サカナ男爵の本とゲームにおぼれて

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2021.05.23
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カテゴリ: 本・書籍
ざんねんな兵器図鑑のご紹介です。

ざんねんないきもの事典が話題になりましたが、ざんねんなのは動物だけではありませんでした。
本書では冷静に考えれば「なぜそんなことを?」と思ってしまうものや、発想自体は良かったのですが技術的な問題でうまくいかなかったものまで、様々なざんねんな兵器が紹介されています。



ざんねんな兵器図鑑/世界兵器史研究会【3000円以上送料無料】


【ざんねんな兵器セレクション】
ヘルメット銃
第一次世界大戦に発明された珍兵器です。
名前のとおりヘルメットと銃が合体した兵器です。
かぶった人の目線に照準を合わせてあるので、目標を見ることが狙いをさだめることになります。
ですが銃を撃った時の衝撃で間違いなく首を痛めてしまいます。


怪力光線Z
我が国で開発されたざんねんな兵器です。
マイクロ波を発生させる装置で、いわば電子レンジです。
遠くの相手をチンしてしまう兵器ですが、実用化には至りませんでした。


風船爆弾
これも日本製のざんねんな兵器です。
風船(気球)に爆弾をつけたもので、偏西風に乗ってアメリカを直接攻撃するというコンセプトでした。
風船の材料はこんにゃく糊と和紙だけ。エコでお財布にも優しい兵器です。
実際は山火事を起こした程度の戦果だったようですが、レーダーにも映らず音もしないので、アメリカは最後まで警戒していたそうです。
案外ざんねんじゃないかも?


超重戦車マウス
第二次世界大戦中にドイツが開発した戦車です。
相手よりも強い戦車を作れば勝つ。そんなシンプルな発想を極限まで突き詰めた兵器です。
主砲は128mm砲、装甲は最大240mmもあり、これほど強い戦車は当時ありませんでした。
しかし重量は188トン(乗用車約188台分)。走ると重さで道路が割れてしまいます。
それどころか自重で地面に沈み込んでしまう可能性もありました。
そのため、最終的には試作機2輌できただけとなってしまいました。


P.1000ラーテ
前述のマウスよりも強い戦車を作ろうとしてできたのが本器です。
戦艦の主砲をそのまま搭載し、敵の砲弾を受け付けない無敵の戦車でしたが、その重量は何と1000トン。
マウスですら自重に耐えられなかったのにラーテが耐えられるはずもなく、計画は中止となりました。
前の機体の課題をクリアできてないのになぜ次に着手するんだろう?


P.1500モンスター
ラーテよりも強い究極超重量戦車です。
その重さは1500トン。もはや妄想レベルです。
当然すぐさま計画は中止となりました。
いやだから、なぜ前の課題が解決してないのに次に行く(笑)。


ホルテン Ho229
トンデモ兵器の名手ドイツが放つ飛行機です。
ステルス爆撃機のように巨大な主翼だけの飛行機のことを「全翼機」と言います。
本機は世界初のステルス機で、第二次世界大戦中に開発されました。
ドイツが敗戦したため開発中止となりましたが、かなり時代を先どった兵器だったと言えるでしょう。


ヴォイテク伍長
動物を兵器として利用しようとしたものも多くありました。
シリアヒグマのヴォイテクは第二次世界大戦中にポーランド軍に所属していた兵隊クマです。
彼は子どもの時弾薬補給中隊に育てられ、部隊のマスコットでした。
やがて部隊も戦争に行くことになったのですが、動物であるヴォイテクは乗船名簿を作れず船に乗せてもらえませんでした。
そこで軍はヴォイテクを徴兵して伍長に任命しました。

ヴォイテク伍長は戦地で弾薬を運ぶ任務に従事して大戦を生き延び、動物園で余生を過ごしたそうです。
彼の所属した部隊は砲弾を担ぐヴォイテクの姿がエンブレムになっています。

なんだかいい話になっていますが、動物兵器を紹介している章の名前が「ざんねんないきもの兵器」。ギリギリですね(笑)。




兵器の歴史は戦争の歴史でもあります。
少しでも優秀な兵器を作ろうと知恵を絞った結果、なんだかざんねんな兵器たちが生まれてしまいました。
兵器とはただ強いだけでなく、コストや技術、運用のしやすさなどのバランスが必要なんだなあと思いました。

あるいはこうしたざんねんな兵器の記録を残すことで、恥ずかしくなって兵器開発が少し下火になるかもしれません。
ざんねんな兵器は人類に平和を呼ぶ(?)かもしれませんね。





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Last updated  2021.05.23 20:00:06
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