サカナ男爵の本とゲームにおぼれて

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2021.07.04
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カテゴリ: アート
​群馬県立館林美術館、野口哲哉展を観て来ました。



野口哲哉は鎧兜姿の人を描いた絵や小さな立体作品を多く作っています。
本展では撮影OKの作品もあるので、それらの写真とともにご紹介です。





THE MET
鎧を着た人が紙袋を下げています。
野口さんの作品はこうした鎧を着た人たちが現代人のような振る舞いをしている姿を描いた作品が多く見られます。





Thing of the operation 稼働すること -Engineering Armour 工学の鎧-
芝浦工業大学とのコラボでデザインした作品です。
鎧兜の構造はそのままに、素材を軽量プラスチックに置き換えています。
変わるべき物と変えてはいけない物を表現しているそうです。






BIAS
野口さんの作品はユーモラスに見える作品が多いのですが、それだけではないものを感じさせます。
悪魔のようないかつい鎧をまとった男性が思い悩むような姿をしています。
外見と自己認識のギャップに思い悩む姿を描いています。






STRIPE
顔を覆って悲しむ侍の姿を描いた作品です。
野口さんの解説によると、ある侍の日記に「頭部の無い遺体を見つけて鎧のデザインでそれが友人だと気が付き、号泣した」とあり、鎧の中のとてつもなく大きなものを現代人が見落としていることに気が付いた、とあります。
鎧を着ているという非日常感があるからこそ、誰もが持っている感情が際立つように感じました。




【見所の多い企画展】
本展は見所が多かったです。
各作品のディティールが凄いです。
鎧や着物の使い込まれた感じなども細かく表現されています。

鎧を作るにあたって描くデッサンも展示されていますが、もはや鎧の設計図でした。
こうした細かい部分までじっくり見てみると面白いです。


作品の解説や各チャプターのコメントは野口さん自身が書いています。
作品を通して描いている想いが感じられます。

また、野口さんはレンブラントに影響を受けているそうです。
暗闇でスマホをいじる侍の絵が何点かあり、光で人の姿が浮かび上がる手法はまさしくレンブラントを感じさせます。




【this is not a samurai】
野口さんは自分の作品は侍ではないと語っています。
実際には解説の中でも自分の作品をサムライと呼んでいません。

鎧を纏ってはいますが、悲しんだり怒ったりぼーっとしたり眠ったり、現代を生きる我々と全く変わらない姿がそこにはあります。
むしろ全ての作品に鎧姿という共通点があるからこそ、描いている感情が鮮明に浮かび上がってくるように感じました。




【ポンポンは出張中】
館林美術館といえば「白熊」などが代表作であるフランソワ・ポンポンが有名で、常設展示されています。
現在開催中のフランソワ・ポンポン展に作品を貸し出しているので、白熊や黒豹などは不在です。

代わりに野口さんがポンポン自身を作った作品が展示されていて、こちらも楽しめます。



一見ユニークな世界観が展開していますが、一方で我々人間が普遍的に持っている感情を感じさせる企画展でした。
本展は2021年9月5日まで開催です。
まだ日程に余裕がありますので、皆さんぜひとも足を運んでみてください。





Clumsy heart



館林美術館のホームページは こちら。




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Last updated  2021.07.04 23:04:37
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