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2022.03.26
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カテゴリ: 長歌行 全49話


长歌行 The Long Ballad
第27話「無為」

皓都(コウト)は無事に永安(エイアン)公主・李楽嫣(リラクエン)を保護し、洛陽(ラクヨウ)府衙(ガ)で休ませた。
うなされる公主を心配し、思わず肩を揺すって声を掛けてしまう皓都、すると楽嫣が飛び起きる。
「(はっ)公主、失礼しました」
「小五(ショウゴ)は?…小五はどこ?!」
「手厚く埋葬させました」
楽嫣は自分と一緒にいたせいで小五が死んだと泣き崩れたが、皓都は小五の死に顔が笑っていたと安心させた。
そこで楽嫣は小五を送り出すため、皓都に明日、付き添って欲しいと頼む。
皓都は自分が怖くないのかと驚いたが、楽嫣にはもはや怖いものなどなかった。
安堵した皓都はふと思い出し、以前、弘義(コウギ)宮で落とした平安符を懐から出す。
「これが私を導いてくれた…今後も公主を守ってくれるようお返しします」
しかし楽嫣は少しでも役に立つならと改めて皓都に贈った。

その頃、李長歌(リチャングァ)は司徒郎郎(シトロウロウ)たちと流雲観(リュウウンカン)にいた。
ここでは流民たちを保護し、面倒を見ている。
流雲観には3つの敷地があり、右は薬房、向かいが孫(ソン)真人の診察室、正面が観主の居所だった。
長歌はその裏にある弟子たちの居所に案内され、部屋なら有り余っているので自由に選んで構わないという。
付近を見回しながら歩く長歌、その時、″無為″という掛け軸が目に止まった。
その部屋は静室と呼ばれ、観主が静修する部屋だという。
「この部屋にします」

李楽嫣は皓都を連れて小五の供養に出かけた。
墓石には″義弟小五の墓″と彫られ、墓前には約束通り食べきれないほどの白米が並んでいる。
すると皓都は小五の形見となる腕輪を渡した。
楽嫣は小五のような悲劇が2度と起こらないよう、唐の民が戦火に巻き込まれず、飢えや寒さに苦しまない太平の世が来ることを願う。
「小五…阿姐(アージェ)が代わりに食べるわね?こんなにあるから飢えも心配ないわ」
楽嫣は白米をひとつかみ口に入れ、小五との日々を思い出して涙した。

皓都は長安から到着した侍女・安柔(アンジュウ)に公主の世話を任せ、巡回していた。
すると夜更けというのに衙門に早馬が到着する。
皇帝の親書を受け取った皓都は急いで公主の部屋に駆けつけたが、人の気配はなかった。
そこで親書だけ置いて帰ろうと部屋に入った時、ちょうど湯あみを終えたばかりの公主とかち合ってしまう。
「お許しを…まさか公主が…その~出直します!」
「待って、緊急なのでしょう?」
楽嫣は弟が父の代理で洛陽諸県を慰撫に来ると知り、自分がお目つけ役になると決めた。
これまでのか弱い公主から一転、皓都は公主がすっかり変わったと目を丸くする。
どうやら放浪の旅で禍福を経た楽嫣は立派な公主に成長していた。
「以前の私は表面ばかり見ていた、でも人を理解するには心を知らないと…
 冷たそうに見えても善人もいるのね」

長歌は司徒郎郎から言われた通り、なかなか剣法を習得できずにいた。
「…何が違うの?」
行き詰まった長歌はふと公孫恒(コウソンコウ)の言葉を思い出し、自分の信念とは何かと思い悩む。
一方、羅十八(ラジュウハチ)は長歌を探す道すがら、偶然、阿詩勒隼(アシラシュン)と再会していた。
そこで秦(シン)老たちに暗号で連絡し、阿詩勒隼を連れて合流する。
緒風(ショフウ)は思いがけず刺史の敵と遭遇し激高、しかし秦老がひとまずなだめた。
「李都尉(トイ)の殉死を告知したのはお前か?」
「そうだ」
秦老は長歌を守るには最上の策だったと感心し、なぜ今になって探し回っているのかと訝しむ。
すると阿隼は言葉を選び、″友″だからだと答えた。
緒風は敵同士が友とは呆れたが、秦老は合点がいく。
わざわざ李都尉の殉死を告知して民の怒りを収めたり、弓の名手である特勤がなぜか李都尉に狙いを付けながら外していた。
「…変だと思っていたがようやく分かった、李都尉とは昔からの友ゆえ手を差し伸べたのだな」
秦老は感情的にならないよう緒風を諭し、今の目的は若主公を探すことだと言った。
「共に関所に入ろう」



皇太子・李承乾(リショウケン)が洛陽に到着した。
しかし衙門に流民が押し寄せ、全く出入りができないと知らせが来る。
魏淑玉(ギシュクギョク)は安全のため道を変えると決めたが、皇太子が止めた。
「父上が余を遣わしたのは民の苦難を理解させるため、天下の民のために余が解決せねば
 世に知らしめるのだ、後継者はこの世の一級品であるとな」

洛陽府衙の前は飢えに苦しむ流民たちが集まり騒然としていた。
「余は唐の太子である!反抗するでない!」
通りで仁王立ちになった承乾は皇太子としての威厳を見せつけようとした。
すると流民を煽っていた黒幕の男たちが目をつけ、流民の怒りの矛先を皇太子に向ける。
慌てた淑玉は護衛たちと共に皇太子を守ったが、丸腰の民を傷つけることもできず、剣を抜くわけにいかなかった。
その時、黒幕の男が額に血糊を付け、官兵に襲われたと嘘をつく。
流民たちはさらに興奮し騒ぎが拡大、収拾がつかなくなった。

楽嫣は皇太子が洛陽に到着するも府衙に入ることができないと知った。
そこで自ら衙門に立ち、流民たちに食事や寝床も用意すると伝えて協力を訴える。
流民は公主の言葉で落ち着いたが、その時、楽嫣は額から血を流している男に気づいた。
「止血しないと傷が化膿するわ」
楽嫣は薬を塗ってやろうとしたが、なぜか男は怒って逃げ出そうとする。
すると皓都は咄嗟に男を捕まえ、血を拭った。
「…負傷を装い民を煽ったな?目的はなんだ?」
楽嫣は飢えているだけだとなだめて解放させると、皓都はこんな男まで気遣う公主が流民を見捨てるはずないという。
こうして立派に騒ぎを収めた楽嫣、実はその黒幕が官兵を襲って食糧を奪っていた男たちだとは気づかなかった。

淑玉は公主の元気な姿を見て心から喜んだ。
「ずっと探していたんだぞ?国境中、探しても見つけられなかった…私が悪いのだ、すまなかった」
「淑玉哥哥のせいじゃないわ、それに私なら無事でしょう?」
楽嫣は多くのことを経験したと話し、放浪しなければ生涯、風雪も知らぬままの金糸雀(カナリア)だったという。
「これからは2度と苦労はさせないよ」
淑玉の言葉に胸を躍らせる楽嫣、そこへ侍女がやって来た。
「公主殿下、そろそろ太子のところへ…」
楽嫣は淑玉の手を借りて階段を降りると、その様子を皓都が寂しそうに見ていた。

承乾は視察に出かけるのが嫌で高熱が出たと嘘をついた。
しかし姉にあっけなく見破られ、皇太子が仮病で隠れることなど許されないと叱られてしまう。
楽嫣はいつか独り立ちしなければならないと諭し、自分がはぐれている間の経験を話して聞かせた。
「…皇族は民に養われている以上、民の人生に責任を持つべきよ、阿弟?儲君(チョクン)の意味が分かる?
 ″儲″とは蓄えておくという意味、″君″は尊い天下の首…」
すると承乾はいつの間にか姉の腕の中で眠っていた。

淑玉は公主を見つけてくれた皓都に感謝した。
しかし皓都が長歌に執着していなければ公主を見失うことはなかったと釘を刺す。
「執念に駆られると己を見失うぞ」
皓都は内心穏やかでなかったが、言い返す言葉がなかった。

一方、長歌は飲まず食わずで部屋に閉じこもり、壁の書を眺めていた。
話を聞いた司徒は様子を見に行くことにしたが、そこへ観主・静澹(セイタン)真人が現れる。
「私が話してみましょう」
観主は静室を訪ね、微動だにせず掛け軸を見ている長歌に声を掛けた。
「何か悟りましたか?」
「…幼い頃から師に学び諸子百家に触れるも、道家の教えは嫌いでした
 身を守るために戦い、天命と争っても道を切り開く…長年そう信じて来たのです
 しかし間違いだと気づきました
 戦わなければ弟のような大切な人は死なずに済んだのでは?
 父のように優しかった人は首を献上しなくても良かったのでは?
 私に娘を託した老将軍は危険に身をさらす必要などなかったのでは?
 そして友の家族まで私のせいで死んでしまった
 ある先達が亡くなる前に語ったのです、自分の信念を探せと…」
長歌はようやく″無為″の意味が分かったと言った。
すると観主は悟りを開くことができたのなら、この部屋も役目を果たしたという。
長歌は今さら悟ったところで死者は生き返らないと涙したが、観主は悟りこそ貴重だとなだめた。
今の洛陽は流民が増え続け、この流雲観も救済で忙しい。
「私と孫真人を手伝ってもらえる?…信念とは結局、人に帰するもの、世の美しさを見るべきね
 過去にとらわれても煩悩が増すだけです」

観主が静室を出ると回廊に司徒がいた。
中庭では孫真人がお茶を用意して観主を待っている。
「あの所作からただ者ではないと察したはず…正体を尋ねようとは思わんのか?」
「…流雲観は″来る者拒まず去る者追わず″です
 懐かしいですね、私もあの頃は自分が天下一賢いと思っていました」
孫真人は長歌と観主には縁があるようだと笑ったが、観主は孫真人こそ縁が深いようだとやり返した。
「ところで明日はここより流民が集まる南山へ行ってみませんか?」

悟りを得た長歌はようやく食事に手をつけ、初めて窓から景色を眺めた。

阿碧(アヘキ)は安堵し、観主がここを故郷と思って留まればいいと言っていたと伝える。
「…そうね、お世話になるわ」
「良かった!私とあなたの他に田静(デンセイ)と柳児(リュウジ)も年が近いのよ?これでにぎやかになるわ!
 私は王氏阿碧、あなたは?」
「私は姓がないの…阿離(アリ)よ」

つづく


( ๑≧ꇴ≦)ここでまさかの阿離!
太子の登場で急激に視聴意欲が落ちている…w
まあ〜他にも理由はあるのですが…ゴニョゴニョ





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最終更新日  2022.03.26 22:50:36
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