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2016.03.30
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カテゴリ: 本・書籍
「韓非子」を見よ! [ 守屋洋 ]

「韓非子」を見よ! [ 守屋洋 ] 価格:616円(税込、送料込)



「人間を動かしている動機は、何か。愛情でも、思いやりでもない、義理でも人情でもない。ただ一つ、利益である。人間は利益によって動く動物である」
そんな厳しい人間観を説いたのが 韓非子 です。
本書はそんな韓非子の著書「韓非子(こっちは書名です)」を解説した本です。


西の マキャベリ 、東の 韓非子 とも言われ、全面的に人間を信用しない観点で世の中を見つめています。
のちに 始皇帝 となる政は韓非子の書をいたく気に入り「これを書いた者に会えたら、わしは死んでも悔いはない」と言ったそうです。
また、かの 諸葛孔明 も仕えていた劉禅(劉備の子)に韓非子はぜひ読んだほうがいいと勧めていたようです。


多くの人間が交わり、それぞれの思惑が渦巻く世の中を渡るため、韓非子はどのようなことを説いたのでしょうか。




【本書のエッセンス】
韓非子は中国古典の部類に入るほど古いものですが、その教えは少しも色あせておりません。

早めに手を打つ
相手の心を読んで対応する
人を信じすぎない
気を許し、隙を見せない

このように大変わかりやすく、それでいて甘くない教えです。




【ひねくれているわけじゃない】
ですが韓非子はただ単に人間を悲観的に見ているわけではありません。

自分に対する信用を高めることは重要であると述べているし、目先の利益よりも大きな利益を優先するようにとも言っています。
相手の気持ちを汲み取り、仲間の結束を高めることについても触れています。

もちろんこれは「みんな仲良くしましょう」といったぬるい話ではありません。
韓非子がかかれた当時は戦国時代でしたので、内の繋がりを強固にして敵に備える必要もあったことでしょう。

そうするためには盲目的に相手を信用するのではなく「人間とはこんなもの」ということを卑下もせず美化もせず、ただ冷静に理解した上で「ではどう振舞うべきか」を伝えているのだと思います。



ある意味韓非子は人間関係のノウハウ本であるとも言えるのではないでしょうか。
冷静に物事を捉え、自分を潰さず相手と衝突せず、ちょうど良い方法を模索していると思います。

そう考えると 孔子 の説く「中庸」に通じるものがあるように感じます。
性善説の観点に立った孔子と共通点を感じるのは何とも皮肉な話であります。




【現代の「戦国」を生き抜くために】
今のところ日本で武力衝突は起こっていません。
ですが日常の家庭で、仕事場で、日々戦争さながらの戦いが繰り広げられております。
憎しみ、ひがみ、怒りの渦を渡っていくための羅針盤として韓非子は大きな意味を持っているのではないでしょうか。


個人的には『問題は相手が「その言葉をどう受け取る」か』がとても勉強になりました。
吾輩は相手の様子を読むのが下手なので、それなりに苦労は致しました。
そんな中本書はとても助けになったものです。まあ、今も順調に苦労はしていますが。



韓非子が書かれた頃は裏切りは日常茶飯事、皇帝(上司)の機嫌を損ねれば即刻首を撥ねられる時代でした。
今はそんなこと無いと言いたい所ですが、一皮剥けば今の世も対して変わりはないように思います。


これから部下を指導する方、これから組織に入る方、チームリーダーとしてメンバーをまとめなければならない方、多くの人にとって本書が「懐刀」となればと思います。




【中古】 図解韓非子 非情の人間学を知る / 岡本 光生 / 中経出版 [単行本]【メール便送料無料】【あす楽対応】
韓非子に関する本はこちらも紹介しています。
紹介記事は こちら。




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Last updated  2022.02.20 20:25:11
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