サカナ男爵の本とゲームにおぼれて

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サカナ男爵 @ Re[1]:銃器職人デイブ(01/01) Photo USMさんへお世話になります。今…

Photo USM @ Re:銃器職人デイブ(01/01) 謹賀新年令和5年あけましておめでとう…

サカナ男爵 @ Re[1]:狩猟日記　～狩猟解禁～(03/28) Photo USMさんへこんばんは。我が家の…

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2016.01.04

自分中心でうまくいく！

カテゴリ：本・書籍

「しつこい怒り」が消えてなくなる本 [ 石原加受子 ]
価格：1,512円（税込、送料込）

　日々の生活の中、家庭で職場で学校で、腹の立つことはありませんか？　 吾輩はしょっちゅうあります。
「あの時ああ言い返せばよかった」とネチネチ反省（？）したり、「自分が我慢すればいいや」と無理をしていませんか？
　本書はそんな日常で徐々にこびりつく「しつこい怒り」を手放すことをアドバイスした本であります。

【他人に振り回されない】
　本書のテーマに「自分中心の心理学」というものが挙げられています。
　これは何も自己チューになれというのではありません。
　他人に振り回される割合を減らし、その分少しだけ自分に優しくしてあげることが大事だと言っています。
　二つの例を紹介します。

【例1　自分の気持ちを大事にする】
　例えば今日は残業せずに帰りたいと思ったとします。

1、何も言わずに我慢して残業をする。
2、「今日は残業しないで帰ろうか」と提案してみる。

　結局残業することになったとしても、2の方がはるかに精神的な満足感は高いそうです。
　人間は自分の気持ちに沿うような言動をすると、例え結果が伴わなくても満足できるそうです。

　この場合「自分の希望を実現するために行動した」ということが大きな満足になるのです。

【例2　他人を中心にしない】
　あなたの後輩が仕上げた書類にミスがあったとします。

1、「何回間違えれば気が済むんだ！」と怒鳴る。
2、「こことここ、間違えてるよ。直してきて」と言う。

　自分への負担が小さいのは当然2です。
　1の場合、自分の心の中心が「ミスをした後輩」に移っています。ですから後輩への怒りが沸き上がってしまいます。

　2の場合は心の中心が「ミスを指摘し、訂正してもらう」という自分自身のやるべきことにあるので、必要なことを伝えるだけです。自分の気持ちは波立たないし、後輩がどう感じようと関係ありません。

　このように自分の心の主役を他人にしないことで、かえって仕事の効率も上がるし、周りとの関係も良好なことが多くなります。

【日々の心がけとして】
　後半は対話式の事例がいくつか載っています。
　個人的にここはあまり参考にはなりませんでした。「これができてりゃこの本読んでないよ」と思いました。
　また、これをストレートにやると多分職場の人間関係が悪くなります(笑)。

　とはいえ、自分の気持ちを大事にすることと、他人に振り回されないというのはプラスになる部分が大きいのではないでしょうか。

　周囲を気にしてつい自分の気持ちをおろそかにしてしまうこと、多いと思います。
　好き放題にわがままを振りまくよりはよっぽど良いのですが、この怒り多き社会をすり抜けるため、本書をその指南としてはいかがでしょうか。

「しつこい怒り」が消えてなくなる本 [ 石原加受子 ]

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