回にも分けてきたのは、それぞれの場面で内容が異なっているからに他なりません。いよいよ、最後は、東銀座から東京メトロで「君んちどこ?」、「ポンギ」に移動です。(このギャグを知るあなた、相当のお歳ですね)六本木駅から続く地下道は、まさに「森羅万象」。 地下鉄へと続く50mものガラス面は、草月流 竹中麗湖氏によるインスタレーション。コンセプトは「森羅万象」。植物で描く宇宙はイマジネーションの世界へと誘うものです。静かに永遠の流れ、山並み、時には風の道、幽玄な光、竹の宇宙感は時代を超えて人々にぬくもりを与え、心を癒し、見る人を包み込むものでしょう。さてさて、魂MICK ROCK meets 勘三郎の会場に・・・。ニューヨークの平成中村座公演を中心に、中村屋の公演を、まさに激写。超どでかい、パネルは迫力満点ですし、レイアウトも見る角度によっては劇場の空間にさ迷いこんだかと錯覚を覚えました。宣伝が行き届いていないのかどうか、ギャラリーは少なく非常にゆったりと拝見できまして、良かったです。続いて、通路をそのまま奥に進むと、東京ミッドタウンの地下1階ですが、ここまで進むととたんに先ほどの静寂とはかけ離れた喧騒と人ごみの世界に。2階まで上がってはみたものの、動きが取れないので、ほうほうの体で庭園に逃げ出しました。やはり、外も人だかりでしたが、春のやさしい陽光と風が心地よかったです。庭園で日産自動車が初代スカイラインから現在までのスカイラインを並べて展示しており、感激の初代、二代目スカイラインと対面できました。二代目はスカGの名を世に広めるきっかけともなったモデルだったと覚えております。羊の皮をかぶった狼と言うキャッチフレーズそのままに、今見ていても何の変哲もないセダンです。サーキットでは連戦連勝の記録を打ち立てるなど、卓越した運動性能は旧プリンス自動車の技術の粋でもあったのですね。写真は、初代スカイラインです。 いやはや、ミッドタウンでビルの中にいるよりも外にいるほうが良かったのですから何とも皮肉なものでございました。帰りは大江戸線で新宿に出て、そのまんま東知事で有名になった新宿みやざき館を見てきました。普段は通り過ぎるだけですから、休日にゆっくりと見るしかありません。すぐそばには広島の物産館もあり、以前は広島のほうがにぎわっていたようですが、今は、宮崎のほうがにぎわってました。新知事のご威光は大きいですね。ピカピカと光る額のように。そぞろ歩き以外は、どうと言うことのないGWでしたが、明日からまた、頑張りましょう!
2007年05月06日
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ゴールデンウィークの東京そぞろ歩きを続けます。新橋の東京国際フォーラムを後にして、次に目指すは・・・・。また、目的地に向かう途中で、交通会館の北海道物産館に寄り道してしまい、ソフトクリームなんぞを食べてみました。寄り道ばかりで、いったい目的地はいずこなの?途中、松屋の前を通りましたら、歩行者天国で南米のアンデス音楽のデユオが生演奏しており、最後に「コンドルは飛んで行く」を演奏しますとのことでしたので、ここでも本場のケーナの演奏を聞いておりました。何だか、僅かな距離を歩いただけで、2件目の生演奏に遭遇するなんて、そうめったにあるものではありません。ラッキー!銀座の歩行者天国も結構な混みようでしたが、一路、三越の交差点で曲がり、通いなれた歌舞伎座を目指します。いえ、こんな半端な時間に一幕見ということではありません。もっと大事なことがあるのです・・・・・。まだ新しい團菊祭の垂れ幕がそよ風になびく下を、いそいそォとチケット売り場に。ここが本日最大の目的地でありました。 それは・・・・・、俳優祭のチケット受け取りなんです。郵送も出来ましたが、連休中にぶらっと出かける予定でしたから、受け取りにしておきました。團菊祭は、また後日、日を改めてゆっくりと朝から通しで拝見いたしましょう。チケットを受け取り、うやうやしくバッグにしまいまして、さてさて、次は歌舞伎座の目の前にある地下鉄へと入ってゆくのでありました。
2007年05月05日
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先日は、東京そぞろ歩きで、スタート地点の新丸ビルを見てから、ゆっくりと歩いて有楽町へ。東京国際フォーラムにさしかかりましたら、何やらイベントを開催中のようです。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭2007でした。地上広場において、各時間帯別に、ミニコンサートです。ちょうど、「スーパークラッシック」が始まるところだったので、待ちました。演奏は、このお二人でした。MINAMI&MIKI MINAMIフリーのオーボエニスト。オーボエを似鳥健彦氏に師事。主にオーボエ、イングリッシュホルン、サックス奏者として、オーケストラとの共演、演奏活動を活発に行っている。クラシックからジャズ、ポピュラーまで、幅広いジャンルのレパートリーを持つ。97年国際芸術連盟新人オーディションに合格、同推薦コンサートに出演。98年第8回全日本ソリストコンテストに入選。99年よりG.シュマルフス、河野 剛の各氏に師事。2002年11月J.フランセの「花時計」(オーボエと管弦楽の為の)を合奏集団不協和音と、2003年10月V.ウィリアムスのオーボエ協奏曲をアモルファス合奏団、2004年11月マルチェロのオーボエ協奏曲をコンセール・アミーと共演。2005年8月長生淳氏の新曲オーボエ協奏曲「満庭の秋」を、ガリマテアス・ムジクムと委嘱初演。板橋区演奏家協会会員。MIKI 8歳でピアノを始める。ピアノを岡部公子氏、ソルフェージュを小嶋貴文氏に師事。9歳で初めて作曲をする。16歳 クラシック音楽の枠を超え、様々なジャンルの音楽を広く 学び始める。18歳 音楽専門学校へ入学。ゴスペルバンドや、その他数多くのバンド活動に活躍を広げる。現在、都内ライブハウス等で活動など、ジャンルにとらわれ無い音楽活動を中心に活躍中。 この連休中は毎日、何かしらの演奏が行われているようですよ。春風に揺れる木の葉を見上げながら聞いていると、しばし人ごみの喧騒を忘れさせてくれます。そぞろ歩きは、まだこの後続きます。
2007年05月04日
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ゴールデンウィーク後半に入り、好天に恵まれました。日ごろ出来ないことを何かしておきたいと思いつつ、どうしても出かけたいところがありまして、一日中、歩き回ってしまったのです。GWではありますが、4日間フルに遠出をすることも出来ませんから、「安・近・短」ですませます。そんなお気楽なお出かけで、まず、最初に行ったのは、新丸ビルです。東京駅からぞろぞろと人の波が繋がっているので、びっくり。エスカレーターで中を見ながら5階まで上がりましたが、どこのレストランも順番待ちの方が並んでおりました。比較的すいていてすんなりと入れた店で東京駅の赤レンガ駅舎を背景に腹ごしらえ。反対側の店の中には、皇居の緑を背景にしているお店もありましたが、順番待ちばかり・・・・。いやはや、次第に増える人の波に飲み込まれそうになり、早々に次の目的地に移動したのでした。
2007年05月03日
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