日々、是、ざつぶん

日々、是、ざつぶん

June 2, 2022
XML
カテゴリ: 番組視聴感想

​​​​​​​​​​ 第00弾 ​ から読む
第13弾 ​ へ戻る

と、いうことで(?)
先々週は(いつの間にか)「 シン・ウルトラマン 」、先週は「 大河への道 」と、2本の映画を見てきたはやせです。ちなみに、今週か来週には「 ハケンアニメ 」を見に行きたいと思っておりますです(予定は未定)。​​​

シン・ウルトラマンの感想も書きかけのまんま 塩漬け にしている状態なんですが()、はやせ的にはこっちをまず書き上げないとマズいよなぁ、ということで、 CHEF-1グランプリ 2022 エリア予選感想の第3弾です。​

今回は、前半3地域の中でも 山場 と言っても良いかもしれない、 九州・沖縄エリア です。
何しろ、今大会の(はやせ的) 優勝候補最有力者 を有する地域ですから!(わくわく

思えば、食の分野における各種統計上、 福岡 は、北海道(札幌)の追随をいつもわずかに躱して先を行く、(こちら側からの、ほぼ一方的な)ライバル地域です(ぉ)。また、観光産業における最大のライバルは 沖縄 で、 ケンミンショー でも何かと比較されがちな地域でもあります。

はやせにとっては、(地元 北海道・東北エリア は別格として)大変注目度の高い地区ということで、テンションも若干高めであります(映画鑑賞でだいぶストレスも解消されたしっ)

ということで、さっそく TVer へGO!​
(未見の方は、例によってネタバレ記載になりますので、嫌な方は先にご覧くだされ)







オープニングの料理人さんたちの紹介の仕方が、少し変わりましたかね?
初回の 中国・四国エリア は全員、都道府県名+料理ジャンル+氏名、で全員統一されていたと思うんですけど、第2弾から少しずつ、それ以外の本人の 属性 の説明が付き始め、​​今回はそれがもう少し多くなった印象です。うむ。制作陣として「この人に注目して欲しい」という多少の贔屓は、まぁ、あっても構わないかな(何しろ、平等に紹介するにはあまりにも 尺が足りなすぎる )。

この時点で、最年少& 現役高校生 という 大分県 代表の 小田汰征 さんには、注目せざるを得なくなりました。​

会場は、 中村調理製菓専門学校 。​
学校の 設立理念 沿革 を紹介したページを、公式サイトではなかなか見つけられなくて、その代わりに特別講師陣のリスト(豪華!!)と、てつ校長こと 中村哲 校長のblogのほうをちょこっとだけ拝見しました。​​

で。
その校長せんせーのblogの中に、一つ、感銘を受けた言葉がありまして……。​​​

本来ならば、豊かな生活をしている方が優れた料理人が生れそうですが、実際は ハングリー な精神​ を持った人の方が優れた料理人になることが多いのです。

豊かな時代にどうやって優れた料理人を育てるか、これは難しい問題です。

blog・​ てつ校長​のひとり言 ​ 2022年4月26日記事 より引用

九州内で、優れた料理人を最も多く輩出している県は?という問いの答えとして、 鹿児島県 を挙げた際の、理由として取り上げられた文章です(実際はもうちょっとだけ長いので、興味のある方はblogへどうぞ)。

必要は発明の母 」という言葉もありますが、​豊かな世界にいると、その満ち足りた(=すでに完成された)世界にさらに何かを足したり、工夫を加えたりするという 動機 がそもそも生まれないと思うんですよ。

ハングリー精神のハングリーって、原義は「 ​空腹​ 」であって、その何かが足りない、満たされないものをがむしゃらに獲たい、というパワーのことを言うもので、さ。まず、「 自分に足りないもの、得たいと思うものは何か? 」を探せないことには、やっぱり、ハングリーな精神って培われないような気がするんだな。

そこへいくと、この大会(少なくても、前回大会)においては、辛口審査員が若手料理人たちの足りていない部分をバッサバッサと指摘して、​その「 ​伸びしろ​ 」の部分を引き出してくれたと思うんだ(まぁ……辛口すぎて 場の凍り付くような場面 も多少ありましたが)。

今のところ、エリア予選の方は審査員の方々の、参加者皆さまを褒めるコメントしか残してませんけど(というか、編集サイドがあえて、そういうコメントしか取り上げてないっぽくも見える)、サバイバルラウンドではやはり、審査員の方々の率直なコメントを期待したいところであります。

なーんてことを書きながら。
空腹 → 断食 → 仏教的な修行をする研修を受けてみる っていうのはどうだろう?みたいな連想妄想も同時に働いてしまうのが、はやせだ


若干回り道をしましたが続きましては今回の進行役と審査員の方々のご紹介。
MCは、 九州朝日放送 和田郁也 アナウンサー。
審査員は、会場となった中村調理製菓専門学校の 杉江洋 先生(西洋料理・講師)、​ 吉武広樹 オーナーシェフ( Restaurant Sola )、 吉本雅充 氏(雑誌『 ソワニエ+ 』を手掛ける)の3名。

さすがに、吉武シェフについては以前から知っていましたね。パリで開業した自らのお店で本場・フランス版の ミシュラン で一つ星をとったというニュースで。その後も、 RED U-35 RED EGG も取っていたり、『 なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか [ 本田直之 ] 』でも取り上げられた一人でもあったりと、何かと情報を得られやすい方だったりしました。

ただ、そんな吉武シェフをはじめ、これまではあまり審査員として表に立ってきたわけではない方々が、この大会では積極的に審査を行う立場で参加してくださっているのは…………やはり、我々の同世代には、自分たちより下の 若者世代に対する ​危機感​ があるからなんじゃないのかな、という思いがちょっとあります。


なかなかに、本編まで辿り着きませんでしたが( ​​)、そろそろ番組の感想の方へ参りますかね。


第7位は、大分県代表・ 小田汰征 さん(フレンチ・ 17歳 )。​
恐らく 番組制作サイドイチオシ (←相変わらず、見方が穿ちすぎ
の、現役高校生が見事、サバイバルラウンドへの切符を手にしましたよ!しかも、 県立高校の ​普通科​ とな!?アマチュアでも参加できるこの大会ならではの人ですね。個性としては申し分ないアドバンテージ。

作品名は、「 大分県産鰆と春菊のジェノベーゼ風 」。
ものすごーく奇をてらったもの、というタイプのお料理ではないかもしれませんが、繊細で丁寧な仕事を45分という短時間できっちりと仕上げてるなぁという印象を受けました。

間違いなく激戦区のこのエリアで、サバイバルラウンドまで残ったことだけでもスゴイことだと思うので、胸を借りて勉強をするつもりで挑んでいただければいいんじゃないかな、と思います。


第6位は、鹿児島県代表・ ​佐藤栄治​ さん(イタリアン・37歳)。​
2年連続で鹿児島県代表として出場され、今回は初のサバイバルラウンド進出です(まぁ、去年は枠が少なかったから……)。

経歴もなかなか個性的。まず、スタートが 自衛隊 !(ちょうど、 マツコの知らない世界 自衛隊メシ 特集​ をやってたのもあって、​そこで料理担当だったのかなぁと妄想)そこから料理学校で勉強し直し、就職先が 奄美大島 !!勤務するホテルを紹介したお写真が素敵すぎる……お外でパーティみたいな感じかしらん?

なお、はやせはご本人の ​Instagram も拝見しているんですが、自然豊かな場所でのびのび生活していらっしゃる様子なのが、​料理にも良い影響を与えていそうな感じに見えました。一生に一度は行ってみたい場所の一つだなぁ……奄美群島とか、屋久島あたりは。

作品名は、「 自然遺産・奄美大島の幸と香りを楽しむ黒いリゾット 」。​
まず、​ フレンチ勢が予選参加者の半分以上を占める本エリア ​において、堂々とした正統派のイタリアンで勝負され、見事に勝ち上がっていることだけでも意義深いんですが、奄美大島の恵みをふんだんに取り入れた、まさに、奄美で生活しているからこそ出来上がったお料理だなぁ、と(普段のはやせは、あまりにも説明チックな長いタイトルのお料理名ってあんまり好きじゃないんだけど、このチョイスされたワーヅ(複数形)はさすがにパワーに満ち溢れていて、インパクトが勝りました)。


第5位は、沖縄県代表・ 米次健太 さん(ジャンルレス・35歳)。
この方も、前回大会でも県代表に選ばれていた方ですね。実力者が順当に勝ち上がってきている印象です。

作品名は、「 日の丸 ~返還50年~ 」。
ああ、これはもう、ご本人しか作れない料理というだけじゃなくて、今年じゃないと作れない、沖縄という地域と歴史を背負って出場されているんだなぁという、 ​覚悟​ みたいなものを受け取りました。


第4位は、 ​熊本県​ 代表。 松田悠佑 さん(フレンチ・35歳)。
オーナーシェフとして地元でお店を経営されている方。という紹介をされた時の、ご自身の作品としてのお料理が写真で映し出されましたが、右側の(たぶん)ズッキーニを網目状に組んで提供するという技術・センスはインパクトがありますねぇ。

作品名は、「 くまもとあか牛のグリル アオサと雑節の冷や汁 」。
これはまた、独特なビジュアルのお料理ですねぇ。冷や汁がソース替わりなのか、それともスープのようなのか、というところを想像するのも楽しい。審査員の方々の評価も高いです。

経歴的には、 シングルファーザーである というところが番組チョイスか……(やっぱり、 ​​ ABC 家族推し ​​ なんだよなぁ……別に悪いわけじゃないんだけど)。


ここからは、上位ゾーン。
第3位は、いよいよ来ました。福岡県代表・ 大野尚斗 さん(フレンチ・32歳)。
また、超の付く個性的な経歴を持つ方がやってきたわぁ(世界 35か国 で料理……?)。スター候補生の 流星群 だよ、ホントw

作品名は、「 黄金穴子カツ 」​…………というテロップですが。
ご本人は、「 ​黄金穴子 カツ​​ 」と、おっしゃってないか?(

この 助詞の使い方 は結構重要だぞ?
テロップタイトルのままだと、黄金色の穴子カツなのか、それとも、「黄金穴子」というブランド穴子( 固有名詞 )があって、それを使ったカツなのか、という、 二通りの解釈 ができるんですよ!​ここんところをちゃんとご本人と詰めておくれよ……(こーゆー 雑な編集がある ところが全然直っていないところが、前回大会から引き続き ​信用ならない​ んだってば

ちなみに、その後に続くご本人の説明で、解釈は 完全に後者が正解 であることはわかりましたけど、ね
アナゴは普通に好きで、しかも、回転ずしでも煮アナゴよりは焼き(炙り)アナゴの方が好きな自分としては、このカツはものすごーく、食べたいですっっ(よ、よだれが……


第2位は、再び沖縄県代表・ 永吉盛晃 さん(フレンチ・33歳)。
なんと、沖縄県代表者お二人が、ともにサバイバルラウンドへ駒を進めましたよ!この方もオーナーシェフの方ですね。

作品名は、「 ジーマミ―豆腐とアサリのクラムチャウダー 月桃の香り 」。
……ご本人の発音は、やっぱり「 ジーマーミ 」に聞こえましたが……  アルバイトでも使っているのか、ここの編集職人は(Wikipediaでも、項目名としては ジーマーミ豆腐 が優先。発音や表記は、沖縄の中でもどの地方出身なのか、ということをも表現する大切なものなので、都会の人間の勝手な解釈・判断で書き換えないでおくれよ…… ​​。

こちらのお料理にも現れました。食材名としての 月桃 。​そこまで沖縄県民を魅了する香りって、どんなんなんだろ……テレビでは全く伝わらないのがもどかしい!!


第1位は……やっぱり強かったー!福岡県代表・ 山下泰史 さん(ジャンルレス・36歳)。
前回大会準優勝者にして、今大会も、どう考えても最も優勝に近い、最強の人。

作品名は、「 カリフラワートムヤムクン 」!!!。
こ、この、インスタ映えなんてくそくらえ!な、 究極に削ぎ落したビジュアル で、 トムヤムクン​ を名乗る、その味わいの深さを想像するだけで、 ​鳥肌が立つ​ ような作品です……やっぱ天才だ、この人。

ちなみに、会場となった中村調理製菓専門学校の外部講師陣が豪華だと最初に書きましたが、この講師陣の名前の中に、審査員の吉武シェフと、審査をされる側の山下シェフとが、 ともに入っている のですよ。山下シェフもまた、未来の料理人の卵たちを 教え導く立場の方 だったなぁ……と、色々と考えが広がりました。



放送時間はあと2分ほどありますが、いい加減もう木曜日なので( ​​)、ここいらで一度、 第一版 としてアップしておきます……九州・沖縄エリアは見ごたえがありましたので、2周目視聴もしてるかも。

ただ、次がいよいよ我らの 北海道・東北エリア なので……ま、また、執筆時間がとられるぅぅぅ!!(

今はとにかく、休みが欲しい

第15弾 ​ へ続く





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 9, 2022 06:50:40 AM
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

たすくっち

たすくっち

Archives

December , 2024
November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: