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やったあ~、ようやく三冊シリーズの一冊目が著者校正終了。たった今、編集に玄関先で手渡し、これで4月頭には各書店に並ぶことになる。さすがにこの年で三日連続徹夜は答えた。痔も腰も訳の分からないことになっている。少し寝たいが、ずっと仕事を待っていた息子の為にパレードごっこに付き合ってやらねば…。今日の僕はティガーの役だそうだ。最近、息子君はその日の気分で僕に配役を割り当てるのだ。今までにもグーフィーをおおせつかったことがある。今日は、ハニハンの歌をエンドレスで歌わされそうだ。でもなんだか寝てしまって、ゾゾ狩りの夢を見そう…
2004.02.26
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今朝、隣の部屋から聞こえてきた、息子君の大きな寝言で起こされた。「ミッキーとミニー…」「ミッキーとミニー…」と怒りながら叫んでいる。あわてて飛んでいくと、布団の中で眠りながら叫んでいるのだった。「大丈夫かい?」と揺り動かすと、はっと目をあけ、僕の顔をじっと見つめて、また、「ミッキーとミニー」と繰り返した。しかも怒り気味に…。どんな夢をみていたのかは定かではないが、なにかよからぬ悪夢にうなされていたようだ。でもこれくらいの子供(二歳児)って、夢をみてもそれが夢だとはわからないらしい。夢自体をちゃんと理解してもらわないと、夢と現実の区別がつかないのだ。勝手に見た夢で勝手に怒られた当たられたりするこっちはいい迷惑だ。「みんなの夢がかないますように」ってミッキーが言ってたと妙に興味を持っている今こそ、夢をしっかりと息子君に認識させねば!
2004.02.25
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私の仕事は作家だ。一日の大半を椅子に座って仕事をしている。そして数年前から痔持ちになってしまった。確かきっかけは、健康診断の時に飲まされたバリュウムのせいだと思っている。検査のあとは、遠慮せずに下剤を多量にもらうべきだ。バリュウムうんちが肛門を完璧にふさいでしまい、外科手術をした人もいるそうである。さて、痔はふらりと治ったりするからよけい始末におえない。僕の場合、病院に行って薬をもらい、しばらく常用しているときれいさっぱり治ってしまうのだ。だからといって安心していると一月後にはまた産みの苦しみをくらうことになる。病院にいくのが面倒なときは、ボラギノールですませている。だが、結構高い。10本で1500円ぐらいは平気でするのだ。そんな先日のこと、妻が会員になっているあるドラックストアからのDMで、そのハガキを持っていくと全品10%引きになるというヤツがあった。こいつはいい! ぜひこれでボラギノールを買ってもらおうと妻に命じると、「嫌だ!」とひとこと。「いやいや、ボラギノールは必需品だから、10%オフ使って買っておいた方がいいって」と説明するのだがどうも歯切れが悪い。そしてついには、「恥ずかしいから自分で行って!」と言われてしまった。そうか、そうだったのか! と情けないやらおかしいやら、別に僕は気にせず買っていたのだけど、妻には買うのに抵抗があるらしい。まあ背に腹は変えられない状態になれば、また違うのかもしれないが、とにかく妻の愛情にちょっと疑問を覚えた出来事だったのだ(笑)
2004.02.24
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息子君が心配そうに僕の顔をのぞき込む。破れたというのは、別にズボンが破れたワケではなく、アレが爆発したという意味なのだ。そう、僕はジモティなのだ。この激痛はなったものしかわからないだろう。とにかく気を失いそうになる。ボラギノールの差すタイプのヤツを使ってはいるが、なかなか治らない。というか、さすたびに穴が拡がりつつある気がして不安なのだ。やっぱり、病院に行くべきなのだろうけど、締め切りは待ってくれない。とにかく後、一息、これを今日明日中に入校してしまえば、一段落するのだ。そうすればTDRだって行ける!息子よ、パパはお尻が破れたってかんばるから、もうちょっとまってておくれ。でも、あんまり外では言わないでね。パパのお尻破けてる~って、何ごとかと思われてるみたいだから(笑)
2004.02.23
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さてちょっと掲示板に気になる書き込みがあったので、ここで僕の考え方をあらためて書いておきます。僕は最近の俺さま的、自己中心的な考え方をする風潮が大嫌いです。どんな物事にも、揚げ足をとって悦にいってる人間の多いこと多いこと。それを批判とか評論とか意見とか言ってる人間がいるけど、僕から見ればただの恥さらしです。たとえば電車やバスの優先席、『優先席』なんだから、老人やけが人、赤ちゃん連れや妊婦さん、そういった人達がきたらどけばいいんでしょう。そういう考えで座る若者がいます。間違ってます!まず自分を正当化する為に、ずいぶんな言い訳をしてるのに気づきませんか?「優先席には最初から座らない!」シンプルにこれでいいじゃないですか、少なくとも僕らが学生の頃はそうでしたよ。いや、もっとひどかった。子供料金は半額なんだから、子供は席に座る権利はないと言われたものです。しかも彼らが本当に譲ることは皆無に等しい。座ってメールを打ってたら、お婆さんが前に立ってたって気づかないよね。だから最初から座らなきゃいいの!今の子ってちょっと甘やかされすぎなんじゃないかな?僕も人の親なので今後の社会がすごく心配です。世の中にはルールとモラルとマナーが必要です。なのに、「みんなやってるから」そういう言い訳で自分を正当化する人間のいかに多いことか…。人はどうでもいいから、言い訳せずに全部自分で判断しなさいよ!どんな言い訳をしたって、「悪いこと」「正義に反すること」ぐらい自分の良心でわかるでしょ?それとも本当にわからないのかな?看板に書いてあげたり、罰則もしくは法律でがんじがらめにしないと善悪の区別さえつかないの?きっとそうなんだよね。だから犯罪は増える一方だし、世の中、おかしな事件や弱いモノイジメがはやるのだ。ひどいのになると、未成年のうちに人殺しとこうとか、一人ぐらいじゃ死刑にならないとか、精神病のフリすれば罪にならないとか、本気で考えてる。こわい世の中だよね。実際、裁判の公判記録なんて読んでると、ほとんどが自分の身勝手な欲求を満たすために、なんの罪もない人を手にかけてる。理由なんてすべて俺様、利己主義、自己中心的、そんな輩をなぜ弁護しなくちゃならんのか理解に苦しむ。そういうヤツらに更正なんて必要ないから、とっととあの世に送ってやって欲しい。まあ、こういう考えだから僕は法曹界にはむかなかったわけだけどね。とにかく、僕は日本の行く末を案じています。そして自分にできることは、小説を書くことなので、その作品の主人公を通して読者に疑問を投げかけることを日々行っているのです。
2004.02.22
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最近、またまた息子のディズニーランド熱が高まっている。というか、この前のインパから帰って来てからずっとそうなのだ。朝起きると、開口一番「パパ、今日はお仕事?」と聞かれてしまう。「そうだよ、ごめんね」と言って一階の仕事場へむかう時の辛いこと辛いこと、パパだって毎日ディズニーランドに行ってやりたいのだが、恐怖の締め切り三連ちゃんで、三月まで行けそうにないのだ。許しておくれ…そんなある日のこと、お昼ご飯を食べに二階の食堂兼リビングにあがると、息子くんはジオラマセットと人形&ぬいぐるみを使って、パレード再現の真っ最中だった!僕も参加して、喜ばせてやろうと歌を歌ってあげると、「%&$&%#」と何か呪文のような言葉をはなっている。最初は、またでたらめな言葉を言っているのかと思っていたら、よくよく聞くと、ミッキーのセリフではないか…「さ、めとじてくださああい」「みんならの」「ゆべが」「くわないますように…」そう言うと、パレードで拾ってきた、星形の紙吹雪をぱあーっとふりまいたのだった。いやああ、感動した。思わず泣きそうになってしまった。息子君はきっとミッキーになりたいのだろう。次のインパはもっともっと楽しくなりそうな予感がする。それにしても、ジオラマの次はパレードセットなんていうのが出たりして…とても困るけど、間違いなく買うだろうなあ~
2004.02.21
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そして彼女はやってきた。タッタッタッタッという乾いた音と共に黒二頭、白灰色二頭の計四頭の子犬が、金網で囲われた運動場を元気良く走り回る。そのうちの一頭に僕は一目惚れしてしまった。お日様に照らされてつやつやと光る黒い毛並み、そして真田広之さんみたいなスッキリした鼻筋、潤んだ白目がおおい瞳、彼女は面食いな僕を惹きつけるに充分な魅力を持っていたのだ。しかもである。「おいで」そう、僕がひとこと言うと、二頭のジャーマンシェパードの子犬を引き連れ、まっすぐに僕の元へとやってきて、指先をぺろりとなめたのだ。これにはハートを射抜かれてしまった。その人なつっこさといったら、運命的な出会いさえ感じてしまう。しかも性別を聞くと雌だという。もう一頭の黒ラブである弟の方は、ひとり離れて遠くに伏せしてあくびをしていた。姉弟でこんなに性格が違うんだなあ、と僕は思わず感心してしまった。「この子にします」妻とアイコンタクトで確認したあとで、僕はそう言った。だってこれ以上ないではないか、僕らの条件を全て満たしているのだ。(少なくとも外見では…)奥さんは、「そうですか、気に入ってよかったわ」と満面の笑み、旦那さんは、「う~ん、気に入っちゃったんなら仕方がないなあ」そう言って苦笑いをしていた。そして、股関節のことを念押しする僕に、今度はものすごい笑顔で、「おお、それだけは、もうバッチリ問題ないよ。これだけ元気に走り回っているしね」と言って血統を説明しレントゲンをちゃんと見せてくれた。その後、奥さんがシャワー終え、綺麗になった彼女を抱いて僕らの元へやってきた。そこでグルーミングの仕方なんかを説明してくれていたのだが、耳を綿棒でふかれている間中、彼女は足を踏ん張り、まるで昔はやったハトヤ温泉の三段逆スライド方式の魚みたいに抵抗していた。子犬ってだっこされるのこんなに嫌がるもんなんだなあ~なんて思っていた僕だったけれど、これは選んではいけない子犬の典型的な仕草だったのだ。つまりまごうことなきアルファー犬で、「人間にまけるもんか!」「私がリーダーよ!」と小さいクセに主張していたのだ。ラブより大きくなるジャーマンシェパードの小犬たちを引き連れていたのも、彼女が子犬コミュニティでは、すでに立派にリーダーであったことを物語っていたわけだ。旦那さんは、電車で帰るという僕らに、バスケットまでプレゼントしてくれ、とにかく「怒るときは厳しく怒る、こいつはそうしてあげないとダメだよ」そう心配そうにアドバイスをしてくれた。おまけに奥さんがいっていた値段よりも、安くもしてくれた。今、思えばブリーダーの良心としての行動だったのだろう。素人にアルファー犬が扱えない、もしくは相当に苦労することはブリーダーなら誰だってわかっている。つまり、旦那さんが最初の電話で黒ラブはいないといったのも、乗り気じゃなかったのもそういう理由だったのだ。「股関節脱臼」そこにだけ、以上に詳しく神経質な僕に、自信満々にすすめられる子犬ではあったわけだけど。とにもかくにも、こうしてアルファー犬の子犬がうちにやってきた。それからは…毎日がバトルの連続だった…
2004.02.20
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さてブリーダーについてからのお話、まずは電話で出たご主人が出迎えてくれ、敷地内を詳しく案内してくれた。といっても普通の一軒家で家中ワンちゃんだらけ、まず、授乳中のゴールデンママ&6匹の子供達を見て歓喜!「うう、子犬ってこんなにかわいいんだ」とあらためて思う。しかも、兄弟達と競争しながらおっぱいのんでる姿が、またほのぼのしていて、ペットショップとは全然違う世界がそこにはあった。ショップだとみんな一人だからなのか、ものすごく不安そうな顔をする小犬たちも、母や兄弟と一緒だからなのか、とても幸せそうに見える。みんな笑い顔に見えるのは、いつも笑ってる感じがするゴールデンの小犬だからというワケでもなさそう。「どう? カワイイだろう? この子らはいい子だよ。とても優秀で大人しい血筋だからね」そんな風に勧められ、思わずくらっときかけるが、なんとか踏みとどまる。僕らはラブラドールしかも黒ラブを買いに来たのだ。ゴールデンも同じレトリーバーだし、好きな犬種であることは間違いないのだけれど、毛足が長いというのが妻の反対理由だった。同じ理由でグレピレ、バーニーも却下されていた。(ロットワイラーとリッジバックにいたっては、怖そうという印象だけで却下だったけど)「今、黒ラブちゃん出すから運動場の方へどうぞ!」その時、ブリーダーの奥さんがそういったので、僕らは庭にでてまつことにした。この旦那さんはどうにも黒ラブを売るのに消極的で、反対に奥さんはめちゃくちゃ積極的だった。僕は考えた。はは~ん、きっと今いる黒ラブ(2頭)はめちゃくちゃ優秀な子犬で手放したくないんだ。もしかしたら盲導犬、いやフリスビー犬のチャンピオンからオファーがきてるのかもしれない。こいつはついてるぞ、そもそも5頭いた兄弟犬のうち、もう三頭が売れちゃったわけだし、大変な血統なのに違いない。と…。今考えると笑ってしまう。本当に何にもしらなかったんだなあ。当然ながら、売ってくれようとしている奥さんの方に妻も僕も好感を持っていたのだ。いい人だなあ~と。ところが実際は正反対だった。商売けのない旦那さんの方が、先のことまで考えてくれているいいブリーダーだったのである。
2004.02.19
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ようやく見つけだしたブリーダーをたずね、僕と妻は電車で立川にむかった。ウチはペーパードライバーなので、いつでも移動は電車なのだ。だから駅から近いというのも、そのブリーダーさんを選んだ理由の一つだった。当日は一応お金を持っていくことにした。(10万円ほど、当時黒ラブは大手ショップで15万から18万が相場だった。今考えるとブリーダーにしろ、当時にしては安いような気がする)だが、その日子犬を購入するかどうかは五分五分だった。これから、一生の付き合いになるのだ。「本当に気に入った子がいなければやめよう」事前に妻とそう相談していた。僕らの希望は、とにかく「人なつこくて」「元気で明るい子」そして「健康第一」だった。(そもそもこれが間違いの第一歩だった)性別はメス、男の子はちょっと苦手だという妻の意見による。それに室内飼いだし、メスの方が育てやすいかという安易な判断だった面食いな僕の希望は、顔が細いラブ(フィールドタイプ? マスチフ系ではない方のラブ)だった。事前に電話したところ、ブリーダーさんの応対が異なっていて訳が分からずちょっと不安になった。この家は夫婦でやっているのだが、奥さんと旦那さんで言うことが違うのだ。一回目に電話をかけたときは旦那さんが出た。「黒ラブラドールの子犬を飼いたいんですが、股関節脱臼が心配で…」という僕に、自分のところはラブを10年以上も繁殖していること、もちろん、股関節脱臼にも詳しいと説明してくれ、「もちろん、うちはちゃんと血統を気をつけてるし、念の為に親犬と子犬のレントゲンも撮ってるよ」さらにラブの股関節脱臼には、先天性と後天性のものがあること、これを防ぐには子犬のウチにしっかり運動させておくことが必要だと力説してくれた。「よかったら、一度見においで、どんな環境で育ててるか見せてあげるから、みんな元気に駆け回ってるよ」そう自信満々にいうので、僕はこのブリーダーさんなら安心だと思ったのだった。でも残念ながら、肝心の黒ラブはの子犬は、今、いないという。「ゴールデンならいい子がいるんだけどねえ~」そう言われたのだった。その後、妻と相談し、一度行ってみようという話になってアポをとるために再び電話、すると今度は奥さんが出た。「一度、そちらを見学したいので、○月○日、○時ぐらいにうかがいます」「はい、お待ちしています」「黒ラブはいないんですよね?」「えっ? いますよ? ラブラドールのブラックですよね?」「はい」「オスとメス、一頭ずついますので、来たときにお見せできますけど?」「そ、そうですか?」怪訝な気持ちで電話を切る。確かに前の電話ではご主人はいないと言っていたのになあ、という僕に、「キャンセルが出たんじゃない、よかったじゃない、せっかくいくんだから、見せてもらえた方がいいよ」そう妻ははしゃぎながら言ったのだった。
2004.02.18
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そもそも犬を飼いたいと思ったのは、自分の家を建てた時だった。僕は小学生の頃、柴犬を飼っていたんだけど、その子とちょっと悲しい別れ方をした。それ故か、僕の親はその後、どんなに犬を飼いたいと言っても二度とは飼ってはくれなかったのだ。自分一人の手で家を建てたとき、誰に気兼ねすることもなく犬を飼いたいと思った。嬉しいことに妻も大賛成だった。だが、二人の欲しい犬種はそれぞれ異なっていた僕、ロットワイラー、バーニー、グレピレ、コーギー、黒ラブ妻、ダルメシアン、ワイマラナー、黒ラブ、黄ラブだった。必然的に黒ラブが第一候補になった。実はリッジバックにもひかれた僕だったけど、妻にあっけなく却下された。最初、僕は外飼い、妻は家飼いで希望で、ここでも意見は異なっていた。(今考えると逆じゃなくてよかった)飼ったからには一生面倒を見るというのが、僕らにとっては当たり前の共通意見だったので、それぞれ徹底的に各犬種を研究してみようということになった。(飼ったあとで後悔しても遅いから)僕が特に注意したのが遺伝病だった。ひどい業者がそういう個体を平気で販売しているとか、身近に安楽死させざるおえなかったゴールデンの子犬を大手ショップで買った人がいて、ものすごく慎重になっていたのだ。やはり、もろもろ考慮した結果、室内飼いで、黒ラブにすることになった。(盲導犬でも活躍してる犬だしという安易な安心感があとで地獄を見ることになった)それに当時、まだ黒ラブはその存在自体があまり多くなかった。さてラブラドールといえば股関節脱臼、といわれるぐらい有名なので、近所の大手ショップでラブの子犬をみながら聞いてみると、「それは運ですね」という答えがかえってきた。おまけに「でも、大丈夫ですよ、うちは保険がついてますから」という。なんでも、購入後、一年以内に遺伝病が発覚した場合は、全額返金しその子犬を引き取るというのだ。「冗談じゃない! そんないいかげんなとこでかえるか!」僕は怒りもあらわに店をあとにした。もっとちゃんと責任をもって欲しかったのだ。近親交配による遺伝病の可能性ぐらい、素人だって調べればわかる。なのに血筋にその因子を持った犬がいるかどうかはわからないというし、にもかかわらずその子犬の股関節のレントゲンすら撮っていないという。なんとも無責任きわまりない。商品として売っているかも知れないが、売っているのは命なのだ。返品が聞けばいいという問題ではないではないか。結局、僕は大手ショップはやめ、愛犬雑誌を中心に調べて、ブリーダーから子犬を購入することにしたのだった。
2004.02.17
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僕の毎日は、愛犬、ブラックラブラドール(女の子、七歳)のお散歩からはじまる。約一時間半ほど田園調布のお屋敷街や、旧多摩川園あとの公園なんかを歩きまわるのだ。普段からデスクワークで運動不足気味の僕にとっては、とてもいい運動である。頭も活性化されるのか、アイディアはほとんど、この散歩タイムに生まれると言ってもいいくらいだ。よく初めて見る人には驚かれるのだけど、僕はリードを二本使っている。正確にいうなら、チョークとヘッドカラーなのだが、だいたいの人は『口輪』をしていると誤解してるみたいだ。「噛みます?」と必ずと言っていいほど聞かれる。過去の彼女はとにかく引っ張り屋だった。おかげで、僕も妻も一度ずつ、はく離骨折の経験がある。僕らが歩けなくなったら、大好きな散歩ができなくなるのに、そのへんはまるで理解がない。もう、おわかりだろう、彼女は典型的な『アルファー』なのである。隙あらば僕とトップの座をあらそう気でいるのだ。それは生まれてまだ半年、子犬時代(とはいってももはや成犬とかわらぬほど大きかったが)いきなり、僕の足を自分の両前足で挟み込み、激しく腰を振った時から始まった。雌犬でこういうことをするのは珍しいのかと、獣医さんに聞いてみると結構いるらしい。ただし、『アルファー症候群』の犬におおいのだという。とにかくこの症候群、自分が家族の中でナンバーワンになりたがるもので、ひどいときは飼い主に、うなり声をあげ、噛みついたりもする。幸い、そこはラブの陽気さ故か、はたまた室内犬ダカラか腰を振るのをのぞけば吠えも噛みもしないので、まだ救われているのだが…もちろん、指をくわえて見ていたわけではない。「ラブラドールは訓練して初めてラブになる!」そんな言葉を信じ、指導が厳しくて有名な訓練所にも入所させたし、訓練氏さんの個別指導もうけさせた。だが結局、このクセは完全には治らなかった。そもそも「アルファー」は、生まれついての性格でもあるから完全には矯正できないのだそうだ。ただ、今、僕が散歩で使っているヘッドカラーの効果はなかなか絶大ではある。少なくとも引っ張られることはなくなったもの。しばらくこのネタを続けます…
2004.02.16
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僕が岩井監督に心底惚れたのは、この『ラヴレター』からでありました。小樽は船見坂のファーストショットからはじまる、あの美しい映像を見ると、どうしても胸がきゅんとしてしまうのです。もう二度と帰らないあの日、輝ける青春の日々、自分の気持ちをうまく伝えられないもどかしさ、そしてあの春の日、古い家の縁側でひなたぼっこをしていた時の埃っぽくも、どこかあたたかい匂い。そんなノスタルジーを僕に呼び起こしてくれるのです。そして何よりも見事なのは、あの隙のない脚本!伏線、ミステリー仕立て、最後まで見る人をあきさせない、巧みかつ完璧な構成、全てに頭がさがります。僕もいつかこのラヴレターを超える作品を書きたい、そう思いこの世界に飛び込んだようなものなのです。もちろん、残念ながらいまだに実現できていませんけれど…また、僕にとって小樽は大好きな街です。ラヴレターのロケ地として今ほど有名になる前から何度も訪れています。とにかく歩きまわり、古い家々を見るだけの散歩が大好きなのです。その場所を映画の舞台として選んでくれた岩井監督の感性に自分が見事にシンクロしてしまうのは仕方がないことなのかもしれません。そして柏原崇くんに酒井美紀ちゃん、この二人もかなり前から注目していた若き役者さんで、まさにツボでした。そのおかげで「白線流し」まで追いかけてしまいました。初めてこのドラマを見たときは、配役ずるいなあ~と思いましたけどね。僕は小説を書くとき、常に頭の中では岩井さんならどう撮ってくれるかなあ、なんて思い描きながら書いています。いつの日か自作をぜひ監督に演出してもらい、主役を酒井美紀ちゃんと柏原崇くんにと思っていましたが、もう、両方の役者さんとも演じられない年になってしまいました。監督がお爺さんになる前には、映画化されるくらいの大ベストセラーを出すか、直木賞をとりたいと思う今日このごろです。ちなみに僕の作品もテレビドラマ化されたことはあります。あまりヒットしませんでしたが…昨日、テレビで見終わった後、やはりモノ足りずに、すぐにDVDを見直し、初心に戻っていいもの、人の感動するものを作ろうと思い直した僕でした。今日は珍しく仕事モードのポンぱぱであります(笑)
2004.02.15
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今日は珍しく朝から、近所をお散歩がてらでかける。黒ラブちゃんにお留守番をたのみ、息子と妻と三人で、自由が丘方面へむかう、だいたい家から、歩いても20分ほどなのだ。実は息子の部屋の家具をそろそろ買いたいと言われていて、重い腰をあげたのだった。まずは、腹ごしらへということで、叙々園でランチ(とんねるずの貴明くん言うところの下カルビ)を食べる。なかなか美味しい。でも、昔、よく食べてた特選にはとーくおよばない。またいつかあの口に入れたらとけてしまうようなカルビを食べるぞ!と闘志をかき立てるのにはちょうどいいかもしれない?値段もリーズナブルだし…その後、紀伊国屋をのぞいてからDKストアにむかう。ここでいろいろ物色するもこれといったものに出会えず。妻はプラスティックの衣装ケースみたいなものでいいというが、僕は反対。どうせなら、ちゃんとした家具のチェストを買おうということになった。この店を出てからも、目黒通り沿いの家具屋さんをいくつか見て回ったけれど、結局、ピンとくるものはなかった。僕も息子もミニーちゃんのお部屋で見たような、曲線あふれるカラフルな家具が欲しいのだけれど、実際にはこういうのってなかなかないみたい。どこかに売ってないのかなあ~ディズニー風の家具というか、キャラクターの部屋にあるような家具って…(キャラのついた家具は多いのだけど…)やっぱり、職人さんにたのんで手作りするしかないのかなあ?とんでもなく高そうだ…とりあえずは、しばらく捜してみようと思うポンぱぱでありました。そうそう、今日はバレンタインということもあり、自由が丘はめちゃくちゃ混んでおりました。若いっていいねえ~僕らは、息子が寝た後で、岩井監督の名作『ラヴレター』をテレビで見ながら、買ってきたケーキを食べようと思います。ハッピーバレンタイン!
2004.02.14
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ええっ! アメリカでウオルトディズニー社が七兆円で買収されかけているという話がニュースで流れていてビックリ!なんでも買おうとしているのは、アメリカのテレビ会社だというし、市場は反応し、ディズニー社の株も急激に上がっているらしい。最近、どうしたのかな? あのピクサー(ニモやモンスターズインクを作った会社)にも見限られてしまったし、社内は内紛の嵐だし、今度は買収?なんだか不安だ。本国の変化でわが東京ディズニーランドにもなんらかの影響がでたらいやだもんなあ~今のところは、東京TDRはある意味本家にとってもドル箱の一つだから大丈夫だとは思うけど、夢の王国にはいつまでも繁栄していて欲しい。というか無くなったりしたら困るよ!しばらくこのニュースから目が離せなくなりそうだ。それにしても、7兆円かあ~僕の印税が一冊50円だから、もし買収するなら…1400億冊うらねばならないことになるはあ~、気が遠くなるどころじゃないよ、それでなくとも最近は出版不況で、初版なんて2万冊を平気で切るありさまなのになあ~でも7兆円って金額、全盛期のマイケルジャクソンなら払えたかもしれないなあ~
2004.02.13
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ミニーちゃんと念願のランデヴーを果たし、大満足の息子は、やはり狙っていました。そうジオラマセットです!見せてしまったら、絶対に買うことになるから、ディスプレイしてあるところを避けようと、妻と前もって相談していたのですが、子供の方がこういうモノにはずっと目ざとかった。僕が必ず立ち寄る「ニューセンチュリー・クロックショップ」で店員さんと話していると、突然、息子がぐいぐいと手をひっぱるではないですか、そして彼がむかおうとしている先には、例のジオラマのディスプレイが、やばい! と思い「ペニーアーケード」に行こうと誘ったのですが、もう後の祭りでした。床に寝転がり、「いかない! こっちへ行く!」と強情に主張、「そうじゃないだろう? パパにそんな命令したって行ってあげないよ。お願いする時はどういうんだっけ?」とさとすと、「…あっちにつれていってください」と半泣きで言うので、しょうがなく連れて行くことに…。そこで息子はやはり、トゥーンタウンのジオラマをセレクションしたのでした。これにはミニーのお家もあるし、人形だってついてるもんなあ。パパとしてはマークトウェイン号、ママはシンデレラ城が欲しかったのだけど、やはり息子に押し切られたのでした。これで我が家のジオラマは、リバー鉄道についで二つ目になりました。このまま行くたびに増えそうで、なんだか怖い今日この頃。
2004.02.12
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さてさて、昨日の続きです…妻がトイレに行くと言い出したので、トロリーを降りるとすぐのところにある化粧室にむかいました。ここの前って、ちょうどガソリンスタンド風の外観になっていて、据え置きの車が二台並んでいる絶好のフォトロケーションでもありますが、その時は陽が少しかげっていて、ほとんど人が居ませんでした。僕は息子とそこで妻を待つことにしました。息子はこの車が大好きで、いつもハンドルをグルグル回しては喜んでいるのです。彼にとってはまさしくアトラクションなのです。その時突然、「キャアー」という黄色い歓声が聞こえ、よく見ると人だかりの真ん中に見覚えのあるリボンが…そうです、ミニーちゃんが再びやってきたのです。「おお、今度こそ!」そう思った僕は、必死に息子をだっこし、ミニーちゃんの元へ、なんとしても目線を合わせて、ラブラブビームを送るのだと頑張っていたら、(といっても見つめるのは息子なわけですけど)今度は見事に大成功! 一瞬ですが、お鼻をつんつんやってくれ、ふれあうことができました。まずはホッと一安心、ですが、またまたあっという間に女の子たちに囲まれて記念撮影がはじまってしまいあえなく退散。(本当にミニーマウスは人気がありますねえ~)それでも「やっとミニーちゃんと会えたねえ」と僕が言うと、息子は「うん、カワイカッタねえ」と喜んでいました。そして再び、車に乗り込みハンドルをグルグルやっていたのですが、ここで奇跡が!な、なんと、ミニーちゃん、周囲の群衆をかき分け、わざわざ息子の乗る車のところまでやって来てくれたのです。そして、運転する息子の横にあごを乗せ、キス&ハグ、さらに頭をなでてくれ、私もドライブ連れてってというジェスチャーしたりと大サービスしてくれたのでした。この時は、さすがに周囲の女の子達も、あの子(ウチの息子)照れちゃってカワイイ~、小ちゃくてカワイイねえ~などと言いながら、見守ってくれていました。息子の喜んだこと喜んだこと、こうしてミニーちゃんはテレまくる息子に手を振り、再び群衆を引き連れ去っていったのでした。この間、約7.8分ほど、ミニーちゃんを独占状態でした。「本当によかったなあ~」という僕に、「ミニーちゃん、優しかったねえ~」と大満足の息子でありました。ミニーちゃん、ずっと気にしててくれたのかなあ~深く感謝したぽんパパです。やっぱり、これがあるからキャラグリってやめられないですよね。でも、今回のインパの影響で息子のミニーちゃん熱が、さらに高まる事になったのは言うまでもありません。はあ~、でもまあ、今はそれもまた良しとしましょう!そんな一日でありました…
2004.02.11
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本日インパ、そしてたった今帰宅しお風呂に入って一段落したところでこれを書いてます。「はあ~、まいったあ~」息子のミニーへの愛がここまでとは正直思わなかった。本日のランド、気温は寒かったものの、天気はピーカン、おまけに結構すいているではないですか、僕らが到着したのは11時半だったのですが、それでもハニハンのファストパスはまだ発券中だし、スタンバイでも40分ほど、ハチミツポップコーンもキャラメルポップコーンもチョコロングパイもカルツオーネも2、3人しか並んでいない!最高~! ということで久しぶりに全部食べましたあ。う~ン、この点は僕は大満足…さて息子はというと、まずはエントランスでキャラグリ、ドナルド、デイジー、ホセ達と遊んでもらっていました。肝心のミニーもいたのですが、ガード(ゲスト)がきつすぎて近づけませんでした。このへん、男の子なんだけど、シャイなんだよなあ。でも、まあ、他人様を押しのけて子供特権つかう子供よりはいいか…。本人しごくガッカリした様子でしたが、その後すぐ、チップとデールにはさまれてハグされ大喜びしていました。さて、それじゃあ、トゥーンタウンのミニーの家へ行こうと歩き出したのですが、なぜか、ブックストアーのショウウインドの前から一歩も動かない。どうしたんだろうと思ったら、ウインドウの中には本を読んでいるアンティークなお洋服のミニーちゃんの姿が…息子はただただ、ここでミニーちゃんを見ていたいというのだ。確かにこのお人形さん、パパから見てもカワイイとは思うけど…。なんとか、本当になんとか説得してミニーの家へ、でも親が思っていたより無感動でした。本人がいないからかなあ?そのあと、チップとデールの家も見たり(こっちの方が楽しそうだった)、トロリーに乗ったりとまったりモード。ですが、な、な、なんとその時トゥーンタウンにミニーの姿が!他にもデージー、ドナルド、プルート、グーフィー、などミッキーをのぞく(やっぱりミートミッキーがある場所だからでしょうか)オールスター勢揃いといった嬉しすぎる事態に!もちろん、なんとかミニーちゃんと会わせてあげようと、パパ頑張るも、コギャル軍団にあえなく撃沈!シャメ&デジカメの攻撃、待ってたって関係ない次から次へ、わいてきてはあっという間にむらがってしまい、とても近づけずにあきらめることにしました。だって、ベビーカーのA型をベビー入りで置き去りにして、写真に夢中なお父さんがいて、おいら危なくトロリーにひかれかけたんですよ。だってさ、そっちによけなきゃ確実にベビーカーつきとばされてたんだもの。おいおい、気をつけようね。「ごめん、無理だ、ミニーちゃん人気者だからさ」「うん、ミニーちゃんすごいね」と納得してるのかしてないのか、息子は自らその人混みを離れて歩き出し、ふわふわの遊具のおいてあるミニ公園にむかったのだけど、そこでチップとデールに再会!もちろん、またまた遊んでもらえたのでした。でも、肝心のミニーちゃんとは会えずに内心悲しんでるんだろうなあ~、今度、シェフミッキーにでも連れて行って、ゆっくり会わせてあげるか、そう思ったぽんパパでした。いや、この時は本気でそう思ってたのです…でも、奇跡は起きたのです! やはり息子のラブラブビームはちゃーんとミニーちゃんにも届いていたのでした。以下、次号!
2004.02.10
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ようやく、仕事が一段落したので、明日、晴れてて家族全員体調が万全だったらインパすることに決定!う~ん、久しぶりだなあ、お正月に行って以来だもの、一月近くたってしまった。この間、わが息子は毎日のように、TDRのオフィシャルビデオを見ては、レゴや積み木でシーやランドを自作し、ぬいぐるみを使ってパレードまでする始末…「ああ、行きたいんだろうなあ~」とプレッシャーをかんじつつ、仕事場へむかう毎日であった。仕事場とは行っても、自宅一階なのだけど…。僕は、毎日家で机に(PCに)むかってお仕事しているので、息子はパパは家にいるものだと認識している。仕事といえば、下にいくことと思ってるのだ。う~む…これってどうなんだろう? サラリーマンの子供とは違った人生観になりそうで、なんだか少し怖い。「パパは僕より朝は遅く起きます。学校から帰って来た頃にやっと起きてきます」なんて作文を書かれてあせったと同業者の友人は言っていたっけ…。僕も、もう少し早く起きるようにしなくてはいけないかなあ、せめて、10時前には…でも、毎晩、4時に寝てる身には答えるので、まず、体内時間をずらすことからはじめねば…さて、わが息子に明日、ランドに行ったら、まず何をしたいとさっき聞いてみた。すると、「ミニーちゃんと遊びたい、ミニーちゃんのお家に行きたい」と力強く答えていた。まあ、それもよかろう! というわけで明日はおそらくインパだ!
2004.02.09
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どうも怪しいと思っていたら、やはりわが息子(二歳)はミニーに恋をしている模様。最近、彼はよく一人遊びをしている。(男の子なのによくしゃべるし、ごっこ遊びが大好きなのだ)一番のお気に入りは、『お店やさんごっこ』トントン野菜切りセットにリルシェフのままごとセットそしてプーさんのオーブンレンジにミッキーレジ、さらにはお客さん役のぬいぐるみ達を総動員して自分のレストランを開くのだ。女の子系おもちゃが多いのは、ウチの教育方針!僕はそもそも「男の子は青」「女の子は赤」みたいな決め方って好きではない。子供が自ら興味を持ったもの、それを与えてイマージネーションの世界をできるだけ広げてあげたいと思うからだ。おかげでウチの息子は、「ピンク」が一番好きな色であるし、言葉遣いも優しい。幼稚園に上がるまでの話だと、よく言われるけどね。そう言うわけで、おもちゃにしても、女の子の欲しがりそうなお台所セットとかレジとか掃除機とかが多いのだ。こういうところから、将来、自分で家事のできる男の子になるのかもしれない。もしかしたら、シェフにだってなれるかも?「いらっしゃいませ、今日は何にしますか?」「パンがやきあがりました」「このシチューおいしいですよ」なんてセリフをこっそり聞いていて、夫婦で大笑いしてしまう。ちゃーんと外で食事した時のを覚えているんだなあ~と感心していたら、今度は妙にメロメロな照れくさそうな声で、「ミニーちゃん、水玉のスカート素敵だねえ」「ミニーちゃんのお目めカワイイねえ~」などという声がする。よくよく見れば、ミニーのぬいぐるみを彼のレストランの特等席に座らせ、いろいろと世話を焼いているのだった。まるでミニー女王様に使える召使いのよう…「ミニーちゃんが好きなの?」と聞いてみると、これ以上ないほど身体をくねらせ、「うん」と答えたのだった。そうか、将来彼はこんな風に女の子を口説くのか、などと想像したらおかしいやら、情けないやら…。でもどうせなるなら、優しい男になってもらいたい。ジゴロはいやだけどねまてよ、まさか僕のマネをしているって事はないだろうか?普段から、そんなに女房に優しくしてるのかなあ?とふと思ったりもしたのだった。そう言えば、僕も子供の頃、女の子とごっこ遊びをする方が好きだった。確か、誕生日のプレゼントにも、ままごとセットが欲しいといってオヤジに怒られた記憶がある。オヤジは二言目には、男の子と遊べ、外で遊べ!と言ってたけど、僕は男の子と遊ぶのは嫌いだったなあ。とうとう、男らしく鍛え直してやるといって、柔道場に通わされてしまった。オヤジって自分の息子を将来は自衛官にしたいぐらい右寄りだったから、軟弱な息子が許せなかったんだろうと思う。僕は幼心に、自分とオヤジの価値観の違いに苦しんだのだった。自分の息子にこういう思いだけはさせたくない。そう思っているので、かなりこのへんは自由にしているのだ。そういえば、僕の小説って圧倒的に女性主人公が多い、読者も女性が8割で、中には僕が男性ペンネームの女性著者だと思ってる方もいるし、「どうして女の子の気持ちが、こんなにわかるんですか?」なんてファンレターも沢山もらうのだ。このへん、やっぱり幼い頃からの僕の女性的な部分は変わっていないのかもしれないなあ。
2004.02.08
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破水した後は、あっと言うまであった。すぐに助産婦さんと先生が現れ、緊張感が一気に高まる。満月で出産ラッシュだった為、先生も助産婦さんもあちこちの病室を行ったり来たりしていたのだった。来たときはかなり慌てていた、ナースコールで僕が、「あの~、たぶん破水だと思うんですけど…バシャンって感じがしたので…」などと動転した受け答えをしていたからかもしれない。息子を担当してくれた助産婦さんは、今回が初の取り上げだという若い子で(出産後に知ったのだけどね)、かなり緊張しているのがありありとわかる。もちろん、ベテランの助産婦長さんが横についているので安心なのだが、何が起こるかわからないのが出産なのだということを僕はまもなく思い知らされたのだった。息子が出てきたとき、というか引っ張り出されてすぐにお母さんのお腹の上に乗せてあげるのが決まり事なのか、新人助産婦さんもそれを行ったのだけど、なんと僕の方から見ると、息子の首にへその緒が二重三重にゆるく巻き付いているではないか、しかも次の瞬間、無理にお腹の上に引っ張り上げようとした為に、そのへその緒がギュッと締めつけられたのだ。おいおい首がしまっちゃうじゃないか!と思った僕は、すぐさま、「へその緒が首に巻き付いてます!」と叫んだ。すると、間髪入れずに婦長さんがへその緒を目にも止まらぬスピードでくるくるくると巻きほどいてくれた。「ホンギャアーホンギャア」同時に息子の激しい鳴き声が、病室に鳴り響き、ホッとした空気が流れる。新人さんは、何度何度も「すいませんすいません」と謝っていたが、今度は急に泣き出し、「感動しました。私、初めて取り上げたんです!」と言っていた。おいおいと思ったが、まあ、今後彼女が同じ間違いを起こすことは絶対にあるまいと思い、許してあげることにした。でも、立ち会っていて良かったなあと思った瞬間でもあった。出産という非常時に、見守る沢山の目があって悪いことはないという典型だと思う。父親学級の最後に助産婦さんも言っていた。「出産が毎日の日常である我々が、つい見逃してしまうことを旦那さんが気づいて事なきを得たことって結構あるのです。立ち会い出産では旦那さんも戦力の一人ですからね」と…。臍帯血も無事に取り終わり、息子も沐浴をすませ、一段落したのは、朝の10時であった。ほぼ、陣痛から生まれるまで約8時間、初産なのにかなりの安産だったとみんなからは言われた。しかも、出口が裂けたりすることもなく、縫ったりもしなかったので、めちゃくちゃ早く退院もできた。助産婦さん曰く、「ここまでちゃんとラマーズ法やいきみ逃しってなかなかできないのよ。裂けなかったのはその証拠なのよ」とのことだった。でもうまく行く方が珍しくて二十人に一人ぐらいの割合なのだそうだ。妻を残し、一人帰宅した僕は、その夜豪勢に出前を取った。そして何か記念にと思い、領収書を頼んだ。「…あと、領収書お願いしますね」「は、はい、宛名は」「上でいいです」「わかりました」これが笑えるのだが、その領収書の宛名は「ウエデ様」になっていたのだった。深夜、たった一人の食卓で僕が大声で笑ったのは言うまでもない。嘘のようなホントの話である。
2004.02.07
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さて、そうこうしているうちにその日はやってきた。予定日より一週間も早かったので、あまり予期はしていなかったのだが、その日は満月! 満月の夜は出産がラッシュになるとある本で読んで知っていたので、もしかしたらとの気持ちはあった。夜中の1時頃、妻がお腹が痛いといいだす。さっそく用意しておいた紙とペンで間隔をメモといきたいところだったけど、実際はなぜかあわてて、新聞紙の隙間に数字を書き込んでいた。陣痛の間隔が早くなってきたので、病院に電話、同時にタクシーを呼ぶ! 配車センターの人に妊婦で陣痛がはじまった旨もちゃんと告げる。センターの人は。「わかりました!」とえらく意気込んでくれていた。実際、来てくれた運転手さんは充分、事情を把握していてくれて、丁寧かつ迅速に車を走らせてくれた。病院到着後、すぐに検診するもなぜか陣痛間隔が再び、ゆっくりになっていて、「今すぐにはないので、寝てください」そう言われ、病室で妻と添い寝していると、それから一時間ほどして、再び陣痛間隔が早まり、お産に突入するのだった。ベッドも分娩台に早変わり、そして僕は、妻の背中をさすったりヒイヒイフーのかけ声をかけたりと大忙し、そして例のいきみ戻しを行うことになった。これはテニスボールを妻のお尻と出口の間に押し当て強く押し返すというものだ。妻いわく、ものすごい力で体の中の内臓が全部外に引っ張り出されるような感覚が陣痛とともに襲ってくるから、それを押し戻して欲しいというのだ。最初、おっかなびっくりだった僕だけど、妻が「もっと強く!」「もっと!」と叫びだしたので、体の中にめり込むぐらいにテニスボールを押しつけるのだった。後で聞いたら、それぐらいでちょうどよかったそうで、最初はまじめに押してるのか!といきどおっていたぐらいだったという。そして、その時はやってきた。ベッドと妻の間にボールを入れて押していた僕の手の平全体にバシャンという何か水をぶっかけられたような感覚があったのだ。「これってもしかして破水?」そう思った僕は急ぎ先生を呼ぶ、案の定、それは破水というものであった…
2004.02.06
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『羊水検査』って、どういうものなのかと思ったら、お腹にズブリと注射器を突き刺し羊水をとるという、ものすごく原始的な検査なのだった。医師が超音波で赤ちゃんの位置を確認しながら、慎重に注射針を刺していく。きっとこの時、息子は驚いたことだろうなあ。検査の結果で、生まれてくる子のことがわかる。それもかなりの精度で、当然、性別だってハッキリする。この検査で、障害がないこと、そして男の子であることが判明した。ホッとしたのは事実だけど、実は、ものすごくショックだった。なぜなら、生まれてくる前は、女の子を望んでいたから。僕は父親との関係がこの年になってもぎくしゃくしている。それは幼少期から大学、就職にいたるまで、そのつど、いやと言うほど激突してきたからだ。僕の父親の教育方針は、力でねじ伏せることであった。ことあるごとにしつけは暴力がセットだった。また、「俺の金で暮らしてるんだから、俺の方針にしたがえ!」と言う主義で(実際にそれを何度も口にした)、息子に自分の思い通りの人生を歩ませようとした。そういう父親だったので、自分ももし男の子だったら、なにかと衝突が耐えなくて大変だろう、だから女の子がいい、というふうに考えるようになったのだった。(息子よごめんね)それに妻にそっくりな女の子だったら、どんなにカワイイだろう、そうも思っていた。でも妻は逆だった。女の子だと僕がべた惚れするだろうから、きっと自分は嫉妬すると思っていたらしい。僕と同じで、「あなたそっくりの男の子が欲しい」と言っていた。で、結果は男の子だったわけだけど(それも僕そっくりの)、今は僕だって、ものすごくカワイクテしかたがない。子育てというか、教育方針の話はまた書くけども、父から暴力をふるわれた子供は、自分が親になっても、その子供に暴力を振るう、暴力の連鎖が起こる、なんていうけどあれって僕の場合は、まったくのデタラメだと思ってる。さて新しく選んだ産院には、出産育児は夫婦の共同作業というポリシーがあった。父親も協力するのが当たり前という考え方だ。その一貫として父親学級なるものがあり、出産前にいろいろなことを勉強させられた。まず、妊娠のしくみから、胎児がお腹の中でどう成長していくか、それによる母体の変化を週別に学ぶ、これにより、今、妻が、まだ見ぬ息子が、どういう状況にあるのかを知ることができた。さらに妊婦がどんなに動きづらいかを、特殊スーツを自ら身につけて体感する。そして、これが一番の目的なのだが、陣痛から出産までの一連のシミュレーションをしながら、出産時の介護を学ぶのだ。陣痛間隔のメモの取り方、病院への連絡、入院準備品のカバンつめ、ラマーズ法などの呼吸法、そしてテニスボールを使っての「いきみ戻し」などなど。(すべて実際にとても役に立った…)中にはへえ~そんなことまで教えてもらうんだという人もいたが、(実際、二児の母である義理の妹はとても驚いていた)初産の僕らには知りすぎておいて悪いと言うことは何もなかった。この学級で一番ビックリしたのは、胎児が予定日が近づくと出口にむかって身体を徐々に動かして、ちゃんと自ら動いていくということだった。狭い産道を抜けるために、彼らはちゃーんといろいろ工夫をするのだ。これを知り出産は、子と母との偉大なる共同作業なのだと思った。そして、およばずながら父であるこの僕も、その共同作業に参加させてもらいたいと考えるようになったのだった。
2004.02.05
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さて、僕の友人が研修医だった時の話、産婦人科に若くて綺麗な患者が来ると、研修医仲間は色めき立ち用もないのに何人も見学に行くのだという。実際、それを楽しみにしてる連中もいるとのことで外来受付で美人を見かけると、あっという間にどこからともなく伝令がとんでくるらしい。彼は笑っていたけど、僕にはかなりの驚きだった。産婦人科の研修って、将来、婦人科や小児科を目指す医者だけがいくわけじゃないのだ。事実、僕の友人は内科医になった。またその友人は言っていた。「みんな、自分に嫁さんができたら、絶対、女医さんかお爺ちゃん先生に行かせるって言ってるよ」と。この言葉に全てが集約されてる気がする。このことを急に思い出した僕は、絶対に病院を変えると決意を固めたのだった。もちろん、そんな医師の卵ばかりじゃないとは思うけどそういう輩もいることはいるということを知っておいてもいいと思う。かくいう僕も、実は逆の立場を経験したことがある。ある事情で下半身をみてもらうことになったとき、(変な病気じゃないよ、念のため)看護婦さんの卵さんたちが、見学しに来たのだ。総勢七名ほどの若い女性の前で先生にパンツを脱がされ、大事な部分を晒された時の恥ずかしさは、僕の人生において二番目に最悪な時間であった。でも、こういうのって、嫌なら嫌だと主張すればいいのだそうだ。病院側も最近は患者の評判をかなり気にしているので、強く主張する患者には気をつかうらしい。「研修医にみられるのは、見せ物みたいでいやです!」そう妊婦が言っているのに、無視するような病院はやめた方がいいのだ。うちの妻は、そういうことを主張できるタイプじゃないので、自らが苦しんでしまったわけだけど、もっと早く気づいてあげれば良かったと後悔した僕であった。そうそう、それと決定的にその大学病院に不信感を抱いたのは、マーカ検査だった。妻は三〇歳を超えていたので、マーカ検査をやるのが普通だ的な説明をされ、何の疑問も持たずにこれを承諾してしまった。そして結果は『陽性』、染色体異常な子が生まれる可能性が、80%以上だと平然と言われた。(実際産まれた子には何の障害もなかった)初の妊娠でそれでなくても、情緒不安定な妻がショックを受けるのは当たり前だ。しかも、あまり詳しい説明もしてくれなかったのだ。僕は調べに調べた、そしてある教授の論文で、このマーカー検査の精度がいかに低いもので、妊婦を不安にさせるだけのものであり、最初から正確な数値のでる羊水検査を行ったほうがずっと有益であることを知ったのだ。素人の僕でさえ、調べればそれぐらいの知識を得れるのに、大学病院の医師は不安でいっぱいの妊婦にちゃんとした説明さえしない。きっとこの病院は、全てにおいてこうなのだろう。そう判断されたってしかたがない。結局、妻はお世話になることになった産院で羊水検査を受けたのだった。この時のお医者さんは、一時間近くも時間をとって詳しくマーカー検査と羊水検査の違いや数値の意味をちゃんと説明してくれた。「ご主人、よく調べられてますね」そう言って先生に誉められ、少し嬉しいぽんパパであったのだ。
2004.02.04
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結婚十年目にして初の妊娠に、僕ら夫婦は驚き慌ててしまった。それまで特に子供を作らないようにしてたわけでもなく、というか、自分で書くのもなんだけど、夫婦仲はすこぶるよく、ただ単に「きっとできにくいんだね」と納得していた。子供がいない分、甘えん坊のままでいられると、妻はいっていたし、僕もそれでいいと思っていたの。(ちなみに妻は僕より10歳近くも年下である)そんなところにきての突然の妊娠、主治医の女医さん(育児書を何冊も出されてるその筋では有名な方)にいざというときの為に、設備のそろった大病院系がよいとすすめられ、推薦状を書いてもらって、最初、近所の大学病院に妻は通っていた。主治医の先生のいる病院には、残念ながら産む設備がなかったのだ。ところが、そんな数ヶ月後のある日、妻が「もう、あの病院はいや、あそこでは産みたくない」と言い出したのだ。驚いてよくよく理由を聞いてみると、1.予約をしても数時間も待たされる2.なのに診察時間は数分3.初めての妊娠で不安なので、助産婦さんにいろいろ 相談したいのだけど、忙しく立ち働いていてとても 声がかけられない。4.診察室と廊下がカーテン一枚で気が気ではない5.婦人科全てをあつかっているので、待合室の雰囲気が殺気 だっていて怖い6.担当医がころころ変わる7.研修医が何人も見学していて見せ物にされているみたいで 耐えられないざっとこんな理由であった。正直、こんなに沢山不満要素があるんじゃ、とてもこんな病院じゃ産めないという気になるのも当然と、僕はすぐに行動に出た。一応、推薦状も書いていただいているので、例の女医さんに相談すると、「気にしないで病院変えなさい! 紹介状なんて、またいくらでも書いてあげるから。奥さんがここならと思うところにしてあげなさい」と言ってくれた。さらにその時に貴重なアドバイスをいただいた。「出産は母体が第一なの。他のことはその後考えればいい。どの病院がいいかは産む人によって千差万別よ。奥さんが安心してここでなら産みたい、産めるという気になる病院が一番いい病院なのよ」僕も確かにそうだと思った。ウチの妻の考え方は、いわゆる世間一般の人とは少しばかり違っている。箱入りでお嬢様育ちなので、あまり人を信用しないし、男性恐怖症気味のところも若干ある。なのに研修医の好奇な目に晒されたんじゃ精神的にまいってしまう。それに数時間もいらいらして待ってたら、胎教にだってよい訳がない。だいたい、更年期障害や癌の治療に来ているおばさんたちにしたって、女の幸せである出産を控えた妊婦をみるのは腹立たしかったり、情けなかったりするのは当然だ。どうして時間をわけるとか、場所をかえるとかしてあげないのだろう。両方の患者さんに失礼だと思う。こんなところにも国立病院の傲慢さを感じてしまう。実は僕には医者の友人が多い。学生時代からの付き合いになるのだけど、そんな彼らから、研修医時代の話もさんざん聞かされてきたので、妻の話を聞いて、ますます信用できない気になったのだった。長くなりすぎちゃったので、あしたまで続きます。
2004.02.03
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さて僕らは産院を選びに選んで、結局、とある有名産院たどり着くことができた。危うく産院ジプシーになるところだった。この産院のいいところは、陣痛室と分娩室が同じでしかも個室!詳しくいうと、陣痛室のベッドがいざとなると、何かの秘密基地のごとく、変形して分娩台に早変わりするというすぐれものだ。個室なので、もちろんパパも一緒にいれる。また、検診の時も完全予約制で、なんと待ち時間がほとんどない上に、待っている間はポケベルを持たせてくれて順番になり次第呼んでくれるので、安心なこと。検診室も全て個室で、しかもドアでしきられているのでプライベートが完璧なこと。そして、僕らにはこれが一番大切なポイントだったのだけど、ほとんどが女医さんで、しかもその先生を指名できることだった。こう書くと、なぜ女医さんなの? 男の先生だっていいじゃない?という反論がありそうだけど、このことはあとで、詳しく書くちもりなので、もうちょっと待っててください。まず、今日はそのさわりだけ…僕は元来、医者を信用していない。というか、そもそも『先生』と名のつく職業の人を頭ごなしに信用する人間を見ると必ず注意したくなってしまうのだ。だって、それってとても危険なことだから。医者だって、教師だって、政治家だって、弁護士だって、作家だって(これは趣旨が違うかな)悪い人間は沢山いる。周囲から先生、先生と呼ばれ続けている間に、『俺さまは偉いんだ』という勘違いをする人間もいるのだ。もちろん、中には清廉潔白な方々も沢山いるとは思うけど、悪者もいることは間違いない。だったら、どうすればいいの?答えは簡単、悪者を避け、本当の『先生』を見つける努力をするのだ。それには僕の経験上、まず徹底的にリサーチして、最終的には自分で判断するしかない。リサーチの時に重要なのは、自分と趣味趣向のあう人の意見を参考にすること。人間は千差万別、生きてきた過程だって違うのだから、これは当たり前、なのにクチコミを信じていったら、裏切られた的発言をよく見るけど、見当違いもはなはだしいと僕は思う。マスコミにいたとき、ここら辺のマーケティング理論はいやと言うほど叩き込まれたので、僕にはこういう考えがしみ込んでいるのかもしれない。でも、自分の安全を守りたければ、自分で努力しなければいけないと僕は思っている。残念ながら、日本ももうそういう国になりつつあるのだ。
2004.02.02
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『立ち会い出産』男の立場からすると、なんともドキッとする言葉だ。妻との愛を確かめられているようなそんな気すらしてくる。ちなみに僕は立ち会い出産を経験した。経験する前と後で、これだけ考え方が変わる体験も珍しいと思う。まず立ち会い出産っていうと、想像するのは、オマヌケなかっぽう着ルックでビデオカメラをまわしている男の姿、感激の涙を流し、若干宗教がかって「生命の誕生って素晴らしい」と叫ぶ、みたいなかんじだったけど、実際にはそんなことは、まったくなかった。どうしてこんなイメージがあるのかってよくよく考えてみたら、これって、テレビの影響なのだ。そういえば、テレビドラマで臨月の妊婦役の女優さんが、「う、うまれそう…」などとお腹をさすって崩れ落ち、次のシーンで病院で赤ちゃんの産声、看護士さんの「元気な男の子(女の子)ですよ」的なシーンを繰り返し見ていたから、出産ってそんな感じなのかって思っていたけど、あれは、とんでもない嘘だ。あんな簡単に生まれたら、誰も苦労しないよ!赤ちゃん誕生までには、本当に苦しい道のりがまっている。初産は最低だって10時間ぐらいかかるはずだ。立ち会い出産を経験した今の僕は、ドラマを見るたびに「こんな楽じゃないよね」と妻と共感しあえるのが嬉しい。実はたいしたことないように思えて、こういうところから夫婦の信頼関係って崩れてしまいそうだと思う。(旦那はあの苦しみがまるでわかってない! 私がどんなに苦しんだと思ってるの!)ってむかつかれても仕方がないのだ。仕方がないことだけど、出産経験のある女優さんとそうじゃない人では、演技にも(苦しみかたにも)雲泥の差がある。あたりまえか…まあ、これって、その人が自然分娩か帝王切開、もしくは無痛分娩でも違ってくるのだろうけどとにかく妻があれだけもがき苦しみ生まれてきた我が子をカワイイと思うのは当たり前なのだ。その妻が赤ん坊をかまうあまり、旦那がヤキモチを焼くなんて事があるそうだけど、それってまさに、共に産みの苦しみを経験していないからだと思う。子育てだけでなく、出産だって夫婦の共同作業だと僕は思う。少なくとも妻の子供に対する気持ちが、少しでも理解できるようにはなれるのだ。
2004.02.01
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