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今日の地域の学習懇談会で感じたこと
本日、私などの住んでいる地域の日本共産党後援会で、学習懇談会が開かれました。東京・八王子市の鹿島地域とお隣の松が谷地域ですが、その合同での学習会でした。
共産党・志位委員長が、寄せられた18問の質問に答えたCDがあるんですが、
その幾つかを視聴してから、
13人くらいでしたでしょうか、参加した人たちで懇談したんです。
その中で私などが感じたことを、一点だけ紹介します。
たしか、15番の「「共産党」の名前を変えたら?」
をめぐって懇談だったと思うんですが。
参加した人たちからは、それぞれから人生観のこもった、貴重な話が交わされたんです。
私などが感じたのは、
『共産党は、こわい』-私たちの日本社会のなかには、そんな意識があるじゃないですか。
『共産党宣言』じゃないけど、これにはしっかりとした意識をもつ必要があると思うんですよ。
100年前ですか、1922年に日本共産党がつくられた時、「天皇絶対の専制政治をやめさせ、国民主権の政治をつくる民主主義革命の旗をかかげ」たじゃないですか。ここに一番の根っ子があると思うんですよ。
江戸時代は、お上の命に逆らうなんてことは出来なかったじゃないですか。「杉木茂左衛門」の例がありますが、過酷な税に対しお上に直訴するなどということは、家族もろとも死罪を覚悟しなければならなかった。明治になって条件付き自由になったけど、幸徳春水などは「大逆罪」で死刑にされたじゃないですか。この民主主義の否定がいつまであったかといえば、治安維持法が廃止される80年くらい前まで、続いていたわけじゃないですか。
ここには、「お上の言うことにはさからうな」という、何百年の歴史が、つくられ、しみついた歴史があると思うんですよ。
今、私たちが、国の政治にたいして、それを吟味し、モノごと是非を問うというのは、「これは科学的でもないし、国民生活をめちゃくちゃにしてしまう。自分たちだけで、その都合できめるな」といったことを主張するのは、私たちにはそれは当然で、当たり前のように感じちゃうんですけど。しかし、歴史を見れば、そうじゃないんですね。まわりの様子をみれば、そうじゃないんですね。何百年にわたってつくられた習慣のひきづりをかえるのは、簡単なことじゃないんですね。言いたいことを言っても、罪にはならないし、何百年のタブーだった習慣を変える、その可能性を(あくまで、可能性ですよ)、それを手にしたのは、たかだか80年くらい前からなんですから。いまは、国民全体にとっては、みずからの権利を自覚しようとする渦中の真っただ中ですね。
『共産党は怖い、近づくな』のなかみというのは、専制政治(勝手に牛耳る政治)を、民主主義的な国民的政治に変えろ、との主張に対して加えられてるものですね。その民主主義の要求を、もっとも断固として主張してきた存在が、日本共産党だったからですね。ここをたたけば、国民全体の不満の声はおさえられる、と。だから、共産党はたたかれ、危険視されるんですね。根拠のない濡れ衣、偏見をかぶされる原因はここですね。
その本質というのは、民主主義をだいじにしようという広範な国民の要求全体に加えられている攻撃ですね。
少なくとも、近代史の中での民主主義的運動を見れば、それこそ民主主義の脈々とした流れ、各界・各分野でのたたかいの歴史じゃないですか。その中から、共産党の主張が、運動が、形づくられてきた。先人の努力があった。近代史の中から、必然性をもって共産党が出てきた。そして、困難な中でも活動した。
ここを大事にして、それぞれが明確に描きだす必要があると思うんです。
その関係を明確にすることによって、モヤモヤと対峙することによって、なんとはなしの潜在意識も克服できるんじゃないでしょうか。それが出来ない限り、いつのまにかぬかるみに足をとられるような、せっかくの努力がザルで水をすくうよな事態になる。いくら言っている中身が正論であっても、この関係をつかんでないと、正論が正論として通らなくされる。そういった関係の網がしかけられているということですね。
どのようにしてその網を打ち破るか。
とにかく、この関係を私たちが明らかにしなければならない。それを国民が気づかないように、見抜かないように、まぜこぜのごちゃごちゃにして、分からなくさせてるのが、いまの事態です。政治世界では自民党・公明党であり、それにすり寄ろうとする政党ですね。マスコミも、大勢はおなじですね。
そんな感じを持ちました。
これは、みなさんの懇談に触発されて感じたことです。
ここでは、みなさんの意気軒高で、豊かな人生の話が、聞けたんですが、
身の回りの狭い中では、こうした話はなかなか聞けないんです。
もちろん、懇談ですから、十分に意を尽くすことなんて出来ませんから、
こうして、幾分なりと後からフォローさせていただきました。
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