ぼちぼちいこか(^_^)☆

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2007年11月01日
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カテゴリ: 幼稚園について
なんだかゆっくり日記を更新する間がなくて、気がつけば2ヶ月以上も更新してませんでした。

前回は10月にあった運動会の前日で日記が終わってしまっています(汗)

自分自身の記憶自体かなり怪しくなっていますが、良い運動会を迎えられたので
記録として残しておきます・・・。


運動会前日より私の姉が翌日の運動会に備えて夜8時過ぎに泊まりに来ていました。
大好きなおばちゃんが来てくれたということで、興奮状態の息子。
「おばちゃんと一緒に寝たい~」と言っていたのですが、姉が風邪気味のため
姉とは別の部屋で寝ることになったのですが、息子はずーっと姉としゃべったりしていた為
布団に入ったのは夜10時半過ぎ!!!(いつもは9時過ぎに就寝なのですが・・・)

落ち着いたら眠気もでてきたのか布団に入ればあっさり眠った息子でした。

で、母である私も翌朝5時おきで大人4人と子供1人ぶんのお弁当作り(しかも息子リクエストで空揚げ!!)を控えてるために息子と一緒に就寝。

朝からお弁当作りをしていると、
夜遅かったにもかかわらず、息子も6時半過ぎには一人で起きてきていました。
彼は、行事のとき(遠足、運動会など、あとは休日には)は必ず早起きです。

私も7時過ぎにはお弁当を作り終え、軽く後片付けもして
7時半には自宅を出発して運動会の会場へ☆(園庭では小さいので近くの学校の校庭をかりて行われます)

前日の担任の先生からTELがあり、「息子くんと組み体操を組むお友達が
どうしてもおうちの用事で欠席をしなくてはいけないのですが、息子くんにどう伝えたらよいでしょうか??」との相談を受けていた私。

いくら誤魔化したとしても当日そのお友達Y君がいないのがわかれば、その場で不安に襲われパニックになるだろうし・・・。と思い、「先生には対処法を考えて明日お伝えします」と伝え、電話を切って息子と向き合った。

お友達Y君がどうして運動会を休まなければならないのかをちゃんと説明した上で
納得させる方法をとった。
勿論(^^;)息子は「嫌だ~。一生懸命一緒に練習してきたのにぃ!!!Y君がお休みなんて悲しいぃぃぃ~」と大泣き。
「Y君に来て欲しい!!!!」とたびたび泣きながら訴えてくる。

こうなると、先ほどまでの平穏な家庭内の空気は一気に崩れる・・・。
このことがなければ、穏やかに運動会前日を迎えられたのに・・・という気持ちが私の心のすみにあるけど、もう打ち明けてしまった話は元にはもどせない・・・。

ので、ひたすら息子と向き合うしかないのです・・・。

不安にかられて息子も何度も「Y君来るよね」と聞いてくるたびに「ダメ」というのも
どうかな???と思ったので
(だって息子も本当のところY君が来られないのは理解できている訳で、不安感が強くて何度も確認してくるだけだというのは解っていたので・・・)
息子と相談してある方法を思いついた!!!

それは、そのクラスの集合写真を息子と一緒に見て、Y君がどの子なのかを教えてもらい
その子に似せた小さい紙人形を「運動会がんばろうのお守り」作った。
そして、息子に

「Y君も本当は運動会に出たかったと思うよ。でもね、どうしても〇〇〇(内容は伏せますね)の必要があって頑張ってるんだよ。だから、ひろも このお人形をお守りだと思って頑張ろうね。このY君お人形もきっと応援してくれているよ。Y君は一緒にでられないけど、このお人形をY君だと思って一緒に頑張ろうね」

と話ました。

あと、やはり個人情報の世の中だし、勝手によそのお子さんの名前をつけたお人形を大っぴらに持って行かせるのはためらわれたので、息子には

「これはお守りだよ。Y君人形だというのはお母さんとひろだけの秘密だよ。先生にも内緒だよ~」と言い聞かせました。
(先生にはこの経過はすべて伝えたのですが、他のお友達の前で「このお人形Y君だよ」と言いそうになったら止めてもらえるようにも伝えました。息子もお守りとして大事に体操ズボンのポケットに入れるだけで1日を過ごせたようです)

「お守り人形と一緒だ」ということだけで、気持ちが落ち着いたようでした。

そんな息子を集合場所まで連れて行き、いよいよ運動会が始まりました。

毎年運動会は最初に開会式があり、その後年長さんのパレードから始まります。
年長さんは早めに集合して、パレードの軽く予行練習をやります。
いつもの園庭よりもずっーと広い運動場での初めての場所確認を各自するわけです。
その時の様子が結構落ち着きがなく、ハラハラしてみていたのですが
本番はものすごく落ち着いて演技していてびっくりした私達大人でした!!

開会式も去年はものすごく悪目立ちしてたんですが(加配の先生横付きで)
今年は加配の先生は息子の列の後ろに待機していただいているだけで
開会式の間のお並びも体操もすごく落ち着いていました。
息子は並んで人の(園長先生の)話を聞くのが苦手なのですが
(多分、他の刺激もおおくて話に耳を傾けることが難しいし、そんな中で話を理解するのはもっと難しいのですぐに飽きて動きだすことが多かったのですが・・・)
自分の場所でちゃんと話を聞くことができていました!

お歌も体操もふざけることなく、その場を離れることなく元気一杯にこなしていて
もう母はここで(まだ始まったばっかりなのに)泣きそうでした(><)

だって、去年はふざける、逃走する、歌も体操も「????」で半分先生に腕を捕まれている状態で、ほとんどの種目でも補助の先生の手を必要としてたので・・・。

今年は自分の力で頑張っている!頑張れている!と思うと、もう涙涙でした。

そして、パレード。
運動場での朝の練習で不安がよぎりましたが、これもものすごく立派にできていました!
大勢のお友達の中に混じって、言葉が適切ではないと思うのですが
本当に年長さんの中の一人として、普通にやれていました。
振り付けも、隊列の移動もできていました。
最後のキメのポーズもちゃんと音楽にあわせて、親ばかですがすごくすごく格好よかったです。

その後も色々と競技をこなし、午前最後は年長児の組み立て体操でした。

最初は横一列に前から順に「やーっ」と叫び片腕を上げて自分の位置まで走っていくのですがちゃんと順番を守り、横のお友達を自分で確認して自分の場所まで走っていきました。
一人でやるポーズは、低緊張のため不完全なポーズも多かったですが
できるだけ教えてもらったポーズを守ろうと頑張っていました。

二人組、三人組、最後の六人組も頑張り、土台になったり、一番上になったりしながらがんばっていました。

最後もみんな「やーっ」と大きな声を出しながら、走って退場門まで行くのですが
最初みんなの声の大きさに驚き、耳をふさいでいましたが
ちゃんと立て直して、自分も大きな声で「やーっ」と言いながら走って退場できていました。

もうここまでで充分頑張った!!!と夫や姉と話しつつ、みんなでお弁当を囲みました。
途中から遅れて義兄(姉の旦那さん)も参加してくれました。
この時点で息子はもう疲れた顔をしていましたが、午後からは一番問題点が多く、最後まで解消されなかったリレーが控えていました。

リレーは午後最終の競技です。
息子が一番苦手な勝ち負けがハッキリしてしまう競技なので、私のほうももうかなり不安でした。
ただでさえ、ある一部の周囲の人からは
「息子くんと一緒にクラスなのは ”はずれ”だった」と思われている節もあるし
「息子くんがいるから、うちのクラスが勝つのは無理だ。あの子がいなければねぇ・・・」という雰囲気もあるので、
親としても精神力を保つのは結構大変だったりするので、私もこういうのはかなり気をしっかりもたないと・・・と気構えてしまう部分があります。

息子自体も午前の頑張りから、もう集中力が切れ始めているし・・・。
見たいような見たくないようなリレーが始まりました。

まずは女の子チームからでした。
4クラス対抗のリレーです。

見たくない・・・と思いつつ、リレーって親もすごく盛り上がってしまいました。
こけてしまう子がいたり、バトンを落としてしまう子がいたり、すごく競り合う場面もあったり・・・。
女の子チームは息子のクラスが優勝しました。

優勝トロフィーは運動会後に教室に飾ることになっているのですが、
実は息子はトロフィーを自分のクラスに置きたいといっていたので
「あ~これで男の子チームが負けちゃっても、一つだけでもクラスに優勝トロフィーがもらえてよかった~」とホッとしました。

その後ドキドキの男の子チームが始まりました。
息子はリレーの後半部分で走ります。
息子のクラスは3位からスタートしました。

前半部分、ずーっと3位キープだったので、応援しつつも
「う~ん。よくて3位かなぁ・・・3位でもとにかくふざけずに、怒り出してバトン投げたり、コースアウトせずに とにかく走って!!!!!」と祈る気持ちで見ていました。

息子が走る二人前くらいに 運動が得意な男の子がすごいスピードで走り、
3位から2位に浮上してきました。
もう、私も勿論周りの親御さん達も すごい盛り上がりでした。
2位をキープしつつ、息子の順番に!!!!!

前の男の子のバトンを受け取って、ものすごく必死の形相で息子がスタートラインから
飛び出していく姿が見えました。
いつものふざけたり、怒ったりする様子は全くなく、受け取ったバトンを持って
声援を受けて、本当に一生懸命走っていました。
あんなに必死に目的に向かった走る息子をみたのは初めてかもしれません(TT)

2位をキープしたまま、次の走者にバトンを渡しました。

そして、その後 息子のクラスはぐんぐんスピードを上げて 
1位でゴールしました(T0T)

本当に本当に嬉しかったです。
息子の頑張りが勿論一番嬉しかったのですが、
それと同時に(正直なところ、私の心のダークな部分ですが)
息子をはずれ扱いした人たちを見返せたような気持ちにもなりました。

大人たちはどう思おうと、
子供達は本当に支えあって、息子を仲間の一人として受け入れ
協力しあってくれているんだと思いました。

表彰式では、息子のクラスの子供達どの子もキラキラと輝いて見えました。
普段のリレー練習での息子の様子を一番みているクラスのお友達たちは
「ひろくん がんばったね!!」と息子に声をかけてくれる子や
息子の肩をたたきながら 一緒に「やったー!!!!」と喜んでくれる子。

正直、息子に関わる大人たちは自分も含めて「優勝」できるなんて思ってなかったんです。
だって、自閉症の息子がメンバーに入ってるんだから、
母親の私だって「とにかく周りに迷惑をかけないように・・・」ということだけを思っていました。
「負けても仕方ない、一生懸命やりさえすれば・・・」と。

どこかで私自身の中にも「あきらめ」の気持ちがあったのです。

それを子供達は リレーで力をあわせて優勝してくれました。
本当に大人には無いパワーを子供達はもっているんだなと思いました。
自閉症の我が子であっても・・・。

色々な意味で自分自身も振り返る意味の大きかった運動会でした。
そして、この1年の息子の成長を感じることができました。





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最終更新日  2007年12月10日 14時38分27秒
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