サカナ男爵の本とゲームにおぼれて

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サカナ男爵 @ Re[1]:銃器職人デイブ(01/01) Photo USMさんへ お世話になります。 今…
Photo USM @ Re:銃器職人デイブ(01/01) 謹賀新年 令和5年 あけましておめでとう…
サカナ男爵 @ Re[1]:狩猟日記 ~狩猟解禁~(03/28) Photo USMさんへ こんばんは。 我が家の…
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2020.09.27
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カテゴリ: 本・書籍
血ぬられた悪役たちのご紹介です。
テレビ番組「知ってるつもり?!」の書籍です。

知ってるつもり?! が放送されていたのは30年くらい前でしょうか。
歴史上の人物にスポットを当て、1話まるまる使ってその人生を振り返っていくというものでした。



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本書では歴史上悪役と言われた人たちを紹介しています。

主君を殺した謀反人、明智光秀。
わが子に人生を賭け、豊臣と運命を共にした女傑、淀君。
忠臣蔵が生み出した悪役、吉良上野介。
明治前夜、激動の時代を駆け抜けた人斬り、岡田以蔵。
禁酒法時代に君臨したギャングの帝王、アル・カポネ。
日本軍に利用された清王朝最後の王女、川島芳子。

彼らは本当に悪人だったのでしょうか?
一般に言われているイメージにとらわれず、彼らの人生に光を当てます。





個人的には吉良上野介が印象深かったです。
吉良といえば忠臣蔵に登場するにっくき仇役ですね。

実の所、浅野内匠頭がなぜ殿中で斬りかかったのか、その理由ははっきりしないそうです。
ワイロの額が少なかったから意地悪されたとか塩の製法を巡ってトラブルがあったとか、はては男色の相手を取り合ったなんて説もあるそうです。
後年忠臣蔵を作るにあたって、物語を盛り上げるために吉良は陰険で意地悪な人物として描かれていったようですね。

そんな吉良は領地に堤防を作り水害から民を救うなど、故郷では名君として慕われたそうです。
今も昔も、大した根拠のない風評によって人物像が歪められてしまうのだなあと思いました。




もう一人印象深かったのが、人斬り以蔵こと岡田以蔵です。
彼が生まれたのは幕末、力が物を言う時代です。
身分の低い家に生まれた以蔵ですが、剣術で身を立てようとします。
やがて以蔵は武市半平太に見いだされ、彼に付き従うようになります。

そして半平太は尊王攘夷を掲げ、土佐勤王党を結成。以蔵はその手先として、次々に人を斬って行きます。
ですがインテリ派の半平太は、粗野で教養のない以蔵を疎ましく思うようになります。

その上過激な行動が目立つ土佐勤王党は弾圧されるようになり、やがて以蔵も捕らえられてしまいます。
暗殺の自白を得ようと連日拷問を受けるものの、以蔵は口を割りませんでした。
しかし以蔵の口から証拠が漏れることを恐れた半平太は、以蔵に自殺するよう手紙を出します。
自分が見限られたと知った以蔵は全てを告白し、半平太を始め多くの志士たちが処罰されました。


以蔵は半平太との繋がりで、坂本龍馬や勝海舟と交流がありました。
サディスティックで危険な人物であった以蔵ですが、人懐っこくて憎めない部分があったようで、坂本や勝にかわいがられていたようです。
また勝のボディーガードをしていたこともあり、彼の命を救ったこともあったそうです。
ひょっとして龍馬や勝と道を共にしていたら違った人生を歩んでいたかもと思うと、ちょっと寂しいですね。





歴史は勝者の歴史だと言われています。
自分たちの行為を正当化するためには悪役が必要です。

ですが彼らは悪人ではなく、自分の理想や生き方を貫いた人たちでもあります。
彼らは善か悪か? それは見方や時代でたやすくひっくり返ってしまうものです。
悪と呼ばれた者たちの生き様から、人生を生き抜く知恵や矜持を学んでみてはいかがでしょうか。





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Last updated  2020.09.27 20:00:07
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