ぼちぼちいこか(^_^)☆

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2012年01月23日
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さきほど、検索していたところ、MSNニュースである事件判決についての記事を読みました。

あまり明るいことをかけないとおもうので、あとで削除するかもしれません。
読みたくないと思われる方は読まないでください。

発達障害と診断された 母親が4歳の息子さんを殺害してしまった事件の判決についての記事でした。
共感してはいけないと思いますが、このお母さんの心情や夫であり、子の父である家族の証言など、すごく共感してしまいました。

1歳半で診断を受けて、子供の成長を考えて保育園に入園させたお母さん、保育園に入園させるには仕事に就かないといけないということで、パートに出たお母さん。
生来、真面目な性格だったとのこと。

おそらく、「きっと良くなる。成長する」と思って、頑張ってきたんだろうなと思う。
旦那さんがサービス業で仕事が大変で、帰宅が遅くても、自分で頑張ろうと思ってたんだと思う。

うちも仕事柄、帰宅が遅いし、平日は会話もほとんどない状態なのでやっているので、その大変さがよくわかる。

もちろん、外で働いている夫も 外では嫌なこともたくさんあるだろうし、我慢もいっぱいしてると思う。帰宅して、荒れた家の中をみるのも嫌だと思うし、仕事の大変さは本当に理解しているつもり・・・(夫はどう感じているかはわからないけど)

しかし、こちらも毎日、毎日、色んなことにぶち当たったり、嫌なことに遭遇する。
しかも、その嫌なことの理由や原因は、わが子だったりするのだから、
本当に辛い・・・。

躾をきちんとしなくちゃ、とか、生活リズムを整えなきゃとか、どうしたら少しでも成長するのか?
はたまた、どうしてできないのか? どうして通じないのか?・・・と

相手がわが子ゆえの辛さがある・・・。

外にでれば、同じ年ごろの子供たちが親とほほえましいやり取りをしているのをみたりすると、胸をしめつけられる想いがする・・・。

うちは多動が激しかったので、カルガモ親子のように私の後ろについてきてもくれなかった。
ちゃんと母親として認識しているのかどうかも幼児期は怪しかった。

多分、彼にとっては「自分のやりたいことを制限する人」くらいな感覚だったのでは?と今でも思っている。

一般的には、0~2歳くらいまでの間に、子供は母親との間に愛情を形成するらしいと聞いたことがある。
子供が母親を求める姿をみて、母親のほうも子供に深い愛情を重ねていくらしい。

しかし、発達障害を持つ子は、この作業が難しいらしく、母親自身も子供に必要とされている感覚をもてないまま子育てをすることになるらしい・・・。

確かに、私と息子の間もそうだと思う。
「こっちおいで~」と両手を広げて待っていても、息子は私の方を一瞥もせずに
解き放たれた犬のように ダーっと明後日の方向へ走って行った。

それでも、周囲は、「男の子ってそんなもんよ」と言っていたので、子育て初経験の私もそんなもんか・・・。まぁとりあえず元気だし・・・と思っていた。

専業主婦ということもあり、そんな息子に「成長に良い」と言われることは色々と挑戦した。

色々話しかけもしたし(周りから一人っ子だし、お母さんと二人の時間が長いからわがままで落ち着きがないと言われていた)、彼の行動に根気よく付き合いもしたし、同じ年ごろの子と接しられるように遊び場につれていったり、幼児教室にも入れた。
読み聞かせもした。

ただ、元気が良い子・・・。好奇心旺盛な子・・・。そう思っていた。

でもその一方で、いつもいつも不安だった。この子は私のことをどう認識しているんだろう?と・・・。

でも、子育て初めてだし、近いところで子育てしている人をみることもなかったので
(うちは夫が一人っ子で、姉夫婦には子供がいないので)
「大丈夫。きっと、いつか・・・」と思っていたし、まだ若かったので、なんとかなっていたのだと思う。

でも、振り返ってみると、1歳過ぎて歩き始めた頃~2歳くらいまでは本当にだった。

一番大変だったことは、押入れの中身の全出しとテーブルの上にのって飛び降りること。
テーブルには上がれないように、ダイニングの椅子を撤去したりもしたのですが、押入れだけはちょっと目を離したすきにやられる。制止すると泣き叫ぶ・・・。
の繰り返しには、精神的にやられました。

泣いて、夫に電話したこと多数。一度、やりたいだけやらしてみたら・・・と夫が言うので放置したら、帰宅した夫も「ここまでやるか?」と驚いていた。

外でも家でも息が抜けない毎日。
外では手を放すと行方不明。一度は、自宅前まで帰ってきてるのに鍵開け中に逃走・・・。
言葉で制止はきかず(多分2歳過ぎのころ)、笑いながら逃走・・・。
当時は、走るのが早く大人も追いつけないスピードで走るので、一瞬で行方不明(今は超走るの遅いのですが、この頃の脚力を生かして育てていれば、運動神経がよくなったかも?(笑)

今もですが、その頃も主人は多忙でした。
平日は、ほとんど会話する時間もないし、休日もとれない時もまぁまぁあったり、
また、そんな状態なので 休日は寝てることも多かったりもしました。

当時は、休日、一人で外遊びさせながら、泣きそうになったことも何度もあります。
(今は、夫は家族最優先の休日にと・・・頑張ってくれています。(感謝))
だって、子供と遊ぶというよりも、ひたすら監視・・・という感じで寂しかったのです。

子育てに不安はあるものの、検診には一度もひっかかることもなく、
言葉も意思の疎通の不安定さはあるものの、まぁ大丈夫だったし(当時は比較的無口だった息子)、教えていない平仮名をかってに覚えていたり、興味のあるものには集中力もあったし、
まぁ集団に入れば落ち着くだろう・・・と思っていた毎日でした。

そんな生活が一変したのは、幼稚園の出願でした。

出願した幼稚園は、自宅近くにあり、地元小に進む子の大半がその幼稚園出身でした。
園庭開放にもマメに参加していて(今思えば、これで判定されただと思いますが)
なんの疑問も持たずに、3年保育に入れるつもりでした。

出願時、他のお母さん達とズラーっと出願の列に並び、自分の順番が来たとき
大勢の人の前で「お宅のお子さんはちょっとお預かりできないと思うんですよ」と言われ
出願を拒否されたのでした。

晴天の霹靂でした。
多少、不安があったので、その園の先生には相談もしていて「大丈夫でしょうか?」と聞いていて「最初は、みんなはじめてだから大丈夫ですよ」とも言ってもらえていたのに・・・。と・・・。

多分、状況は違うでしょうが、
このニュースのお母さんも「入園を拒否された」こともあり、精神的にバランスを崩した・・・と書かれていました。

本当にね・・・。その子にとって、初めての社会・・・となる(と思っている親にとって)
入園拒否は結構堪えるんです。

世間から拒絶されたと思ってしまうんですよ。性格が真面目なほどに・・・。
多分、幼稚園入園を目標に、頑張ってきたんじゃないかな・・・と。

旦那さんも、奥さんの心情を思いやりながら、どうしてよいのかわからなかったんだと思うんです。
自分もそうなんだけど、周囲から「弱い」「そんなんじゃダメだ」「強くなれ」「母親でしょ」「負けるな」って言葉を嫌ほど聞かされる。
欲しいのはそんな言葉じゃないし、欲しいのは言葉じゃなくて、助けてくれる手なんだけど、
この「手」を手に入れるのが最も難しい。

夫は忙しくして、家族のために朝から晩まで働いてくれているのを理解すればするほど、頼りにくくなるし、夫を頼りにすると自分が母親として失格者のように感じてしまう。

もうね。ほんと。追い詰められる。

頼って良いと夫が言ってくれれば、くれるほど、なんか自分が情けなくなったりもする。

だったら・・・いっそ・・・って気持ち・・・。
4歳でもそうだったのかもしれないけど、頑張る先が見えなくなること、10歳過ぎても正直ある・・・。

今でも世間に受け入れられてる感じを持てないことが多い。

去年まで一応支援級に在籍していたので、周囲には知られているかもしれないけど、一応、今後の息子の人生を考えて、うちは障害を非公開にしています。

学校入学時も、障害の有無を非公開にするという約束で支援級に入れましたが、これもなかなか守られていません(涙)

障害の告知については、色々な意見があると思いますが、我が家は本人が周囲に知ってほしいと思うまで、あえて親が本人の意思を無視しての告知はしないでおこうと思っているので、何人かの親しい人(私が友達と思える人は学区には、いないので地域では非公開になります)にだけ、息子の障害を伝えています。

それは、やっぱり、「障害ありき」で話が進んでしまうのが嫌だからなのです。

理想論はいくらでも言える。でも、現実はそんなに甘くないのも、この10年身に染みています。
とくにPDDとか高機能自閉症の部類は、受け入れてもらうのが本当に難しいです。

「あの子変・・・」それで終わり。

わたしも息子も 本当に苦しい日々を生きています。
昔も、今も。

いつか明るい光に出会えるかも・・・という希望を抱いて、毎日を生きています。

4歳でわが子の命を絶ってしまったお母さん。
許されることではないし、彼女自身、自分を許してはいないと思うし、これから先も今まで以上に苦しみ続けるのだと思う。
でも、助けを求めたいのに、求められない人もいるんだと思う。

実際、簡単にSOSを出せない現実がある。

どうしたら良いのかわからないけど、そういう現実があるということを知ってもらいたいと思う。

亡くなった男の子のご冥福をお祈りします。

辛いし、批判もあるかもしれないけど、同じ母親という立場から、
お母さんも自分を取り戻して、今まで以上の苦しみの中で、償う・・・というか
上手くいえないけど、光を見出してくれればよいなぁと思います。

というか、自分もしっかりしないといけないんだけど・・・。

今回のニュースをみて、思いっきり自分の過去を振り返って、トレースしてしまいました。

上手く表現できませんが、本当に、みんなが幸せになる方法ってないんだろうか・・・
色々考えてしまいます。





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最終更新日  2012年01月24日 02時36分48秒
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